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怪盗・黒猫まりん

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ブルーホークちゃんを見送って部屋に戻ると、もう1時を過ぎていた



お化粧を落として、パジャマに着替えて歯を磨く

鏡の中の自分は少し火照った頬をしていた



布団に入ってもなかなか睡魔は訪れない

さっきまでの光景に酔うように、何度か寝返りをうっていると




りんりんりん




アタシの携帯がなった

見れば相手はブルーホークちゃんで・・・・・



『 まりん、もちろん起きてるよね

  どうせ眠れないだろうと思ってさ、電話しちゃった


  何か疲れちゃったよね、完全にこっちのことお見通しってカンジでさ

  まさか、アリスさまが来るとはね、しかも婚約のことまで話すなんてね



  さては


  オレ達が、周囲をウロウロしていたのが、バレてたのかな?

  近頃のバイトはどうも下手くそでさぁ、信用無くしちゃうじゃんね〜


  そうそう、まりん

  オレは明日さっそく南の地について調べてくるよ

  あの時、まりんが妙に考え込んでる顔をしてたからね

  ピンと来たんだ、何かあるかもって 』


『 さすが〜〜!

  ありがとう、お任せするわ、信用してる! 』


『 うん、任せときって!

  じゃあね、おやすみ〜〜 』


『 うん、おやすみぃ! 』



明るいブルーホークちゃんの声に

アタシは忘れていた眠気を思い出していた



何かが繋がりそうで、まだ繋がってこない

そんなジレンマを感じながらも、今夜はゆっくり眠ろう



瞳を閉じたアタシの耳に

どこからか、ママの歌う子守唄が聴こえてきた・・・・・・・








    
今日は寒かったですね
皆さまはお元気にお過ごしでしょうか?

近頃、耳を疑うような親の虐待のニュースばかり。。
わたしの母だって、自分の世界にいるようで、細かなところで気遣ってくれるのに。。

自分達の子供を、どうしてあそこまで追い詰められるのかな。。。
やり切れない気持ちでいっぱいです

   
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『 素敵な事ではありませんか

  お兄さまなら、きっと立派に成し遂げられると思います


  なにより、人の為になることをされるそのお気持ちが嬉しい・・・

  ね、セル、ノイラ

  あなたたちなら大丈夫よね、きっと立派にやっていけるわ 』



アマンの話に驚いて、一同が静まりかえった中

アリスさまの柔らかく澄んだ声が、部屋に響いた




『 きっと大丈夫だって!

  セル兄さんなら、もう父さんの代わりも同然だし

  オレもできるかぎり手伝うから 』



『 ノイラ、お前はいいなぁ、楽天的で

  
  まぁ、いつかは自分が継ぐであろうとは思っていたけれど

  こう突然だと、さすがに驚かされたよ・・・・・ 』



『 ははっ、お前なら大丈夫、好きなようにやれば良い

  もちろん相談事にはいつでも乗るから 』



『 それでは、もう一度お兄さまの決断と、セルとノイラの未来に乾杯しましょうよ

 
  コディさん、ガスターを呼んでくださる?

  特別なワインを持って来ているの、それを開けましょうよ! 』




ガスター、帰って来てるんだ!

二日間、アリスさまのお屋敷から帰らないみたいで、心配だったけれど

良かった〜、無事だったんだ〜〜



程なくして、ガスターがワゴンにワインクーラーを乗せて入ってきた

青い細身のボトルが、カタカタと音を立てている




あれ?

ガスター、足を引きずっている??



いつもは音を立てることもなく運んで来るのに

どうしちゃったのかしら・・・




『 ワインをお持ちいたしました、さあ、お注ぎいたしましょう 』



まず、アマンのグラスに注ぐと

ガスターはあたしのグラスに注ぎ始めた



『 あの、足・・・

  足を悪くされたのですか・・・? 』



『 まりんさま、いらっしゃいませ

  先日はセルさまとお話のところ、大変失礼いたしましたね


  この足は・・・実は、昨日、慣れない場所で転んでしまいまして

  お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありません 』



『 い、いえ、そんなこと・・・

  大事になさってくださいね 』



『 はい、ありがとうございます 』



笑顔でお辞儀をすると

ガスターは、ブルーホークちゃんのグラスにワインを注ぎ始めた

右足を庇うように歩く姿が、痛々しく見える

それでも、無駄の無い動作でワインを注ぐと、一礼をして部屋を出て行った



『 ガスターはとてもよくやってくださったのよ

  とっても素敵な婚礼のためのお道具を誂えてくださったの

  前王のところにも行ってくださって、今後の段取りも決めてくれたのです


  ただ、そこで足を痛めてしまったらしくて・・・ 』



『 アリスさん、ガスターは大丈夫ですわ

  心配される方が、きっと困ってしまうことでしょう

  さ、早く、乾杯致しましょう! 』




それから、アタシ達はたっぷりとパーティーを楽しんだ

アリスさまのピアノも素晴らしかったし、ノイラの真面目な歌声も素敵だった(笑っちゃったけど^^;)

何より、セルのマジックの見事なこと! には、驚いて口をアングリと開いたまま見蕩れてしまった





全てが終わって、アタシ達がアマンのお屋敷を出たのは、もう12時に近かった
  
  








    

お疲れさまです!
今日は、暖か〜、と言うよりは、暑いような一日でしたね
この後も大きな気温の変化がありそう・・・・・皆さま、体調管理の気をつけてくださいね

   
 
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『 さて・・・・・ 』



考え事をしていたアタシの頭の上で、アマンの声が響いた

顔を上に向けると、立ち上がったアマンが皆を見つめていた



『 食事中に悪いが、皆に聞いて欲しいことがある


  わたしは

  この春で、全ての職務から引退をしようと思う 』



『 えっ!!?

  それは、一体!!? 』




いつもは涼しげに話すセルが勢い立ち上がると、顔色を変えて早口に聞いた

見れば、ノイラも立ち上がっている

ふたりとも、聞かされてはいなかったんだ・・・・・




『 ここ数年、ずっと考えてはいたんだ

  長い事、働いた、より多くの富を得ることだけがこの世の全てだと決めて

  そのためには、良くないことにも手を染めてきた



  恥ずかしいことだ・・・・・

  それを考えるにつけ、その罪滅ぼしをしたいと願うようになっていった

  妻のコディの影響も大きかったな・・・ 』




アマンはそこで言葉を切ると、ママを見つめて微笑んだ

次の言葉を待つように、誰もが、静かに耳を傾けている




『 そこでだ

  わたしの仕事についてだが・・・



  営利を目的とする業務に関しては、これまでもずっと一緒にやってきた事もあり
 
  長男のセルに任せたいと思っている

  知恵もあり、人を使うことにも長けている

  大きな視野に立って、まとめ上げてくれることに間違いはない筈だ



  それ以外の、慈善事業などに関しては、次男のノイラに任せたい

  ノイラは心が優しく、そして素直で明るい

  きっと、周りとも上手くやってくれるだろう



  どうだ?ふたりとも 』



『 それは・・・・・ 』


『 いいじゃないか、兄さん

  オレはこれでいいと思う、とにかくがんばってやってみるよ
 
  で、お父さんは何をしていくつもり? 』


『 わたしは、南の地に行こうと思う

  あの土地には、まだ沢山の資源がある

  そこを開拓して困っている人達の為に役立てたいと考えているんだ 』


『 お父さん、でも南の地は、殆どが・・・・・・・

  本当に大丈夫なんですか? 』




アマンの話を割って、セルが何かを確かめるように聞いた

南の地がどうだっていうの?




『 大丈夫だ、セル

  それなりに手は打ってきた、着実に近づいている

  特別な重機だって、既に発注してある 』




重機?



そうか、そう言えば南の地は岩場ばかりの荒れた土地、確かに資源が多いとは聞いたけど

けれど、開発が始まれば雇用は生まれ、人々も街にも活気は出る

困っている人の多くが救われる



けれど、その為の費用は?

特別な重機となれば莫大なお金がかかる、もちろん人件費だって・・・・・

今までのアマンの蓄財だって足りるかどうか・・・・・



そんなことまでして、罪滅ぼしをしたいって考えているの!?

あのアマンが!?



ううん

それが成功したとすれば、いずれ莫大な富はアマンのもの

鵜呑みにしてはいけない、ちゃんと確かめるまでは!








    
いつもありがとうございます♪
黒猫まりんも、いよいよ、最終章に!!


って、できるなら早く、突入したい〜〜〜〜〜〜!☆^(o≧∀≦)oニパッ
 
  
 

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アタシは揺れる炎を見るフリをして、そっとアリスさまを盗み見ていた



どうしてここに!?

知られたくない秘密じゃなかったの!?




『 おめでとう! 』

『 お誕生日おめでとう!! 』




大きなケーキに立てられたロウソクが吹き消されると

みんな一斉にお祝いの言葉を口にした

アタシも動揺を隠して、となりのアマンにお祝いの言葉を言った




『 みんな、ありがとう

  これからの一年も楽しい年になりそうだ

  さあ、食事にしよう、電気を点けてくれ 』




アマンの言葉で、部屋の照明が点けられる

明るくなって、アタシは真っ先にアリスさまの方を見た



間違いないわ、確かにアリスさま

今日も小さい黄色の花をアップに結った髪に巻きつけている

アタシの様子を見て、ブルーホークちゃんも気づいたようだ

ぽん、と肩を叩いて合図してきた




『 さあ、まずは乾杯から

  皆さん、グラスをとって、好きな飲み物を! 』



それぞれに好きな飲み物をグラスに注ぐと、その場が静かになる

それを見計らって、セルがアマンの横に並んだ



『 お父さん、お誕生日おめでとうございます!

  この一年も元気で楽しく過ごせますように



  乾杯!! 』



『 かんぱ〜〜〜い! 』


『 乾杯! 』




目の前までグラスを上げて、微笑を交わす

アリスさまのその仕草の美しいこと・・・アタシはすっかり見とれてしまった

ふと合わせた視線、その眼差しも本当に綺麗で

この女性と復讐なんて、とっても結びつくとは考えられない・・・・・




『 そうだった!

  おふたりにはまだ紹介してませんでしたね

  このアリスは、わたしの妹なのです、年はずいぶんと離れてはおりますが


  幼い頃、レンドル伯爵のところの養女になりまして

  実はこの度、クリフ王の叔父君にあたるモーラスさまとのご縁があり

  この秋には結婚をすることが正式に決まったばかりなのです 』




『 ま、まあ!!



  おめでとうございます、アマンさん 

  おめでとうございます、アリスさま 』




やっぱり、正式に決まっていたのね

アリスさまがいらしたことに驚いたばかりなのに

養女のことやご結婚のことまで話すなんて、すっかり驚いてしまったけど

これはある意味、このご結婚の話に驚いたように上手く見せかけることができて

アタシにとっては、ラッキーってことね   ふふっ




『 ありがとう、まりんさん 』




少し首を傾げてアタシの目をしっかりと見ながら

アリスさまは微笑を湛えて、ゆっくりと大きく頷いた

アタシは心の耳をじっと澄まし続けたけれど

彼女の真のこころの声を聴くことはできなくて、寧ろ、優しい気持ちだけが伝わってきた




う〜〜〜〜〜〜ん




アリスさまは関係ない?

それともアタシが未熟でだまされてる?




う〜〜〜〜〜〜〜ん




にこやかな笑顔の仮面の下、アタシはアリスさまをじっと見つめて考えていた

 








    

いつも、応援ありがとうございます!
皆さまの励ましで、何とかがんばって来れています
本当に本当に、感謝の気持ちでいっぱいです

素敵な明日になりますように(人●´ω`●)


    
 
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『 はい、花束

  これはブルーホークちゃんが持っていってくれる? 』


『 はいよっ!

  それにしても、そのドレスいいねぇ

  良く似合ってるよ 』


『 ふふっ、ありがと

  これでアマンを誘惑するんだから 』


『 ええっ!? 』



花束の向こうで驚く声が聞こえたけど

アタシはすっかり無視して、玄関に向かって歩き始めた

後から、ブルーホークちゃんが慌てて追いかけてくる



ふふっ、これで目が覚めたかな?

彼にはしっかり働いてもらわなくちゃならないもんね



相変わらず綺麗に咲いている水仙に勇気を貰いながら

アタシは玄関のベルを押した



や、いなや、廊下をドタドタと走る音がして、ドアがすごい勢いで開けられる!!と・・・




『 まりん、待ってたよ〜〜!

  今日はありがとう、いきなりでごめんね〜〜 』



ノイラったら、迷子の子犬が飼い主を見つけた時みたい

嬉しそうに、アタシにまとわり付いて来る



『 ささ、とにかく入って!

  この前の部屋にみんな集まっているから!

  ブルーホークさんも、さあ、どうぞ 』



いつまでも玄関ホールにいるアタシ達の様子を見に来たセルが

隅で、所在無さげにしているブルーホークちゃんに気づいて声をかけてくれた



『 すみません、自分まで呼んでいただいて

  お言葉に甘えて、お邪魔いたしました 』


『 いえいえ、人数の多いほうが楽しいですから、特にお祝い事は

  さあ、どうぞ、入ってください 』




促されるままに部屋に入っていくと、ママがにっこりと迎えてくれる




『 まりんさん、ブルーホークさん、今日はありがとうございます

  さあ、夫の隣に、お座りになってくださいね 』



アタシはブルーホークちゃんから花束を受け取ると、アマンに差し出した



『 お誕生日、おめでとうございます 』

『 やあ、ありがとう、まりんさん

  これは綺麗だ!さあ、座ってください、まずは食事にしましょう! 』



アタシ達がすすめられた席につくと、いきなり部屋の照明が消える




♪ Happy birthday to you
♪ Happy birthday to you




家族みんなの歌声がすると、大きなケーキが運ばれてきた

ろうそくの火が揺れる、家族の顔が順番に浮かび上がる






『 !! 』






何気なく光を追っていた、思わずアタシは息を呑んだ





それは・・・・・

そこに見たのは・・・・・・

間違いなく、何度も写真で見続けた








アリスさまの笑顔だった!!













お疲れさまです

真央ちゃんのSPの曲は 『 仮面舞踏会 』
演技中からこぼれだす笑顔、可愛かったですね^^

この調子でフリーも笑顔を見せて欲しいです
み〜〜〜んな、がんばれ〜〜〜〜〜!!

アバターも何気にパーティー仕様にしてみました♪ 
 

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