ココア共和国

ここはどこだ。ここはココア共和国。きょうはここらでココアにしよう。秋亜綺羅のブログです。

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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.10
秋亜綺羅(著), 池井昌樹(著), 一倉宏(著), 雨女 薬(著), 石井萌葉(著), 望月苑巳(著)、 柏木美奈子(編集,イラスト)

2012年7月7日発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
  詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第10号。
  右開きからが詩。左開きではブログを編集。
        ※
 えっと。「季刊ココア共和国」第10号がやっと出ましたよん。 今号はまたまた、豪華なゲスト陣ですぜ。
 詩壇をリードしているといって過言じゃない、池井昌樹と、望月苑巳のふたりに作品をもらうことに成功しました。
 またコピーライターとして第一人者である一倉宏からも、第6号につづいて、詩を書いてもらいました。
 そして、石井萌葉、雨女薬という、ふたりのハイティーン詩人の才能を、著名な作家たちのあいだにサンドイッチしてみました。 楽しめると、思いますよ。
        ※
 池井昌樹は、詩の世界で知らないひとはいないでしょう。 わたしは学生時代に東京で出会い、詩論の違いでいつも大喧嘩していました。 だけど池井が天才であることは認めます。 近くのことを書いていてもスケールが大きい。 池井にしかない旋律も健在でした。
わたしは30年ほど、詩を活字にすることも、他人の詩を読むこともやめていたので、先日数十年ぶりに電話で話しました。 詩の話しか出ませんでした。 池井の主食は、詩です。 池井はそして最後には詩に殺されていく詩人です。 詩に殺されていく詩人というのは、少ない。 詩に殺されていく。 この意味は、深いぞ。
        ※
 望月苑巳には、詩誌「孔雀船」の編集や、日本現代詩人会の仕事で忙しいのを承知で、無理にお願いしました。 「孔雀船」は、うらやましいばかりの詩人たちが揃っている雑誌です。
 今号の詩のレトリックはさすがに抜群で、逆説を超えるための、鍵と、鍵穴が潜んでいるような気がします。
        ※
 一倉宏の作品はふたつとも、現代詩がまだ到達していない場所を、遊んでいるな、と感じました。 それは、いがらしみきおの詩にもいえるかもしれないけれど、自分の表現に生活をかけている、一流の芸術家が持つスケールかもしれません。
 コピーを書いていれば、お金になるのに、ココアにつき合わせて、ちょっと悪いかな。などと…
        ※
 石井萌葉と雨女薬は、18歳の女子高生です。 ふたりの詩の内容は、対称的に感じられるかもしれません。
石井萌葉の軽快さは、あいかわらず好調です。 スキップの足どりで、町を走り抜ける少女のようで、魅力がいっぱいです。
雨女薬は実は、ココア第6号の「僕の母」で大反響を呼んだ、ともが、改名したものです。 あのときは連絡もつかないまま、ブログから無断転載したのでしたが、ある日、メールが来ました。
雨女の詩は、やはりちょっと深刻な内容なのだけど、なぜかロジックが軽快です。 石井もそうだけど、この開かれた軽快さは、天才なのだろうと思います。
詩の雑誌などに投稿して新人賞を狙うような、ギラギラした汗っぽさもない。 わたしはそんなふたりが、大好きです。
      ※
秋亜綺羅の 「3つのドリーム・オン」。 ひとつめとふたつめの 「ドリーム・オン」 は、最新作。 最後の「ドリーム・オン」 は1975年が初稿です。 東京・石神井公園の野外ステージで、ドクトル梅津のサックスで朗読したものです。
それから40年近く、朗読などを繰り返すことですこしずつ変化し、ついに、ふたつの詩に分かれたのでした。
わたしはいつも自分の詩を持ち歩いていて、一文字でも直したくなったら、立ち止まって、鉛筆を持ちます。 詩を、醸造させるためです。 醸造には時間も必要だけと、ときどき掻き混ぜる必要もあるのです。 それが朗読という行為です。
だけど醸造というより、ひとつの詩がふたつになったのは、初めてのことだったので、自分でもびっくりして、今号でまとめてみました。
                

著者について
池井昌樹=詩人。 1953年生。 東京都在住。
  詩集に  『眠れる旅人』 『童子』 『月下の一群』 、 近刊 『明星』 など。
「歴程」 同人。
現代詩花椿賞、詩歌文学館賞、三好達治賞など受賞多数。

望月苑巳=詩人、ラジオ日本 「モーニング・シネマ・チェック」 パーソナリティー、
映画評論家。1947年、東京生まれ。
詩集に 『ひまわりキッチン』 『鳥肌のたつ場所』 など。
著書に 『団塊力 ひもパン洗濯おとーさん奮戦す』 など多数。
詩誌 「孔雀船」 主宰。

一倉 宏=コピーライター、作詞家。
1955年生。 東京都在住。
著書に 『ことばになりたい』 (毎日新聞社)、
『人生を3つの単語で表すとしたら』 (講談社)、
『ななえがトイレで泣いたこと』 (TOTO出版) など。

雨女 薬=1994年生。 大阪府在住。 高校3年。
ブログで詩を発表。

石井萌葉=1994年生。 千葉県市原市在住。
文化学院高等課程3年。
小学6年から詩を書きはじめ、現在は自身のブログで活動中。
 
秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
  角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」(寺山修司) に、
  ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (1971年)。
 
 
目次

  ■小詩集
    池井昌樹 「彩月」 全5篇

 

   一倉 宏 「水月の日記」 ほか1篇
   雨女 薬 「わすれないでください」 ほか1篇
   石井萌葉 「ワルツのために」 ほか4篇
 望月苑巳 「テーブルの下の二十一世紀」 
 秋亜綺羅 「3つのドリーム・オン」

 ■ブログ=ココア共和国
   秋亜綺羅 「詩ってなんだろう」
        「秋亜綺羅の長いつぶやき」
 
 装丁=柏木美奈子
 
 
 
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閉じる コメント(14)

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わたしも「ココア共和国vol.1」が送られてくるまで詩を読むことも忘れていました。
それこそ30年以上です。今日ここで「池井昌樹」という名を見て、ふと古いスクラップブックを取り出してみました。
2003年の読売新聞の詩評を書いていたのが池井昌樹さんでした。

「今あるものも亡いものも、今からあろうとするものも、いつか聞くだろう聞いただろう同じ音色。
遠くから遠くへと貫く玲瓏な一すじの音色。それを詩と呼んではいけないだろうか。
その音色に耳澄まし、聞き惚れることこそ私たちが人間であるためのかけがえない糧−そう思ってはいけないだろうか。」

そう書かれていました。詩を読むのを忘れていてもこういう言葉に反応して切り取っていた自分がいました。

2012/7/11(水) 午後 9:11 [ まこと ]

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まことさん。
きのうときょう、写真家の宮内文子が仙台に遊びに来ていて、
劇団どくんごの、公園でのテント公演を観て帰って来たところです。
詩人の伊達泳時もいっしょでしたよ。
あらんかぎりの力を振り絞っての演技は、
いつ観ても感動しますね。
いつもは舞踏の伊藤文恵も、楽器演奏でお手伝いしていました。

えっと。 まことさんは忘れたかもしれないけど、
池井昌樹は、「詩芸術」(芸術生活社) にも書いていました。
日原正彦もそうでした。 わたしも。
あのころは、池井と喧嘩ばかりしていたけど、
いまは、なんか戦友みたいな気分です。

2012/7/12(木) 午後 11:00 [ ココア共和国 ]

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いいなあ。戦友のいる秋亜綺羅くんがうらやましい。

2012/7/12(木) 午後 11:15 [ まこと ]

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同人詩誌「群青」の編集役をしている、雅清こと新サスケです。
先日は、詩誌「ココア共和国」vol.10をお送り下さり、ありがとうございます。
僕のブログ「サスケの本棚」に、拙い感想を書きましたので、トラックバックさせて頂きました。
また同人3名のささやかな詩誌、「群青」第24号を送らせて頂きましたので、よろしくお願い致します。

2012/7/13(金) 午後 9:55 [ 雅清 ]

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まことさん、すみません。戦友になれなくて。
秋亜綺羅さん、本ありがとうございました。

2012/7/13(金) 午後 11:04 [ mcberry ]

届いてから繰り返し「彩月」をひとり朗読する。
染み入るようにはいってくるのです。
詩はよいものだと改めて思ったり、自分にはなにが描けるのかと問うたり、たいへん刺激剤となりました。

2012/7/14(土) 午前 0:57 [ 十六夜KOKO ]

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まことさん。
池井昌樹には30年ぶりくらいに電話しました。
ココアに原稿を頼むためです。
ふたりの会話をちょっとバラしちゃうと、(池井、ごめんね)
「ほんとはね。 わたしは、わたし以外の詩はぜんぶ、認めないよ。 池井の詩だって認めない」。
「おれだってそうだよ。 おれ以外の詩は、秋亜綺羅の詩だって認めんよ」。
まぁ。 これで、原稿依頼は成立! というわけです。

2012/7/14(土) 午後 9:39 [ ココア共和国 ]

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雅清さん。
いつもとりあげてもらって、ありがとうございます。
わたしの詩 「ドリーム・オン」 ですが、ドリーム・オンの意味は、
実は、わたしもわかりません。
この詩を書くときのわたしだけの掟があって、
エアロスミスの 「 ドリーム・オン」 を音量いっぱいで聞きながら
書くのです。 推敲のときもです。
脳みそに日常のことを考えさせる余裕を与えずに、
大音量のなかで書くのです。
そんな書き方をして、タイトルがレコードと同じ。
といったわたしの詩は、わりとたくさんあります。
たとえば 「あやつり人形」 という詩も、
パンタ (頭脳警察) の 「あやつり人形」 です。

2012/7/14(土) 午後 9:57 [ ココア共和国 ]

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mcberryさん。
こんど、まことさんと3人で飲みましょう。
ただ飲むのも芸がないから、
イベントでも企画しませんか。
場所は、旧マックベリーまえの路上とか。

2012/7/14(土) 午後 10:02 [ ココア共和国 ]

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十六夜KOKOさん。
KOKOさんが池井昌樹の詩に惹かれるのは、わかる気がします。
KOKOさんは、魂を大事にする詩人だから。
絵の道具が絵の具のように、
詩の道具はことばだと思われがちですが、
池井の場合は、詩の道具は、魂です。
魂は、鉄もコンクリートもガラスも、通り抜けることができますが、
生きている動物の皮膚を抜けることはできません。
だから池井は、宙を飛ぶ魂たちを、素手で捕まえるのです。

わたしは違うんです。 猫にまたたびを与えるように、
宙を飛ぶ魂たちをことばで騙して、集めて楽しむタイプです。

2012/7/14(土) 午後 10:29 [ ココア共和国 ]

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早速、amazonで注文させていただきました。

詩に殺されていく…のですか。
願わくば、私もそのようなものに殺されたい…。

ずっと抱え込んで醸造させると、二つに分かれていくこともあるんですね。どんな感じなんだろう。
読ませていただくのが、楽しみです。

2012/7/16(月) 午後 8:11 [ 雑賀 葉 ]

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mcberryさんて、私の住所がわからない秋亜綺羅くんのために
自転車で家まで「ココア共和国vol.1」を届けてくれたM君?
旧マックベリーまえの路上には思い出がいっぱい!
「大通りを横切って」を歌いながらうちに帰った。

2012/7/17(火) 午後 9:34 [ まこと ]

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SAIKAさん。
ふつう詩というと、日常や現実をことばで表現する、
みたいに思われがちですが、
池井昌樹には詩しかない、というか、
詩さえあればいい、というか、
自分が生み出した詩のなかを生活している、という気がします。
わたしの場合は、いささか演出的です。

2012/7/18(水) 午後 3:12 [ ココア共和国 ]

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まことさん。
旧マックベリーまえの路上パフォーマンスは、
ココア共和国をカゴに入れて、
Mくんが自転車でやって来るところから
始まり、始まりです。
そこには、若い若い、まことさんが立っています。
若くて元気で、悩みがいっぱいの、まことさんでした。

2012/7/18(水) 午後 3:23 [ ココア共和国 ]

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