<標高5000メートルの「エベレスト閣議」実施>
ネパール政府は4日、ヒマラヤ山脈(Himalayas)への温暖化の影響を訴えようと、世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の標高5262メートルのカラパタール峰(Kalapattar Plateau)で、凍えるような寒さのなか酸素ボンベを片手に閣議を開いた。
マダブ・クマル・ネパール(Madhav Kumar Nepal)首相と22人の閣僚はヘリコプターでカラパタール峰へ向かい、澄み渡った青空の下でシェルパ族伝統の祈とう式を行った後、次週デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開幕する国連気候変動枠組条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)に向けたネパールの環境宣言を採択。先進国に国内総生産(GDP)の1.5%を途上国の温暖化対策援助に寄付するよう呼びかけることで合意した。
ネパール首相は閣議後記者団に、「わが国では異常降雨・降雪が増えている。エベレストとヒマラヤ山脈に対する悪影響を最小限に抑えるよう世界に訴えたい」と語った。
これに先立って、インド洋の島しょ国モルディブは10月、温暖化による海面上昇で国が水没する危険を訴え、海中閣議を開催している。
(転載 AFP 発信地:カラパタール/ネパール 2009.12.04)
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