うっかり日記

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クラシック

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クラシック音楽鑑賞のレビュー☆
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もう1カ月も前の話になってしまいました(汗)。
 
 
今日は慌ててアップします☆
 
何故かって?
 
 
 
 
後がつかえるからですよ(爆)!
 
 
 
 
 
このところ、目先の話ばかりでじっくり腰据えてクラシックの記事、書いている時間がなかったんです(涙)!
 
 
 
 
 
 
 
2月17日、またもや演奏会に行ってきました☆
場所は弁天町にある、関西フィルの練習場でもある、オークホール☆
 
 

関西フィルでは不定期になりますが、ごく少数の200名ほどを対象にして、練習場でのミニコンサートを開催していたりします。
それが標題のコミュニティーコンサート、というわけですな☆
 
 
 
 
 
 
さて、今回、一番気になったのがこちら!
 
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プログラムが上質紙の厚紙になって、しかもフルカラーになってるやん!!!
 
 
 
 
 
 
いつもは薄い色上質に白黒印刷なのに…。
まさにチラシっぽさ丸出しのプログラムなのに…。
 
 
超ゴージャス()
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、今回のプログラムは以下の通りです…。
 
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関西フィルにはコンサートマスター(オーケストラで一番偉い人)が2人います。
今回その一人でもある、ギオルギ・バブアゼ(通称ゴギ)さんが指揮を取っての演奏会☆
 
 
 
 
 
ゴギさんという愛称で親しまれている、日本語ぺらぺらのこのおじさん、グルジアという国からやってきたれっきとした外国人!
妙に普通のおっちゃんぽいのが、きよこ的には好みです()
 
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そのゴギさん、以前からご自身の出身国でもあるグルジアの作曲家さんなどを紹介する活動にも精力的に臨まれておりまして、きよこも過去数回は、彼の演奏会に足を運んでグルジアの曲に親しんできました。
 
 
非常に魅力的な作曲家さんが多く、もっと沢山演奏会で取り上げられても良いと思うんですけどね…。
有名な曲に小規模な編成のものが多いのか、オーケストラで取り上げられる機会はあまりないのです…。
 
 
 
 
 
きよこが知らないだけで、実はこっそり取り上げられてるのかな?
 
…いや、恐らくそれはないと思う(汗)。 
 
 
 
 
 
さて、肝心のプログラム内容です♪♬♪
今回、チェロの奏者である太田さんが司会を務めて曲目解説…。
結婚式の司会みたいでしたが(笑)、それでも中々立派な司会者ぶりで、音楽家らしい曲の背景説明が自然で良かったですよ〜☆
 
 
 
 
 
さて、冒頭、きよこの大好きなメンデルスゾーンが登場です。
こちらの弦楽のための交響曲第9番 ハ長調「スイス」は、メンデルスゾーンがまだ14歳の時の作品だというのですから、その早熟ぶりには驚かされます。
 
メンデルスゾーンという作曲家、きよこは好きなので。
正直その扱いが2流に甘んじているのが、少々気にくわないのでございます(笑)。
 
深みに欠けるとか、まぁ、色々言う人もおられるやもしれませんが。
 
 
 
クラシック音楽だからって、難しくなければならないってわけでもないし。
元々は気楽に楽しむ程度の始まりだったと思う訳だ。
 
しかめつらしいことを言うのではなくて、ただ単純に楽しいとか、綺麗なメロディーだとかで好きになっても、全く問題ないと思う訳ですな☆
 
 
だからきよこは、メンデルスゾーンが好き!
 
 
作曲される少し前に、メンデルスゾーンはスイスに旅行に行っておりまして、その時に遭遇した現地の舞曲などが取り入れられているんだそうで…。
その為に、こちらの曲は「スイス」と名付けられているのです☆
 
 
 
第1楽章、非常に印象的な導入で始まります。和声進行に彼らしさの片鱗が見え隠れしていて面白いですね。若い時代の作品は、モーツァルトもそうですがその後の成長や、作曲家の作風の変遷が見えるので楽しいです♪♬♪
明暗のコントラストの使い方が非常にチャーミングで、古典的な一面もあり、しっかりした基礎の上にロマン派が成立していたということが良く分かる楽章でした。
 
関西フィルの弦楽セクション、このところのアンサンブル精度の高さもあって、パッセージの部分がより魅力的なのが印象に残ります。こういう一見「つなぎ」に見える場所を、どれだけ深化させるかというところに、作品そのものの重さとか味わいの違いが生じるんだと実感します。
 
第2楽章、非常に繊細で優美な楽章です。単一楽器での演奏、という面白い試みがなされておりまして、曲の調和ある美しさが際立っていたように思います。
ヴィオラとチェロ、コントラバスのみで音楽を展開していきますが、転調により短調に移行する際のバロック的、古典的な重厚感や構成美が魅惑的でした。
ヴィオラの温かみある音色が重すぎず、仄かな甘さと哀愁を演出して好印象☆
 
その後主題がヴァイオリンによって奏でられますが、ここではテンポに動きを加えており、更に途中から四声に分かれての演奏になります。これが非常に調和美に満ちていて甘美☆
 
中間部をはさんで低音奏域の音色が途中から参入してきます。
ここで、ようやく弦楽アンサンブルらしい姿になるのですが、ヴァイオリン&ヴィオラの音色に、チェロ&コントラバスが加わると、一気に音色の厚みが加わり、音楽に広がりが出ます。
 
弱音で締めくくられるこの楽章、非常に1つ1つの音が丁寧で美しかった☆
 
第3楽章、スピーディーで楽しい楽章のスケルツォ。
こちらがスイスの土着()リズムを用いた舞曲風の楽章ですね。
低音のパッセージをヴァイオリンが受け継ぎ、徐々に音域が高くなって展開されていきます。
 
この後、牧歌的でまるでベートーヴェンの6番「田園」みたいな、のんびりした曲調に変化するんですが、そこでの楽器間の受け答えの呼吸が絶妙です!
主題の再提示があって、突如終了する終わり方も、インパクトがあって面白かったですね☆
 
終楽章、第3楽章を受け継ぐようなリズムで開始されます。
クレッシェンドしていく展開部、ヴィオラの主題からフーガ的に音楽が積み重ねられ、シンコペーションが非常に効いた2拍子のテンポをはさんで、コーダ。
この辺の演出力、早熟な天才の輝きを感じますね☆
 
メンデルスゾーンというと、非常にロマンティックな作曲家、というイメージですが。
とても古典に精通していたことがこのことからも良くわかります。
管弦楽法にはまだまだ未熟な一面がありますし、過去の偉人の作風に捉われているところも見受けられるのですが、音楽の系譜をそのまま肌で感じることができますし、この先の発展ぶりや成長が既に予見されてとても面白いですね。
 
彼独特の流麗な美しさの欠片が、至る所にちりばめられており、若々しさも手伝ってか、楽しい楽曲でした。
 
続いてはツィンツァーゼの作品。
こちらはグルジアの作曲家さんです。きよこも大好きなんですよね〜。
 
ツィンツァーゼさんご自身もソ連時代からの音楽家さんで、もともとはチェロ奏者さんだそうです。
1940年代のグルジア弦楽四重奏団による活動が有名なお方ですね。
 
その所為か、確かに弦楽曲の比類ない美しさが魅力的でして、彼の作品はいつも耳に心地よい響きが感じられます☆
 
 
 
ハイドンやベートーヴェンなどの、ヨーロッパに連なる音楽系譜を持ちつつも、交流があったというハンガリーのバルトークによる影響も受けているそうですから、ヨーロッパの音楽の底の深さも感じられて、それもまた面白いですよ。
 
 
 
彼の作品は、確かに表現者であったが故の表現力や演奏方法についての深い洞察から生まれる、チャーミングかつ民族性をうまく融合させた曲が多いんですよね♪♬♪
 
 
 
 
 
この、弦楽のための組曲は、全曲を通じて7/8拍子で統一されています。
 
こちらは、グルジアを取り巻く周辺諸国に伝わる、古いメロディーや民謡()なんかを主題に用いたりして作られた曲集だそうです。
ツィンツァーゼの曲は、本当にどの曲もキャッチーというか、耳に馴染むような、とても親しみやすいメロディーが特徴ですので、全く耳にしたことがない人でも、初回から楽しめちゃったりしちゃうのだ!
 
 
きよこも彼の作品、どれを聴いても毎回気に入ってしまいます()
 
 
 
1.春が来た  徐々に光が差すような広がりに満ちた曲。春、という題名にしてはやや暗い印象の曲ですが、ピッツィカートによって紡がれる音色が、まるで氷柱から滴り落ちる水滴のようで、あちらの春の訪れの音色なんだろうな、と感じました。
その水が集約され、とうとうと流れる川の流れに変化していくかのような緩やかな終わり方です。
 
2.チャルダッシュ 音の余韻やパッセージの中にユーモアがたっぷり含まれていて、とても楽しい曲。
主題をコンサートマスター、首席チェロ、という順で引き継いで演奏されるんですが、その旋律が民族的でいてとてもチャーミング♪♬♪
終結も可愛くてとてもキュートな佳曲です。
 
 
 
3.貴女の窓のそばで こちらは250年くらい前のさびしい曲を、ツィンツァーゼが美しくアレンジした曲だそうです。
ピッツィカートの可愛い曲で、音量の調整が非常に絶妙で味わい深い!
この辺、関西フィルの弦楽セクション、本当に上手くなったと感じる一面でした☆
 
きめ細やかな表現で、それが繊細さをより際立たせている感じ…!
 
 
4.古い森 ヴァイオリンの旋律、ヴィオラのピッツィカート、チェロの通奏低音的音色からの主題の提示…。どこかつかみどころのない、霧に包まれたような神秘的な和音の響きが印象的。
哀愁あるヴァイオリンソロの音色が非常に美しくて、背景のやや暗そうでいて、どこか懐かしいメロディーもあってかとても不思議な雰囲気の曲です。
 
5.チベットの踊り 野太いほどのシノワズリ(中国風)な旋律が流麗で面白いです。異国情緒とユーモアが混然一体となっていて、とても楽しい曲。
なんだか孫悟空が空を自由に飛び回っているみたいな、そんな曲でした。
 
6.インドの踊り インドというよりは、どこか爽快なイメージの曲でした。
ただ、弦の鳴らし方が金属的で、そこがエキゾチック☆
低弦部の音色がゾウの歩む音のようで、それもまた視覚的で楽しさを増します。
最後には全体がまとまって、盛り上がりを見せて楽しく終わりを告げます。
 
全体を通して、どこかユーモラスで愉快な
 
 
ここでは弦楽セクションの良さが際立っていたと思います。
表現の幅の広さが十二分に楽しめたのが良かったですねぇ☆
 
 
 
 
 
 
曲目が多すぎて、曲の紹介だけでも字数制限に引っ掛かったので。
 
次に続く(爆)!
 
 
 
関西フィルの、定期会員でもあるきよこで〜す♪♬♪
ってことで、年間座席をしっかりキープしておりますし、今回もしっかり行ってまいりましたよ、関西フィルの定期演奏会!
 
 
今日ご紹介いたしますのは、2月の3日に行われた演奏会の様子です。
先日19日ですかね、NHK−FMでも取り上げられ、偶然ブロ友のひでさんも耳にしたという、演奏会のお話になります☆
 
仕事を終えてから、あわてて向かったシンフォニーホール。
無事なんとか間に合いまして、しっかりと最初から聴くことができました!
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の演奏会はこのようなものでした。
 
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遅刻ギリギリだったのは、ここだけの秘密です()
 
 
 
プログラムはこちら。
 
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さて、今回の目玉はソリスト「小山 実稚恵さん」によるピアノ協奏曲、と思って会場に向かった聴衆も多かったことでしょう…()
 
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彼女の活動は非常に高い評価を受けていることで、有名ですからね☆
 
 
 
 
しかし、きよことしては。
 
今回定評あるシベリウスを、満を持してプログラムに取り入れました首席指揮者「藤岡 幸夫」さんと、脂の乗った関西フィルから紡ぎだされる音楽…()
 
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個人的に大好きな現代曲がプログラムに取り入れられているのも、定期演奏会ならでは、の楽しみですね♪♬♪
 
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さて、早速曲ごとの感想から。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番、これは非常に長大な曲でもあります。
恐らく、全部で50〜60分くらいはあるんじゃないかな???
 
第1楽章、オケの壮大な導入で幕を開けます。
非常にスッキリしながらも、小気味よい展開への持ち込み方、それでいて自然な呼吸と軽々しくならない絶妙のさじ加減が、早くもこの後の演奏に期待を持たせてくれます。
 
特に、今回は管楽器のバランスが非常に良く、ブラームスの特徴である厚みある音色が管楽器の良さも相まって、重すぎず、軽すぎない絶妙さ☆
 
正直、パッセージにおける弱音や、ロマンティストのブラームス()らしい旋律の可憐な美しさの味わいには、今まで生で耳にしたもの、どれよりも味わいがあったと思いました。
 
ソリストの小山さん、オケの音色に引き込まれたかのように、音楽世界に入り込んで、体そのものが音楽と化してしまったかのよう…!
そこから始まるピアノの音色も思い入れたっぷりに始まりを告げました。
 
第2主題がピアノによってもたらされる、というのも当時にしては非常に画期的な取り組みだと思います。
若かりし頃のブラームスの作品ですし、その辺に作品にかける意欲というものを感じる点でもありますね☆
 
ピアノが非常に長い間、トリルを奏で続ける個所では、その表情付けにもう少し幅がほしいかな、と思いましたが、ニュアンスの微細な変化については、細やかで女性的でありながら、端正な音のつくりが光っていたように感じます。
 
ただ序盤でしたので、オケとの調和をまず念頭に置かれているのだろうと思われる節も見られましたね。非常に室内楽的な音づくりをしている昨今の関西フィルには、フィットしていたのかも?
 
実は、個人的にではありますが。
藤岡さんの協奏曲、というものには、きよこは一段階低い評価を与えております。
 
飯森先生は、そういう意味で非常に素晴らしい協奏曲、或いは共演者との演奏に長けた指揮者さんだというイメージがあるんですが、藤岡さんにはその辺の包容力みたいなものが、まだ少し物足りない一面を感じるんですよね…。
 
それが今回は、ソリストさんの呼吸の合わせ方が良かったのか()、それともやはり一皮剥けた「藤岡 幸夫」は違うのか()、とても素晴らしいサポート☆
 
ピアノがやや線の細い印象ではあったのですが、オケがそれを阻害することもなく、かといって伴奏に甘んじるのではなく、一つの楽器としてピアノと語り合おうという姿勢が見られた気がします。
 
ピアノの音色も、時にオケのフォローに回ってみたり、時に主題を意味深に表現してみたりと、非常にテクニカルな一面があります。主題の再現部では、その後の展開を決めるような重要な位置を占めるわけで…。
 
クライマックスに向けての小山さんの演奏は、やや小ぢんまりとしながらも、非常に闊達であり、激情に満ちたまさに情熱的なものでした。
コーダのパッション、良かったですねぇ☆
 
第2楽章、非常にたおやかで繊細優美な楽章です。
これは、恩人の妻であった()クララ・シューマンに長らく恋い焦がれていたブラームスが、夫を亡くして未亡人となったクララに宛てたラブレターみたいな音楽ですね。
訥々と語られる愛の言葉、そこに不器用ながらも真摯な愛情を感じる…。
 
ここでは、小山さんの魅力が満開の花のように輝いていました!
きよこ、実はバックハウスの、不器用なブラームスそのもの、というような()
朴訥とした雰囲気の演奏が好きだったんです。
 
が、小山さんの演奏はまさにロマンティックで夢や優しい感情に満ちた、なんともハートウォーミングな音色で、それがまた非常にチャーミング☆
こういう演奏もアリだなぁ〜♪♬♪
 
こちらは一途で思慕をぶつけざるを得ない青年ブラームスの、意外に甘い口説き文句、って感じでしょうか。
 
オケの演奏も、やはり弱音の魅力を最大限に引き出した、繊細さが小山さんの優美な愛の言葉にマッチして、より一層魅力的!
 
ファゴットや低弦部の音色が、そこはかとない慕情そのもののようで、秘めた、したたかな愛情を滲ませていたのがいい感じでしたよ☆
 
弦楽セクションの秀逸なアンサンブル能力あっての、この表現でしょうね☆
 
ピアノの念を押すかのような主題に続いて、幻想的なパッセージが登場するシーンでは、夫を亡くしたクララに寄り添い、慰めるブラームスの愛に満ちた視線を感じましたよ!
 
最後の短いカデンツァ(ソリストの独奏)では、小山さんの特徴というのでしょうか、何というかシューマンのロマンティックさにも似た、そんな夢見ているかのような甘さが滴っておりました☆
 
終楽章、こちらでは技巧的なピアノの導入から始まります。
ここでも、やや小ぢんまりとした演奏スタイルが気にはなりましたが、それを補っても余りある抒情的な一面と、技巧的に揺るぎのないタッチ、が良かったですね☆
 
小山さん、正直協奏曲ではなく、器楽曲で生演奏に触れてみたい演奏家さんです。
そう、実は協奏曲でしか、まだ生演奏に触れたことがない()
 
どうも、全曲を通して感じたのですが、彼女の演奏スタイルがあまりブラームスを演奏するには向いていないような…。
ややスケールが小さい気もしました。
 
 
この1番は、若い時の作品ということもあって、管弦楽法にはまだまだ隙間があるというか()、ブラームスらしい暑苦しさが今一つ欠けている面があるんですが、ただ、情緒的にはこちらの方が、より近しい雰囲気で好きなんですよね♪♬♪
 
テンポの動かし方、強弱の用い方、曲調の変化の多彩な表現力…。
抑制のきいた演奏をするようになったな、と関西フィルの演奏にも満足です☆
 
藤岡さんの協奏曲も、なかなかどうして()
 
これで一つ評価がアップです☆
 
 
 
 
 
休憩をはさんで後半です。
今度は現代曲が入ってきます。この辺、前半に重たい作品が登場したので()、ちょっと閑話休題的な登場かな、と思われたあなた!
 
それは大きな勘違いです☆
 
今回、目玉にしていたシベリウスよりも。
正直に申しますと。
きよこはこちらの方が、素晴らしかったと思います!
 
 
個人的にではありますが、藤岡さんの現代曲への姿勢が好きです。定期演奏会でも積極的に日本人作曲家の現代曲を取り入れられているのは、非常に好感がもてるんですよね♪♬♪
 
 
この吉松 隆さんの「朱鷺に寄せる哀歌」は、能登で死んでしまった日本の最後の朱鷺に寄せて作曲された作品だそうです。
 
 
吉松さんというと、NHKの大河ドラマ「平 清盛」の音楽を担当されている作曲家さんでもあります。
ご存知でした()
 
現代音楽には調性という概念が取り払われている場合が多く、その自由度の大きさからか理解が難しいとクラシックファンの中でも、あまり好まない人が多いというジャンルです。
 
ですが、全く違った視点で音楽を見つめると、連綿と続く音楽の系譜というものにしっかりとのっとっていることや、それ以上に優れた作品には調性を持った作品に負けず劣らず、抒情的なメッセージが込められていることも多かったりするんですよね。
 
特に日本人作曲家さんの作品は、世界で非常に高い評価を受けている割に、何故か国内では低評価という…()
 
こちらの作品は、無調音楽の訳のわからなさ()から原点回帰して調性の持つ魅力を取り入れられないか、という転換期に作られたものだそうで…。
 
そんなことは聴く人間にはどうでもいいことなんですが()、個人的には色彩感の豊かなこの作品、非常に情感たっぷりで、現代曲初心者さんにも進んで聴いていただきたいな、と思う曲でした☆
 
悲しいほどに美しい、そんな音が紗のように重なりあって、多彩な変化を刻一刻と遂げていく様は、時間軸などをも感じさせる素晴らしいもの…。
 
関西フィルの弱音は、ここ最近本当に素晴らしく、その表現域の広さから、格段にこの作品の良さが演奏に出ていたように感じます。
 
こちらは最後の一音の音が消え去っても、そのままじっとしていたいくらい、会場の空気が音楽に染め上げられていたように感じます…。
 
 
最後に登場したのがシベリウスです。
この7番は単一楽章というのか、何というか…。
う〜ん、交響詩的な作品であります。
 
的な、というのは交響詩というものが標題音楽でもある、ということからそういう表現になったんですが、やはりこちらは単一楽章の交響曲という感じかな?
 
一応音楽の展開によって、音楽そのものは4部に構成されていくので変化はあるんですよ()
 
20分ほどの短い曲でもありますが、シベリウスらしい雰囲気と、どこか幻想的な雰囲気がミステリアスでもあります。
 
当時、無調音楽に時代の流れが向かう中、独自路線を突っ走ったらしいシベリウス…。
本来だと8番が最後の交響曲なんですが、焼き捨てられて焼失したらしい、ということでこの7番が最後の交響曲と位置付けられております。
 
近年、焼失したスケッチが大量に見つかったとかで、復活の兆しもあるようですが、作曲家本人が認めるところではない曲ですし、その辺の判断は難しいでしょうね。
 
きよこは個人的に冒頭のアダージョ部分が最も彼らしくて好きなんですが、この濃密な、凝縮された音楽性には、シベリウスの最高作品だと思うこともしばしば…。
 
やはり最後の交響曲と名付けていいくらいに、内容が濃く、それでいて無駄の省かれた端正かつ濃厚な抒情性は、当時の楽壇に対する宣戦布告でもあったのかな…?
 
藤岡さんのシベリウス、定評があるのは勿論ですが、彼が修行したイギリスが、最も早くシベリウスを評価した国でもあるということからか、思い入れも深い作曲家さんのようです。
 
彼独特のパッションにあふれる一面と、繊細かつ微細に渡る自制心というか()、オケの掌握ぶりが生み出すサウンドは、極めてスッキリとして快活な一面を持ちながらも、情感たっぷりで味わいも濃厚です。
 
まるで濃く煮出したコーヒーのように、舌に余韻を残す感じかな〜…。
コーヒーの酸味や苦み、そして芳醇な香り…。
まさに、そんな味わいに満ちた演奏でした!
 
ライヴ録音出してくれたら買うのにな!
ってくらい良い演奏でしたよ!
 
最近の演奏で、シベリウスをこんなに濃密に味わったのは久しぶりかも☆
 
 
 
 
 
 
これ、本当に録音してFMで流したわけなんですが。
きよこのステレオ、アンテナが不調で何故かFMだけが入ってこないんです()
 
 
 
 
なので、どなたか録音された方、いらっしゃいませんかぁ〜()
 
 
 
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 コンサートっていうのは、一期一会の瞬間芸術です。
 
 
 
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だからこそ、嵌るとそのエキサイティングな歓びから抜け出せないのだな(笑)!
 
 
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演奏会、本当に大満足の素晴らしいものでしたよ〜☆
いやはや、今年も関西フィルから目が離せません!
 
 
 
 
 
さて、ようやくアルカントの記事が更新できそうです()

 
1月11日ですが、兵庫県立芸術文化センターの小ホール、神戸女学院小ホールに行ってまいりました。
 
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行われましたのは「アルカントカルテット」の演奏会☆
 
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クラシックファンならご存知の方も多いかと思いますが、アルカントは当代随一の名手がそろっていることからも、非常に人気が高く、チケットの入手が困難な演奏会でもありました…。
 
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無事ゲットこそ出来ましたが、入手できたのはちょうど2階席の演奏家の背後に当たる場所…。
つまり、音響的には期待できない場所だったのでした☆
 
 
 
背に腹は代えられません。
 
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聴けないことよりも、場所が悪くても生音に触れる機会を重要視して、何が悪い!
 
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因みに、今回のプログラムはこのようになっております。
 
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今回きよこのすぐお隣に座られていたのは、外国人のイケメン
 
 
会社帰りのボッサボサ状態で行ったのが、悔やまれてなりません(苦笑)
 
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会場では開演前の独特な緊張感が漂っておりました。
やはり評判が良い演奏家さんだと、聴衆の方でもそれなりに緊張するものですからねぇ。
 
 
 
さて、時間になりまして。演奏家の方々が入場されてきました。
みなさん非常にスッキリした衣装で登場です。
しかし、西洋人はやっぱりスタイルがいいですな…(;^^)
 
第1ヴァイオリンの女性、髪形がプログラムの写真とは全く変わっていて、とってもフェミニンで綺麗に見えました()
 
さて、早速曲ごとの感想から。
 
バッハの「フーガの技法」から5曲取り上げられております。
どれもフーガというものの特徴を、いかに表現するかということに着目されて作曲されただけあって、構成力がなければ曲そのものの魅力を伝えきれない曲でもあります。
 
最近感じるのですが、現代曲は、テクニックにたけた団体が演奏すれば、それなりのものが聴けるんですよね。
 
ただ、古典だとかバロックになってくると途端に、表面的なものが洗い流されて、音楽の本質がそこに現われ出てくる感じがします。
それもあって、古典をうまく演奏される団体は、やはり聴きごたえもある演奏をしてくれますし、あまりハズレがないわけですな☆
 
 
 
今回プログラムに取り上げられたのは第1コントラプンクトゥス、長いので第○番、という風に以下からは表記しますが()、それと、第4、第6、第9、第11、の5曲です。
 
まず、冒頭の第1ですが。
フーガという言葉そのものを、まずこういう曲だと思われる人も多いでしょうね☆
フーガというのは同一主題を複数の音域の楽器によって演奏する表現方法で、この第1はまさにその方法を用いて作曲された曲です。
 
ですが、たった4つの楽器によって演奏されているというのに!
音の広がりは並ではありませんでした!
オルガンの音楽を聴いているかのような、絶妙なアンサンブルから生み出される重厚で荘厳な音色は、弦楽器の持つ独特の美しさと相まって、非常に魅力的に響きました…。
曲そのものは短いので、正直あっという間に終わってしまった感があるのですが、それにしても第1曲目から、聴衆の予想をはるかに超える素晴らしい名演です♪♬♪
 
第4では、主題の受け渡しで上下の転換があったりして、ちょっと意匠に富んだ雰囲気とユーモアを感じる演奏です。こういうのを(プログラムによると)反行フーガとか呼ぶらしいですが、きよこ的には動きがあって面白いな、というように感じました。
この辺、演奏家の遊び心が反映されていたのかも…?
 
続く第6ではリズムの表現が非常にチャーミングで、各楽器の音色のヴァリエーションの豊かさが際立っていたように感じます。
非常に多彩かつ幅広い表現力をそれぞれがお持ちなのですが、それをあえて誇示するのではなく、あくまで自然に楽曲に溶け込ませているのが驚異的です。
 
第9、こちらは和声の構成をいやでも実感する、非常に構成美の光る作品です。
プログラムによると対位法という作曲技法を用いているようですが、対位法という技法こそ、和声の響きだとか調和、調性の持つ美しさを表現するうえで、根幹をなしているといっても良いでしょう。
 
基本的に超分かりやすく説明すると()、対位法っていうのは複数の音を一緒に鳴らす際に、いかに心地よく響かせるか、ということに着目して、その道を究めようと考え出された法則みたいなものでしょうかね?
 
まぁ、俗に言う和音の美しさなんていうのも、この辺からしっかりした理論として確立したのかも…?
きよこもそんなに詳しくないので、その辺は知恵袋でもあるホーシュさんや、双子座さんあたりにでも補足説明していただきましょう()
 
しかし。
スッキリと理路整然とした音楽、というのは人間にも心地よいものなのか、バロック音楽を特に好む人もいる理由は、恐らくこういう完ぺきなまでの美しさなのでしょうねぇ…。
 
それが当代一流の名手の手によって演奏されるのですから、垂涎ものですよ☆
 
第11、これでおしまいか、と思いながら聴いた人、或いは、きよこのように演奏の世界に引きずり込まれて、忘我の境地にあるうちに演奏が終わってしまった人、それぞれ思うことがあるでしょうけれど()、3つの主題が出てくる3重フーガで、その展開もまたユーモアを感じる動きも兼ね備えている曲。
こちらの和声進行は、B−A−C−Hという、フーガを用いた楽曲ではよく見かけるものになっています。
 
もともとフーガの技法を確立したといっても良いのが、このバッハの手によるものでもあることからか、古典派以降に出てくるフーガにはこの和声進行をするパターンが多い気がしますね☆
 
正直、このフーガの技法そのものが、予想以上に素晴らしく、その響きの自然さも相まってか時間の概念を飛びぬけてしまった感がありました☆
時間の何と短かったことか!
 
知らぬ間に寝ていたのではないか、と思うほど時間が短く感じました()
 
 
続いてのベートーヴェン、大好きな後期の弦楽四重奏曲16番です☆
第1楽章、始り方こそやや不気味な雰囲気を醸していますが、全体的には非常にチャーミングな楽曲です。
こちらの方ではヴィオラの名手であるタベア・ツィンマーマンさんの深みある、それでいて非常に骨もあり丸みを帯びた柔らかな音色が拝聴できました☆
 
4つの楽器の間を自由に主題が動く、と言えればよいのですが。
彼らの場合はそういう表現は適さないと言わざるを得ないでしょう。
 
どの楽器が出てくるシーンであっても、それがあまりに自然であり、音楽の流れそのものを全く阻害しない登場の仕方であるがゆえに、変な言い方をすれば非常に地味な、いい意味で表現すると音楽そのものしか聴衆に迫ってこないという感じでしょうか。
 
音楽家を感じるのではなく、「音楽」を感じた、というか…。
 
 
第2楽章、こちらは通常なら緩徐楽章なんですが、スケルツォになっています。
リズムで言うなら、4分の3拍子で非常にリズミカルなんですが、中間部でのヴァイオリン以外の奏でるユニゾンがなんとも気味悪くて()、プログラムには「グロテスク」とまで書かれていました()
 
ただ、この楽章では特に、音の強弱、つまりシンコペーションの多重作用の見事さというものに圧巻の迫力を感じさせられました。
 
それが相まって不気味さがより際立った気もしますが…()
 
 
続く第3楽章、こちらはようやく緩徐楽章になります。
この16番で最もの聴きどころだと、きよこは勝手に思っておりますが、この枯淡の域に到達したベートーヴェンの表現が、見事としか言いようのない描き方で提供されました!
 
やや整いすぎている気もしなくもないのですが()、第2楽章に続いての深く悲しみに満ちたこの楽章の、旋律の美しさが弦楽器ならではの魅力的な音色で表現され、それがまたなんとも言えない静けさと相まって、ひたひたと押し寄せてくる悲しみの波、という感じ…。
 
終楽章の第4楽章、後期に入ってから楽章が増えていったりして、ベートーヴェンの自由度というか、表現したいものに対する肉薄度が際立ってきていたのですが、最後、彼が死の直前まで書いていたこの16番では、4楽章になっています。
 
プログラムには、楽章の冒頭に「こうでなければならないか?」とドイツ語で書かれており、のちに「ようやくついた決心」と書き込みが入り、更に「そうでなければならない」と肯定の書き込み()がある、というように書かれておりました。
 
ヴィオラとチェロによる問いかけのような冒頭、これがまた素晴らしかった!
この後の楽器同士の対話は、まさに人間的!
音楽というより、本当に言葉を聞いているかのようです。
 
軽快で小気味よいテンポのアレグロが登場すると、楽器のやり取りがより一層意味深に感じられてくるのが不思議です。
 
時折現われる哀愁ある旋律、ここではチェロが非常に素晴らしい演奏を見せてくれました!
この楽章のキモといっても良い、その哀愁あるメロディーが登場することで、終結に向けて音楽が集約していくように感じるんですよねぇ〜…。
 
だんだんと昂揚していく音楽の中で、救いのように明るさが光るのが、後期の楽曲の中でもドラマティックで非常に好ましいと思うのですが、この辺の音楽的な深さというのは、本当にたった4つの楽器で表現されている世界とは思えないです。
 
なんだかこれまた夢のような状態で終わってしまったベートーヴェンでした…。
 
 
 
 
 
 
 
休憩中の様子。
 
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ホールの様子が分かるライヴカメラも設置されています。
 
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カフェもあって、軽食が楽しめます。
 
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さて、あっという間に休憩時間が終わりまして、最後になってしまったブラームスの弦楽四重奏曲です。
 
ブラームスの弦楽曲というと、なんとなく六重奏曲の方が脳裏に浮かぶんですが、こちらもなかなかの力作なんですよ♪♬♪
 
ブラームス自身は、実は沢山の曲を書いていたようなのですが、OKサインを出して世に出たのがたった3曲だけ、というのですから、小心者にも程がある…()
 
ベートーヴェンを意識してか、交響曲でも構想から時間をかけ過ぎじゃないか、というくらい推敲に推敲を重ねたであろう、彼の残した作品ですから、その完成度は非常に高い作品だと思います。
 
さて、第1楽章ですが、こちらはシンコペーションによるリズムの生き生きとした表情が、非常にチャーミングに表現されておりました。
何しろ4つの楽器で本当に演奏されているのか、と時々確認してしまうほど、全体のバランスが素晴らしく整っているのがアルカントなのです☆
 
この精度の高さ、他のも色々聴いてきていますが、突出しているといっても良いでしょう。
 
第2楽章では、ヴァイオリンの美しい音色が際立っています。
ヴァイオリン奏者さんお2人もそれぞれ非常に素晴らしい演奏家さんであることが、すぐに分かりますね☆
実は楽曲そのものの良さを味わえる演奏、というのが実は一番素晴らしかったりするのです…。
 
非常に歌心ある音色が印象的な短い楽章でした。
 
ヴィオラとチェロが活躍するのですが、この楽章だけでも聴きものです!
なんという魅力的な演奏なんでしょうか…。
 
特にヴィオラ好きなきよこには、主題の先導をヴィオラが印象的に奏でるこの楽章、堪らなく好き!
 
最後の音の余韻が消えた瞬間、ついため息が出てしまいましたよ☆
ブラームスらしい構成力にも満ちた良い演奏でした!
 
終楽章は、変奏によって色合いが徐々に変わっていく、主題の美しい旋律が際立っている楽章です。
演奏そのものも非常に素晴らしく、民族調の旋律を見事なシンコペーションによる変幻自在な表現で、圧巻のクライマックスです☆
 
ブラボーのコールが鳴りやまず、2回もアンコールがありました()
 
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サイン会も長蛇の列()
 
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並びましたけど、何か?
 
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しかし、良い演奏会で、至福のひと時でした。
良い演奏会だと、本当に時間があっという間に終わってしまいますね…。
 
 
 
演奏会の後、思い出している時間の方が、きっと相対的に長いと思う()
 
 
 
 
 
 
 

ただいま休憩ちう。 ケータイ投稿記事

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コンサート前半終了



ただいま休憩ちう





メンデルスゾーン、やっぱり好き〜(*´∀`*)

ようやく第九…(爆)!

 
ひとまず、今日は慌てて(時間がないのだ!)、年末に行った第九演奏会のお話をしようと思います。
 
そう、ようやく年末の…(爆)!
 
 
年末の28日。
シンフォニーホールにて行われた演奏会に行ってきました☆
 
 
そりゃ、イケメンのバリトン歌手「キュウ・ウォン・ハン」様が登場されるから〜❤
 
 
彼の生声に出会ったのは、その前年、今からだと一昨年になるんですが。
 
正直歌手さんの名前とか興味なくて、その日偶然予定がなく、しかも第九の演奏会で、指揮者が佐渡さんだったこともあって入手したチケットだったんです。
 
で、まぁまぁな感じで第九が進み…。
 
ソリストが登場し…。
そう、人の声が入ってくる場になって受けた衝撃!
 
 
「なに、この素晴らしい声は!」
 
 
そう、初めてそこで演奏家のお顔を確認してさらにビックリ!
 
 
イ、イケメン…
それも、超絶イケメン
 
 
何しろ、歌手さんのビジュアルってのは最近特に重要視されていることの一つと言っても良いでしょう!
 
だって、オペラで。
歌手さんのビジュアルが重要視されているのだ!
 
ってことで。やっぱりイケメンが嬉しいじゃないの♪♬♪
 
 
 
 
さて、そんな第九です。
会場はシンフォニーホール。
 
クリスマスの飾りつけこそ取り払われておりましたが(ツリーとか)、やっぱりまだ綺麗にイルミネーションされていましたよ♪♬♪
 
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で、肝心のプログラムは、といいますと。
第九だけ!
 
 
なので、プログラムをご紹介するほどのものでもないというか…(汗)。
今回、佐渡さんからバトンを時代を担う若手に、ということで指揮者さんが交代されました!
 
この「21世紀の第九」シリーズは、過去ずっと佐渡さんだったんですけどね♪♬♪
このケン・シェさんという新進気鋭の指揮者さん。
日本とも深い関係がある方なので、日本語ぺらぺらでしたよ(笑)!
 
なんでも、かの斎藤さんの最後のお弟子さんで。
見出されて指揮者の道に入ったというお人らしいです。
佐渡さんのアシスタントとしても活躍されておられるので、日本と関係の深い指揮者さんであるわけですな☆
 
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オーケストラは日本センチュリー交響楽団。
前は大阪センチュリーだったんだけど、最近名前が変わったようです。
 
 
 
さて、肝心の音楽ですが。
ケン・シェさんの指揮は、非常に颯爽としていながらも、じっくり腰を据える場所では据える、かなりの本格派☆
 
スケールがやや小さく感じるのが、まだ若い証拠なんでしょうけれど、テンポを落としての演奏とのメリハリが生まれれば、もっと大きな演奏も出来そうな気がします。
日本センチュリーも、やはり管楽器のバランスが良くて、耳に滑らかに入ってきますねぇ…☆
 
 
 
第1楽章、茫洋とした雰囲気の中で主題が登場し、そこから壮大なテーマが表現されるこの曲の最も売りになる、と言っても良い場所です。
終楽章をメインだと思われる方も多いんですが、個人的に見て。この第1楽章が決まっていなければ、残りはカスになるケースが多いですね…。
 
この時点での感想は「まぁまぁ」です。
テンポは軽快で、やや音楽が軽く響くのが難点かな?
 
ベートーヴェンの音楽には、やはり重厚さが欲しい…。
スピードの出るスポーツカーに乗って、高速道路を気持ちよく走っているような演奏、って感じ?
スタイリッシュな演奏が増えている昨今、こういうのが流行りなのかしらん…。
 
 
どうも、重厚さが出ないのは、内声部のバランスにやや難があることが原因でしょう。これはオケ自体の問題もあるのでしょうけれど、指揮者の音量調整などにも、やや問題を含んでいるように感じられました。
内声への指示が微妙に……(¬_¬;)。
 
どうもヴィオラはいい仕事しているのに、第2ヴァイオリンが今一つ…。
 
動機を醸し出すことの多い、そして何より伏線的な働きの多いパートであるのに、その重要性を理解していないんじゃ、と思われる個所がちらほら…。
 
チェロもやや、前面に出過ぎている節があったので、骨があるようには響くんですけれど、なんというか、内声部が薄いと楽器同士の連携感が今一つ希薄で、ペラペラの音楽みたいに感じるんだな、これが。
 
 
オケの方々にも、その辺のモティーフの受け渡しに対する意識を、もっと高く持ってほしいと思いましたね〜…。
弦楽部のセクションの方々には室内楽でも勉強してほしいな、と思ってしまいました。
やはり弦楽部のバランスが良くないと、音楽の構成美ってのが今一つになるものです。
 
 
第2楽章でも、その欠点がやや散見されて、魅力に今一つ物足りなさがありました。
どちらにしろ、終楽章に深みを持たせるようにするには、経過ポイントであるそれまでの楽章の印象付けが非常に重要な意味を持つんですが。
 
この点ではインパクトに欠けていて、楽章ごとの独自性というか個性みたいなものが、やや曖昧かな、という印象を受けました。
 
 
第3楽章、抒情的で、この音楽での誘惑の楽章です。
誘惑を振り切って、困難に打ち勝つイメージを持たれることの多いベートーヴェンの音楽に、時々現れるロマンティックな誘惑。
 
それも今一つクールに感じましたね…。
 
フルトヴェングラーの第九(終戦後のライヴもそうだけど、戦時中のも)が素晴らしい、と音楽家や評論家、はては音楽ファンにつと有名なのは。
その音楽がかなり主観的であっても、その楽章ごとの意味合いの深さが違うからでしょうねぇ…。
 
生きた人間の音楽、というものがそこに根付いている気がするのです。
 
そこにドラマがあるからこそ、感動もひとしおなんだよね…。
 
ドライな感じの演奏、というのが昨今の主流なのかもしれませんが、どんなに表面的に美しくても、中身がその所為でやや希薄になっている気がしなくもない。
圧倒的な感動を呼びこむ「何か」が、プロの演奏家らは欠けてしまっている、と思われることが増えましたね。
 
テクニックを重視しすぎてしまって、最近の演奏家さんやオケの音には個性が欠けてきている気がします。
 
きよこが昔の音楽を好むのは、始めに音を聴くだけでどのオケなのか、どの演奏家なのかが一発で分かるくらい、それぞれの個性があることも理由の一つ(笑)。
 
 
ロマンティックな緩徐楽章が、第3楽章にあることも、この第九の特異性の一つなんですが、それに至るまでの経過がそれを音楽として自然にしております。
逆に第1楽章、第2楽章、これまでの流れがなければ、第3楽章に続く終楽章のさらなる特異性が生きてこないでしょう。
 
この辺がロマン派とはいえ、斬新さを持つベートーヴェンの取り組みが光っている箇所ですね♪♬♪
 
 
 
さて、肝心の終楽章です。
不協和音の不気味さで始まる冒頭から、管楽器のバランスの良さが際立っていましたね☆
掴みはOKって感じでしょうか☆
 
第4楽章では、過去に変遷してきた楽章のモティーフが所々で顔を出し、それを打ち消すところから始まります。
 
違う、そうではない!
 
というまるで人間の言葉そのもののような語り口で紡がれる、低弦の音色が少々前面に出過ぎていたというか、演出過多な印象で、それが残念でした。
 
目立つことは悪くないんですが、全体のバランスからみるとやや、走り過ぎな印象が否めませんでした。
特にチェロパート内での統一感にもやや物足りなさがあるだけに、音色にまとまりを感じない箇所もあったので、それがそういう印象を強くした気がします。
 
 
 
音楽としては、これまでの楽章を打ち消していくわけです。
が、その辺は楽器の音のやり取り、というよりはまさに人間の討論や、会話を聴いているような音楽が形成されています。
この辺のベートーヴェンの演出技法は、何度聴いても斬新で魅力的ですねぇ…。
 
 
 
そこに、チラリと登場する木管楽器の奏でる新たな主題。
これが打ち消されるのではなく、受け入れられ展開していくところから、壮大なドラマの幕が開けるわけです。
 
低弦楽器がその主題を受け継いで、歓喜の歌が奏でられると、そこでようやく本日の主役(?)、バリトン歌手の「キュウ・ウォン・ハン」さんが登場!
 
低弦部の主題を受け継いで、否定の言葉を歌いあげます。
よりもっと、高みへといざなう、喜びに満ちた音を作り上げよう、って感じかな?
 
しかし。
 
 
 
 
…やっぱり第一声からして痺れます
 
 
 
 
 
なんて麗しい声なんだろう〜(≧∇≦)キャー♪
 
 
ピッチの正確さもさることながら、声量の豊かさと伸びのある声質、それ以上に高音域から低音域までの丁寧な歌唱が光ります☆
 
まるで会場に一条の光が差し込んだみたいですよ…❤
 
ヤバシ!
 
 
残念ながら、きよこの座席は指揮者のすぐ後ろになる最前列中央…。
キュウ様のお姿は全く見えませんでしたが、声だけでも萌え〜(´艸`)ムフフ☆
 
うう、来て良かった、と思わせてくれた一瞬でしたね(爆)!
 
 
 
ここからは4人の独唱者さんと合唱団が主役となって音楽を引っ張っていきます。
 
今回のソプラノは尾崎 比佐子さん。
この方はとても小柄なんですが、声がなんというか、色っぽいというか艶っぽい方でして(笑)、リリカルな感じとはやや趣が違う気がします…。
 
 
 
アルトはきよこのお気に入り歌手さんでもある、福原 寿美枝さん☆
彼女の声は本当に安定感というか、しっかりした骨を感じるのが好き!
特に第九では目立たないと言っても良いアルトです。
ですが、彼女が歌うと、アルトの旋律の魅力に気付かされるのですねぇ〜♪♬♪
今年もやっぱり良い歌唱で魅せてくれましたよ♪♬♪
 
 
テノール歌手さんは、松本 薫平さん。
この方は初めて聴いたのですが、やや声量がキュウ・ウォン・ハンさんに比べると物足りなく感じました。
 
合唱団。
大人数でド迫力があるのが日本の第九の特徴です。
 
今回の合唱団は「京都バッハ・アカデミー合唱団」という団体です。
こちらはオーディションを通過しなければメンバーになれない、と言うだけあって合唱レベルが非常に高い団体だと思いました。
特に男声パートの充実度が素晴らしく、その上に乗る女声パートがより生き生きと感じられたのが好印象でした☆
 
洗練されたプロっぽい合唱でしたね。
 
途中から、軍隊風のトルキッシュ(トルコっぽい)な主題が登場するんですが、ここではテノールの方が見せ場だというのに、ややピッチに乱れがあったことが残念でした。
 
しかし、それを引き継いだ合唱団が光っていましたね〜☆
本当にこの合唱団、レベルが高いというか、バランスが良かった…☆
 
 
合唱や独唱者がその役目を終えて、オーケストラが後を引き継いで終幕を迎えるわけですが…。
 
スピーディーなだけで、重厚感が乏しいというか…。
 
最後の最後、呆気なく幕切れするのは、ベートーヴェンすらこの先を描くことができなかった境地へ至ったからだと思うんですが。
 
この演奏からはきっちりとした計画の元、しっかり終了した感が漂っていましたね。
 
 
ケン・シェさんのタクトの勢いから怒涛の終末を期待してしまっただけに、やや残念でした。
 
この先が期待できる指揮者さんではありますが、やや規範的すぎるところがある気がします。
もっと冒険してみて欲しいなぁ…。
 
 
 
終演後の会場の様子…。
 
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サイン会の列です(笑)。
 
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で、ケン・シェさんのお姿〜♪♬♪
 
 
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念願の「キュウ・ウォン・ハン」さんにもお会いできました〜(´艸`)ムフ!!!
 
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キュウ様のスマイルも素敵でしょ?
 
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因みに、しっかりサインも貰ってますよ(笑)!
 
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ちゃんと、名前まで…❤
 
ええ人や…❤
 
 
 
 
サインをいただいたのは、去年購入して、聴き倒している(?)CDです。
 
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プロの写真はやっぱり違うね(爆)!
 
 
男前じゃ…❤
 
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因みに、出待ちしていて、テノール歌手さんだけ早々に退出されていて捕まえられなかったことを除いて、他の独唱者さんにはサインをもらえたよ☆
 
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去年最後の演奏会でしたが、とっても幸せな気分で帰途に就いたのは、言うまでもありません(笑)!
 
 
ってことで、遅くなりましたが、第九のご報告でした〜♪♬♪
 

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