バセンジ里多ちゃんの糖尿闘病記

11歳、カリフォルニアから引っ越したばかりの女の子の糖尿病日記

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「ぐるりのこと。」(2008年)
この映画のことは色々賞を取ったという以外は何も知らなかった。
実家で母と見た。

いい映画だった!脚本もいい。橋口亮輔という映画監督をこの映画で初めて知った。
あんまり生活力のない、頼りなげだけど優しい夫に飽き足らなくなったら見るといい映画です。夫婦であるということの良さがしみじみと伝わってきます。

科白が短いという意味では「歩いても歩いても」に似ている。ドキュメンタリー風な撮り方(長いパンとかいつも比較的低い位置のカメラとか)も是枝さんに近いものがあるかもしれない。サリン事件や小学生無差別殺人などの実際にあったできごとに模したらしい事件を法廷画家の目から見れるというのが面白い。その事件の描写の適度なドラマチックさも良い。(ちなみに使われている、日本画を描いた日本画家は山下健一郎さんという方のだった。他に、山口桂志郎さんなどの名前がタイトルバックで見られた。現役で活躍している芸術家の方々である。ところで法廷画家と言えば、先日の元厚生事務次官宅連続襲撃事件の公判の絵がすっご〜く見事で感心したのだけど―NHKだったような??)
そして何よりこれが初めての映画というリリー・フランキーも木村多江もいい味を出している。

あらすじ
佐藤カナオ(リリー・フランキー)と翔子(木村多江)はそれぞれ法廷画家、小さな出版社の編集者として働く貧しい夫婦。都内の小さなアパートで静かに暮らしているうちに、生まれたばかりの女の子が亡くなるという悲劇に直面する。それをきっかけに鬱になっていく翔子。最初は何となくあぶなっかしく、簡単にヘラヘラと浮気でもする薄い人間なんじゃないかと思わせていたカナオが意外やとても心の病を負う妻を優しく見守っていく。
子供が亡くなってから数年たって翔子は、心をいやすために通い出した寺の尼僧から天井画の依頼を受け、それに真剣に取り組むうちに健やかな心を取り戻していく。

最初はイヤな母親だった倍賞美津子さんが、はい、いつものように良い味を出しています。あと翔子の兄役の寺島進さんも奥さんも、画家とは反対の不動産やの俗っぽさを出していてすごく良い。嫂のヤな性格が短い科白と演技で見事に出ています。
圧巻ははい、これもいつもの通り柄本明さんですね。幼い子供を暴漢に殺され今でも週末には犯人のいる監獄の外に立つという、肺気腫になってもすぱすぱタバコを吸う役ですが、この俳優ほど俳優なんだということを忘れさせてくれる俳優はないです。

いずれにしても次の橋口亮輔監督作品が楽しみです。

Breaking the Waves (1996)

Breaking the Waves (1996)

カンヌ映画祭グランプリ受賞映画。
音楽を使わず、ロケーションのみで撮影し、合成フィルタを使わない8mm映画のような効果を持たせるドグマ95のひとつ。

あらすじ:
スコットランドの厳格なカルヴァン派クリスチャンの家庭で育ったベスが、出稼ぎで石油発掘所で働くヤンと結婚する。子供のような純粋な心を持ったベスはヤンの不在に耐えきれず何度も、家にヤンを返してくれと神に祈る。その祈りがきかれたかのように、ヤンは発掘所の事故で全身麻痺となる。

妻との夫婦生活ができなくなったヤンは妻に恋人を持つように要求する。妻が性的に生き続けることで自分も生きられると。それは最終的にベスの信仰となり、彼女は娼婦にまでなる。



何と言ってよいか・・・非常に病んだ映画でありました。が、力強く、映画としてはいいのではないでしょうか。Dancer in the Darkと同じでもう二度と見なくていい、というほどの異常感がありますです。(でもげーじつ的にいい作品って病んでないといかんのよね。)

映画論から言うと、映画作りにおいて色々な話ができそうです。

非常に限られた土地面積の中でのみ撮影をしているという点ではDancer in the Darkと同じです。このスコットランドの村では実際、皆、ほとんどどこにも行かず生活しているのだと思います。演技もリアリティのみを追求しておりまして、まるで誰かの普通の会話を盗み聞きしているよう。好きです、こういう映画。こういう作り方で、もっと異常じゃない・・・普通の映画が見たいです。かつての「マルメロの陽光」みたいな。

出稼ぎに行っている夫からの電話を待って公衆電話ボックスで眠りこけるベス。ようやくかかってきた電話で夫に「みんなが、あなたのことを私、異常に愛しすぎていると言うの」と語りかけます。それに対して夫は「俺のことを思いっきり愛してくれ。人の言うことなんか気にするな」と言います。
そのやりとりが良かったです。

ベスを演じたEmily Watsonは「ワーニャおじさん」他で見た記憶がありますが、いかにも舞台出の実力派。・・・うますぎて簡単に好きになれないタイプ??

夫役のStellan Skarsgårdも鍛えていないっぽい肉体が実力派っぽく良かったです。

愛の強さを考えさせられる映画でありました。

Dancer in the Dark (2000)

ダンサー・イン・ザ・ダーク

緒方拳さんも(ドラえもん3つ抱えて)ご覧になった映画だと言うので観ましたが・・・こ・・・これは・・・悲しい映画だなぁ。やるせない。いい映画です。

詳しいあらすじはワイキペディア他でご覧ください。

「ファーゴ」で血も涙もない殺人犯を演じていたピーター・ストーメアが、主人公のチェコスロバキアからの移民セルマ(アイスランド出身の歌手ビョークが演じている)に恋をする労働階級の男を好演していた。

セルマの親友で、これも工場で働く女を演じるカトリーヌ・ドヌーブが出ていた。彼女は昔から好きな女優。数週間前「昼顔」また(5回目かっちゅうぐらい)観たのだが、あの頃のようにあまりにもきれいすぎる若い頃だと彼女が女優として稀有なほど上手いということがなかなかわからないのだなぁ。
自分でも疑ってしまったもんね。

今回、年をとった彼女を見て「うん、このヒトぁ、やっぱりうまいよ」と思いました。

その他に円熟してからの演技で好きだったのは「女たちのテーブル」「インドシナ」であります。

主人公のあまりにも悲しすぎるセルマを演じたビョークですが、歌手とも思えないぐらい上手いですねぇ。地味なのにすでに世界的に有名なのもうなづけます。

ワイキペデディアでデンマークの映画界でドグマ95と呼ばれる、まぁ多分インディーズ系のような映画作りの心得ができていることを知りました。いいですね。そういう風にハリウッドの派手な映画作りに対抗するような手法がきちんとできるということは。

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東北のリサーチ旅行も終わり今日は母と栃木県鹿沼市立川上澄生美術館にいってきた。

宇都宮駅にまずいったのだが駅においてあったチラシの絵に惹かれて、まだ知らなかった曽我芳子画伯の展覧会に向かった。

美術教師を定年後はもっぱら廃船の絵ばかりを描いたという。

感情に訴えるからではなく、構図に惹かれたからだそうだ。

穏やかで決して怒ることはなかった。

ただひたすら描いた人生だった。

いい絵ばかりだ。

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Kite Runner (2007)

Kite Runner (2007)

ん〜、なぜか邦題サイトが見つからず、げっ、日本でも発禁処分になったのかしらと一瞬思いました。

話題になったアフガニスタン人のベストセラーなのでご存じの方も多いと思います。
思いは複雑です・・・。

アフガニスタンの子供たちが性的な虐待に曝されていることを問題視した映画としてアフガン零年などの名作がありますが、ベストセラーの背景でそういうのがあると、本当に本当に悲惨なことが利用だけされたようで釈然としないのであります。




とここまで書いていったん止めたのですが、それでは意味がわからないので書き続けます。

原作を読んでいないし、これから書くことは原作の文学としての価値とは何ら関係のないことです。

映画で問題になったのは、ハッサンというハザラ人の男の子が、タリバンに多くいるパシュトゥーン人の男の子に性的虐待を受けるシーンです。その役を演じた男の子(非常に上手い)とその家族が、そのような意図で使われるとは、アメリカ側から知らされず、民族の恥だし、命にかかわると大いに立腹している、と言うのです。

ここでもアメリカ側が、自分の狭い価値観で物を作ってしまった経緯がある。
監督は民族対立が非常に複雑な、本物のアフガンの子役を使うべきではなかった、と思います。

あるいは使うのなら、性的虐待ではなく、子供の立場をあやうくしない、単なるなぐりあいぐらいにすべきだったでしょう。

それをしなかったのは、ハリウッドの無知と身勝手です。

ちなみにこの映画に出たアフガニスタンの子役4人はドバイ経由でカリフォルニアに来たそうです。

この映画は、その性的虐待シーンと、タリバンが、子供を性的快楽の対象としていることをにおわすシーンのために、アフガニスタンで発禁処分となっています。

本当にアフガニスタンの将来のことを考えて作った映画なら文句は言いませんが、話題のために結果的にせよこうなってしまった責任は非常に大きいと思います。

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