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もう1カ月も前の話になってしまいました(汗)。
今日は慌ててアップします☆
何故かって?
後がつかえるからですよ(爆)!
このところ、目先の話ばかりでじっくり腰据えてクラシックの記事、書いている時間がなかったんです(涙)!
2月17日、またもや演奏会に行ってきました☆
場所は弁天町にある、関西フィルの練習場でもある、オークホール☆
関西フィルでは不定期になりますが、ごく少数の200名ほどを対象にして、練習場でのミニコンサートを開催していたりします。
それが標題のコミュニティーコンサート、というわけですな☆
さて、今回、一番気になったのがこちら!
プログラムが上質紙の厚紙になって、しかもフルカラーになってるやん!!!
いつもは薄い色上質に白黒印刷なのに…。
まさにチラシっぽさ丸出しのプログラムなのに…。
さて、今回のプログラムは以下の通りです…。
関西フィルにはコンサートマスター(オーケストラで一番偉い人)が2人います。
今回その一人でもある、ギオルギ・バブアゼ(通称ゴギ)さんが指揮を取っての演奏会☆
ゴギさんという愛称で親しまれている、日本語ぺらぺらのこのおじさん、グルジアという国からやってきたれっきとした外国人!
妙に普通のおっちゃんぽいのが、きよこ的には好みです(爆)!
そのゴギさん、以前からご自身の出身国でもあるグルジアの作曲家さんなどを紹介する活動にも精力的に臨まれておりまして、きよこも過去数回は、彼の演奏会に足を運んでグルジアの曲に親しんできました。
非常に魅力的な作曲家さんが多く、もっと沢山演奏会で取り上げられても良いと思うんですけどね…。
有名な曲に小規模な編成のものが多いのか、オーケストラで取り上げられる機会はあまりないのです…。
きよこが知らないだけで、実はこっそり取り上げられてるのかな?
…いや、恐らくそれはないと思う(汗)。
さて、肝心のプログラム内容です♪♬♪
今回、チェロの奏者である太田さんが司会を務めて曲目解説…。
結婚式の司会みたいでしたが(笑)、それでも中々立派な司会者ぶりで、音楽家らしい曲の背景説明が自然で良かったですよ〜☆
さて、冒頭、きよこの大好きなメンデルスゾーンが登場です。
こちらの弦楽のための交響曲第9番 ハ長調「スイス」は、メンデルスゾーンがまだ14歳の時の作品だというのですから、その早熟ぶりには驚かされます。
メンデルスゾーンという作曲家、きよこは好きなので。
正直その扱いが2流に甘んじているのが、少々気にくわないのでございます(笑)。
深みに欠けるとか、まぁ、色々言う人もおられるやもしれませんが。
クラシック音楽だからって、難しくなければならないってわけでもないし。
元々は気楽に楽しむ程度の始まりだったと思う訳だ。
しかめつらしいことを言うのではなくて、ただ単純に楽しいとか、綺麗なメロディーだとかで好きになっても、全く問題ないと思う訳ですな☆
だからきよこは、メンデルスゾーンが好き!
作曲される少し前に、メンデルスゾーンはスイスに旅行に行っておりまして、その時に遭遇した現地の舞曲などが取り入れられているんだそうで…。
その為に、こちらの曲は「スイス」と名付けられているのです☆
第1楽章、非常に印象的な導入で始まります。和声進行に彼らしさの片鱗が見え隠れしていて面白いですね。若い時代の作品は、モーツァルトもそうですがその後の成長や、作曲家の作風の変遷が見えるので楽しいです♪♬♪
明暗のコントラストの使い方が非常にチャーミングで、古典的な一面もあり、しっかりした基礎の上にロマン派が成立していたということが良く分かる楽章でした。
関西フィルの弦楽セクション、このところのアンサンブル精度の高さもあって、パッセージの部分がより魅力的なのが印象に残ります。こういう一見「つなぎ」に見える場所を、どれだけ深化させるかというところに、作品そのものの重さとか味わいの違いが生じるんだと実感します。
第2楽章、非常に繊細で優美な楽章です。単一楽器での演奏、という面白い試みがなされておりまして、曲の調和ある美しさが際立っていたように思います。
ヴィオラとチェロ、コントラバスのみで音楽を展開していきますが、転調により短調に移行する際のバロック的、古典的な重厚感や構成美が魅惑的でした。
ヴィオラの温かみある音色が重すぎず、仄かな甘さと哀愁を演出して好印象☆
その後主題がヴァイオリンによって奏でられますが、ここではテンポに動きを加えており、更に途中から四声に分かれての演奏になります。これが非常に調和美に満ちていて甘美☆
中間部をはさんで低音奏域の音色が途中から参入してきます。
ここで、ようやく弦楽アンサンブルらしい姿になるのですが、ヴァイオリン&ヴィオラの音色に、チェロ&コントラバスが加わると、一気に音色の厚みが加わり、音楽に広がりが出ます。
弱音で締めくくられるこの楽章、非常に1つ1つの音が丁寧で美しかった☆
第3楽章、スピーディーで楽しい楽章のスケルツォ。
こちらがスイスの土着(?)リズムを用いた舞曲風の楽章ですね。
低音のパッセージをヴァイオリンが受け継ぎ、徐々に音域が高くなって展開されていきます。
この後、牧歌的でまるでベートーヴェンの6番「田園」みたいな、のんびりした曲調に変化するんですが、そこでの楽器間の受け答えの呼吸が絶妙です!
主題の再提示があって、突如終了する終わり方も、インパクトがあって面白かったですね☆
終楽章、第3楽章を受け継ぐようなリズムで開始されます。
クレッシェンドしていく展開部、ヴィオラの主題からフーガ的に音楽が積み重ねられ、シンコペーションが非常に効いた2拍子のテンポをはさんで、コーダ。
この辺の演出力、早熟な天才の輝きを感じますね☆
メンデルスゾーンというと、非常にロマンティックな作曲家、というイメージですが。
とても古典に精通していたことがこのことからも良くわかります。
管弦楽法にはまだまだ未熟な一面がありますし、過去の偉人の作風に捉われているところも見受けられるのですが、音楽の系譜をそのまま肌で感じることができますし、この先の発展ぶりや成長が既に予見されてとても面白いですね。
彼独特の流麗な美しさの欠片が、至る所にちりばめられており、若々しさも手伝ってか、楽しい楽曲でした。
続いてはツィンツァーゼの作品。
こちらはグルジアの作曲家さんです。きよこも大好きなんですよね〜。
ツィンツァーゼさんご自身もソ連時代からの音楽家さんで、もともとはチェロ奏者さんだそうです。
1940年代のグルジア弦楽四重奏団による活動が有名なお方ですね。
その所為か、確かに弦楽曲の比類ない美しさが魅力的でして、彼の作品はいつも耳に心地よい響きが感じられます☆
ハイドンやベートーヴェンなどの、ヨーロッパに連なる音楽系譜を持ちつつも、交流があったというハンガリーのバルトークによる影響も受けているそうですから、ヨーロッパの音楽の底の深さも感じられて、それもまた面白いですよ。
彼の作品は、確かに表現者であったが故の表現力や演奏方法についての深い洞察から生まれる、チャーミングかつ民族性をうまく融合させた曲が多いんですよね♪♬♪
この、弦楽のための組曲は、全曲を通じて7/8拍子で統一されています。
こちらは、グルジアを取り巻く周辺諸国に伝わる、古いメロディーや民謡(?)なんかを主題に用いたりして作られた曲集だそうです。
ツィンツァーゼの曲は、本当にどの曲もキャッチーというか、耳に馴染むような、とても親しみやすいメロディーが特徴ですので、全く耳にしたことがない人でも、初回から楽しめちゃったりしちゃうのだ!
きよこも彼の作品、どれを聴いても毎回気に入ってしまいます(笑)。
1.春が来た 徐々に光が差すような広がりに満ちた曲。春、という題名にしてはやや暗い印象の曲ですが、ピッツィカートによって紡がれる音色が、まるで氷柱から滴り落ちる水滴のようで、あちらの春の訪れの音色なんだろうな、と感じました。
その水が集約され、とうとうと流れる川の流れに変化していくかのような緩やかな終わり方です。
2.チャルダッシュ 音の余韻やパッセージの中にユーモアがたっぷり含まれていて、とても楽しい曲。
主題をコンサートマスター、首席チェロ、という順で引き継いで演奏されるんですが、その旋律が民族的でいてとてもチャーミング♪♬♪
終結も可愛くてとてもキュートな佳曲です。
3.貴女の窓のそばで こちらは250年くらい前のさびしい曲を、ツィンツァーゼが美しくアレンジした曲だそうです。
ピッツィカートの可愛い曲で、音量の調整が非常に絶妙で味わい深い!
この辺、関西フィルの弦楽セクション、本当に上手くなったと感じる一面でした☆
きめ細やかな表現で、それが繊細さをより際立たせている感じ…!
4.古い森 ヴァイオリンの旋律、ヴィオラのピッツィカート、チェロの通奏低音的音色からの主題の提示…。どこかつかみどころのない、霧に包まれたような神秘的な和音の響きが印象的。
哀愁あるヴァイオリンソロの音色が非常に美しくて、背景のやや暗そうでいて、どこか懐かしいメロディーもあってかとても不思議な雰囲気の曲です。
5.チベットの踊り 野太いほどのシノワズリ(中国風)な旋律が流麗で面白いです。異国情緒とユーモアが混然一体となっていて、とても楽しい曲。
なんだか孫悟空が空を自由に飛び回っているみたいな、そんな曲でした。
6.インドの踊り インドというよりは、どこか爽快なイメージの曲でした。
ただ、弦の鳴らし方が金属的で、そこがエキゾチック☆
低弦部の音色がゾウの歩む音のようで、それもまた視覚的で楽しさを増します。
最後には全体がまとまって、盛り上がりを見せて楽しく終わりを告げます。
全体を通して、どこかユーモラスで愉快な
ここでは弦楽セクションの良さが際立っていたと思います。
表現の幅の広さが十二分に楽しめたのが良かったですねぇ☆
曲目が多すぎて、曲の紹介だけでも字数制限に引っ掛かったので。
次に続く(爆)!
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