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さて今度はリヤのドアだけどこちらは別にオーナーからのオーダーがあって、
「時々後部左ドアだけオートドアロックが動かない」と云う物。
注油したり調整したりで何度も直してるんだけど、何でかこいつだけ上手く動かない時があるんだよね。
後ドアパネルも要領は前ドアと同じだけど、こっちの方が面倒。
このアームレスト取り付けネジが取れない・・・。
○をしたこの辺りに11/32と思しきナットで止まっているのを下側から外すんだけど、
スパナでなきゃ入らないしそんなサイズのスパナ無いので、
遊びは覚悟で9ミリのスパナでコチコチ回していくしか無い。
やっと外れた・・・。
この丹念にレザーを張り詰めた、頑丈な内側パネル。
ベースは6ミリ以上はある合板。
なんと灰皿を抜いた裏の金属トレーまでコノリーレザー。
職人が車に合わせて作ってるもんで、チョークで固有のナンバーが書いてある。ええ仕事やね。
レギュレーターを注油しといて、後は問題のドアロックアクチュエーターモーター。
何とも無いんだよな。取り敢えず注油してもっかい調整し直してみるか。
(完成二ヵ月後の現在まで完調)
運転席ペダル廻り。
一番左のペダル式サイドブレーキはワンウェイ式でガチャガチャ作動音がするラチェットが無く、
任意の位置で完全に固定出来る優れ物。
その上のメッキのハンドルがサイドブレーキのリリースレバー。
ブレーキペダルの「RR」のロゴが何とも誇らしげに見えるのは俺だけか?
カーペットの上に敷かれたマットは羊の皮そのままをしっかり縫製したムートン。
車検の為にディマースイッチの識別ステッカーが貼られているが、ディマースイッチはブレーキペダルの隣の小さい方のボタン。
その左の大きなボタンは高速道路用の大音量エアホーンのペダルで、
実際良く間違えて顰蹙を買うが何よりドライバーがびっくりする(笑)
コンソールボックスには当時カーステレオの主流だった8トラックテープが収まる様に溝が切られている。
当然全部コノリーレザー張り。
ステンレス製の灰皿の後のスイッチはドアミラーでは無くパワーシートの為の物。
圧巻はこの一枚物の天井。そして各ピラーの仕上げ。
なんちゅう美しさだ。
(ご存知の方も多いと思うが、
因みにコノリーレザーってのはイギリス王室ご用達で、柵があると擦り傷で牛の革が傷むってんで柵のいらない「島」にこれまた角を矯めた牛を放牧し、
ロールスロイスが車を一台作る時に「完全に傷の無い革」を30頭分位取りに行く訳だが、
そんなコノリーレザーでも自動車に使える様な面積に渡って無傷な牛は10頭に1頭位らしく、
検品後一寸でも傷がある革はそのままフランスやイタリアのオートクチュールに売られる訳で、
要するにヴィトンもグッチも最高級とは云いながら実はロールスロイスのハギレを使ってんだよね)
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