カードックのふらふら日記

気ままに書き綴る昔の話やらあれこれ

ディムラーV8

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結局、フロントサーボもバンドも異常は無いけれど、
又しても最初に飛び出していたリヤブレーキバンドのサーボが戻っていないので、
ローでは問題無いがセカンドに入るとフロントバンドが作動しているのにリヤバンドが開放せず、
結局フロントとリヤのバンドが同時に作動した形になって結果ミッションがロックしてしまってした事が判明。
 
どうもサーボケースの中を動くピストンの厚み自体が足りず、斜めに押し上げられて動く格好になってしまい、
シリンダー内で引っ掛かってリターンスプリングの力だけではピストンが戻れない。
リヤバンドも新品でサーボのOリングも交換し、
飛び出さない様にストッパーも作ったのだが、実際のATFのオイル圧には勝てなかったようだ。
そこでピストンの厚みを増やして、シリンダー内をスムースに動ける形状に改造する事にした。
 
削り出して作る事も考えたがコストの問題で、結局アダプターを作ってボルト留めする事にした。
 
イメージ 1
このレバー形状はピストンの動きを垂直に受け止める訳では無く半ばてサインカーブを描き斜めに保持する訳で、
長年こんな動きをしてたらシリンダーも偏磨耗してるから薄いピストンなら引っ掛かって当然。
 
イメージ 2
初めは薄い円筒形だったが、スムーズに動く様に削って行く内に臼みたいになっちゃった(笑)
かなり分厚く見えるかも知れないけどこれで5ミリの厚みのアダプターです。
 
勿論最低位置が変わるのでリヤバンドは再調整。
ミッションを組んで車に積んでからだとカーペット捲ってフロアから調整するので大変・・・。
 
イメージ 3
エアーを入れる。Oリングはぎりぎり持ち堪えている。
まあバンドがあるので余程減らない限りピストンはこんな位置までは来ない。
イメージ 4
そしてリリース、どうだちゃんと戻るぞ!(笑)
 
これで行ってみよう!
ディムラーのミッションを組み上げてから初めて車体に搭載してテストした結果、
以下の事が判りました。
 
①Pレンジ、Nレンジでは異常無し
②Rレンジではストールもあり後輪はしっかり逆転する。
③Lレンジ、D1 レンジでのローギアは異常無く、滑りの兆候も無く良好
④しかしD2レンジ(セカンド発進〜サードギアのトップエンド迄を受け持つ)では車は全く動かない
⑤従ってサードギアのテスト、及びシフトアップテスト、キックダウンテストは不可能
 
つまりこの情況ではセカンドギアに問題がある。
 
更に詳しく云うと
①NからD2,D1からD2にシフトした時の何れも、後輪は完全に停止してしまう
②それもまるでPレンジにでも入っているかの様な、殆んどロック状態となる
③しかしこの状態でもストールはしている
 
さて、前に書いた作動要素図をもう一度見て頂きたい。
イメージ 1
この図で判る事はリバースレンジ、そしてローレンジが正常である状態は、
フロントクラッチ、リヤクラッチ、そして例の、
ピストンのOリングが飛び出していたリヤバンドは「正常に作動」していると云う事だ。
 
ならばフロントバンドのみが異状と考えられるのだろうか?
しかしD2のセカンドレンジでは滑りは無く、逆にロードはしっかりと、掛り過ぎる程に掛っている。
 
ここを読んで頂いている読者の皆さん、先に書いた情況ではどの様な原因が考えられるだろうか?
GWの暇つぶしに考えてみて頂きたい。
 
因みに
○バルブボディは完全にオーバーホールされ問題は無いとする。
○各部の組み付けミス等は無い物とする。
 
(一応云っときますが現車のディムラーは初期のトラブルをこの一度だけで克服して、
他の仕事が残ってますがもう直ぐ路上復帰する予定です)
 
さあ完成!
イメージ 1
おっと、バルブボディを付ける前にバンドやシャフト周りにはATFをオイラーを使ってしっかり塗りたくってやり、
更にコンバーターケースを組む前にトルクコンバーターを取り付けて、
フィルター部分にATFを入れてコンバーターを回転させ、各部にオイルを循環させてやります。
 
そしてミッションを車に取り付けてマフラーその他を取り付け、ワイヤーその他各部を調整して、
エンジンを始動する前にATFを2〜3リットルいれてからエンジンを始動し
(当初のオイルはコンバーターに回ってしまうので)
それからエンジンが回っている状態で規定量の8割程オイルを入れます。
 
ATFは温度変化に因ってかなりレベルが変動しますので、暖気が終わるまでは少ない目にしておいた方が無難です。
そして運転席で慎重に各レンジにシフトします。
オイルが循環していればストールしますのですぐに判りますが、この時点ではストールしなくても問題ありません。
全てのレンジに10秒程度シフトして、そのままでオイルレベルを点検し規定量まで補充します。
そしてもう一度この作業を繰り返し、全てのレンジでストールする様になったら、
後輪をジャッキアップしてテストします。
 
バックはオッケー、Dレンジもオッケー、Sレンジもオッケー、Lレンジもオッケー、シフトアップもスムースなら・・・
 
出来上がりだ〜!後は路上で滑りやシフトタイミングのテストです。
 
でも今回のディムラーは上手く行かなかった・・・。
 
ああ、又疑心暗鬼の暗中模索、泥沼の日々が始まるのか・・・。
 
 
オイルポンプにもオイルをしっかり回しておかないと、
エンジンを始動してもポンプはオイルを循環させてくれません。
イメージ 1
 
これで本体はほぼ完成!でも後一仕事残ってます・・・。
 
そうです、バルブボディ。
 
イメージ 2
あの、今回は元々t俺がこの車のシフトタイミングが気に入らなかったのでバルブボディをオーバーホールしますが、
本来シフトショック及びタイミングに何の問題も無かったミッションであればバルブボディを分解する必要はありません。
その場合新しい灯油に漬けてあれこれ動かして、その後置き方を色々変えて出て来る灯油が無くなるまで切ってやるだけで充分です。
 
それとどんな車に限らず、問題が無かったのであれば、
バルブボディは精密な部品ですので迂闊に分解しない方が無難です。
 
以下、「それでもやる!」って方の為に。
 
慎重に慎重を重ねて分解して下さい。
中には多くのバルブとスプリングとそれを抑えるピン、そしてチェックバルブが入っています。
そのどれ一つを間違えてもそのミッションはまともに作動しません。
取り付けボルトを注意深く外して行き、
最後の一本になったら外してしまわずに少し緩めるだけにして、隙間から覗いて見て下さい。
隙間にスプリングやボールが入っている場合には上下方向を考え、飽く迄「そうっと」外します。
何なら隙間に薄い下敷きを挿入してから分解しても良いですが、
何も引っ掛かりが無い事を慎重に見切ってからでないと後でひどい目に合います。
 
上の写真、一番上にあるスチールプレートはチェックボールやチェックバルブの痕跡が残っていますので、
いざ組み付けると云う最後の最後まで洗浄してはいけません。
 
イメージ 3
その内の一つですが中身はこんな風です。
このピストンやバルブ、スプリングは向きも順番も厳密に決まっていて、決して入れ替えてはいけません。
当たり前ですが(笑)
転がってしまったり順番が判らなくなったりするのを防止する為に、
本当はメーカーにはバルブボディ毎にピストンを並べる受け皿が用意されているのですが、俺は透明の波板でやってます(笑)
 
スプリングの折損やへたりを点検し、そしてピストンとシリンダーをオイルで循環させてから一つづつのピストンが引っ掛かり無くスムースにストローク出来ているかを確認します。
若し動きの悪いピストンがあれば、その傘の部分の「角だけ」を600番以上のペーパーで軽く仕上げ、引っ掛かりを完全に除きます。
全ての分解が済んで検証が終わればいよいよ本体を洗浄します。
オイルの速度が遅く淀み易い部分にはスラッジやフィルターを超えて回って来たバンドやクラッチのカスが溜まっています。
後の噛み込みの事を考えて綺麗にしてやって下さい。
 
そして洗浄後、再度ピストンの点検をしてやって下さい。
 
 
いよいよ本体の組み上げ。
組み付けたドラム、プラネタリギアを挿入して一応形にする。
イメージ 1
 
ケースにあらかじめバンドを仕込んでおいて、このセットした状態の塊をこのまま注意深く挿入する。
センターのドラム位置決めのロックボルトを締めたら一応形にはなる。
 
バンドピストン等も組みあがったら、エアで作動のテストをする。
油圧回路パイプが張り巡らされていた穴全てをチェックする。
(コンプレッサーの圧力は高過ぎるので、0.2キロ程度に減圧してから行う事)
 
それとドラムの中身のサーボはシャフトを介してリングで圧力保持してるので、
このテストではエア漏れが激しくて作動を確かめる程度しか確認出来ない。
 
イメージ 2
 
これはリヤシャフトのガバナー。
速度に応じて遠心力で開くバルブで、シャフトを通って来た油圧を制御してトップギアに入れるタイミングを決める。
イメージ 3
 
 
 

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