事務局長日記

前向きにいろいろやらせて頂きます!

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

映画は細谷先生が主管するサマーキャンプの場面から始まる。

聖路加国際病院の医師・細谷先生は小児科医師として、小児がんに罹った子供達への治療に全身全霊をささげている。

サマーキャンプでは、そのような患者のみならず、すでに完治している子も集まって、皆で活動し、それぞれが病気と闘う体験談を語る。

彼らの言葉は深く、重い。

長期に渡って学校に行けない、勉強に遅れる、治療により髪の毛が抜ける・・・、
イジメ、冷やかし・・・・。

がん患者に対する偏見と差別は、“子供”である彼らの気持ちを蝕んでいく。

キャンプは心に傷を負った子供達が集い、お互いがお互いに悩みを告白する。

そして、キャンプ場では楽しそうに遊ぶ子供達がいる。

お互いの話の中で辛さを共有する事と、心温かいスタッフの手助けにより、心の平安を取り戻していく子供達。

キャンプにおける明るい子供達の姿を見ることが出来たのは幸いであった。

*****

それにしても子供達の心からの話は言霊である。

「病気になったのが、家族ではなく、自分でよかった・・・。」

「病気になったことがよかったとは言わないが、病気になったことで他の人の優しさがわかって、よかった・・・。」

「大きくなったら、人に役立つ仕事につく!」

助け合いの中で、自分が生きる道を自分で作ろうとする強固な意志が感じられるのだ。

*****

小児がんは、昨今の医療技術の進歩により、7・8割は完治すると言われている。しかし、裏返すと、2・3割の子供は残念ながら亡くなっている事実があるということだ。

否応なく死ぬ事を意識することで、子供達は「生きる事」の大切さを知る。

映画の子供達は、健全(と言う事も語弊があるが・・・)である我々が想像できる以上の精神的強さを持って、一瞬一瞬を懸命に生きようとしているに違い無い!

病と闘っているこの子供達は、間違いなく、家族の大切さ、命の大切さを小さな身体いっぱいに感じとっているのだ。

*****

他人を思いやる気持ちなど微塵も持ち合わせず、生きているのか、死んでいるのか、分からないような人間が多く闊歩する現代社会!

この子供達に比べて、なんなのだ、この様は・・・!

*****

「こどもは、死んじゃいけない人たちだよね・・・」。 細谷先生は、言う。

そして細谷先生はお遍路を行なっている。(聖路加の先生が全てキリスト教徒ではないのだろう。)

治せなかった子供達への贖罪の気持ち?

泣き虫と言って憚らない先生が、その気持ちを抑えて治療を続けようとする意思と力を確認する為?

先生の真意は判らないが、立ち寄るお寺ごとで、般若心経を唱える細谷先生の心は澄んでいるはずだ。

先生は今までに亡くなった患者の子供達の名簿と共に巡礼している。

同行二人のお遍路は本来、弘法大師と一緒と言う事だが、細谷先生の場合は、治療の甲斐なく、残念ながら天に召された子供達との同行二人であろう。

*****

上映終了後、監督の舞台挨拶があった。

「このドキュメンタリーは、最初は小児がん患者の子供に見せる為に上映したが、最終的に一般への公開とした」。

まさにこの映画は、取り合えず五体満足で健康的に不自由しない我々へのメッセージである。

そして偏見と差別という我々の無知をなくし、自己の生き方を見直す為に必要な映画である。

*****

この映画には、家内の友達が出ておられる。彼女が紹介してくれた映画だ。
14歳の最愛の娘さんを亡くされた・・・。

合掌。

この記事に

閉じる コメント(6)

顔アイコン

笹谷です。
子供は宝物です…
悲しい現実は避けられませんが、
命の大切さをあらためて感謝いたします…

2009/10/5(月) 午後 7:17 [ 笹谷(卍道場) ] 返信する

顔アイコン

隊長殿の日々の取組みからも、大いに刺激を受け、仰る通り「自己の生き方を見直す」喝にさせて頂いていますが、今回ご紹介頂いた映画からも気付かされました。
最愛のお子様を亡くされたご両親、ご家族のお気持ちは、言葉に出来ないこととお察し致します。
病気と闘っているお子さん方を含む全ての方々、ご家族、治療に従事される方々が、大きな力に守られて一歩ずつ前進されますよう、お祈りするばかりです。 削除

2009/10/5(月) 午後 11:08 [ March ] 返信する

笹谷様:
ホントに感謝ですね。

2009/10/6(火) 午前 9:54 [ Bureau Chief ] 返信する

March様:
お祈りしつつ、自己を見直し、自分を律し、自分が何をできるかも考えたいと思います。

2009/10/6(火) 午前 9:56 [ Bureau Chief ] 返信する

顔アイコン

本当ですね。見直し、律し、自分が何をできるかも考える。座右の銘にさせて頂きます。 削除

2009/10/8(木) 午前 0:08 [ March ] 返信する

March様:
そうです!一生懸命生きましょう!

2009/10/12(月) 午前 11:03 [ Bureau Chief ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事