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いつもいつもキミの傍に・・・

‥ボーダーライン

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ボーダーライン 2-2

 

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けっ


なんて、オンナだよ

だいたい、こんなこと、普通他人に言うかよ





僕は心の中で、さんざんに悪態をついた

小さな子供なら “ あっかんべー ” をしてるところだ






『 はい

  このお話は、これで、おしまい♪ 』






はっと気がつくと

ひなた自作の絵本の読み聞かせは、既に終わってしまっていた





う〜〜、くそぉ〜〜〜!

聞き逃してしまったじゃないか!!

これもみんなあのオンナのせいだ!!





ひなたがスケッチブックをたたみ始めると

子供達が駆け寄って周りを取り囲む

すぐに、楽しそうに話のやりとりが始まった






矢継ぎばやに“ まあるい国 ” への質問が飛んでいる





ひなたの作った “ まあるい ”世界は

子供達にとって、すっかり楽しい場所となったようだ





『 どうして? 』

『 どうやって? 』





何物にもとらわれない自由な発想からくる子供たちの質問に

彼女は、時には深く考え込みながらも、まじめな顔をして一生懸命に答えている




空想の世界で子供達と遊ぶ、その姿を見つめていると心が和んでいく

さっきまで、怒っていたことさえ忘れてしまう

僕はそんな自分の変化に戸惑っていた





『 あっ、傘さん! 』




顔を上げたひなたが、僕に気づくと

嬉しそうに笑って、子供たちの輪の中から、駆け寄ってきた





『 や、ひさしぶり!

  ここで働いていたんだ!! 』





近づいてくる“ まあるい ” 笑顔に、さっき聞いたばかりのあの単語

【 知的障害者 】 が蘇る





『 そう・・・リベロさん!

  あの雨の時には・・・・・傘をありがとうございました!! 』





あの時とおなじようにぴょこんと頭を下げる




僕は、彼女の瞳覗いた

何かに突き動かされるように、とにかく覗き込んだ





『 わたしね、傘を返したくて・・・

  いつも持っていたのに、今日は、忘れちゃって・・・

  わたし・・・いつも大事なこと、失敗しちゃうから 』






さっきの笑顔が一転

ひなたの瞳は悲しそうに、みるみる潤んでいった





『 いいんだってば、あれはキミにあげたんだから

  ね、そうだっただろ 』





僕は思いっきりの笑顔で言った

ひなたは、笑った





僕たちは、いつの間にか図書館の前庭に出てきていた

色づいた木々の枝の間を過ぎると

林を通り過ぎてきた一筋の光が見えた






『太陽のえくぼみたい♪ 』

ひなたは、走り出した





『 ね、ひなた

  今度、どこかに遊びに行こう! 』





僕は気づけば

また唐突に





夢中で落ち葉を拾い集めるひなたの背中に、話しかけていた









    
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生ビールとそば焼酎と芋焼酎、グレープフルーツ生搾り
以上が昨日飲んだお酒です、ちょいと飲み会でした^^

    
 

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『 太陽のえくぼみたい 』




小さな林の小道でそう言うと、ひなたはクスっと笑った

僕には絶対にできない発想、だけど言われてみると妙に納得する



色とりどりの落ち葉を拾い集めると

彼女は自分のバックの中のスケッチブックに挟みこんだ






そう・・・・・あの傘を渡した夜以来、僕は彼女を初めてみた






ここは市立の運動公園の外れにある図書館

ブラッっと立ち寄ってみたそこで

小さな子供たちの中で読み聞かせをしているひなたを見た





“ あわぶく、ぶくぶく・・・・・・ ”





嬉しそうに口を尖らせながら “ ぶくぶく ” と大げさな笑顔で語りだす

子供達は、これから何が始めるのかと、顔を近づける



それを見つめながら、あるときは大胆に、あるときは小声で、話しを続けた

その瞬時のきらやかな瞳に、僕は思い切り見入ってしまった




既成の絵本を何冊か読んだ後に、ひなたはスケッチブックを取り出した

黄緑色のよく見かけるスケッチブックだけど、僕は直感した





あの日のスケッチブック!!





彼女は最後にそれを胸元に抱きしめてにっこりと微笑むと

子供達を見回し、ゆっくりと話し始めた





“ まぁるい国には・・・・・ ”





『 あら、またやってる

  これで、また完全に時間オーバーだわ!! 』





背中の声に振り返ると、その女性は僕を見て言った

職員用のエプロンをつけているところをみれば、ここの職員なのだろう




『 あの子ね、知的障害者なの

  ま、ボーダーラインってとこみたいなんだけどね


  週に2回、読み聞かせをさせてるんだけど

  こっちの帰る時間も気にしないで、ああやって長引かせて・・・困っちゃうわ 』





僕は、はっきり言って驚いた

彼女は、いわゆる健常者と、どこも変わったところがなかったからだ





『 可愛いから・・・子供にも人気があるしね

  だれも何も言わないけど、こっちにとっては大迷惑 』





僕をどんな立場の人間と思ったのだろうか

うんざりと言った顔をしながら言いたいことだけ言うと、その女性は部屋を出て行った








    
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寒い一日でした・・・
皆さまは大丈夫でしたか・・・?

がんばって冬を乗り切りましょう!!

   

ボーダー・ライン

   
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『 ニーハイ。。 』



声をかけた、その女の子は、ひと言こう言った




『 ニーハイ濡れちゃうもん、買ったばかりなのに・・・・・ 』

『 でも、ここにいたら、風邪引いちゃうよ 』




水溜りに映るネオンがしずくに揺れる

人ひとりがやっとの小さな軒の下で、彼女は震えていた

まだ学生だろうか、大きなカバンから、薄い本が数冊とスケッチブックが覗いている




僕は持っていた傘を差しかけたけると、もう一度言った




『 ここにいたって、いつかは濡れちゃうよ

  せめて、駅まで一緒に行こう 』





しばらくの逡巡の後、彼女は頷くと、僕の傘に入ってきた

別に警戒するでもなく、それはごく自然に行われた体重移動のように




『 名前、聞いてもいい? 』




今思えば、何でそんな事を言ってしまったのか

ただ駅まで送るだけ、それだけだったのに




『 ひなた 』




彼女は、長いストレートの髪を耳にかけながら

黒い大きな瞳を向けて微笑んだ




『 傘さんは? 』

『 あはは、僕はね、リベロって言うんだ 』




“ 傘さん ” が可笑しくて、思わず笑ってしまったが

すぐに笑いをかみ殺して自分の名前を名乗った




『 リベロさん? 外国の人みたい 』

小さな疑問に気がついたことが嬉しいのか、ひなたは満足気にひとり頷いている




ほっこりとした空気が傘の中にひろがる




『 あの、ここでいいです

  絵の具を買っていくから、ここで

  ありがとうございました! 』




駅のアナウンスが聴こえる場所までくると

突然彼女はそう言ってぴょこんとお辞儀をした

そして入ってきた時と同様に

僅かな体重移動ひとつで、ふんわりと傘から出て行った





『 ひなた!

  この傘をあげる! 』





僕は、走って後を追うと、傘の柄をひなたに握らせていた










    
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ニーハイを買ったのは、わたしでーーす ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪
ニーハイとは、膝上丈のブーツのことでーーす♪

   

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