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今日は、演奏会のお話を。
12日、つまり第九を聴きに行った次の日(笑)、仕事を終えてから向かった先は「淀屋橋」という駅。
駅を降りると、柱にこんなものが…。
そう、クリスマスイルミネーションの時期なんだな〜。
本番は14日から、となっておりましたが当日は12日。
ただ、ラッキーなことにプレビューしていたので、しっかり見ることができました☆
しかも、平日だから人が少ないし〜♪♬♪
近くでバッチリ撮影(笑)!
土佐堀川に沿う、遊歩道も綺麗にライトアップ!
おお、これはカップル向けな演出ですなぁ…!
なんだかとってもムーディーです…。
お一人様で。
それもカメラを構えてしっかり撮影してる時点で、何か間違ってる気がしなくもないきよこでございます…(汗)。
大阪市庁舎も綺麗にライトアップされておりました。
怪しいラブホテルみたいに見える、と思ったのはここだけの秘密です(爆)!
入口のイルミネーション。
今年は何だかクラシカルな感じでまとめられておりましたね〜…。
何だか「オペラ座の怪人」を連想してしまうシャンデリア〜…。
しかし、ちょっとセットみたい(笑)。
こういうの、昼間に見ると、滅茶苦茶情けない雰囲気になるんだよね…。
ルミナリエもそうだけどさ…(汗)。
さて、イルミネーションに気を取られている暇はありません。
サッサと会場に向かいます!
場所は室内楽専用のホール、「フェニックスホール」です☆
都会のビルの中にあるだけに、夜景がバッチリ見られるというロケーション(笑)。
今回の演奏会はこちら☆
関西フィルのコンサートマスター(オケで一番偉い人。ヴァイオリンのトップ奏者さんのことです)、ギオルギ・バブアゼさん率いる弦楽四重奏団の演奏会です。
今回はチェロのメンバーが急遽代役ってことで、団体名が変わっております。
しかし、その代役ってのが凄いんだわ…(汗)。
林 裕さんやで?!
ありえんやろ…(汗)。
この弦楽四重奏団は、グルジアという国の作曲家作品などを積極的に取り入れておられるんですが。
これがまた一度聴くとその魅力に嵌ってしまうような、良い曲ばかり!
ってことで、去年それにハマってしまったきよこは、つい足を運んでしまったのでございました…(笑)。
きっと、皆さん聴いたことない曲ばかりだろうな〜。
チャイコフスキーはともかくとして…(笑)。
さて、早速曲ごとの感想から。
冒頭の曲は、プログラムより曲順変更がありました。
ラブ・ソング、ユーモレスク、チェラ、あなただけに、イメルリ、という順番です。
やや短めの曲が5つまとまった作品、って感じですが。
この曲がどれもとてもチャーミングで、聴いた人は大抵その魅力を堪能できたのではないでしょうかね☆
ラブ・ソング、という曲は片思いの辛さを歌った抒情的な曲なのですが、どこかほんのり甘さが漂う感じの佳曲です。
そして、何より印象的だったのが第2ヴァイオリンとヴィオラの奏でる土俗的なリズムでしょう!
身近な雰囲気を持っているように感じたのは、その辺りが影響したかもしれません。
何より、チェロの林さん。
思い切りのよい演奏で、逆に大胆さよりも繊細さが際立つのは流石です♪♬♪
ユーモレスク、は曲名通りユーモアにあふれたキュートな曲。
なんというか、つい微笑みが漏れてしまうような愛嬌あるフレーズの応酬がここでは楽しめます。
急ごしらえの弦楽四重奏団とは思えない、意思の疎通がよりユーモラスな曲想を引き立てていた気がしますね〜。
実際、曲が終了する時には、会場を笑い声が包みましたよ(笑)。
チェラ、は逆にこの5つの曲の中でも最も悲哀に彩られた曲でした。
静かに、深く。
沈痛な悲しみが美しい旋律によって、より悲しく表現されます。
ここでは第2ヴァイオリンのトレモロが印象的でした。
この演出が曲を通して、ずっと悲痛な表情を作っていたように感じます。
あなただけに、はタイトルとはやや趣が異なる気もしましたが、非常に耳に馴染みやすい旋律の曲でした。
聴きやすさがまず一番に感じられます。
ですが、弦楽四重奏ならでは、の構成美から織りなされる旋律の魅惑的な響きは、やはりアコースティックな音色ならでは、って感じですね〜♪♬♪
しかし、チェロの音色がええ感じです❤
イメルリ、という曲はとっても軽快な曲です。
まるで、異国の、それも庶民的な居酒屋風のバールにでも赴いて、現地の人と楽しくお酒を飲み交わす感じ?
居酒屋さんでヴァイオリン奏者が演奏する、といえばイメージしやすいかもしれませんが、民族調の舞曲リズムに乗って愉悦に満ちたメロディが会場を満たします。
ここでも、内声部の動きが非常にいい働きをしておりまして、それが曲そのものを生彩に満ちたものにしているのが分かりましたね。
やはり内声部の動きがあって初めて、曲そのものの生命の息吹、みたいなものがようやく表現出来るのだと思います。
続いてはチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番です。
これは、「アンダンテ・カンタービレ」という風に呼ばれることが多い曲ですね(笑)。
あまりに有名な第2楽章のメロディは、きっとどなたも一度は耳にした名曲です。
不思議な、まるで靄のかかった世界から光が差すような美しい第1楽章。
それが、独特のシンコペーションによって、非常に斬新に耳に飛び込んできます。
何度も耳にしているのに、この曲にこういう解釈があるのか、とドキッとさせられましたね。
非常に土俗的な一面を持ちつつ、その中でもあの旋律美が楽しめるのですから、これはあり、な解釈だと思いました。
やや聴衆の気を引く、独特のルバート…。
なんというか、今まで以上にこの曲を身近に感じますね。
第2楽章、あまりにも有名なこのフレーズも、彼らの手にかかるとどこか近しいものを感じさせてもらえます。
こういう風に名曲に新たな一面を加えられると、今まで気付かなかった細かな作曲家の意図も見えることがあるんですねぇ…。
今まではメロディ屋さんというイメージが強かったチャイコフスキーですが。
同じロシアの大地に根付いた人たちの手にかかると、それだけではないどっしりした大地に根を張って生きている人の強さ、みたいなものを感じました。
第3楽章、ここでは非常に軽快なテンポが印象的。
構成力を求められる緻密なアンサンブルが楽しめました。
ここでも音のダイナミクスレンジが広く取られていたので、ただアンサンブルの緻密さを味わうだけではなく、またしても土着的な、土臭い人間像みたいなものを感じましたね…。
こういう風に感じた演奏、他になかったかもしれません。
終楽章、ここでも4つの楽器によって非常に軽妙で楽しい演奏が繰り広げられました。
どうもチャイコフスキーというと、メロドラマなイメージが先行してしまうんですが(笑)。
彼らの手にかかると、ペシミスト的なイメージのチャイコフスキーが、とっても愉快な一面を持つロシア人に思えるんですから不思議です。
今回の曲全体を通して、チェロの林さんの良さを感じましたが、ここでも非常にチェロの持ち味である、端正でありながらも気品と優しさに満ちた広がりある音色が、その曲想にマッチしていたように感じます。
そして、やはり第2ヴァイオリンとヴィオラの動きが生彩に満ちていたのも好印象ですね。それがあってこそ、第1ヴァイオリンの歌がより生きてくるんですな…❤
休憩をはさんではグルジアの作曲家の作品が続きます。
ツィンツァゼという作曲家さんの曲、前回も非常に気に入った記憶があるのですが。
今回も大変素晴らしい曲でした!
スリコ、という曲ではまるで田舎を馬車の背にゆられて移動するような、牧歌的な表情が。
インディミンディでは、スピード感あふれる始まりからの展開がドラマティック。
抒情性に満ちた旋律とスピーディーな旋律の反復が生み出す相乗効果が楽しい曲です。
チョングリでは、ピッツィカートの印象的な用い方が非常に楽しい演奏効果を生みまして、まるで弦楽器でもヴァイオリン属のものではないみたいな響きが楽しめます。
時に三味線みたいだったり、マンドリンみたいだったり…(笑)。
サツェクバオ、ではまさに村のお祭りで踊る舞踊曲、って感じの楽しい雰囲気が満載です。
非常に土着的な音楽作りをされた作曲家さんなのでしょうね。
民族の誇りを感じます(笑)。
ツィンツカロ、では明けきれない薄暮的な印象が残りました。ヴィオラの低音の和声進行が非常に魅力的でして、これがなんとも神秘的!
ソブルリ、ではまたもや村のお祭りみたいな感じになりまして、シンコペーションと速いパッセージで駆け抜けるイメージがありましたね。
颯爽として爽快、そして突然の終焉にドキッとさせられます(笑)。
蛍、では印象派みたいな和音の美しさが際立ちました。
抒情性に満ちたが曲で、その和音の中に入ってくる主題がとても美しく、魅惑的な曲でした。
口うるさい女房、という面白い題名の曲では。
音量の増減が多く取られて動きに満ちていました。
ピッツィカートや時折入る金属的な響きが聴衆の注意を呼び起こしますが、その辺が口うるさい古女房を連想させますね。
ガミガミ言われても、それが何だか可愛い響き(笑)。
ユーモラスで、それでいて、対象人物に対する愛情みたいなものが見え隠れしている感じ?
演奏自体も、その曲の特徴をよく体現する雄弁な演奏です。
曲そのものが可愛かったり楽しかったりするので、あまり目立っていないように感じますが。
曲そのものを楽しませることが出来る演奏、というのはそれだけ演奏者の中で作品が昇華されている証拠でもあります。
最後の曲は、ぐっと雰囲気を変えて、やや現代曲のイメージを持った静かな祈りの曲です。
暗い冒頭の始まり方を経て、和音の響きがオルガン的なイメージを醸し始め、その後はスル・ポンティチェロ(確か駒の近くを擦弦することで出る音のはず…?)による、やや不気味というか不安を誘う倍音の音色が、静寂を貫く悲痛な叫びを歌います。これが、またなんとも印象的なんですよね。
静謐の中に響くこの音色、本当にインパクトあります!
ヴィオラの紡ぐ動機が曲の主体を物語りますが、全体的に非常に弱音を多用しているだけに、その印象は強烈でした。
途中から調性というか、雰囲気が徐々に移行していくのですが、その中に希望の色合いがちらりと見え隠れして、聴衆の心を惹きつけます。
ここではチェロの奏でる抒情的で切なく甘い、美しい旋律が心の安らぎを一瞬与えてくれる感じ。
途中からテープの音によるソプラノの歌声が入ってきて曲の終焉に向けて、音楽が動き始めます。
女性の声に、暗雲の中から光が差し込むようなイメージがわいてきました。
天使の階(きざはし)っていうらしいですが、あんな光景を音にしたらこんなふうになるんじゃないかな、って感じ?
宗教音楽をほうふつとさせるんですが、どこか全体的にリズムの間合いなどに民族的な一面も垣間見えます。
プログラム全体の調和が取れているんですよね〜。
素晴らしい演奏で、会場は大盛り上がりでした☆
終演後のホールの様子。
クロークの横にはツリーが。
因みに、クロークの奥にはバーコーナーがありますよ☆
会場出口。
ビルの中なので、エスカレーターを使用して入ります☆
下のロビーでは、サイン会がしっかり行われておりました☆
今回は、きよこはサインを貰いませんでした。
ちょっと他にも用事がありまして…(汗)。
因みに、アンコールの曲はこちら☆
この曲、前の演奏会でも聴いたのですが。
とってもいい曲なので、是非とももっと沢山の人に知ってほしい曲ですねぇ!
ってことで、演奏会のお話、でした☆
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