|
さて、横浜到着の夜ですが。
コンサートに行ってきました!
そう、これが今回のツーリングのメインイベントです(笑)。
このコンサートの為に、遠征したのが本当で、ツーリングはオマケ、という感じだったのだよ、本来は(爆)!
色々コンサートの記事も溜まってるんですが、時間軸の問題から今日はこちらをアップしてしまおうと思います。
さて、ギリギリ開場に滑り込んだきよこですが、皆さんバイクで来たというのにまず驚かれておられましたね〜(苦笑)。
受付には、ファンクラブ仲間の皆さんが、お手伝いされておられまして。
久しぶりに再会です♪♬♪
バイク友達にはクラシックを聴きに行くイメージが。
クラシック友達にはバイクに乗るイメージが。
どうもきよこにはないように思われているようで…。
実際に2つとも大事なきよこの趣味なんですけどね〜(;^▽^)テヘ☆
さて、この日のプログラムはこのようなものでした。
小品が中心になっておりますが、古典から印象派まで、時代を追って楽しめるようにさりげなくプログラミングされております。
そして、何より耳に馴染みのある有名曲ばかりというのも、今回の特徴です。
最後のハルヴォルセンなる作曲家さんの作品、きよこは初耳だったのですが。
これを最後に持ってくるあたり、後になって思うと朋子さんの遊び心というか、お茶目な一面というか(笑)、を感じる、それでいて巧妙なプログラムだな、って感じです。
モーツァルトのアダージョ、これもとても有名な曲です。
優美さの極み、というようなモーツァルトらしさを楽しめる佳曲ですが、モーツァルトらしい和音の移ろいによる色彩感、それでいてたおやかな風情、どれをとってもうっとりとしてしまいました。
朋子さんの演奏、以前耳にした時よりも更に円熟味を増したというか…。
非常に丸い音色になられたな、って感じがしましたね。
恐らく使用されておられるベイビーちゃんという、モダン楽器。
それも最近生まれたばかりの新しい楽器だというのに。
この子の成長が著しいのやもしれません。
以前も新しい楽器とは思えない音でしたが、角が取れて深みのある音色になっていた気がします。
そう、お酒の熟成が進んだ感じかな〜…。
樽の香りがたまらなく素晴らしい、名酒を楽しんでいるような印象です。
朋子さんの演奏も、どちらかというと客観性が更に増して、演奏の精度や音楽の深みが更に聴衆にダイレクトに伝わってくるように変化されていた気がします。
ウィーンで、聴衆に磨かれているのは演奏家ご本人でもあるんですねぇ〜…。
こちらのカデンツァ(独奏者によるソロ)では、世界的な名ピアニスト、パウル・バドゥラ=スコダ先生の作曲されたものをご使用になられておられまして…。
以前もスコダ先生の手によるカデンツァを聴いたことがありますが、演奏家ならではの魅力的な作品で、モーツァルトらしさを熟知した方ならでは、の素晴らしい内容!
スコダ先生らしい、チャーミングさも兼ね備えておられるので、演奏する方は大変だろう、と思うのですが…。
朋子さん、流石に先生のご指導を受けておられるだけあって、その雰囲気をよくご存知です(笑)。
きっと演奏を先生がお聴きになられても、大満足の出来栄えだったでしょう!
続いては、ベートーヴェンのスプリングソナタ。
この冒頭を耳にすれば、大抵の人が「あ、これ知ってる」となる名曲です。
散々聴いてきた曲なのですが、ベートーヴェンが30歳の時に、17歳の少女と恋愛している期間に作曲された、とは知りませんでした(爆)!
しかし、そういう朋子さんの解説を聴いてから曲に臨むと。
新たに発見することが多かったですね〜(笑)。
若々しい少女との恋、というだけあって、弾むような楽しさやはちきれんばかりの溌剌とした雰囲気、そして大人ならではのしっとりとした深い愛情、様々に色を変えて変化していくその心境が、そのまま心の中から音となって飛び出してきたかのような曲だと、初めてそう感じた気がします。
小説家さんは、感動するとそれを文字にしたくなるんだと思います。
作曲家さんは、それがまさに音楽となって、心の泉からあふれ出るのでしょうね〜。
春の小川がさらさら流れるような流麗なメロディーが、会場に満ちました…。
ピアノとヴァイオリンの呼吸が絶妙で、濃淡の雄弁さが際立っていましたね〜☆
ベートーヴェンのロマンティストな一面と、ユーモラスな人柄、そして何より心の底から溢れ出る喜び、そんなものが全部音になっている感じです。
朋子さんのヴァイオリンも、まさに様々なものが芽吹く春、というかのように明るく朗らかな音色…。
それでいて、角がなくてチャーミングなんですよね♪♬♪
古典をしっかり勉強されているのが良く分かる、素敵な演奏です。
しかし、やはりこの曲はピアノの音色もキモになりますね〜。
両者が同等の立場で音をやりとりしなければ、曲そのものが生きてきません。
室内楽にも明るく、また精力的に取り組まれておられるお2人だからこそ、の見事なバランスが素晴らしかったです。
全体的には、柔らかい音色で紡がれているのですが、それだけではなく、朋子さんらしい伸びのある音色も勿論聴かせてもらえました。
第2楽章のたおやかで優しいピアノの音に導かれるように、ヴァイオリンがこれまた優美な旋律を聴かせてくれます。
一段高い位置から大人として、深い愛情で包み込むような、優しさを…。
特に、朝の幸せなまどろみの中にいるかのような、柔らかな光に揺らめく夢見心地の気分を感じました。
大きな愛情に包まれてまどろむ幼子の様な、安心感に似た愛情を感じる演奏です。
甘いため息があるかと思えば、不安を感じることもある…。
でも、その不安すら、愛情の一部だという感じ。
ピアノが大きな愛情そのものだとすると、ヴァイオリンはその中を行ったり来たりするベートーヴェン本人のようでしたね☆
最後のトリルから甘いため息で幕を閉じる瞬間の空気、それが堪らなかったです☆
第3、第4楽章では、チャーミングながらも、ユーモラスな一面が顔を出し、非常に明朗で快活な雰囲気が魅力的。
技巧的な楽章でもありますが、ピアノとの掛け合いが楽しい楽章でもあります。
総じて感じたことは、この曲の特徴でもある、ピアノパートの重要性を、演奏家両者が良く理解して演奏されていたということでしょうか。
ピアノ主題の箇所で、ヴァイオリンが前に出過ぎてしまう演奏が多い中、朋子さんと金子先生の息のあった絶妙の掛け合いと、バランスは素晴らしかったと思います。
曲の本質を演奏する、という基本姿勢が共有されているからこそ、曲全体のバランスや調和が見事に表現されていたのだと思います。
ピアノの音に呼び出されるように、小鳥のような可愛い声でヴァイオリンが歌います。
ピアノとヴァイオリンが主題を交互に演奏していくのですが、敢えて少しタイミングをずらして演奏するように作曲されているので、そこが聴衆の意識を刺激してくれます。
そこに続くのは流麗で、典雅なメロディー。
そこから曲が展開していくにつれ、ピアノとヴァイオリンの語り合いがメインになってくる感じでしょうか。
先述したように、ピアノとヴァイオリンが曲そのものをしっかり掴んでいなければ、応酬が力を持って語りかけてきたりしません。
奏者お2人が、演奏によるお互いの言葉を楽しんでおられるのが感じられましたね。
この2つの楽章は続けて演奏されますが、その境目を感じさせる演奏家さんが多いんですよ。
ところが、この日は曲そのものが1つの流れとして構築されていたのか、曲調の移ろいがわざとらしくなく、非常に一体感がありました♪♬♪
古典は難しいです。
耳にはとても馴染みますし、初めて耳にする人も親しみやすいでしょう。
ですが、音楽というものの本質だとか基礎となるものが、そこに沢山ちりばめられている分、曲そのものの魅力に演奏家が負けてしまうことも多々ある訳です。
それを自分のものとして昇華し、更に聴衆に提供出来る演奏家さんというのは、案外少ないのだと思いますね。
休憩に続いては後半です。
が。
ちょっと時間がないので(汗)。
文字数も、ちょっと制限を超えそうな予感が…(爆)!
ってことで。
今日の夜にでも、続きを更新します〜(;゚;Д;゚;)!!!
ついでに出来るならツーリングの2日目も…(笑)。
頑張ります☆
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー





