<片山さつき>(千葉商科大学大学院教授 評論家) 『ここまでくると、独裁の足音が、、。』
25日の未明は、「どこよりも早い、22年度予算案への社説」を目指して、池田信夫先生との連携で、真夜中に、アゴラにブログをアップすることができました。
私のブログでは、1日半たって、しみじみと感じたこと、財政技術論では無い部分を、ちょこっと書こうかな、、。
国債依存度の48%というのは、過去最高。税収は、37兆3千億と、当初予算で初めて国債発行額を下回りました。
「互酬」という概念があります。あまり聞きなれない言葉ですが、税に当たる、国民からいただく負担には、それに見合う受益がある。裏から言えば、なんらかの受益を受けようとおもったら、応分の負担を出さなければならない、という考え方で、日本では旧く律令時代から、見られるという説があります。他の国でも、議会制民主主義ができるよりずっと前から、社会のルールとして、発生・維持されてきた、、。
国民への直接給付的色合いが最も強い、社会保障費に限らず、今回の22年度予算は、全体として、借金がほぼ半分、、。国民の同意を(税制改正法の国会での議決という形で)得た経費として集めた財源によって賄われる部分は、ついに半分になった、、。
フリーライダーを容認し続けると、社会は弱くなり、崩壊に向かう、、だから、負担をしないと村八分にする、共同体から排除する、、。
社会を維持する人間の知恵でした。
テレビ局のメイク室で、池田信夫先生と電話で話した時、「ここまでひどいと、「自民もだめ民主もだめ」で、独裁に向かうのではないか、、。」という危機感で、一致しました。
独裁者は、国が苦境にたったとき、あくまで民主主義の中から出てくるのです。プラトンの頃から言われていることです。
その傾向は、いろんなところで出てきています。
何とかこれを阻止し、健全な資本主義、健全な民主主義国家を確立しなければ、そのために知的な理論的柱をたてて、政治的ムーブメントにしていかなければ。
『内閣支持率47%、政党支持率36%対23%の意味』
今日、共同の支持率が出る、と聞いてはいましたが、50を切るかどうかな、と思っていたところ、微妙な数字が出ましたね。
理由については、もっと複雑です。支持理由としては、政治改革に期待できる、が1位ですが、前回から15ポイント下がっています。これは、偽装献金で首相や党幹部の古い体質が印象づけられたことと関連があるでしょう。偽装献金に対する対応については76%が、納得できないと答えています。
そして、行政改革に期待できる、はなんと17,1%と前回より増えているのです。これは、事業仕分けや、過去を否定するイメージの影響かな?しかし、脱官僚、政治主導で売り出した内閣としては、数字の水準自体は、高いとはいえないのでは。
最大の理由は「他に適当な人がいない」、、。どこかで見た数字です、。自民党総理の場合、これが上位に来る傾向が高い、、早くも与党病で硬直化してるということですか。
暫定税率を、マニフェストを破って維持したことについては、賛否が、拮抗しています。この項目は、もともと人気の高いほうではなかったので、想定内でしょう。
福田政権のとき、改革促進議連で、一般財源化し、ぶら下がり公益法人を改革する、という提言を出した我々若手としては、結果的にその現状が維持されたわけです。
子ども手当てに所得制限をつけないことは、評価が40%、評価しないが56%と、こだわった割には、反対が多かったですね。
普天間問題、、。一部の新聞は、国外移設すべき、が40%にも達していることを指摘していましたが、私は、日米合意どおり辺野古移設、が31%沖縄県以外の日本国内移設の18%と足すと、50%いらっしゃるということに、かなり安心しました。
ようやく自民党支持率が20%台にもどりましたが、これではまだまだ反転攻勢には程遠い。まだ3対2であることに、強い危機感を感じ続けなければ。
(2009.12.28)
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