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前回の更新から早3か月経ってしまいました。
その間、もちろん細々とタンゴ活動もしているのですが、日本がそれどころではない状況になってしまいました。
ご存じの通りの、東日本大震災です。
東京のタンゴ界でもいろいろな動きが少しずつ起こっています。チャリティコンサート、チャリティミロンガ、皆さんがいろいろ考えて、タンゴというキーワードで何か貢献できないか活動し始めています。その動きはごく小さいものかもしれませんが、タンゴというものが一種の娯楽である以上、この時期に呑気にタンゴなんぞやってていいのか?という自問自答はつきまといながらも、僕らにできることを模索しているという感じです。
タンゴのコンサートも中止になりました。まさに地震のその日3/11とその翌日に行われる予定だったコロールタンゴの中野サンプラザでの公演は中止になりました。実は3/11の昼公演は、まさに演奏している最中の出来事だったようで、その場でコンサートは中止となったということです。コロールタンゴのメンバーも楽屋のテレビで成り行きを見守っていて、相当衝撃を受けたと聞いています。
なお、今回の日本を襲った未曾有の災害は、日本にいた外国人居住者により大きな影響を与えました。国外退去を始める外国人が相次ぎ、今や東京でも外国人の姿をあまり見かけなくなりました。タンゴ界も例外ではなく、アルゼンチン人のダンサー達がほとんど帰国したと聞いています。無理もありません。彼らにも家族があり、危険性のある場所にわざわざいる理由などないのです。
しかし、僕ら日本人はここから逃げることはできません。そして、不謹慎だから、娯楽だからという理由で、タンゴをやめるつもりもありません。もちろん、ここ数週間はそれどころではない状態でしたが、これから日本が復興してかなくてはいけない時期に、世界中のタンゴファンに、TANGO EN JAPONの力を見せることも大事だと思います。もちろん、被災地へのチャリティや、もしかしたら慰問公演なども考える時期が来るかもしれません。今僕らがタンゴを通じてできることはあまりないのかもしれませんが、音楽に人の気持ちを救う力があるのは、タンゴも何ら変わりありません。僕は僕のやり方で、ネットを通じて、あるいは実際の演奏を通じて、人々が少しでも前向きになれるような何かを伝えていきたいと思っています。
なお、来月5月の連休明けには、大分・別府で、「アルゲリッチ音楽祭」というイベントが開かれます。ご存じのようにアルゲリッチはアルゼンチン人のピアニストです。今回の音楽祭では、バンドネオン奏者のネストル・マルコーニも来日し、日本の若手バンドネオン奏者である三浦一馬君らといっしょに「マラソン・コンサート 〜タンゴとクラシックの出会い〜」というコンサートも行うようです。アルゲリッチは、先日も日本へのチャリティコンサートを開いていたようですし、おそらく今回の来日にはまた特別な思いを持ってくるのではないかと思っています。実は、僕ら「Los Pollitos」の一部メンバーも、このコンサートの休憩時間に、現地で活動している「オルケスタ・デ・タンゴ・大分」とともに演奏を行うことになっています。まあ、勝手にお邪魔という感じではあるのですが、こうやって少しでもタンゴの輪を広げていくことは大事だと思っています。大分にはもちろん手弁当でうかがいます。もし、ご来場される方がいらっしゃれば、ぜひよろしくお願いします。
アルゲリッチ音楽祭についてはこちらをどうぞ。アルゲリッチからのメッセージも見られます。
さて、このページに貼り付けてあるビデオは、タンゴとはまったく関係ありません。でも、音楽が人の心を動かす、音楽が人に勇気を与えるという意味での好例だと思っています。 猪苗代湖ズの 『I love you & I need you ふくしま』 というこの曲、このビデオを見て聞いたときに、思わず涙が流れました。僕も、こういう熱い魂を持って、今後もタンゴを演奏していきたいと思います。
皆さん、頑張っていきましょう!
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