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日曜日、きよこは慌てていました。
出かける準備していたら。
今度は駅まで送ってもらえるはずだった父がいない!!!
なんでも、不在連絡が入っていた荷物を取りに行ったとか行かないとか…。
その時間帯に父がいない、ということは。
絶対その足で「WINS(競馬の場外馬券売り場)」に行くに違いない!!!
最寄駅まではそう遠くないのですが。
慌てて準備して駅まで向かったきよこを待っていたのは、間一髪乗れなかった電車が去る音でした…(涙)。
休日ダイヤだから、まぁ10分か15分間隔で次の電車が来るのですけど…。
その時間がギリギリの場合、これは痛いことになるのです…(涙)。
で、結果。
遅刻しました…。
まぁ、冒頭1曲丸ごと聴き逃してしまったことになりますね…▄█▀█●il||li。
一番好きな曲だったのに…(涙)。
そんなきよこが行った演奏会とは。
こんな演奏会です〜☆
演奏会の後にヴィオラとヴァイオリントップのお姉さん2人にいただいたサインが入った状態でございます…(^_^;)。
この「ラ・プティット・バンド」さんというグループは、簡単に言うと古楽器のグループですね☆
今現在クラシックの演奏会で使われている楽器って、古い時代のものであっても改造されてカスタマイズされた(?)、改造版なのです☆
昔のだと、例えば顎を載せる台が付いていなかったり、肩に載せて演奏する時の肩あても付いていないとか、色々違う所があるんですよね。
一番違うのは、楽器のネック、つまり指板と呼ばれる場所の長さが違っていたりするところと、用いられている弦が、ガット弦という動物の腸から作られる弦だということでしょうか。今だと大体スチール弦という金属製の弦を使いますからね〜。
後は弦楽器を弾く上で使われる弓の形状もまた違う!
昔の演奏スタイルを再現した「古楽器奏法」と呼ばれるものが、最近クラシック界でも流行しておりましたが、モダン楽器で古楽器の演奏をされる方が非常に多いのが現実です。
今の楽器にガット弦を張って演奏される方も多いんですが…。
基本的に古楽器を使って演奏する人は、いるにはいても絶対数の上で少し劣勢ですかねぇ。
さて、そんな古楽器を使ったグループの演奏会、しかも古楽器の演奏では先端を行くというか、昔から定評ある、まさに古楽器ブームの火付け役のグループの一つであるのがこちらのバンド☆
今回のプログラムはこちら☆
2番好きなのに、終わった直後に会場到着…(涙)。
6番から拝聴いたしました…。
まぁ、6番はヴィオラが活躍するので嫌いじゃないし〜♪♬♪
ブランデンブルク協奏曲っていう曲は、6曲あるんですよ☆
チェンバロが活躍してみたり、フルートが頑張っていたり、その都度主役というかメイン楽器が変わるんです♪♬♪
この6番はヴァイオリンが登場しないという面白い曲。
ヴァイオリンの音色とヴィオラの音の違いといえば、やはりその温かいまろやかな音色でしょう❤
この6番は、どこか落ち着いた優しさを秘めていて、とても和やかなムードなんですよ☆
そして、このバンドの特徴として、使われているチェロが珍しいことも挙げられるでしょう!
チェロって、皆さんどういう楽器を連想されます?
足を開いて、足の間に楽器をセットし、椅子に座った演奏家が弾くイメージ?
このバンドで使われているチェロは、一風変わっています!
「ヴァイオロンチェロ・ダ・スパッラ」と言われる、肩に担いで(?)演奏するチェロが登場するのです☆
失われてしまった、古い楽器を復活させたのがこれなんですねぇ〜☆
肩に担ぐ、というより、首から紐でぶら下げて胸に固定し演奏する感じ?
音はというと、モダンのチェロに比べてやや大人しい風情ではありますが、音がすこし鮮やかで軽やかな感じ?
重厚な音も出てくるんですが、どこかこう羽のように軽い清冽なイメージの音色がとっても素敵❤
これがヴィオラの音色と重なり合い、共鳴し合って歌うんですから、堪りません❤
6番ってこんなに魅力的な曲だったっけ…???
この6番は今一つ影が薄いイメージを持っていた人も多いはず…。優美ですが、とても温かみがあって素敵♪♬♪
ヴィオラと恐らくヴィオラ・ダ・ガンバ、そしてヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという編成では初めて耳にしますが、中低音域の楽器が奏でる六重奏、これは協奏曲風というより、完全に室内楽的な音楽です。
音と音との対話があって、人間的なバッハの音楽の魅力が溢れています♪♬♪
対位法などの構成的な美しさもさることながら、やはりメロディーラインの美しさが素朴な奏法でより愛らしく…❤
第2楽章では、緩徐楽章らしい甘く、たおやかな旋律の可憐さが際立っていました!
中低音だけの音楽って言うのは珍しいんですが、独特の落ち着いた美しさ❤
第3楽章、こんどは舞踊のジーグのリズム☆
そのシンコペーションの効いた旋律に、自由闊達にヴィオラの音色が遊びまわります。通奏低音にも聴かせどころが満載で、素早いパッセージがとっても魅力的なんですよね♪♬♪
この軽やかな雰囲気は、チェロとはまた違う楽器だからこそ、でしょうね☆
続いては管弦楽組曲より第2番!
この曲も大好きな曲の一つで、時々無性に聴きたくなるんです(笑)。
通常フルートを使うんですが…。
木製の昔の横型リコーダーなんです!
まず、その音色の素晴らしさに感嘆
しかも、バルトルド・クイケンさんが素晴らしい演奏家☆
完璧なテクニックだけでなく、その音色の歌わせ方というのか…。
ヴィブラートをほとんど使わない古楽器奏法なのですが、トリル一つ一つのニュアンスが豊かで、それでいて細かな箇所の音量調節など、非常に雄弁な演奏です〜
しかも、演奏のスピードとしては結構早めに進むんですが、その音色の軽やかさがそのスピーディーな展開にピッタリ
それどころか、このテンポじゃないとこの曲の魅力って分からないんじゃないの?
今までどうしてもフルートの演奏に注意してしまうところがあったのですが、このバンドにかかると、全体の音を嫌でも意識してしまうというか、気付いたら全体の音を楽しめるように音作りされているのが感じられます。
第2番、実は管弦楽組曲で一番好きな曲なので、今回一番衝撃度の高い演奏だったことは間違いありません(笑)!
2番は7つにわかれているので、細かく書くことは出来ませんが、全体を通してとても素敵だったことは言うまでもありません❤
最高♪♬♪
さて、後半です。
ブランデンブルクで一番有名だと思われる5番登場!
この曲の主役はリコーダーでもヴァイオリンでもありません!
チェンバロだ!!
音楽の中を自在に動き回るチェンバロの音色なしに、この曲の魅力を語ることは出来ないでしょう♪♬♪
第1楽章ではリコーダーとヴァイオリンの甘い歌の応酬が魅力的☆
バッハの音楽って、2つの楽器が語り合うと途端にドラマティックさを増しますね〜!
また、ヴァイオリンの音色がとても柔らかく甘い…。
そこに清冽で凛とした風情のあるリコーダーの語り口…。
ロマンティックです…❤
そして。
ついに出ます!
チェンバロが(笑)!
幻想曲的な、非常に広がりのあるチェンバロの音の自在さ…。
今回のチェンバロの音色は、とても自由闊達な音色の持ち主さんです。
ですが、その左手と右手の対比がとても立体的で、古い音楽だと思わせない感じでしたねぇ❤
チェンバロの表現力の懐の広さというのか、大人しいだけの通奏低音を奏でる楽器に終わらせないところが素敵でした☆
第2楽章は、主役が2つの楽器だけ。
っていうか、チェンバロ、ヴァイオリン、リコーダーの3人だけが演奏するのです(笑)。
第1楽章の華やかさと対比すると、その素朴さと、ちょっと物悲しく切ない旋律が極めて可憐です。
ここでは、ヴァイオリンの音色がとても抒情的。
古楽器というと線が細い感じだと思っていたんですが、全然そんな感じはないです☆
第3楽章、一気に楽しい雰囲気に切り替わります♪♬♪
ここでは弦楽器の動きが面白く、チェンバロやリコーダーの音がそれによってどう生かされているのかを感じることができます☆
この愛らしい感じは独特ですね♪♬♪
これまた古楽器ならでは可愛い魅力にあふれていました!
最後の曲はブランデンブルクの第3番。
冒頭の音楽を聴いたら、きっとどの人もご存じだと思うなぁ〜。
この第1楽章、一番印象に残ったのが内声部の充実でしょう。
今まで聴いたことのあるブランデンブルクでは、一番内声が充実していた気がしますねぇ。
その分、音楽の構成が非常に魅力的に演奏されていて、音楽が生きています。
第2楽章、これはあっさり終わっちゃう感じなんですが(笑)。
ですが、この独特の甘く切ない短い小休止が入ることで、音楽が締まるんだな〜。
ちょっとした和音だけ、という簡素な造りですが、それがないと生姜のないお寿司みたいかな?
第3楽章、スピーディーな掛け合いの楽章です。
その中にも独特の愉悦性があって、それがとても楽しい!
音の使い方というのか、その音楽の持つ魅力を良くご存じなのでしょうねぇ〜。
バッハの時代に、こういう音楽を聴衆が心から喜んでいたんだろう、という本質的な喜びの表現があるというか…。
スピーディーなんですが、それが古楽器奏法だと特に気にならないというか、逆にそのスピードだからこそ、この魅力が生まれるんだろうな、って感じ?
これはモダンでやると抒情性が今一つでしょうね…。
素晴らしい演奏に、会場は割れんばかりの拍手!
拍手に応えてのアンコールはこちら。
ついさっきまで演奏していた終楽章ですが。
アンコールの方が、より一層楽しさを増しているというか、皆さんが「音楽することを楽しんでいる」のがより鮮明に前面に押し出されているスタイルで、愉悦感に富んだ非常にチャーミングな演奏でした☆
鳴りやまない拍手に、何度もステージに戻られた皆さんですが(笑)、最後は手を振ってサヨナラ、でおしまいとなりました☆
いい演奏に触れたこともあってか、すぐにCD販売コーナーは人だかりが出来て、この後凄い混雑してました(笑)。
人が増えるとこんな感じになってきます…。
あっという間に…。
因みに、この日のきよこはこんな格好でしたよ☆
珍しくスカートでした♪♬♪
さて、会場にこんなお知らせがありました。
だからなんですねぇ〜。
演奏中に邪魔なカメラがウロウロしていたのは。
しかも、客席にもカメラがウロウロしていて鬱陶しいったらなかったもん☆
なので、サイン会の場所となる楽屋口に向かう途中にある搬入口にはロケ車が。
出待ちしていると、メンバーの皆さんが気軽にサインに応えてくださっていました❤
で、プログラム表紙にこのヴァイオリンのお姉さんとヴィオラのお姉さん2人にいただいたサインが入っていたわけですねぇ〜♪♬♪
しっかり、シギスヴァルト・クイケンさん(指揮&ヴァイオリン&ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)と、リコーダーのバルトルド・クイケンさんにもサインをいただきましたよ❤
リコーダーのおじさん❤
素敵な音色でございました…☆
そして、あの怪しい弓(まさに弓なり状態!)でヴァイオリンを弾きこなし、更には復元楽器である不思議なヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで魅惑の音色を聴かせてくださったシギスヴァルト・クイケンさんにも♪♬♪
良い演奏会でしたねぇ〜♪♬♪
またの来日がとっても楽しみ☆
古楽器の魅力って、こういう生演奏に触れるとより一層分かりますね〜。
音色が、なんというか全然モダンとは違うので、同じ曲を聴いても全然違った側面から音楽を楽しめます!
お正月、放送されるなら、録画してみようかな(笑)?
しかし、演奏会の様子をアップするのに随分時間がかかってしまいましたね(苦笑)。
まぁ、うっかりきよべぇのブログなので〜。
その辺は、ほら。
よしなに〜Ψ(`▽´)Ψウケケケケケ☆
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