ニホンオオカミを探す会の井戸端会議

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イヌ科動物目撃2件


オオカミ探しの仲間から電話が入ったのは9月中旬の日曜日だったと思います。
旧大滝村の御嶽山(1080.4m)に登った際、山頂近くで咆哮を聴き、二番高岩(にばんたかや)から下ってすぐに、23回威嚇されたのだが、その後すぐ動物が現れて山道を横切った末2m位の高みにジャンプして消えた。
イメージ 1
一番高岩の表示板

イメージ 2
二番高岩から集落を臨む写真家の林さん

体高75cm前後で体長が120130cm有ったのだが、私達が探す動物ではないだろうか・・・・と言うのです。
 
こうした情報が寄せられた際に必ず聞くのが、目撃動物の「尾と耳の形状」です。
そして、頭胴長、体高、体色、動物との距離、行動、等々質問が続くのですが、体験者のその時の心情で往々にして答えが変ります。
写真に撮る事が出来ていれば答えは簡単ですが、中々そう行かないのが現実ですから、体験者の描写判断に任せるしか有りません。
イメージ 3
以前届いた写真だが、尾の形状に注視

イメージ 4
ネット『かぶき者の冒険記』上の写真・尾の形状に注視
 
体験者は眼の前の状況に体の震えが治まらず、「帰りの正丸峠までの1時間トイレに行けなかった」と言う程、異常と云える恐がり屋で、「尾と耳の形状確認」など不可能の状況でした。
体高75cmに関しては当人の拘りが有るとの事でしたのでそれを信じるとしても、日本の山中にその体高で野生のイヌ科動物は存在しません。
翌日にでも目撃現場にカメラを設置したいと云いましたので、その様に準備していたら、都合が付かなくなったとの事で、数日後同行者を伴って現場に行って見ました。
3台のカメラを背に負っての確認作業だったのですが、今までの経験からして疑問の点が多く、1台だけ設置して様子を見る事にしました。
イメージ 5
ご覧の通り、御嶽は杉・檜の人口樹林
 
全く面識の無い方からですが、同じ日の夜PCに下記の文面が届きました。
【私は東京在住の米田と申します。
本日1500頃秩父から中津峡方面にドライブに行ったのですが、トンネル付近からイヌ科の動物が突然現れ、捨てイヌ?とも思ったのですが、秩父野犬のお話など、書籍、テレビ、ブログ等で拝見したことがあったので、あわてて撮影してみました。
イメージ 6
米田さんから届いた写真

素人なもので・・・全く関係のないものでしたらお許し下さい。ブログ楽しく拝見しています。宜しくお願い致します。】
 
私がメディアに取り上げられた際にはこうした例もありますが、同じ日に2件の情報が寄せられるのは本当に稀な事です。
 
幾度か米田さんとやり取りする中で、
【トンネル入口付近の路肩に車を停め、様子を見ていたのですが、私の車をグルグル廻り、お腹がすいているのかと思いつつも何もあげる物も無く、またあげてよいものかも判らず・・・車の中からムービーを撮る事しか出来ませんでした。
何回も眼が合っているのですが、特に逃げる様子もありませんでした。
対向の車が一回停まり、年配の女性が動物に声をかけると方向転換して去って行きました。
あえてその後動物を追いかけはしなかったのですが・・・対向車の女性に声をかけ、捨てイヌかな?メスだね。
イメージ 7
メス特有の格好で用便・乳房も授乳の後だったと言う

お腹すいてるのかもね、かわいそうだね・・・と会話を交わしました。
ひょっとして地元の方でしょうか・・・。
また、しいて言えば尾がくるっと巻く事も無く、垂れ下がったままなのであれ?とは思ったのですが?
捨てイヌだとしたら本当に義憤を感じます。
同時に何もしてあげられない自分にも。
 
こんな文面を戴きましたので、米田さんが声掛けした女性と思われる方に連絡して見ました。
予想通り私の知り合いで、土日になると中津川の書斎で書き物をしている旧荒川村在住の大岡さんでした。
 
中津川集落の住民の多くはその捨てイヌに関心を持っていて、何とか命だけは救ってやりたいとその方法を探っている処でした。
ちなみに集落で飼われているイヌの殆どは保護されたイヌで、大岡さん宅のイヌも殺処分寸前で助かった状態です。
集落に1件だけ残った民宿の女将さんが飼うのを承諾したので、捕獲を保健所にお願いした・・・と連絡が来たのは数日後の事です。
 
その事は解決済み・・・と思って、カメラメンテナンスで入山の準備をしている私の下に、大岡さんの車が停まったのは928日の朝でした。
イメージ 8
928日の山行現場―1

イメージ 9
928日の山行現場―2

捕獲の道具を貸してくれた保健所ですがそれ以上は関わる事をしないので、大岡さん達は必死のおもいでイヌを捕まえようとしたそうです。
が、与える餌を食べる事は有っても人間に対する不信感は予想以上で、民宿の女将、大岡さんの腕、足を噛んで抵抗したので、信頼を取り戻すべく長期戦を覚悟していたその数日後、車に撥ねられ屍となり、保健所の車の荷台に収まったそうです。
保健所が捕獲の作業をやれば・・・撥ねた車が早く手当てをすれば等・・・様々なタラ・レバが思い浮かびますが、一番の問題は捨てイヌをする行為だと私は思います。

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八木様、人々が気軽に生き物を買いに来るペットショップや簡単に犬や猫を渡すブリーダーがいるのでペットを捨てたりする人がいるのだと思われますが、ブリーダーが、飼い主となる人が責任感や愛情を持っているか何度も会って人柄を見極め、生き物を譲る(命を託す)仕組みが必要なのだとつくづく感じます。

今回の画像のかぶき者の冒険の犬ですが、秩父野犬と同じものが偶然写真に写っていないか、 ニホンオオカミ 野犬、ニホンオオカミ ノイヌ、日本の山 ノイヌ、日本の山 野生犬などで検索していて拝見したことがあります。明らかに尾が巻いているので狼ではないことが素人の私にもすぐに判りました。
八木様がご用意して下さった画像の説明は特にわかり易かったです。更に多くの人々がニホンオオカミを探す会の井戸端会議に興味を持って、関心が高まればよいのにと毎日願っております。 削除

2015/10/9(金) 午後 11:52 [ HS下村 ] 返信する

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> HS下村さん

世の中の生物全てに【いのち】が有りますよね。

私達が食事の前「戴きます」と手を合わせるのは、「いのちを戴きます」と言う事で、他の生物の命を戴く事で生きながらえる・・・訳ですよね。

そうした、「生きる上で基本となる事」を知らない人が、如何に多い事か・・・・・です。

イヌは動物に過ぎない・・・かも知れませんが、私たち人間と同じく「命」を持っています。
そして、失った命は戻る事が有りません。

新聞報道などにも有る様に、余りにも命を軽んじている人間が多い現代社会に憤りを感じています。

2015/10/11(日) 午後 1:14 [ hodophilax ] 返信する

こんにちは。柏木です。

昨日、聞いた遠吠えが気になり直ぐにネットで鹿の雄叫びを見ました。やはり聞いたものとは別物でした。
力強い感じがありました。

2015/10/11(日) 午後 2:36 [ wol*_w*w ] 返信する

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