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ウィンドウウォッシャータンクに穴が空いたので、仕方無く昔ニッサンのトラック用として売られていた「カンガルー式」ウォッシャータンクを付けた。
ウォッシャーモーターと一体型になっており何にでも流用出来て、当時重宝した。
正に「カンガルー」と書かれたロゴが今となっては時代を感じさせる。
誤って写真を削除してしまった(まあコールタールが塗られているのでちゃんとは見えないが)が、
この車に装備されるミッションは当時世界最強の耐久性を誇ったGM製「ハイドラマティック」3速オートマチックミッション。
GM車以外にロールスロイス、ジャガー等の大排気量車に広く使われた。
ロールスロイス特有の「指一本で操作出来る、羽の様なシフトタッチ」はミッション後部に取り付けられた、電気式アクチュエーターに因る物。
ロールスロイスに乗るといつも考えてしまうのが「理想の動力伝達装置ってなんなんだろう?」と云う事。
伝達効率だけを云うならCVTはマニュアルミッションに勝る。
しかし構造的にクリープが無い為、伝達効率を無視してトルクコンバーターをわざわざ取り付けたり、こんなのは「邪道」もいいとこで、
方や「無段変速が理想」とは云いながら6段、7段ミッションの車が持てはやされたりする。
このGM製ハイドラマティックは何度かオーバーホールした事がある。
構成は大容量トルクコンバーターと一組のプラネタリギアセットとたった一本のブレーキバンド。
しかしクリアランスをきちんと整備すれば正に「目から鱗」のシフトを体験させてくれる。
オートマチックミッションがシフトアップする際には先ず下位の段が抜けてその後上位の段に入る訳で、
そこには若干の空走時間がある。
これが過小だと「変速ショック」となり、過大だと「滑り」現象となる。
しかしこのハイドラマティックにはその「空走時間」が無い、いや少なくとも「ドライバーは感じない」のだ。
有り得ない事かも知れないが、
「先に上位の段にゆるやかに変速して、動力が伝わった後に下位の段が静かに外れていく」と云う様な、
車と云うよりクルーザーにでも乗っている様な加速、ああ伝わらないだろうな・・・。
シンプルでありながら高次元での満足を与えてくれる、オートマチックミッションの一つの理想形だと俺は思う。
ヒューズボックスは室内、助手席足元にある。
この豪奢なローズウッドのダッシュボード下部、
これまた上等のコノリーレザーで覆われたパネルのクイックファスナーを外すと
整然と整理された親切なヒューズボックスが見える。
(コーニッシュや後期モデルではファスナーの代わりに、助手席ドアを開いた所にワンプッシュのボタンが付いており、
且つヒューズは一般のブレードヒューズに変わっている)
中央に二つある黒いリレーボックスの上に付いた小さな赤いボタンはサーキットブレーカーの復帰ボタン)
それぞれのヒューズに黒いプラスチック製のアダプターが付いてて抜き取る際に非常に便利。
普通のガラス管ヒューズみたいだが、幾つか異様に短いヒューズがあるでしょ?
初めてこのヒューズが切れてディーラーに頼んだ所、「輸入していない」との返事。
「ヒューズが国内に無いってどう云う事なんだ?切れたらどうすんの」と訊いたら、
「普通のガラス管ヒューズのガラス部分を割って、折り曲げて使って下さい」との返事。
それで中身のブレードをZ型に折り込んで使っている(笑)
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