タンゴ練習帳

アルゼンチンタンゴを演奏するベーシスト(希少価値!)の練習日記

タンゴ練習帳

[ リスト | 詳細 ]

アルゼンチンタンゴを演奏するバンドの練習日記です。僕のパートはベース(コントラバス)。踊れるタンゴのビートを刻むべく、奮闘中!
記事検索
検索
イメージ 1
 
いよいよ本日です! 天気悪そうですが、張り切って参ります!
席もだいぶ埋まってきているようですが、まだ入れると思いますので、ぜひお出かけください!
よろしくお願いします!
タンゴベーシストとしてはいつも念頭に置いておくべきことをひとつだけあげろ、と言われたら、僕は間違いなく「テンポキープ」と答えるだろう。タンゴはリズム重視の音楽である。そして、現在のオルケスタでは指揮者がいないのが普通で、しかもリズム重視の南米音楽の中では異例中の異例的に、ドラム(太鼓)がいない。そんな不確定要素ばかりが並ぶタンゴの演奏で、オルケスタのメンバー一人一人が同じリズムをキープして演奏するためには、何か指針がなくてはならない。そして、それは多くの場合、ベースが担っている。ベースはタンゴの演奏の中で、それほど目立つ存在ではないが、これがないと演奏ができないくらい重要な存在である。その理由は、このテンポキープの役割にある。これは、タンゴベースとしては基本中の基本というか、必ず背負わなくてはいけない十字架のようなもので、ここが崩れたら、オルケスタの演奏は間違いなく崩壊する。あるいはダレる。
 
ただ、タンゴという音楽のおもしろさの一つは、単なるテンポキープのカチカチした音楽ではないというところにある。実は、タンゴは、よく「3分間のドラマ」と言われるが、その短い曲の中で、曲想が必ず一度は変わる(もちろん変わらないものもある)。音楽的にはマイナーからメジャーへの転調、あるいはメジャーからマイナーへの転調ということになるが、こういう調の変わり目で、どれだけ音楽も変わってみせられるかが、演奏のキモとなる。そこには、いろいろな音楽的テクニックや強弱やいろいろなものが関わってくるわけだが、もう一つそういったメロディ的な要素とは別に、テンポの変化というものがある。
 
テンポの変化は、タンゴという音楽の中では実はよく使われる。一見カチカチっとした正確なリズムの音楽と思われるタンゴだが、実はキモとなる部分で急激に遅くなったり、止まったり、逆に速くなったり、ということを行っている。それも、一人じゃなくて、オルケスタの全員がその意思を共有し、指揮者もいないのに、それをやってのけるのだ。だからこそ、タンゴには「きっかけ」というものが非常に大事になる。リズムを変えるのは何の音がきっかけになるのか、それは誰が受け持つのか、場合によってはそれは歌だったりすることもある。その歌手がその後のオルケスタのリズムを決定する歌い出しを要求される。こういうのもタンゴにはよくあることだ。
 
というわけで、タンゴという音楽は3分間という短い曲の中に、実はテンポ的な揺れというのもたびたび発生するわけだが(それがタンゴをドラマチックにさせているひとつの要因である)、この揺れをどうコントロールするか、これもベーシストの大事な仕事になる。明確なきっかけらしいきっかけを出さなくとも、自分が先にグイグイ次のテンポを決めて、ほかのメンバーに音で意思を伝える。メンバー間のコミュニケーションがうまくいっていれば、そこで、メンバーはテンポの変化に気づき、その意思に応える。いわゆるライブ感というか、セッション感みたいなものだが、これがうまくできるようになると、オルケスタ全体がひとつの意思を持ってドライブしていく感じが出てくる。プロの楽団になると、こういうやりとりが本当に上手くなる。お互いにお互いの音をよく聞いて、瞬時に反応する。だから、同じ曲であっても、ライブで聞くといつも違うという感じにもなってくる。正直、プロとアマの違いは、ここにあると言っても過言じゃないと思う。もちろんそのためには、譜面にかじりついてちゃダメだし、演奏技量も上げないと、余裕がなくてできない。だからプロの演奏ということにもなってくるわけだが。
 
ということで、ベーシストにとっては、こういうことが自由自在にできるようになれば、いろいろ楽しいわけだが、さらに進むと、いわゆる「決め」みたいなものではなく、その場の雰囲気とか、その時々の状況によって、曲の途中でこうしたほうがいいんじゃないかというアイデアがひらめくこともある。ただ、決めてないので、誰かが仕掛けていく必要があるし、それにちゃんと応えてくれるかどうかは賭けという部分もある。下手に動くと、演奏自体がばらけてくるかもしれないし、しかるべきタイミングとかを狙って仕掛けたりもする。あるいはそういう明確な意思を持ってなくても、そのときの流れで、楽団全体が多少走ってきたけど、これはこれでよさそうだからそのまま走って行っちゃおうとか、そういう感じのちょっと他力的な揺らし方もある。こういうのを「流れで行く」というが、案外この「流れで行く」ケースは、演奏として上手くいくことが多い。きっと自然なアクセルやブレーキがいい感じでかかってドライブしていくんだと思うけど、無理に上げるとか下げるんじゃなくて、そうしたほうが自然だと思えるのだから、これほどいい話はない。
 
しかし、難しいのは、こういう流れはあくまで他力本願というところがあって、自分の意思で発生したものではないということ。あえて言うとすれば、「自分の意思で流れた」ということかと思うが、これと「流された」は全く違う。あくまでも周りに流されないように、しっかり根っこを張ってテンポキープをしたり、自分の意思でオルケスタのテンポに変化をつけていくのが基本。その上で、あるときには意識的に「流される」ということだ。これは、ある程度ライブとかをやっている人じゃないとわからない感覚かもしれないが、なんかこういうことができるようになってくると、音楽はさらに楽しくなってくる。タンゴの音楽は生き物だ。ときにはこうしてあえて「流される」ことによって、自分でも思っていなかったような効果が生まれることもある。きっと、プロの演奏家はこういう経験をいっぱいしているんだろう。僕もまだまだ経験は少ないが、最近、少しそういう感覚をモノにできてきている気がして、ちょっとうれしい。ただのテンポキーパーとしてのベーシストから少し脱皮して、ようやく音楽で「遊べる」ようになったきたというか。たぶん、最近本番が続いたせいだと思うが、本番からしか学べないことというのもあって、それがいい方向に作用しているんだと思う。

Tango Gatos Negros 最終リハ

いよいよ今週11/10(日)に迫ったファーストライブを前に、昨日はTango Gatos Negrosの最終リハがあった。しかし、あまりにも盛り上がっているプロ野球日本シリーズの影響で(笑)、その前日に友人宅で飲みすぎ、結局昼くらいに家に帰ってきたので、完全二日酔い状態。睡眠不足でふらふらだし、リハをやるスタジオまでベース担いでいくのもやっとという状況だったので、相当不安な状況(汗)。

しかし、一度音を出せば、なぜかそういうことは忘れて、音楽に集中。ここ最近、本番が続いたこともあるのかもしれないが、こんな体調でも割と音は鳴っていて、多少力が抜けているからか、不思議と楽に弾けていた。こういうあたりは練習量に比例するんだなと思った。あまり意識しなくても自然と指が動いていく感じ。最後のほう、若干もうろうとしているくらいの状況だったのだが、ここまで自然に音が出てくるとは思わず、ちょっと自分でもびっくりした。ノリも案外よかったみたいで、メンバーから「楽しかった」というような声もあり、バンドのスピード感とかノリとか、そういうのがこれまでで一番よかったような感じもあり、まあ終わってみればよかったのかなと。もちろん、体調管理はもっとしっかりやらなくちゃいかんと肝に銘じましたが、怪我の功名的な状況であったのならよかったかなと。

というわけで、いよいよ今週、ライブです! 結構いい演奏もお聴かせできると思います。皆さんぜひお越しください! よろしくお願いします!


Tango Gatos Negros 1st Concert
2013年11月10日(日) 18時開場/19時開演
赤坂カーサ・クラシカ(http://casa-classica.jp/
ミュージックチャージ:1,500円(レストランなので食事できます)
 
こちらから予約できます。
 
なお、私宛にメールをいただいても予約承ります。
cama@yahoo.co.jp
 
よろしくお願いします!
イメージ 1
 
もう来週になりました。1年くらい前から準備を進めてきたタンゴバンド「Tango Gatos Negros」(タンゴ・ガトス・ネグロス=黒猫のタンゴ)の初ライブを、11月10日(日)に、赤坂カーサ・クラシカで行うことになりました。歌兼ギターの安達玉樹君を中心に結成したバンドで、バイオリン、ピアノ、ベースのクアルテート編成でいろんなタンゴをやります。特に、歌もののタンゴはあまり聞くことがないと思うので、ぜひこの機会に歌のタンゴを聞きにきてくださればと思います。まだまったく知名度がないバンドの初ライブなので、お客さんがどれくらい来ていただけるのか、僕も非常に不安ではあるのですが、ぜひいろんな方に聞いていただきたいので、お気軽にお越しください。よろしくお願いします!
 
そうは言っても、どこの誰だかわからないようなバンドのライブにお金払って来ていただけるほど甘くもないと思ってますので、ざっくりと説明させていただきます。「Tango Gatos Negros」(最近、名前を決めた)は、サルサからタンゴへとコンバートしてきたという珍しい経歴を持つリーダーの安達君を中心に、ピアノは広島〜北九州方面で活躍されていた山下真愉美さん、バイオリンは「Piazzolla Time」というユニットでピアソラ系のタンゴを演奏している金本裕子さん、そしてロスポジでベースを弾いている僕、CAMAで構成されているユニットです。譜面は全部リーダーの安達君が作っており、そういう意味ではオリジナルアレンジでやってます。演奏する曲目は意外や意外、かなり古典ナンバーが多く、ガルデルの曲なんかも数曲やります。ピアソラはやらないかもしれません。バンドネオンが入っていませんが、バンドネオンがなくてもタンゴらしい音楽ができるようにいろいろ努力してます。まだ未熟な点も正直ありますが、割と個性的なメンバーがそろってやってるので、不揃いではあるかもしれませんが、それなりに気持ちを込めて演奏したいと思ってます。ぜひ応援いただければ幸いです。
 
もしご予約いただけるようであれば、下記に連絡いただければと思います。
よろしくお願いします。
 
Tango Gatos Negros 1st Concert
2013年11月10日(日) 18時開場/19時開演
赤坂カーサ・クラシカ(http://casa-classica.jp/
ミュージックチャージ:1,500円(レストランなので食事できます)
 
こちらから予約できます。
 
なお、私宛にメールをいただいても予約承ります。
cama@yahoo.co.jp
 
よろしくお願いします!
 
イメージ 1
 
先日演奏した稲門音楽祭の映像が、USTREAMのアーカイブ映像で見られます。こういう映像ってなかなか公開されないので、貴重です。音もちゃんとラインで録ってもらってるので、結構キレイです。大隈講堂ステージのほうは、映像編集入ってますしね、結構凝ってますね。まあその場の生音というわけにはいきませんが、雰囲気だけでも感じられるのではないかと思います。今回はロスポジ+シエロ・アデントロの合体バンドのような形で、ふだん演奏しないような曲もやりましたし、人数も楽団だけで10名(ピアニスト3名)というなかなかの編成になったので、サウンドもそれなりに厚くできてよかったなーと。Akito & Aiaのダンスも決まってます(演奏してるとほとんど見られないので、ほぼ初めて見ました)。まあアラはあるんですが、それなりにいい演奏になってるんじゃないかと思います。関係各位、どうもありがとうございました。
 

.

ブログバナー

CAMA72
CAMA72
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

TANGO

コントラバス

登録されていません

FRIENDS

登録されていません

My BLOG

登録されていません

未整理

Yahoo!からのお知らせ

検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事