|
うちの工場に来られた事のある方なら誰でもご存知、
入り口脇に3年間放置状態だったBMWE28 535をいよいよ仕上げてエンジン始動させる事になりましたのでご報告します(笑)
この車はかねてからの俺の顧客で、
BMWコレクター(主にE24.28を、ノーマル、ハルトゲ、アルピナを含めて一時は10台以上所有されてた)
の方が所有していたM6のトランクルームに積んでいたバッテリーが何かの原因で割れて、
そのぶちまけられた硫酸に因ってトランクフロアが全域に渡って腐食してしまい、
「それならそのエンジンを手持ちのノーマルのM353に積んで、M6と比較しよう」と云う事になって始まったのでした。
しかしエンジンを積んで配管や配線が進む内にどうしてもお互いあれこれ欲が出て来たのと、
エアクリーナーケースがE24と28では全然違っていて取り付けられない、そこでE28のM5のエアクリーナーボックスを買って来て取り付けようとしたらダクトが合わない、
結局インテークマニフォールドがM5とM6では違う事が判って急激に挫折、これと云う打開策が無いまま3年間放置状態になったのでした。
その間うちの工場に来られる古いBMWを好きな方は一様にこの車に付いている初期型アルピナのアルミホイールに目が行くらしく
「処分する時は是非ホイルを売ってくれと伝えてくれ」と云うオーダーだけは山の様に抱えている、
界隈では有名な車なのです(笑)
この仕事はここまで来たら時間的余裕があるので(笑)、ぼちぼち作業は進めながらレポートして行きます。
現状ですが、M6エンジン、ZHの4HP22 ATミッションは搭載済みです。
(入庫させる前に洗ったら、三年分のゴミや埃も落ちて大分綺麗になりました)
M6の場合はABSユニットが向かって右側を通るので問題無かったんですが、
これをM535に搭載するとE28のABSユニットは向かって左側を走るので、ブレーキパイピング及びユニットはエキマニの輻射熱に晒される事になります。
それでエキゾーストマニフォールドに耐熱バンデージを巻いて輻射熱を下げ
(この独立式エキゾーストマニフォールド、俗に云うタコ足はヨーロッパ仕様のM6にだけ採用された物で、日本仕様及び米国仕様のエキゾーストマニフォールドは一体鋳造品)、
更に経路のパイプの周囲にアルミ板で遮熱板を作った。
しかしM535を始め他の6気筒E28は右から入って右から出て来る。
そしてM6にはATの設定が無い為に、M6ラジエターにもATFのオイルクーラーが無い。
そしてラジエター内部にそのオイルクーラーを仕込もうと思っても、
M6だけはラジエター形状が長方形で無い為に適合しそうで尚且つ容量的に不安の無いオイルクーラーが無い・・・。
それで仕方なくバンパー内部にエンジンオイルとATF用のオイルクーラーを2段構えで仕込む。
(純正のM6もこの手法を使う)
(接合はズン切りのステンメッシュホースを使う、接合は信頼性のあるホースバンドなら何でも使えるが、
メッシュの処理をしっかりしとかないといけない)
(このオイルクーラーはM3のエンジンオイルクーラーと同一の物で、コンパクトで効果も高く、色々と転用出来て便利)
|
BMW E28 535改M5
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



