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織部蓋鉢
H=12cm
W=18×22cm
昨年東京美術クラブの展示会があった時、織部蓋鉢が出ていました。真近でじっくり見てきましたが、幾分趣が違います。マスプロコレクションが売りに出されてその1点とのことでしたが、もう少し荒々しい感がしました。そして大きな違いは、蓋と模様が合ってない事、鉢の縁部分に釉薬が掛っている点です。
最近東京国立博物館の扇形の蓋鉢も見ましたが、この作品のように縁の釉薬がふき取ってありませんでした。軽くのっていた感じでした。これは蓋がぴったりと合い、緑釉がしっかり合わされています。この所が大きく違っていますが、土、釉薬、線の感じは桃山、江戸初美濃その物です。
元屋敷窯にもこのような模様があります。どうでしょうか。少し違うだけで、通らないと言われるかもしれません。
この手の蓋鉢は高価のものですから、手がぴったりと合わないと評価されない可能性がありますが、江戸後期の織部蓋物とは明らかに違うものです。線が伸びやかで、太線と細線を使い分けています。
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織部
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鳴海織部向付け五客組
H=4.1cm
W=15cm
鳴海織部は数が少なく、五客そろっているのは貴重です。そのうち三客は傷があります。漆でしっかり合わせてありますので、古い時代に直されたのかもしれません。この絵柄の大きいタイプが図録に載っていたと思います。
裏面は土見せもなく三本の線が引かれています。その意味は発色が違う土を合わせてありますので、合わせを確認するための線かなと想像しています。少し通常の図録にあるものとは感じが違うので疑問もあります。
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織部向付け
H=10.5cm
W=7.5cm
織部の向付けですが、この形は織部でも末期に近い江戸時代に入ってからのものだと言われています。
形が現代のセンスにも通じるようですね。ビールとかワインなど呑むに使えば面白いかもしれません。
作りも桃山時代の荒々しさを経て、江戸時代の繊細なセンスの良い形に変わってきます。
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織部香合
H=3.5cm
W=6.3 5.5cm
珍しい形の香合です。つまみ部分に緑の織部釉が掛っているので織部と判りますが、線も茶色く釉薬もグレーがかった発色になっています。
ロクロ形成して形を作っています。また口周りに時代の傷みがありますので、桃山と言わなくても、それに近い時代を感じさせます。
ただ類例もなく、元屋敷窯のような、はっきりと判る形ではないので、断定はできません。
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織部茶碗
H7cm
W12 13cm
織部沓形茶碗ですが、織部でも末期に属する形のようです。窯ヶ根窯に同じような模様があります。
陶々庵の箱書きで、美濃古窯所産によるとあります。
白い釉薬を掛けてから、切り抜きした紙のような物を貼りつけ、黒い釉薬を掛けたのでしょうか。
高台に+の窯印があります。見込みが荒れているような感じになっていますが、釉薬がうまくのらなかったのか
判明しません。
手取りが以外とずしっときます。織部でも土が硬く焼けているタイプです。
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