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今当直でもないのに病院に来ています。
以前一度書いた91歳の女性の方が先ほど永眠されました。
実はあの後一時回復し、以前のように冗談も言うようになっていました。しかし元の病気が進行し、また年齢には勝てずに先ほど眠ったまま旅立たれました。
現在の制度では急性期型の病床では90日以上の入院は出来ません(出来ますが、保険制度の問題で病院が費用を負担しないといけないシステムです)。もう少し治療すれば退院できそうでも、療養型の病院に転院せざるを得ず、その結果病状が悪化するようなこともあったりします。
この方も入退院を繰り返し、その期日が迫っていました。
家族と転院の話をせざるを得ず、本人はこの病院での治療を希望していて、また病状もとても転院できる状態ではないという、とても悩む状況でした。その状態を患者さんは知っていたのか、ここ数日は「ここで死にたい」といったことをつぶやくようになり、そして先ほどそういった現状を自分で解決してしまいました。眠りながら苦しまずに旅立たれ、そして転院もせずに済ます。彼女は最良の選択をされたのかもしれません。
そう思いながら、自分を慰め出棺の時を待っている今の私です。
何だか切ないです。がんばって治療すると、患者さんとの付き合いが長くなり、別れが辛くなります。
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その方はきっと幸せだったと思います。「ここで死にたい」は転院が嫌なだけではなかったのでしょうね。頑張って治療してくれ、別れが辛いとおもってくれる先生だからこその信頼関係だと思います。
2006/5/30(火) 午前 0:37 [ yut*u*an* ]