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今では、すっかり日本テクノのゴッドファーザーとなってしまった感のある『電気グルーヴ』。最新作、「J POP」なんかは、シリアスの極地みたいな作風で、聴き応え抜群である。
だが、筆者が10代の頃、電気グルーヴと言えば、まずは、アホな歌詞で笑いを取れるコミカルなグループ、というイメージが先行していた。
とくに、「オールナイトニッポン」でのひょうきんぶりは、他に類を見ないほどであった。「アーティストを名乗ってるけど、実はお笑いトリオなのでは??」と真剣に思ったほどだ(マジで)。
で、その「オールナイトニッポン」でかかっていたシングル曲「NO」が、ポップでカッコよかったので、アルバム「VITAMIN」(画像)を買ってみたわけだ。
・・・率直に言って、すべて理解できたわけではなかった。いや、おそらく、ほとんど理解できていなかっただろう。いきなり、「♪おめでとう 自分」である。今みたいな、「自分らしく」ポエムのまだ無い時代である。聴きながら、「なんじゃそりゃ?」とツッコミを入れてしまった。
また、歌が入ってない曲(インスト曲)が多かったことも、混乱に拍車をかけた。当時頻繁に聞いていたB'zやチャゲ&飛鳥、WANDSのアルバムは、ほぼ全てに歌が入っていた。曲=歌のメロディ、と思っていたフシもある。それは、一般的な中学2年生っぽくてほほえましいと思いませんか?どうでもいいですか。話を戻して、だから、アルバム中半数がインストで、しかも、9分もある曲があるなんて!という混乱は、別段、おかしな考えではなかったと思う。
結局、「歌」が入ったコミカルな「富士山」や「ハイキング」、また、メロディのカッコよかった「ポップコーン」(カヴァーだとは思ってもいませんでした)の良さに魅かれて、一時は、ヘヴィ・ローテーションで聴いていたものの、洋楽小僧になってロックを聴く様になり、ダンス系音楽からは疎遠になってしまった。
で、過日、久しぶりに『VITAMIN』を聴いた。部分的に動画をチェックしたことはあったが、全体通して聴くのは15年ぶりである。
・・・いいじゃないですか!!
(余談)
本CDを、筆者の同志に貸与したところ、筆者より同志がハマってしまい、テクノ野郎になってしまいました。真面目な少年が、マジックマ(以下略)。
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