人の心を持った犬・太郎の一生

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秋深まる頃から冬の頃の夕空は桃色に染まって、私をはっとさせた。
そんな空を今年はまだ見ない。
夕方になってふっとバルコニーへ出た瞬間だった。
目の前に見れた、ちよっとだけ建物で切り取られた唯一の空が一面桃色にそまっていて。
私は
はっとして、
急いで、
スマホでその空を撮った。
空はまだ暮れなずんでいなくて、青色をバックに残していた。
背景の青色と桃色との対比が見事に合い見とれてしまっていた私。
(朝焼けはマンションのバルコニーからは見ることが出来ないので郊外の神社の山のテッペンまで行く
其処から撮った朝一、の朝焼け、
濃紺に黒色が混じった恐ろしい色の雲が不気味)
人の心を持った犬・太郎と暮らしていた頃はいつだって、はっとして、見とれて、立ちすくんで、座り込んで、
ふたりして、有度山で見られたこうした自然の示す神秘さに、
いつだって心沈め、時を共有していたんだなあー
懐かしさと切なさを一緒くたにしながら私を今の夕焼けのなかにすべこませていた。
人の心を持った犬・太郎と居た時に時間を戻して……。
太郎よ!
 
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人の心を持った犬・太郎
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ぜんまいの


のの字ばかりの


寂光土         作・川端茅舎




人の心を持った犬・太郎を荼毘に付した平澤寺動物霊園へ行った日も、

今日のような陽光溢れた日和でした。

人っ子ひとりいない森閑の中のなだらかなる道端の荒野に、

のの字に巻いた首をにょきにょきと立てたぜんまいが立ち並ぶその光景に、

思わずシャッターをきりました。

その時、私は


川端茅舎の心眼に寂光浄土を開いて見せた「句」を想いだしてました。

今日その写真にその句を付けてみました。



そして、私はもう一頭の犬「五郎」の事を想ったのです。

有度山から木枯らしが吹きすさび冷たい日でした。

太郎の葬式の日は……。


平澤寺は有度山の北麓にあります。

太郎が居た「露庵」は有度山の南麓です。

五郎は太郎が私と一緒に住み始めてすぐの頃、

有度山への散歩の途中、一キロほど行った山道の側溝の中に捨てられていて、

それを察知した太郎が側溝奥深くから助け出した犬です。

私か゜飼えないので、知り合いのトレーラーの運転手さん、片瀬さんに

南麓の森林を切り開いた空き地のトレーラーの置き場に

犬小屋を作って飼ってもらうことになりました。


片瀬さんはその子犬に「五郎」と名付け、それはそれは大変こまめに面倒をみてくれました。

片瀬さんの自宅は山を下りた街にありましたから、五郎は朝晩、車置き場に通ってくる片瀬さんに

会うのが一番の楽しみです。

昼間はトレーラーでお仕事の片瀬さん、

夜はトレーラーを置いて街の自宅に帰らなければならなかった片瀬さんでしたが、

私が太郎を想ったと同じくらい五郎を想って暮らしてくれました。


私は車の中で突然に言いました。

「太郎と毎日行った有度山をめぐって行ってください!」

車列は花で埋もれた太郎のお棺を乗せて、

太郎と行った、歩いた、走った山道を走ります。

麓の町を通り過ぎ山の中へ入りました。

私はまた言いました。

「太郎を五郎に会わして! 五郎に最期の対面をさせたいのです。お願い!」

「五郎の所へ行ってください!」


今日はお休みの日なので片瀬さんは街の自宅です。

五郎は長い鎖でトレーラーの大きな輪に繋がれていました。

五郎
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(自由に運動ができるようにと片瀬さんの思いやりです)

車列が五郎の居るトレーラー置き場の際にとまりました。

私はトレーラーの輪に繋がれている五郎に近づいて行きました。

毎日太郎と私は五郎の居る場所に寄って有度山に分け入って行きましたから、

いつもの行動ですが太郎が居ないのです。

太郎と五郎
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五郎は太郎に「ドーン」と体をぶっつけて喜びます。

太郎はそれを「ガシット」と受け止めびくともしませんでした。

涼しげな目で五郎を見る太郎が……。

今ここに居ない。でも私の心の中に鮮明にその時の姿が浮かぶのです。

私は輪から鎖をはずしました。

五郎がつけている長い鎖を持って太郎の乗っている車に連れて行きました。

お棺の乗っている車の後ろのハッチがあいています。

五郎が突然私の手から離れ長い鎖を引きずりお棺の乗っている車に飛び乗りました。

四か月も会わない太郎に一刻も早く会いたかったのでしょう。

五郎の気持ちが痛いほどわかった私は引きずっている鎖を手繰り寄せ、

五郎を車から降ろしてあげました。


太郎のお棺も車から降ろして、五郎が対面しやすいように足もとに置きました。

お花に囲まれた太郎が五郎の足もとに……。

五郎
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五郎はすぐさま、

お花に囲まれた太郎のお顔にびったりと頬をくっつけ、尻尾をちぎれんばかりに振りました。

そして、

顔からずーずーと首







と鼻先をくっっけ匂いをかいでいるようでした。

太郎のお尻の穴に鼻先が来た瞬間!

五郎の様子が豹変しました。

体が小刻みに震えだし、

今しがたまでピーンと張ってまっすぐに上がっていた尻尾は

垂れさがり、またの間に入ってしまいました。

五郎はのけぞるようにして、太郎から離れました。

まさにそこには恐怖に慄く五郎がいました。

五郎は二度とふたたびお棺のなかにいる太郎に近ずこうとはしなかった。


五郎は、

このお棺の中にいる太郎は五郎が想っていた太郎ではない。

太郎のお尻から出ていたあの匂い、

太郎が持っていたあの匂い、

強くって

優しくって

五郎を元気付けてくれた、

犬として、やってはいけないこと、弱い者いじめをするな

仲間をおもいやれ、

人の嫌がることをするな

そんな匂いを太郎は五郎に発して教えてくれていたのに、

微塵も発していないなんて、

ここにいるのは「太郎おにいちゃん」じゃあない!

太郎お兄ちゃんが僕にくれつづけていたあの匂いがしないなんて、

いまここにいるのは心や魂が抜けた、身体だけだ……。

太郎お兄ちゃんはもういない!

太郎お兄ちゃんの匂いは……。


私は再び五郎をトレーラーの大きな輪に繋いであげました。


黒っぽい体毛の五郎の姿が、暮れなずむ山にのみこまれ車窓から消えて行く……。

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(えほん)ひとのこころをもったいぬ・・・ひだかやすし画伯のラストシーンは
暮れなずむ有度山の頂上、日本平を雄大に深く哀愁こめたタッチで描いてくれていて。

私はこの絵を見るほどに太郎の存在を痛烈にに思い浮かべさせられているのです。

日高康志先生! どうかその後の物語を切望します!


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太郎はいつだってこうして、私と暮らしていた露庵の前の空き地からじっーと太郎が仲間と居た

有度山、日本平を万感をこめて見ていたのです。生きているあいだじゅうは……。

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有度山よ!


太郎よ!


五郎よ!











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昨夜、2014/03/14、19:30NHKナビ:ゲーション
「袴田事件証拠開示はどうあるべきか!」を意識して見た

 
静岡市清水区で昭和41年、48年前、一家4人が殺害された袴田事件。

何故なら、私は2006/01/14「街が雨に煙る日に」というテーマで袴田事件のことを書いていたから。

あれから8年が過ぎても再審が開かれずこの春の再審決定を支援者たちは待ち望んでいる。

あのブログを書いた頃は人の心を持った犬・太郎と居た露庵の地を離れ新しい地に引っ越し3年が
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経った頃で、見知らぬ人の中にぽつりと置かれているようで心細く気分が暗かった。

そんな夜降りしきる雨の中を無罪を信じ支援する会へ一人で参加した。

そして、8年経た今夜再度アップした。







霧のようなしっとりとした雨に街が煙っている。
久しく雨をみなかったのでこのしっとりさは心を落ちつかせてくれた。

新聞に小さく載っていた記事、

1966年旧清水市で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑確定後も無罪を主張し、
再審を求めている袴田巌死刑囚(69)を支援する市民グループ
「袴田巌さんを救援する静岡市民の会」は午後1時半から、
元明治大学教授で監獄人権センター副代表の菊田幸一弁護士を迎え
現在袴田さんに課せられている確定死刑囚の獄中処遇をテーマに講演する。

をふっと見、私も「袴田巌さんの39年から、確定死刑囚の獄中処遇を考える清水集会」
へ参加してみたいと痛烈な思いに駆られた。

延々と無罪を主張続けている素朴な親族、それを支えつづけている名も無き多くの市民。
それこそ、「無私の愛」。
一握りの人たちが何十年も訴え続けていてもどうすることも出来ない。
それでもずっと支援続けているその人々の心情が私に迫り来て、せつなさと、無常さが心をいっぱいにした。
私がこの様な集会に参加したのははじめてのことです。
ほとんど公の場所には出ない日常をおくっていたから……。
それなのに、無性にひきつけられるようにして行ってみようと思った。

それは「人の心を持った犬」太郎の殴打事件と重なるところがあったからでした。
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真実がみえてこない悔しさ、のたうちまわって、じぐるってもどうしようもない目に見えないある権力。
それらに対してたった一人で対し続けていた私は
其処へ行けば何らかの答えを見いだせるのではと思った。

他人の命ってなんなんだう。
他人の命だから容易く抹殺していいものだろうか。人が人の命を……。

自分の命だったらそうたやすく抹殺はできないだうに。

人が人を裁き抹殺する。
本当の真実に曇りがあっても……

今、人である人が廃人同様になって息をしているだけ……、それでも無罪を叫び続けて息していて……。
何十年も極小の空間に入れられ息しているだけになって……。
それをひとりの人が生きているといえるのだろうか!

それでも死刑の確定判決を執行するでもなく、再審の道を開くでもなく、
ただただ人を否定され生き殺し状態のまま息し続けさせていて……。
それをさせている者たちも人なのですね。

再審の道は開けていない!

袴田死刑囚は、獄中で「人間」ではなくなっているにもかかわらずなんの手立てもされていない。

生きているとはいえないのだ。

その一生が終わったときには、きっと、後悔するものがいるにちがいない。

と私はなんともいえない世の空虚さを感じる一方、
救援に心注いでおられる人たちの気高さに、ほっとするものを感じながら集会を終え家路についた。




「人の心を持った犬」のキーワードを検索していたら下記のような本の書評が載っているのに出逢い、
私自身もほっと心を緩めさたのでした。



その時には、太郎と言う犬に大怪我をさせ死に追いやった人の特定はできておらず闇の中だった。
なぜって、警察は初動捜査すらせず、聞き込みを数回しただけ。それで終わり。

傷の形や状況をしっかりとみてくれて、
凶器と手段の判定さえ出来ていたならば事件の起きた日に
犯人は逮捕できていたに違いないと私は確信している。

私が撮った現場写真を、警察は一切見る事をしなかった。

警察は逆に唯一事件の発生時その現場に居て目撃していた者(苛めの中心人物、向かい同士で親しかった者が犯人だと知っていた)の言う話を信用して……幕を引いた。

その時間その場所にある人物がいたので、最初に訪れてくれた警察官へ聞き込みをお願いした。
ところがその警察官が戻り私に話しした内容は動転するものだった。

目撃者は目撃を全面否定し目撃していなかったと言っただけでなく
太郎は病気でなったと嘘を言った。
言われた警察官はそれを鵜呑みにし私に言う。
飼い主の私がそれは絶対違うといってもそれ以上、捜査はしてくれなかった。清水警察署。
後になぜ目撃者であったであろう者の言いなりになったかの理由が判った。
そのために私は徹底抗議しつづけたのだ。
その闇の権力に向かって。10年も。いや今も……。





私は悔しくて、悔しくて、詮無い中で模索し続けていた……そんな時……。に……。


今朝もNHKは袴田事件を詳細にテレビで放映していた。

私も春に再審の道が開けることを祈っている

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本当の話。こんな犬の一生もあるんだなぁ。せつない思いを擁きました。遠藤初江さんの情熱に心打たれました。日本平の山に住んでいた野犬が駆除目的のためだけに毒殺され銃に撃たれる。一頭だけ残ったボス犬。人に追われ逃げぬく。仲間を殺され極度の人間不信になった野犬に信頼されるようになりたいと。鋭い目の奥に曇る何かがあるからと。職を辞めてまで飼うことを決断した。普通、ここまでする!? 近所住民から怪訝な目でみられたり、露骨な苦情。それでも愛情を注いでいく。やがて信頼を得る。「太郎」となる。散歩でつれていかれる所で聞く太郎の野犬時代のエピソード。人に害を及ぼすような犬でなかった。りっぱなボス犬であった。太郎の最後は悲しい出来事で終わる。太郎は野犬から飼い犬になる決心をし、人の心をもって初江さんに接したんだなぁと思った。
 読み終えて、表紙の写真をもう一度みました。

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https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_0?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_1?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_2?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_4?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_5?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_6?20090312101801

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c2/63/caca79792001/folder/1472273/img_1472273_54434536_7?20090312101801


 新年明けた、1月24日(金曜日)午後4時ごろ



 静岡市の清水区役所に



 死亡した犬・猫の火葬後の様子を聞きたいと思いたち



 出向いた。






 どこの部署に聞くべきかと



 総合案内所に伺うことにした。





 20分たち30分たった。



 案内係の女性の物やわらかな応対の声は



 次々に回されているであろう電話の先に対しても



 変わることなく



 受話器を置いては、また次にダイヤルをまわし



 また、受話器を置いて、次に知らされたであろう部署の電話番号にかけ続けた。





 待つこと1時間。



 私もがまん強いが



 案内係の女性もめげることなく



 我慢強かった。





 最後に行き着いた部署は



           【廃棄物処理課清水清掃工場】だった。



 やっと、私は清水清掃工場の者と「死亡した犬・猫の火葬後の処理」



 の話をすることが出来た。 のだが… …











 清水区役所の各種の手続きを取り扱うカウンターがある



 一階の広いホールに




 私の悲鳴に近い声は響き渡った。



 カウンター内の清水市役所職員は総立ちになって



 総合案内所の前の受話器を持った私を



 釘付けになって見ていた。そのカウンターまではそうとうの距離があるのだが…



 (清水清掃工場の者は何も言いませんでしたが会話の歯切れの悪さから



 私に感が働き以下の会話になっていったのだ)



 【それって! 嘘、偽りなのね!】



 【マニアル通りの慇懃なもの言いに騙されません!】



 【真実を教えてください! ずーっと市民を騙していたのですか!】



  私の声はその広いホールに響き渡り続けていた。



 【慰霊碑の下の地中に火葬後の骨を皆一緒に埋葬しているのではなかったのですか!】



と言う私の問いに


 清水清掃工場の応対に出ている者からの返事は無い。



 多分、一係りの者が応えようがなかったのだ。



 静岡市役所の組織の中で



 一番末端の現場の係りに答えさせていたから…



 きっと、その彼は電話の先で



 苦悩していたに違いない。




 【あなたではこれ以上お話できません】



 【真実がわかりません】



 【ほんとうはどうなんですか! 】



私は名古屋や豊田の愛護センターでは


 殺処分された犬、猫を



 ボイラー室で焼いて



 その後



 いくつもの、ゴミ袋にいっぱいに詰めて



 産業廃棄物として処理されていることを知っていたので



 【まさか、静岡市も慰霊碑に埋葬している事は嘘で



 ゴミと一緒に捨てているのか】



 【答えてください!】



静岡市清水区役所の閉まってしまった


 ガランとした庁舎に



 私の声は虚しく響き渡っていた。



 ちらほらといた方達は驚きをもって私を注視していた。




 清水清掃工場の者は



 【そんな事はしてません! 保管しています】と



 蚊の鳴くような声で最後答えた。



 そう答えざるを得ない者には責任はないのだろうが…



 私の心は言い知れぬ哀れでいっぱいになって



 電話を切った。





 私の追及はやみません。



 その組織のトップ



 環境局の局長に電話を繋ぐよう総合案内の係りにお願いした。



 その係りの躊躇した様子が手に取るように分かったが…



 局長は内山和俊様。





 【保管されている現場と埋葬されているといわれ続けていた



 慰霊碑の現場をぜひ確認したい】と強く懇願した



 すると



 【数日待って下さい。 後ほど自宅の方に連絡しますから】



 となぜか動転さがにじむ声。



 【そんなに長く待てません! 明日お返事いただきたい! そして現場に



 私を連れてって下さい! 写真を撮らして下さい!】



引き下がらない私にとうとう


 【明日のお昼までに自宅にご連絡します】



 と確約していただいた。






 1月25日



 お昼、12時が後5分で過ぎようとしていたどんつまりに



 自宅の電話のベルがなった。



 その内容は応対に出た者の態度の謝罪だった。



 私は言った。



 【其の方はとってもおだやかで物腰やわらかで



 私は何の不愉快さも感じなかった。応対についてはは何も言ってはいない!】



 と



 つっぱねた。



 本質は現場を見たいのです。



 静岡市役所がおっしゃっている事の確認です。



 それも、今日です。



 と



 環境局廃棄物政策課長さんが



 それに応えてくださり



 午後2時に私のところに迎いにくることの約束をとりつけた。



(清水斎場の小動物火葬受付は午後2時で終わる)



 ずいぶんと時間がかかりました。ここまでたどり着くのに… …





 廃棄物政策課長さんと職員2名の御方たちが



 私を清水斎場内の小動物火葬場と慰霊碑に案内してくれた。




 お会いすれば初対面でも



 其の方達から出ている「気」は



 本当に、正直そうで、まじめそうで



 昔あった懐かしい清水の人たちの人情溢れる人間味



 いっぱいを持っているようだった。



 ただ、今、組織のなかで



 個人の意見を言えないがんじがらみの



 苦しさみたいな男の葛藤をここでも感じた。



 「そうだ」と言えない



 「決してそのようにはやっていません」



 と言わざるを得ない哀しさをまた



 今日も感じた。



 本当は



 個人は温かで、やさししい心を持っていらっしゃるのに



 それが、仕事で



 その個人の感情を表現できないだけだったのだ。




 清水斎場は人間の火葬のための場所。



 その一角に



 小動物の火葬場と慰霊碑がある。






 環境局廃棄物対策部廃棄物処理課の職員の御方達



 の真摯な一生懸命私になんとか理解していただきたい



 わかってもらいたいといった



 気持が痛いほど伝わり



 世の中の変化に行政もついてゆけない現状



 の苦肉の策なのだ。



 それを実行しなければならない職員のいかに仕事とはいえ



 その胸の内をおもえば




 私は【お役目御苦労さま】と申し上げたいと思った。





 しかし、市民には【世の中が変わったんだ。対応しきれなくなってしまった



 だから、現状はこうだという真実ははっきりと公表すべきだ。



 そして、そこから良い策をみんなで考えてゆくべきだ】



 と私は強く思った。






 わたしはすべてを見通したが



 そのことは… …



 言うまいと決心した。



 すべてが、あまりにも【哀しすぎる】



 人間も…    …。犬たちも猫たちもその他の動物たちも…  …。






 最後に静岡市役所の廃棄物政策課長さん、廃棄物処理課総括主幹さん



 そして、廃棄物処理課管理担当者さん



 【本当にお役目ありがとうございました】






 途中で車から降ろしていただき、久しぶりにぶらりと清水の街を



 歩いた。



 中心街にある老舗の「富士や」さんに寄った。



 生豆からその場で焙煎したコーヒーを挽いて出してくれる



 喫茶店。



 キリマンジャロの味は確かだった。



 一杯のコーヒーを喫茶店の片隅で味わう幸せを持った今日もあって…




 私は猫の茶々とはまの待つマンションに急ぐのでした。






 【人の心を持った犬・太郎】の残した物語は次から次に



 新しい物語を作り出して生きているのだ。





  ◆◆◆        ◆◆◆           ◆◆◆






写真・・・清水斎場の小動物火葬場と慰霊碑(飼い主の持ち込みで受け付け)
写真・・・今日の猫ちゃちゃの面白いしぐさ
写真・・・元野犬の太郎'''




 【人の心を持った犬ー野犬太郎と私の日本平物語】の中で



 飼い犬「レオ」のくだりがある。太郎を飼う前の飼い犬レオ。



 レオの死と入れ違いに太郎と出会った。



 レオの火葬は清水斎場でおこなった。慰霊碑の中にお骨は埋葬するといわれ



 そうしたのだ。



 だから死の直後、悲しさを癒すため毎日、毎日



 慰霊碑に通って語りかけていた。レオがこの下に居るんだと思って…



 こころが癒えるまで…



 其のころは、次から次に私のような人たちが訪れ



 愛犬の写真や愛猫たちの写真やお花や供物や遺品で慰霊碑の



 周りは埋め尽くさていた。





 所が今日見たものは



 写真のようにわびしいものだった。



 いつ行っても人達が来ていて、



 その賑わいで、死んでいった犬たちも、猫たちも



 さびしくないねと慰めあったりして



 飼い主同士の意思の疎通が出来ていたのに…



 
 写真のホールからお骨と灰を入れているそうです…



                          終わり








 



 



  

転載元転載元: 遠藤初江「人の心を持った犬」物語からの発信……やさしさの法則21

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秋晴れの日に……「人の心を持った犬・太郎」が遺した猫たちは

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   秋晴れの夕暮れは見事だった!

   茜色が私をはっとさせ、くぎづけにして……。


   元野犬・太郎と有度山で見惚れていたあの夕焼けが、

   私の脳裏に広がって……。
   


                    




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   秋晴れの


        押し包みたる


                 部屋暗し
  
                                                        
                  作・岸本尚毅

   あかりを消した部屋に秋晴れの木漏れ日が、

   古いケヤキの障子に射して、

   部屋を幻想的な雰囲気に変えた。




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   窓辺のアンティックの鳥かごにかけてある、

   色とりどりのガラスで造ったネックレス、

   テーブルの上の物たち、

   秋晴れの陽は射し、
   

   華やかに生きづかせた   



   






   秋晴れになる日の朝日も幻想的!

   灯りを落とした部屋にスポットライトのように射し、

   朝をいっぱいはこぶのだ。

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   キッチンに射す朝陽も、

   何気ない物たちを素敵にかえて、

   それを見ている自分が居て、

   こんな朝のひとときに癒されて……心豊かになったりして……。
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ちゃちゃは朝からおねむhttp://blog-imgs-37.fc2.com/7/9/7/79792001/20101126174627705s.jpg




   ぐっすりおねむかと思えば、何かを感じたのか、こんな横目をして伺っていて……。                http://blog-imgs-37.fc2.com/7/9/7/79792001/20101126175405f11s.jpg



   ちゃちゃの感はあたった。なんとはまちやんがじっーと見つめていたのだ。   http://blog-imgs-37.fc2.com/7/9/7/79792001/201011261755055a3s.jpg



   と思ったら、いつのまにやら、

   はまちゃんがちゃちゃのお尻に頬あてて眠ってしまった。 
 
 
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         人の心を持った犬ー野犬太郎と私の物語の続編
              【人の心を持った犬ー最期の物語
               扶桑社発行・遠藤初江・著
               太郎の死のシーンが……】


http://blog-imgs-47.fc2.com/7/9/7/79792001/saigos.jpg



   私の分身、パソコンが一度直って帰ってきて、又入院してしまって、

   ようやく直って退院して戻ってきました。ずっーとお休みしていましたが、

   もう大丈夫です。軽やかになって、調子良くなって、

   また私の中に入って発信し続けますから。
  
 


   http://blog-imgs-37.fc2.com/7/9/7/79792001/SAVE0016.jpg

   【人の心を持った犬ー野犬太郎と私の日本平物語】遠藤初江・著

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