|
ニュークリアシェアリング
NATOが核兵器を行使する際、独自の核兵器をもたない加盟国が計画に参加すること、および、特に、加盟国が自国内において核兵器を使用するために自国の軍隊を提供することが含まれている。ニュークリア・シェアリングの参加国は、核兵器に関する政策に対して決定力をもち、核兵器搭載可能な軍用機などの技術・装備を保持し、核兵器を自国領土内に備蓄するものとされる。
加盟国
NATO内の核保有国である三カ国(フランス、イギリス、アメリカ)のなかで唯一アメリカだけがニュークリアシェアリングのための核兵器を提供している。現在ニュークリアシェアリングを受けている国は、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダである。
また、カナダ(1984年まで)、ギリシャ(2001年まで)、トルコ(2005年まで)もかつて加盟しており、ニュークリア・シェアリングのホスト国(核兵器の共有を受け、軍備を提供し、核兵器を自国内に備蓄する国)になっていた。
イギリスは自ら核兵器保有国であったが、1992年までアメリカの戦術核兵器の提供をうけており、提供された核兵器は主にドイツ国内に配備されていた。
核兵器の管理方法
平時においては、核兵器非保有国内に備蓄された核兵器は、アメリカ軍により防衛され、核兵器を起動する暗号コードは、アメリカのコントロール下におかれる。
有事にあっては、核兵器は参加国の軍用機に搭載され、核兵器自体の管理・監督はアメリカ空軍弾薬支援戦隊(USAF Munitions Support Squadrons)により行われることになっている。(この部隊は、NATOの主作戦基地内で、ホスト国の軍隊と一緒に行動・勤務する。) 戦時に於いて核戦力の行使はNATOの総意とされるが、最終的な判断はあくまで核兵器提供国にある。そのため、たとえ他のNATO加盟国全てが同意しても、アメリカが拒否すれば核兵器は使用できない。
歴史
これらの核兵器は、アメリカ空軍が採用している航空機用掩蔽シェルター(WS3システム USAF WS3 Weapon Storage and Security System)の中に備蓄されていた。また投下に用いられる軍用機としてF-16とパナビア・トーネードが採用されていた。
シェアされた核兵器は、爆弾に限定されたわけではない。たとえば、ギリシャは、ナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイルとA-7攻撃機を保有し、カナダは、対空核ミサイルやオネスト・ジョン地対地核ロケット弾やAIR-2空対空核ロケットおよびCF-104とCF-104用戦術核兵器を保有していた。
ソ連崩壊以後、NATOでシェアされていた核兵器は削減されており、現在では戦術核爆弾だけが残っている。
ドイツ国内唯一の核基地がルクセンブルク近郊にあるブューヒェル(Büchel)に存在する。基地内には、WS3で装備された11個の航空機用掩蔽シェルターがあり、核兵器備蓄用に使われている(最大備蓄数は、44発)20発のB61核爆弾が備蓄され、ドイツ空軍のトーネードIDSを装備する第33戦闘爆撃戦隊(JaBoG 33 =Jagd Bomben Geschwader 33) が投下任務にあたっている。
NPTをめぐる考察
非加盟国とNATO内の批判として、NATOのニュークリアシェアリングは、「核兵器国」と「非核兵器国」相互での核兵器の直接および間接的な移転、および受け入れの双方を禁じている核拡散防止条約(NPT)第一条と第二条に違反しているとする見解がある(ちなみにNATO加盟国のうちドイツとイタリアが「非核兵器国」)。
これに対してアメリカ政府は、以下のような解釈を取っている。
とする。しかしながら、核兵器を「保有していない」NATO各国のパイロットおよび人員はアメリカの核爆弾を投下するために配備されており、技術的な核兵器に関する情報の移転が含まれている。
仮にアメリカの主張が法的に正しいものとしても、平時におけるそのような作戦は、NPTの精神と目的に反するように思われるとする議論がある。実質的に、核戦争のための準備が非核兵器保有国によって行われていると主張している。
NPT条約の交渉中、NATOのニュークリア・シェアリング合意は秘密事項であった。これらの議論はいくつかの国には開示され、ソビエト連邦も含まれていた。開示された国との間では、NATOの合意が違反でない扱いを受けることが交渉されていたが、1968年に締結されたNPTにサインしたほとんどの国が、その時点では、合意の存在とその解釈を知ることはなかった。
日本とアメリカ
現在、日本はアメリカとニュークリア・シェアリングに関する取り決めを行っていない。日本国内では、有事の際の核兵器の取り扱いについての協定をアメリカと結ぶべきであるとする意見も存在する。しかし非核三原則が存在することや、旧東側諸国と地続きで接していた西欧に比べて、戦術核の必要性がかなり低かったことから、日本の防衛議論は進んでいないのが実情である。
随分都合がいいシステムですね。
戦時までアメリカの保有核で戦時になるとその当事国の核になるんですね。
NPT関係無いんですね。
確かに戦術核の必要性は低かったですね。
でも今は、どうでしょうね?
やはり戦術核の必要は低いけど戦略核は?
日本は、戦時の時の核の取り決めが無いんですね。
前の記事でも書いたけど、果たしてアメリカ本土報復核攻撃の恐れが有るのにアメリカ人が日本人の為にボタン押しますかね?
押さない気がしてなりません?
追加説明します 7月26日 22:50
上のウィキ文面の要略しますとヨーロッパには、かつて
カナダ、ギリシャ、トルコ、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダなどの国にアメリカの手で核シェルターを作り
B61戦術核爆弾という核兵器が保管されていました。
現在でもドイツ、イタリア、オランダには、保管されています。
この核爆弾は、平時には、アメリカの核爆弾でNPTでもアメリカの核爆弾として登録されています。
しかし、戦争が始まるとこの核爆弾は、それぞれの国の所有になり、アメリカの許可があればその国の責任において使っていい事になっています。
私は、日本でもこの制度で欲しい核兵器が有ります。
もちろんこのB61戦術核爆弾では、ありません日本は、島国なのでこれの運用は、難しいのです。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2011年07月25日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





