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これはすごい!YouTubeでたまたま見つけた動画なんだけど、こんなに上手にディサルリの「Milonguero Viejo」を演奏している現代のアーティストを初めて見た。しかも、タンゴのプレーヤーじゃなくて、普通のオーケストラというところがまた。ディサルリのリズムを的確に捉えているし、ハーモニーもいい。スタッカートもレガートも。なかでもやっぱりピアニストが上手い。これはお手本になる。素晴らしい演奏です。
このブログでもたぶん何度か「Milonguero Viejo」については触れているのだが、僕にとってはものすごく思い入れのある曲で、学生時代はこの曲が上手く弾けず悩んだし、10数年のブランクを経て、再びタンゴ演奏したいなと思ったのも、この曲がきっかけになっている部分もある。なんてことなさそうで、この曲、このように上手く演奏しようとすると実に難しい。この演奏はその点、すべてにおいて成功している。いや、素晴らしい!
ポイントはやっぱりリズムにある。この曲はタンゴの中でもおそらくやや特殊な曲だと思うが、リズムも一辺倒ではない。流れるようなレガート主体のメインテーマと、その次にやってくる鋭いスタッカートの部分。これが交互に訪れる。演奏者はこの2つを瞬間瞬間で弾き分けなくてはいけない。それと平行して行われる、音量のダイナミックな強弱。さすがに弦パートでもこれくらいの人数いないと、このダイナミズムが出せないのかもしれない。そういう意味ではうらやましい限りである。
そうやって全体的に軽やかで優雅に、でもときには鋭く重く。これがこの曲の魅力である。もっと言うなら、マエストロ、カルロス・ディサルリのエッセンスだ。この曲を聴くたびに、僕は何となく初心に返らされるような気がする。
その後、少しYouTube見てたら、この映像でバンドネオン弾いている
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