goroemonの世迷言

日本丸よ、どこへ行く。井の中の蛙、天空を語る。僭越なこと限りなく・・

戦争

已むに已まれず仕掛けた戦争であったらしい
小細工に富む戦術はあっても 戦略のない
第一 どう終われば戦争に勝ったといえるのかという展望もなく
負けたと思ったら負けなんだ という精神論だけで押し通し
ずるずる泥沼に入り込んで 遂には原爆投下まで許した戦争であった

もし〜ならば という場面がいくつもあった
もし 宰相が東条英機でなく 石原莞爾だったら・・・
5.15や 2.26 のテロに臆せず 敢然と始末できていたら・・・
エリート中のエリートのはずの大本営の中枢が もう少し大局を見据えていたら・・・・・

踊らされるのはいつも庶民の方で
鬼畜米英が 負けた途端 マッカーサー賛美者になりおうせるのも
無力な下々には仕様のないことなんだろう
それをいいことに 政治家は利用してもらっては困る

シスター渡辺も さすがに赦せぬものは 父上を襲った者より
陰でうまく操っていて 逃げ隠れしている黒幕のほうだ とおっしゃるとおり
現代の政治家にも 戦時の軍部によく似たかたがたが多いからねえ
それに大本営は嘘をつくばかりでなく
重要資料の改竄 棄却 焚書 なんてへっちゃらだというDNAは
しっかり いまのエリート官僚にも遺伝していますからねえ
国民は しっかりと見ていなくては と思うのである

                      保阪 正康 著
                   「あの戦争は何だったのか」   新潮新書
                   「昭和の怪物 七つの謎」    講談社現代新書
                       

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共感するということ

翁長沖縄知事の早すぎる訃報に驚いた
もともと保守の政治家の一族ご出身ではあったが
沖縄県民同士でいがみ合っても意味がないと
オール沖縄を掲げられ 訴え続けてこられた
東京でデモをやられた折には
「琉球は日本から出ていけ」 「中国のスパイ」などとヘイトされ
なによりも 道行く人たちの無関心に落胆された

広島や長崎で 生き延びた被爆者たちにも差別の目が向けられたように
わたしたちはなんと残酷な一面をもっているか
寄り添うなどと綺麗なセリフはでてきても
わたしたちはほんとうに 共感する力をもっているか

国会のなかでも むなしい言葉遊びが続き
心のない時代に わたしたちは怒りさえ忘れてしまった
沖縄の人たちや 被爆者の人たちや  国民ぜんたいも
諦めさせてしまう空疎な政治の時代だと感じるのは 私だけだろうか

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陸軍中将 石原莞爾

戦に敗けた以上は
キッパリと 潔く軍をして 有終の美をなさしめて
軍備を撤廃したうえ
今度は世界の輿論に
吾こそ平和の先進国である位の誇りを以て対したい
将来 国軍に向けた熱意に劣らぬものを
科学、文化、産業の向上に傾けて
祖国の再建に 勇往邁進したならば
必ずや十年を出でずして この狭い国土に
この厖大な人口を抱きながら
世界の最優秀国に伍して
絶対に 劣らぬ文明国になりうると確信する
世界は この猫額大の島国が
剛健優雅な民族精神を以て
世界の平和と進運に寄与することになったら
どんなにか驚くであろう
こんな美しい 偉大な仕事はあるまい

        読売報知新聞 昭和20年8月28日付
           
              「歴史と戦争」 半藤 一利   幻冬舎新書

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幸福感受性の奪還

文化人類学者の上田紀行さんは おもしろい
そう思ったのは 7/7付の 毎日新聞のコラムで
ご自分の恩師を紹介するに 仰天するような書き方で
それでも 尊敬の念を十分に発揮されていて
これは 読んでみなくては と手にとってみれば
まことに ポジティブですね
さきの中島さんの保守の本の読後では わたしの頭脳のなかを
混乱させたままなのである
保守の嫌う理性的な設計主義というよりは むしろ感性的なもので
自己チュウなラディカルではない 
普遍的で包容力のあるラディカル ともいうべきもので 
この有限性の時代にどう生きるか を 明快に示してくれる
いわれずとも すでに若者たちは気付いて実践しているらしい
自分の「青い鳥」はどこにいるのか  探し続けるのは
むしろ 年長者のほうであるらしい

時代の要請に応じて私たちの意識が変わっていく
嫌煙運動も プラスティックごみの問題も 原発も 戦争も(そうありたい)
年寄りが乗り遅れるのはいつものことで
辛抱強く かつ楽観的に進んでいくしかあるまいね


              「現代社会はどこに向かうか」
                   見田宗介 著  岩波新書





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南京虐殺や従軍慰安婦がなかったかのようにいう あるいは
八紘一宇の聖戦を戦ったのだから 日本兵の死は美しいとする人たちの
意図はなんだろうと 気にかかっていた
歴史を学べば 簡単に判断できそうなことを 何故修正し
本当のことを言う人を 自虐的などとこきおろして なにを得られるのか?
本書を読んで 戦前の超国家主義者や 戦時の軍部や 戦後の社会主義者らと同根の
「保守」にはないエゴイズムを そこにも感じてしまう

自分のおもい 自分の考えは正しい  他人は間違っている
そう思い込んでいる人の なんと多いことか
そこで 自分にすら懐疑的で 柔軟な思考力で 謙虚に考えることのできたのが
中島氏の列挙してくれた「真」の保守たちではなかったか

戦争は にんげんわざ ではない
悪魔の仕業だ
戦死したひとたちは 犬死にしたのだ いや させられたのだ
そう わたしは思っている
けっして 美しく死んだのではない  けっして賛美しちゃあいけない
彼らの慰霊のためには もう二度と戦争をしてはいけない   そう思っている 

「真」の保守の良識は もっと学ぶ価値があるのではないか

                           

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М君へ

自分のやったことを 記憶にございませんと逃げ回る年寄りたちが多い昨今
被害者に謝りたい という一心で記者会見を行った君を 頼もしく思います
きみの素直な感性で きっと いい未来が開けると信じています
関学OBの私としましては できるならば 君が関学へ転校されて
ファイターズのメンバーとしてプレイされることを望みます
フットボールが好きだった君を 関学でならきっと取り戻せると思います
また君の雄姿を 甲子園ボウルで見たいと思います
言わずもがな 関学スピリットに溢れる関係者が
もう 画策に走っているかもしれませんよ。
まだまだ春秋に富むきみの 将来に期待しています。

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不易流行

バブルに狂喜したのも人  弾けてけ跳ばされたのも人
流されていく人を見ていた 内田 樹さんは
平成30年を総括して 対米自立を
金で買い戻せなかったことこそ 不幸であった という
                    (3/11 サンデー毎日)
 
変わりゆく世界に付いていくだけでもしんどい私には
それでいいんかい と思いながら眺めている
そういう点では 内田さんに負けない
額に汗して苦労する尊さを邪険にする時代である
ただ浮ついている とか しょうもないというしかない
わたしのような希少なものも まだいるんだ

変わらない普遍的なものも
時代により変わることがあるのも
同じ風雅なものより出るのであるから
本来 一 である
としたのが もう 芭蕉の世界のことに限られるのか

対米従属を続けていて それに満足し
ご自分のキャリアや 資産形成に勤しんでいらっしゃる官僚が
日本を牛耳っているかぎり
日本国民の絶望感は 晴れることがなかろう・・・・・


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引き際

瑞穂の国だか ご自分の祈念!?小学校だか
ご自分の女房が何度も視察し 講演し
その子供たちの (私にはいまの北朝鮮国民を思わせる) 挙措に感涙し
名誉校長だかをお引き受けになったことが あからさまになった時点で
おやめになるべきでしたね

引き際って難しいですね と 吉永小百合ちゃんも言ってました
未練がましく いつまでも辞めない人が ときどき気になる
スポーツ選手など とくに自分の肉体とも相談せねばならぬから
いつ辞めれば カッコいいか と 自問されないか
華の盛りを過ぎれば 日本人は パッと散るほうが 美 ではないか
山口百恵ちゃんや 浅田真央ちゃんなんか じつに潔い
華の盛りに感動したものは 姥桜までみたくないもの
スターとは そういうものです
つまらぬバラエティとやらに出て こまごま日常まで喋らぬものだ

潔さ それが ヤマトゴコロ ではなかったか?

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