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私の地元は「スイーツ王国」と呼ばれる程、美味しいお菓子屋さんが沢山ある。
しかも他の土地に比べて価格もかなり安い。
例えばショートケーキは1個200円弱で買えるのだけど、
都会のケーキ屋さんで買う500〜600円のケーキなんかよりも断然美味しい。
お菓子だけじゃなくて食べ物は美味しくて、
どこの喫茶店や定食屋さんに入っても安くて美味しいのである。
とは言えもちろん都会価格のお店もある。
もちろん美味しい。
もちろんそうでもないお店もある。
そんな事を言いたいんじゃなくて(←だったら早く本題を言え)
例えばちょっと高めのケーキを売ってるお店。
売れ残ったケーキは勿論その日の内に処分されてしまう。
なんて勿体無い!
だったらスーパーみたいに閉店間際に半額にしてよ!
捨てる位なら頂戴!
と、庶民丸出しな考えでずっといたわけですが
最近になってようやく『商品の価値を下げない為に値段を下げない』という意味が分かって来ました。
私は人間としての生き方と食べ物は別物だと考えていたのですが、
よくよく考えてみればケーキは職人さんにとって「生き方」そのものなんですよね。
だから売れ残ったケーキが沢山あったとしても、
『値段を最後まで下げない事』には意味がある、と。
それこそが職人魂なんだ!と。
気付くの完全に遅過ぎなんですが(笑)
今まで自分が持っていた「消費者としての一方的な価値観」が
大変申し訳なく、そして恥ずかしく思いました。
どんな職業・職種にも自分の仕事に誇りを持って働く人はいる。
自らの価値を下げてまで客に媚を売り利益や名声を得ようとする人間よりも
例え売れなくて捨てる事になっても媚びない姿勢は『プロ』である。
リスクを背負えないならそれはプロとは呼べない。
まぁ現実問題、情熱だけじゃ生きてはいけないけど
私はそんなバカをやっちゃう情熱家の方が人間的には好きだったりします。
昨日、実は人生で初めて「自分が食べる為」にケーキを買いました。
お土産で買う事はあっても「自分の為」にケーキ屋さんで買ったのは初めてです。
とは言え、地元の「安い」ケーキ屋さんですが(笑)
1個180円のケーキには
『見た目の華やかさで誤魔化そうとせず、味で勝負に出た』職人さんの
熱い生き様が詰まっていてとても美味しかったです。
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