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先日、銀座の山野楽器にて、たまたま見つけて購入したアルゼンチンの若手グループのCD。
最近僕は、アルゼンチンの若手グループの演奏に興味津々で、こういう見も知らぬ若手のCDを見ては試してみるのだが、どういうわけか、どれもこれも外れがない。多分、同時代の空気を吸って、同じような音楽を聴いて育っている世代感もあるのだろうが、非常に近しい感じがするし、影響も受ける。録音の品質もいいし、特に低音とかはすごくリアルにノイズまでも拾ってくれているのが臨場感があっていい。
そんなCDの1つがこれ。QUATROTANGOっていうグループ名からもわかるように、クアルテート編成のバンドなのだが、これがまた演奏はメチャメチャ上手い! 僕はパート柄、どうしてもベースに耳がいってしまうのだが、このベーシスト Gerardo Scaglioneは、相当なテクニシャンと見た! もちろんほかのパートも上手くて、まとまっている。アレンジもいい。
もう1つ言うとすれば、このアルバムは選曲が素晴らしい! そもそもこのアルバムを買おうと思った動機の1つが、収録されている曲のレパートリーでもあった。Taquito Militar、Recuerdo、Nocturna、Orland Goni、Romance de Barrio、Shusheta、Gallo Ciego、Mala Juntaって、アナタ、ほとんど好きな曲ばっかですよ〜。しかも、半分くらいは僕も弾いたことある曲だし。ものすごい親近感。やたらとピアソラとかに流れる若者が多い中で、この古典を中心にした選曲はすごく感じるものがある。でも、解釈は完全にピアソラ以降の現代なんだよね。このあたりのセンスは小松亮太にも通じるところがあるが、悪いけど、彼らのほうがやっぱり上手い。やっぱり同世代の考えることは、洋の東西を問わず同じってことか。世界は案外狭いなあ。
というわけで、選曲、アレンジ、演奏、すべて良し。ノリ良し、ついでにジャケットのセンスも良し。まさにコンテンポラリーな地元の若者のタンゴCDとしては、非常に推薦したい1枚である。
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