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2016年2月22日(月)
おはようございます。 ことし、はじめての更新かな。
東日本大震災から5年が近づいてきました。 長かったなと思うひとや、なにも変わっちゃいないじゃないかと不満を感じるひと……。 町には慰問ということで、タレントたちのコンサートがあったりしました。 地域のお祭りなどもだいぶ復活してきています。
だけど。 海が目の高さまでやってきて、握っていたはずの友だちの手を離してしまった瞬間から、時間が止まったままの子もいます。 時間が固まったまま、12歳だった少年は17歳になりました。 そんな子たちに、詩人はなにかできるといえるでしょうか。
3月13日(日)、東京の座・高円寺での、演劇関連の 「公開トーク」 に呼ばれました。 宮城が生んだ天才の演劇人・いまは亡き石川裕人の話題から、トークは始められるようです。 震災後の6月、石川裕人はわたしの事務所に遊びに来ました。 その日の石川のブログが、以下です。
石川はわたしとの会話を 「オフレコです。 オフレコにしないと非難囂々だと思うんで」 と書いています。 実は、震災があったときお互いなにをしていたか、という話になって、わたしは 「海の近くでサーフボードを売っている店を捜していましたよ」 といったのです。 それを石川裕人は笑いながらも 「それは外で言わないほうがいいですよ」 と……。
ところが、のちに石川が出してきた新作には、津波に果敢に挑戦した幻のサーファーが登場していたのです。 したたかですねぇ。
石川裕人の演劇について、わたしが昔書いた文章は、以下です。
スケールが違うのを感じるでしょ。
手抜きの芸をしてサインと握手をして 「反対に元気をもらっちゃいました〜」 などといって帰っていくタレントたち。 すくなくとも、隣のライバルたちを蹴落として這い上がってきた、その必死を見せてほしいんだ。 それは演劇だって、美術だって、文学だっておなじだよね。 その、必死の凄まじさこそしか、時間が止まったままの少年と向きあうことができるものなんて、ないじゃないか。
3月13日(日)、お近くの方、時間のある方、ぜひおでかけください。
あ、それから。 3月8日の朝日新聞の夕刊に、震災の詩を書くことになっています。 すこしく宣伝っぽい話になりましたが、よろしくです。
秋亜綺羅
●●● 詩の絵本 「ひらめきと、ときめきと。」 ●●●
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
季刊ココア共和国 vol.18
秋亜綺羅(著), 小林稔(著), 木下龍也(著), 岡本啓(著), 高橋英司(著), 草間小鳥子(著), 為平澪(著), 吉田稀(著), 新井弘泰(著), 柏木美奈子(編集,イラスト) 2015年12月1日発行 価格:¥540
◆商品の説明 ♪内容紹介 詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第18号。 *
今号は、8名のゲストをお招きしました。
もっとも好きな詩人はだれかと聞かれると、わたしは小林稔と答えます。 わたしみたいな軟弱なロジックの詩人が、究極の現代詩人である小林稔を好きだなんて、ちょっと不思議でしょ? 現代詩が難解といわれるのは、日常のことばのように伝達の道具ではないからでしょ。意味を壊しただけの、かん違いの現代詩も多いのだけれど。小林稔のことばは意味でも無意味でもなく、事件として脳に入り込んできて、長くとどまります。それは危険なことなのかもしれませんが、わたしの脳にはやっぱり快感なのです。
小林稔とは面識もなく、おそるおそる原稿をお願いしたのだけど、快諾してくれました。よかった。
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短歌の世界でいまや人気沸騰の木下龍也には、いそがしいのを百も承知で、登場してもらいました。ことばの鋭いひらめきと、その切れ味をじっくりと楽しんでもらえると思います。
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岡本啓はことしもっとも注目された詩人です。たしか6月に、初めて会いました。速度と密度はあいかわらず。繊細なことばづかいで、スケールも大きく、行が進むにつれてどんどん開かれていくような展開がすごいです、ね。
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高橋英司はわたしと同世代。学生時代から東北を代表する詩人として、ずっととても気になっていました。昨年、初めて会うことができました。ウィットあふれるレトリックは健在です。
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草間小鳥子は新鋭の詩人だけど、ことばを軽く、タンポポの種子を飛ばすようにあやつる技は天性だろうか。詩を書く楽しさが伝染しそうです。
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為平澪の詩も、楽しさが伝わってきますよね。7月に東京・両国で開かれた「東京ポエケット」が、為平澪との出会いでした。ストーリーを最初に作るタイプなのかな。いささか理屈っぽいところも、またおもしろい。
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吉田稀には小詩集を組んでもらいました。ユニークな発想からくり出されることばと本気で向き合い、次第に完成していく詩を楽しめます。
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新井弘泰とは学生時代からの友だちです。70年代の、現代詩朗読の仕掛人でした。海外での朗読会も含めて、エッセイを書いてもらいました。なつかしい写真もありますぜ。みんな、若かったね。
◆著者について
『砂の襞』 (思潮社・2008) 、『遠い岬』(以心社・2011) など。
評論集に 『来るべき詩学のために』 (以心社・2014・2015)。
詩誌 「ヒーメロス」 主宰。
♪木下龍也=歌人。 1988年生。 山口県在住。
歌集に 『つむじ風、ここにあります.』 (書肆侃侃房・2013)。
全国短歌大会大会賞。
♪岡本啓=詩人。 1983年生。 京都府在住。
詩集に 『グラフィティ』 (思潮社・2014)。
現代詩手帖賞、中原中也賞、H氏賞。
♪高橋英司=詩人。 1951年生。 山形県在住。
詩集に 『青空』 (詩学社・1985)、
『ネクタイ男とマネキン女』 (ミッドナイト・プレス・2012) など。
詩誌 「山形詩人」 編集。
♪草間小鳥子=詩人。 1987年生。 神奈川県在住。
詩集に 『てのひらに冒険』 (クロネコ商會・2014)。
Poe-Zine 「CMYK」 に参加。
♪為平澪=詩人。 1975年生。 兵庫県在住。
詩集に 『割れたトマト』 (土曜美術社出版販売・2012)、
『バッド・トリップ』 (私家版)。
詩と思想新人賞。
♪吉田稀=詩人。 1968年生。 兵庫県在住。
詩集に 『遠いお墓』 (澪標・2014)。
大阪文学学校詩のクラス卒業。
♪新井弘泰=詩人、評論家。 1955年生。 東京都在住。
桜美林大学講師。
♪秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
丸山豊記念現代詩賞。 ≪目次≫
■詩 小林稔 「記憶から滑り落ちた四つの断片」
岡本啓 「ポリフォニー」
高橋英司 「恋愛コスパ」
草間小鳥子 「レイニー」
為平澪 「機械──悲しい重力」 ほか1篇
秋亜綺羅 「死は生のなかにしか存在しないのだから」
■短歌
木下龍也 「きのうの事件・事故・自己」
■小詩集
吉田稀 「猫の返事」
■エッセイ
新井弘泰 「「詩」を探して」
装丁=柏木美奈子
●●● 詩の絵本 「ひらめきと、ときめきと。」 ●●●
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
2015年8月20日(木)
おはようございます。 秋亜綺羅です。
柏木美奈子のイラストと、秋亜綺羅の詩を組み立てた、詩の絵本 『ひらめきと、ときめきと。』 が発売になりました。
絵本というより、未完成の詩に、未完成のイラストを加味することで、ひとつの詩にならないだろうか。 または、ひとつの絵画にならないだろうか。 というひらめきから、試みは始まりました。
絵本はふつう、絵でストーリーを追うものですが、この本のストーリーは100%、読者まかせなのです。
ときめきまで、たどり着くことができたかどうかはわかりません。
最初の2ページだけ紹介します。
できましたら、アマゾンまで行っていただけたらうれしいです。
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おはようございます。 秋亜綺羅です。
仙台の詩人・一方井亜稀と武田こうじが主宰する、仙台ポエトリーフェス2015が、9月5日(土)午後2時より、劇団 I.Q150スタジオで催されます。
全国から詩人、そして舞踏家や音楽家や演劇人を招いて開かれる、年にいちどの朗読の詩祭です。
出演は一方井亜稀、藤川みちる×秋月慧、カニエ・ナハ、及川俊哉×鯨井謙太郒、TOLTA、武田こうじ×中里広太、曉方ミセイ、秋亜綺羅×丹野久美子×只野展也の予定です。
チケットは前売り1200円、当日1500円。 ローソンチケット:Lコード23447、チケットぴあ:Pコード444-788、イープラスでも発売中です。わたしにメールをいただいてもかまいません。 ぜひ、ご参加ください。 わたしのメルアドは、aa@akiakira.com です。
主催=Sendai Poetry Fes 2015 実行委員会 tel.090.2954.7719
共催=思潮社
終了後、ささやかな打ち上げを行いますので、それにもぜひ!
会場の案内図ができましたら、またブログアップします。 ね。
P.S. 会場(I.Q150)への案内図ができてきました。 以下です。 お待ちしています。
チラシ(フライヤー)が欲しい方には郵送しますので、メールください。 秋亜綺羅
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「沃野」599号
2015年6月1日
発行:長谷川節子
〒454-0954
名古屋市中川区江松4丁目726
作品
竹内萌・江川直美・大野とも・長谷川節子・八町敏男
尾崎淑久・岡田忠昭・吉田豊・小木克己・山田茂里夫
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