バセンジ里多ちゃんの糖尿闘病記

11歳、カリフォルニアから引っ越したばかりの女の子の糖尿病日記

博士論文

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12年前に棚上げし、2008年5月から再開した博士論文完成までの記録
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Ph.D. 授与

今日8月11日付けのレターが来て、正式にPh.D.(文学博士)が授与された。

再開して二年強。長かった〜。

応援してくれた夫や母や家族、友達に感謝の気持ちでいっぱいであります。

これでこれから、何でまだ論文が終わっていないのだという悪夢を見ずに済みます。
以前同級生だった詩人のChris Funkhouser(クリス・ファンカウザー)。

今ブラジルの大学で教鞭を取っているらしい。

オバマの就任に際してのデジタル詩をネットで掲載している。

スポンサーはAPだそうだ。

サイトはこちら。画像をクリックしてください。

以下がクリスに書いたメッセージ。オバマの冷静沈着の元である深層心理を表しているみたいですね、という評を書いた。

I listened to your work. I've been always wondering what the source of Obama's coolness is,
but you may have depicted the deep state of mind that creates his calmness.
It is sad to imagine how that state will become so complicated when(if) he pushes the button
of aerial bombing over Afghanistan.

Your music also made me think of today's world situations in a somber manner.
試験で引用する本のリストについてドンと電話で話した。

彼の言うことはビミョーに毎回毎回違い、そして、だんだん詳しく、中心に近付いていく。

最初から言ってほしいという感じはする。

とにかく筆記試験 I と II は、アメリカの大学で20世紀英米文学を教えられるか、という能力を問う。

だからキリスト教哲学や、大江健三郎、村上春樹とかの日本の作家が多すぎた私の最初のリストではダメなんだそうだ。

「ほんじゃフォークナー、スタインベック、シルビア・プラスなんぞをバシバシ入れればいいんでしょうか。そしてポスト構造主義の評論家だったらいいわけですナ(現代文芸評論の代表的立場であるということと、自分の小説が実験的な要素を持っているため)」と確認すると「そうだ」とのこと。

な〜んだ、もう読んだものを含めればいいだけだ!

自分が今書いている小説は、キリスト教哲学的な立場から分析しようとキンチョーしまくっていたのだが、それは口頭試験のところで言えばいい、と。

「ここにあげている、キリスト教的哲学ね、(ベンヤミン、ハイデッガー、キルケゴール、キルケゴールを分析したアドルノ等)これ、ピエールもボクも質問できるほど何も知らないからね」とおっしゃる。(ちなみにこちらも何もわからない。何でこんなものを入れたのか←自分)

でも口頭試験は自分の分野についてなので、比較的自由なんだそうだ。

また安心した〜。

早く言ってよねって感じです。

明日からフォークナーの再読だ!これならするする読める〜。

ヴァルター・ベンヤミンやらハイデッガーとは違う〜。意味わかる〜。(分析できるほど深く読んでいるかどうかは別にして)自分の住んでいる地球言語に近い〜。

ミリアム

博士論文委員会への参加をお願いしていた作家のリン・ティルマン先生が、腰の手術をされることもあって、できない、とのことなので、カリフォルニア大学バークレー校の比較文学助教授で友人のミリアム・サスに再度、委員会に入ってもらうことをお願いした。

以前も頼んだことがあったのだけれど、彼女は小説家ではないので、「誰かそういう人になってもらった方がいいよ」と辞退してくれたのだ。

彼女には博士課程に再入学するのに際して推薦書を書いてもらっている。

ミリアムは非常に性格も頭も良い人で、今までの私たちの会話は私のレベルに合わせてくれたという感がある。

味噌汁の作り方はね〜、みたいな。

それが最近ちょっと学術的になってきたっちうか、私が論文の方(小説は、まぁ、いいのよ)で苦労しているのを知っているので、論点と論点との間であやしいところがあると「今のをもう少し詳しく説明せよ」みたいな、迫ってくる感覚が出てくるようになった。

もともと私のメンター的存在なので、ありがたいことだと思いこそすれ、やめてほしいと思ったことはない。

今日またあらためて委員会に並んでもらうことをお願いしたら「友達としてアプローチしたい」と言ってくれた。

「でも経験ある学者なんだから、おかしいところはバシバシ言ってね。」と頼むと

「それは言う。」という答え。

言ってくれるかね〜。一度バシバシ言ってくれた時は頭がとにかくいいから、付いていけないなコリャ、とちっと蒼ざめた。

そのぐらいがちょうどいいのだがね〜。

バシバシ言ってほしいもんだ。

Ph.D. 試験

博士試験の日程他を決めにアルバニー入り。

我の卒論委員を務めてくださる詩人のピエール・ジョリス(パウル・ツェラン学者)とドン・バード先生に実に12年ぶりに会う。

ピエールには彼がバークレーで詩の朗読をした時に会ったし、彼と夫とはしょっちゅうeメールでやりとりしているけどね〜。

日程(来年1月)を決めるだけでもキンチョーしていた試験だが、なんと持ち帰り試験だから、eメールでできるとのこと。

ひえ〜、それなら安心。教室での筆記試験かと思っていた。今まで何度も試験の形式を聞いていたのに誰もまともな返事をくれないところが文学部?

質問2つの各1つについて72時間以内に5,000ワードの論文形式で答えれば良い。

3つ目の試験は口頭なので、これは学校に出向かねばならず。その方は来年の2月初めに受ける。

もう一度、その3つの試験に合わせて趣意書を書き直さねばならないが、3月に書いた苦しみから比べればなんてことないぞ。

だいぶ先が見えてきたって、小説書く方は歴然として残っているのだが・・・。

予定

2009年1月末: 筆記試験

2009年2月初め: 口頭試験(いわゆる論文の弁論)

来年春学期の終わりか夏学期に小説とその分析を完成。

その後、日本への引越のあれこれが待っている・・・。

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