リャンのひとりごと

こりゃもう「卒煙日記」ではないでしょ・・・

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秋桜

秋桜(コスモス)

って聞いて、何を思い出しますか?



いきなりの質問に、さぞ驚かれてるでしょう

まぁキッカケは、今日暇だったんで散歩がてらフラフラ買い物に行ったら

喫茶「秋桜」ってのを見つけまして

ちょっとしたエピソードを思い出したのでね




で、皆さんは「秋桜」って聞いて何を連想しますか?




やっぱり「山口百恵」って意見が多いような気がしますが

元々「秋桜」は「あきざくら」と読んでいましたが、この曲のヒットにより「コスモス」という読みが一般的になった・・・らしいです

花言葉は『少女の純真』『真心』




でも、俺はそんな事連想しません


俺の中で「秋桜」は




『おかんの涙』です





あれは小学校の何年生だったか

授業参観なる物がありまして

まぁ先生も綺麗な格好で、いつもより優しかったり

いつも見てる顔より、100倍くらい色が白くなった母親達が勢揃いし

何故か、教室の中がデパートの1階的な香りに包まれる

ちょっといつもと違う、非日常的なイベントですわ


勿論リャン君のママも、ちょっと小綺麗な格好でやって来るってんで

それなりに俺も1日張り切る訳ですな




その日は国語の授業をママ達が参観するらしく

いつもより唇が赤くなった先生が授業を始めます


「今日は、違う読み方をする漢字をお勉強します」

先生からテーマが発表されます

そんなに大したテーマでもないけど、教室には張り詰めた空気が流れる

みんなのママの前で恥をかく訳にはいかねぇ!

そして、いつも見せない格好いい所を、俺のおかんに見せにゃならん!

俺も相当に張り切って

いつもなら静かに傍観してる授業に、最前線で参加しました


「はい、これは何て読むでしょうか!分かる人〜!?」

黒板には『向日葵』と書かれています

自慢じゃないですけど、俺分かる!

俺ね、ガキの頃からひまわり大好きでね

なんていうか

ひまわりって、まっすぐやん

見てると元気になるし、俺も頑張ろう!って思う

今「俺ひまわり大好き」っていうと

「それって上地雄輔の影響ちゃうん?」とかって言われるけどね

いやマジで、俺ガキの頃から大好きでしたから!

上地雄輔だか浦飯幽助だか知らんが

そんな幽遊白書とかより先に言ってましたからね


ひまわり大好き!


だから読み方も勿論知っております


「はいはいはい!!」

腕が飛ぶんじゃないかって勢いで手を上げました

ハッキリ言ってね、先生引いてた

だって、いつもは授業をボ〜っと傍観してる生徒が

とんでもない勢いで参加してるんやからね

そりゃビックリするって

「は・・・はい、リャン君。」

「ひまわりでっす!!!!!」

「はい正解!よく出来ました!」


拍手が沸き起こり、俺も鼻たかだかですわ

どうだ?おかん!俺はこんなに頑張ってるんだぜ!

おかんを見ると、ニッコリと笑ってくれました



「はい!次はこれ。分かる人〜?」

今度は『秋桜』でした

ばかめ、こんなん分からんやつがおる訳ないやんけ

「はいはいはい!!!」

腕がもげる勢いで手を上げました

「はい、じゃあ吉川さん」

残念ながら2回連続では当ててくれず、ここでいい所は見せれませんでした

仕方ない、次まで我慢するか

と諦めかけた時、吉川さんが答えました

「コスモスです」



「はーーーっはっはっは!アホちゃうか!?違うわ〜!!あきざくらじゃあ!!」

うん、これリャン君のセリフ




空気が凍りつくのを肌で感じました。今でも忘れられません


「・・・リャン君、これはコスモスって読みます。吉川さん正解よ・・・。」

先生も対応に困ってました

俺は、顔から火が出るほど、火から顔が出るほど恥ずかしかった

せっかくさっきいい所を見せたのに

とんでもない恥をかいてしまった・・・

おかん、すまん!!

チラッとおかんを見ると、下を向いていました

やっぱり、俺が間違えたのが悪かったんや・・・

すっかりヘコんだリャン君は、その後授業の傍観者になってしまいました



そして、家に帰ると

おかんが泣いてました

そんなに間違えたのがショックやったんか?



「お母さん、間違えてゴメンなさい」

リャン君はそう素直に謝りました

「間違えた事には『ゴメン』はいらん!なんであんな吉川さんをバカにするような事言ったの!!?」

「・・・え?」

「間違えは誰にだってある。でも、あんな風に人をバカにするような事を言うのは許せません!お母さんは悲しいわ。。。」

そう言って、ハンカチで顔を押さえ

ずっとずっと、泣いていました



・・・何も言えませんでした

あの時、下を向いていたのは

答えを間違えた息子を恥ずかしく思ったんではなく

吉川さんをバカにした息子が、恥ずかしかったんや

って、その時分かりました

おかんの涙は、重く重く、俺の心に圧し掛かりました



俺の事でおかんが泣いたのは

その一回だけ



それ以来、『秋桜』を見ると、おかんの涙を思い出します

そして、人をバカにするような事や、人の陰口などは言わないようにと

そう思うようになりました



って、なんかそんなおセンチなエピソードを思い出したのよね

喫茶「秋桜」のせいで




でも、それがなかったら

もしかしたら俺は、めちゃめちゃ人をバカにするような

もっと言ったら、いじめとかするような悪い子になってたかもしれんって

ちょっと大袈裟かもしれんけど、そう思った



そのまま大きくなって

おかんに「クソババア!!」とか言って、暴力を振るうような

そんな悪い子に育ってしまってたかもしれません

でも、もう二度とおかんの涙を見たくなかったから

自分で言うのもなんですが、結構いい子でいれたと思います



誰かが誰かの陰口を言ったりするのを見て

「今のお前の姿をおかんが見たら、おかん泣くぞ・・・」

って心の中でいつも思ってました



おかんの涙を心に留めて

俺は良い子のまま、こんなに大きくなりました!

なんか、こんなにおかんの事思い出すのも久しぶりやな・・・

今度飯でも連れてったるか

喫茶「秋桜」に


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