タンゴ練習帳

アルゼンチンタンゴを演奏するベーシスト(希少価値!)の練習日記

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11/22(土)
今日は、以前にもお知らせしていた、「まぼろち祭」の前座でタンゴを演奏してきました!
今帰ってきたところです。疲れた〜。

さて、今回のユニット「Las Rosas Moradas」(紫のバラ、どこかで聴いたような・・)は、まぼろちのボーカルでもある「タンゴ歌手」これりさんを中心に、ベースCAMAと、パーカッション(カホン)にサルサバンドで活動中のまみーたさん、そしてバイオリンにふだんはクラシックをやっているkon-mas君を迎え、4人の変な編成のクアルテートで演奏しました。

このユニット、何がヘンって、1つもコード楽器がないところ。普通、タンゴの演奏って歌バンであっても、ピアノかギター、あるいはバンドネオンは入るものだが、今回はそういう派手な楽器が1つもないという状況。メロディを弾けそうな楽器もバイオリンのみということで、すんごーく「地味」なユニットなのである。正直、これで大丈夫か?と思っていた。しかもロックバンドの前座である。音量的にもまったく勝てない・・。

しかし、今回この話をこれりんにもらったときから、僕の中にはあるイメージがあった。というか、ここ1年くらい考えていたことなのだが、「歌」という最強のメロディ楽器があれば、すごいシンプルなバックの演奏、たとえば歌とベースだけとかでもタンゴは成り立つんじゃないか、という密かな思い。それがこういう形で思わぬ「場」をもらえたわけだ。確かに冒険ではある。大失敗するかもしれない。でも、この演奏は、なんとか形にしたかった。シンプルなだけにごまかしのきかない勝負。自分の演奏能力もセンスも問われる。この日の演奏にかけた思いはそんなところか。

というわけで、臨んだ本日の演奏。前座バンドは全部で4つで、僕らはそのうちの2番手の登場だ。初っぱなのバンドはなんと現役女子大生がボーカルの初々しいガールズロックバンド。うわー、この初々しさの後でタンゴやるってのもすげーやりづらい。

まあどうせアウェイなのだ。まあ気負うことなく出せるものを出せばい。そんな感じでステージに上がり、僕の中では今回のメインテーマである「Palomita Blanca」を弾き始める。多少トチった部分もあったが、大きな失敗もなく演奏終了。この曲は、音の少なさをカバーするためにベースラインをかなり凝ったものにしているのだが、やっぱりこのアレンジでいったのはよかった。自分の演奏のレベルもあるので、「思い通り」とはいかないものの、及第点をあげてもいいくらいの演奏ができたと思う。

続いて、タンゴの代名詞「La Cumparsita」。この曲は、もう死ぬほど演奏してるので、普通に演奏するのであればなんの苦労もいらないのだが、何しろコード楽器のない四つ打ちだけではつまらない。そこで、先日のリハが終わった後に、最後のボーカルのスキャットの裏でベースによるバリエーションを加えてみた。まあ思いつきなので、ほとんど練習してなかったのだが、今日ちょっと練習して即席でやってみたところ、終盤の盛り上がりがいい感じになってきてこれまたよかったなと。

3曲目はミロンガで、「Milonga Sentimental」を演奏。この曲は、以前にGonta Projectのライブで演奏したのだが、何となく消化不良で終わってしまったという経緯がある。この曲、もうびっくりするくらいにシンプルなコード進行で、ほぼ2コードしか弾かないというなんとも牧歌的な曲なのだ。それだけに、聴かせるのは難しい。しかし、ここはベースの力の見せ所だ。ミロンガのリズムの取り方を今年に入ってから変えたこともあって、予想以上にミロンガのノリが出しやすくなった。ただ、このままだと単調なので、単調に転調して以降のリズムの取り方を少し変えてみる。ちょっとした弓の使い方のテクニックなのだが、これが結構いい感じでハマった。今日の今日思いついたことであるが、これはなかなかよかったかなと。というわけで、こちらも僕としてはほぼ納得の出来。

最後の曲は、これりんの十八番「Yo Soy Maria」。この曲はアップビートでピアソラの3-3-2リズムをひたすら刻んでいくという、ある意味ロックな曲である。この曲に関しては、バイオリンがオブリガードをやってくれたおかげで、すごく締まった感じがするし、パーカッションもバッチリ決まっていた。多分、今日のお客さんにとっては、もっともウケる曲だろうということでトリに持ってきたのだが、やはりこれはいい選択だった。終盤に行くにつれ多少走った部分もあるが、そこはそのときのノリということで。なかなかエキサイティングでいい演奏だったんじゃないかと思う。個人的には、ピアノ1本の演奏よりもはるかにいい出来になったんじゃないかと思っている。

そんなわけで、わずか15分ほどの演奏だったが、僕的にはやることやって、そこそこ満足です。前から思っていたベース&ボーカルの可能性もかなり実感できたし、こういう冒険は機会があればぜひ続けていきたいと思う。Palomita Blancaの譜面作りや、La Cumparsitaのバリエーション演奏など、これまでにないチャレンジもあり、自分自身のプラスになった。もちろん、こういう冒険が可能なのは、ボーカルのこれりんが人を惹き付ける歌を歌えるからにほかならない。これりん、お疲れさま!

アウェイで疲れたけど、いい経験させてもらいました! こういう機会をくださった皆さんに感謝!

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CAMAさん!おつかれさまでした!!
今回は、ほんとうにいろんな無茶なお願いをしてしまったんですが
思った以上に、よいものになったなー!と思っています。
あのあと、いろんな人から、タンゴよかった、って言われたよー!
こういう冒険って大事ですよねー(笑)
技術なこともそうだし、こういうアウェイでやるってことも。
私にとってもすごくいい経験でした!ピアノ抜きでやるなんてはじめてだったもーん!
CAMAさんがいてくださったので、(CAMAさんがそういうのもアリかーって言ってくれたので)安心してできました!ありがとうございました!
いつも、こうして、停滞せず、いろいろなことを前向きに考えていく、CAMAさんってすごいです。私もまけないよーにがんばりますー

2008/11/23(日) 午後 8:21 [ これり ]

これりん、お疲れさまでした! 思ったよりまとまってよかったね。なかなか楽しかったです。やれば結構できるもんだ。また機会があればぜひ!

2008/11/24(月) 午前 0:02 [ CAMA72 ]

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