|
土曜日、高野山にバイクでひとっ走りして、ブロ友さんとツーリングを楽しんだきよこですが…。
その翌日の日曜日。
今度はクラシックのコンサートが待っていたのでした(笑)!
それから何だか急に忙しくなり…。
アップがこんなに遅くなってしまった〜(;´д`)トホホ。
さて、どんなコンサートだったかと言いますと。
「浜松国際ピアノコンクール」という、クラシックファンならば誰でも知っているコンクールの優勝者、しかも16歳という若さで優勝した「アレクサンダー・ガヴリリュクさん」のリサイタルが行われたのでした〜☆
不思議なことに。
浜松国際ピアノコンクールで優勝された人は、後々世界的なコンクールに優勝される率が異常に高く(笑)、その上、実力に定評ある演奏家が羽ばたくということで、ピアノファンならずともクラシックファンなら、大抵その後の動向を楽しみに見守ってしまうのでございます…。
震災の影響で、来日公演が軒並みダメージを受ける中、不思議なことにロシア系の演奏家さんは頑張ってそのなか来訪してくださいます…。
チェルノブイリもかなり昔のこととなりましたが…、もしかしたらそれもあって、「こんな時だからこそ」と、思ってくださっているのかな?
さて。肝心のプログラムはこのような感じ!
早速曲の感想を…。
冒頭からベートーヴェンのピアノソナタ第14番、通称“月光”が登場です。
久しぶりに、最初の1音でノックアウトされました(笑)!
第1楽章からして、彼の演奏には、なんというか全体を通して滑らかさというか、一つの滔々たる流れが形成されているのです。
それこそ飽きるほど聴いている14番ですが、左手の紡ぐ和音と右手の紡ぐ和音に繋がりが感じられ、それが相互に影響しながら曲を展開して行くのです…。
そのなんとドラマティックなことか!
彼の演奏、特別派手なものではないのに、流麗な流れの中に身を浸していると、聴衆の体の中に内包する情熱が溢れ出してくるみたいでした…❤
普段、寄せては返す波のように、ひたひたと胸を打つフレーズが、じわじわと、まるで清流に身を横たえ、苔むした岩になったかのごとく、己が体からしっとりと清流の一滴が滴り落ちているみたいです…。
それでいて、曲全体がスラーで覆われているかのように、自然な流れで進行。
その滑らかさは、曲に鮮やかなグラデーションで彩りを添える輝きとなります…。
タッチの幅広さ、そして超微細にわたる繊細なペダリング…。
第2楽章、ロマンティックな演奏を特に好むきよこなのですが、彼の演奏、滴り落ちるような甘さ、という感じではありませんでした。
ただ、一つ一つの音に、遺憾なくその自然なグラデーションがかかっていて、全体を通して聴いているうちに、自然とわき上がる甘さ、があるんですよねぇ…。
しかも、タッチの加減なのか…?
1つの音が、クレッシェンドがかかっているかのように響く!
ピアノの音でクレッシェンド?!
打鍵に何か秘訣でもあるんでしょうか…?
第3楽章、第1楽章〜第2楽章で感じたことがそのまま総出演で華やかに曲を彩ります。
正確無比なタッチ!
グラデーション、と言った表現はあながち間違っていないと思う(笑)!
音量の増減、それが非常にナチュラルで滑らかに演奏されるので、両手の音量が自然とボリュームアップし、それがあまりに自然な為に、聴衆は彼の演奏に生み出された情感を、自分のものだと錯覚してしまう気がします…。
続いてはショパンが3曲(4曲と言うべきか?)。
幻想即興曲、2つの夜想曲2曲、スケルツォ第1番です。
ベートーヴェンに続いてショパン、とは、ピアニストにとって非常に試される曲ばかりだと思うんですが…。
しかも超有名曲ばかりだし。
しかし、彼のショパン、これまた非常に繊細な音量調節と、比類ないテクニック、それ以上に多彩に紡がれる音色で、端正ながらも内に秘めた情熱を感じる素晴らしい演奏。
音色の多彩さが本当に秀逸で、弱音を美しく響かせたかと思うと、時に激しさを垣間見せ、とても雄弁なのです。
特に左手と右手の和音の繋がりが、ここでもとても印象的に演奏されまして、分散和音がこれ程自然に響いたものを今まで耳にした記憶がありません。
和音というものは、料理に添えられるパセリみたいな感じだと思っていたんですが、いやはや、きちんと料理の中に組み込まれて味を演出しているものだ、って感じ?
彼の演奏を聴いていると、何だかハイフェッツ様を思い出す…(笑)。
正確無比なテクニックばかりが取りざたされますが、彼の演奏って若い頃からもう音楽が完成されていて、その表現力や彼の思う音楽像というものが非常に明確なのです。
テクニックは、何を演奏したいかを表現する為の手段でしかなく、演奏するものが確固として成立しているからこそ、あのキレ味鋭い表現力が遺憾なく魅力を発揮するのだと思うんですよねぇ。
彼の演奏は、テクニックが非常に素晴らしいことも特筆できるところですが、何を演奏したいというか、常に聴衆に自然とその音楽を感じさせる手腕が随所から感じられるところが末恐ろしい感じ…(笑)。
休憩をはさんではラフマニノフの楽興の時6曲。
それぞれに特徴があるんですが、ラフマニノフもこれまたテクニック重視の難曲というイメージが先行している作曲家さんだと思います。
きよこの中では、どちらかというととてもロマンティックな作曲家さんという感じだけど。
今回6曲ともそれは素晴らしかったのです♪♬♪
第1曲、前半の演奏とはまた違って、ロマンティックさを前面に出した柔らかさ、そして難しいパッセージを、ただそのロマンティックな旋律に添える彩りとして逆に簡単そうに弾きこなしてしまうのが凄い!
難しいところを、難しそうに弾くんじゃないんですよねぇ、彼の演奏!
だから、テクニック的にすごい曲だという感想よりも、「なんて魅力的な曲なんだろう」と思わせてくれる、つまり曲そのものの持つ味が楽しめるんですよね…。
難しいところほど、さらっと流してしまう感じ?
和音の方がより一層魅力的に演奏されていたりして、それがまた全体のバランスも良いものですから、なんとも魅惑的に響くんですよ♪♬♪
特に気に入ったのが第3曲目のカンタービレ。
悲しいまでに美しい!
続く第4曲のプレストでは、プレストというそっけない名前がついているのが勿体ないくらい、音色の変化とニュアンスの豊かさが抜群!
第5曲に続く6曲目などは、タイトルを知らなくても(笑)曲の雰囲気からその名前が浮かんでくる程自然なマエストーソ(笑)!
マエストーソって、荘厳なっていうのか、こう高貴で近寄りがたいような威風堂々たるイメージを言い表す音楽用語ですが、彼の演奏は5曲からの移ろいが自然でありながらも、まさに曲想そのものの演奏で、それでいてラフマニノフらしいロマンティックさが随所にちりばめられた素敵なもの❤
そして…。
きよこのお気に入り!最終曲のプロコフィエフ、ピアノソナタ第7番でございます☆
“戦争ソナタ”という名前で親しまれている名曲ですが、これは戦時中に作曲されたからそんな名前になったようで…。
プロコフィエフの曲ってどれもそうなんですが。
非常にユニークで革新的!
それでいて、どこか古典的で伝統的な一面も持ち合わせていて、それが彼の作品に独特の味わいを醸し出しているのです。
第1楽章から、もうその特色ある曲想が余すところなく表現されておりました!
っていうか、プロコフィエフのソナタを、きよこが思うイメージそのままに表現してしまう、それもまさにそこにあるのが自然な形だと思わせる手腕の凄さ…!
第2楽章では、緩徐楽章と言う概念を打ち払う楽しさが…☆
非常に強靭なタッチとペダリングの妙で、変化と愉悦に満ちた情熱的な演奏!
プロコフィエフが、完全に彼のものになっているンのを感じます!
第3楽章では、その独特のリズム感が遺憾なく魅力を発揮!
彼の左手&右手の連動性と言うのか、2本の腕で演奏しているとは思えない一体感と構成力には驚嘆するしかありませんが、それ以上にその演奏から生み出される曲想の表現が自由闊達で情熱的!
彼の手にかかると、まさにテクニックがどこか脳裏から飛んで行ってしまって、その演奏しか頭に残らない感じです!
流石、浜松国際ピアノコンクール覇者だけのことはありますねぇ〜!
2000年の優勝当時、まだ16歳だったそうですが…。
これだけの完成度の高い演奏を、今恐らく26〜7歳くらいの青年が自然に、サラリと表現してしまえることを踏んでみても、聴衆や審査員に与えた衝撃度があまりに容易に想像できる…。
テクニックだけではない、中身が充実している演奏家さんをまた発見してしまいました☆
弦楽奏者さんにはこういう逸材が少ない気がするんですが、鍵盤楽器には不思議とそういう逸材がちらほら散見されるのが嬉しいです♪♬♪
鍵盤楽器って、やはり受け口が広いのかな?
その分競争は激しそうだけど…(¬_¬;)。
彼の演奏、抒情性がどうとか、そういう過不足の不満を聴衆に与えないですね。
「これが自分の音楽だ」というものを、若いのにしっかりと持っておられる感じ?
そういう言意味でも完成されているところがあるかな…?
まだ伸びる人だとは思うんですが、その時その時でその不満を感じさせないだけの実力があるのは間違いないと思います。
超絶技巧の持ち主さんでもありますが、それ以上に内面の充実を感じるのはやはり絶頂期に命すら危ぶまれる事故に遭遇し、そこから復帰したことも関係しているのかもしれません。
数年前にご結婚されたようですので、それもまた彼の演奏にいい影響を与えているのやも?
熱狂的なアンコールは、中々鳴りやまず…。
スタンディングオベーションまで出る騒ぎ☆
この頃こんなに熱狂的なアンコールに中々出会えなかったぞ(笑)!
それだけ、内容が良かった証拠でしょうね♪♬♪
確かに素晴らしかった!!!
アンコールの内容も非常にノリにノッた演奏で、ご本人がこの場をとても楽しんでおられるのが感じられましたよ♪♬♪
何度も出たり入ったりを繰り返し(笑)、それでも拍手が鳴りやまないためでしょうか。
会場の照明がつけられてしまい、それでアンコールタイムは終了となりました☆
会場には熱狂冷めやらぬ雰囲気の聴衆がウジャウジャ…(笑)。
アンコール曲の掲示板が遠い〜(笑)!!
ついでにCD販売しているブースも、凄い混雑ぶり♪♬♪
売れたんだろうなぁ、この日は…(笑)。
さて、演奏会の後のお楽しみといえば。
勿論サイン会です〜♪♬♪
会場を出ますと、意外にも帰路に就く人が少ない感じ…?
で、ホール裏側にある楽屋口に向かいます…。
で、何故に帰路に就く人が少ないのか、謎が解けました!!!
すごい人の数やん〜Σ(|||▽||| ノ)ノ!!!
で、我慢して頑張って並びまして。
ようやくいただいたのがこちらのCDへのサイン☆
プロコフィエフが素晴らしかったので、収録されているものにサインをいただきましたよん❤
中身ですが、ライヴで耳にしたものと比べても遜色ない、素晴らしい内容♪♬♪
これはお買い得だ〜♪♬♪
そして。
ガブさま(勝手にあだ名)の良いところは他にも!
写真撮影OKだったのだ〜♪♬♪
演奏会場でもそうでしたが、非常に笑顔が可愛い人なのだ❤
にっこり笑うと、とってもキュート☆
演奏はかなりしっかりしていたのに、ご本人は意外にも可愛い感じなのです♪♬♪
人懐こい子犬みたいな雰囲気かな(笑)?
日本で権威ある(?)コンクールに優勝したからなのか。
それとも最初に発売した2枚のCDが日本で収録されたからなのか。
彼は日本にたびたび来日されておられるようです。
今度も絶対聴きに行こう〜❤
若い、それも才能ある演奏家に出会うと、本当に幸せ☆
さて、今日は急きょ休日出勤となりました。
でも、午後から演奏会なのだ…(汗)。
なので、そろそろ出社しなければなりません。
雨降り、嫌だなぁ〜(;´д`)トホホ!!
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー





