CAREボランティアの徒然日誌

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■ 今月のPick Up!・・・紛争解決学への導き
■ コラム・・・海底資源開発
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■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

紛争解決学への導き

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紛争解決学とは、紛争の原因とその解決策を探る学問です。紛争予防、平和
維持、平和構築といった概念を包括的に扱っています。冷戦終結後、各地の
紛争が世界の注目を集めるようになるなかで、その必要性が高まっている学
問でもあります。今回は、そんな紛争解決学の導入として、いくつかの基本
的な考え方を紹介します。

▼紛争の段階分け
紛争といっても、その段階は様々です。それゆえ、紛争に対応する国際社会
は、各段階に応じた対策をとる必要があります。まず潜在的な紛争の段階で
は、当事者間における対立の根を解消するために、紛争予防の措置をとりま
す。紛争の原因の解決そのもの以外に、開発援助や人権教育などもその一環
です。実際に紛争が発生すると、有力人物(国連の特使など)による当事者
間の対話の仲介によって、紛争の解決に取り組みます。さらに紛争が武力を
伴うものにまで発展すると、武力衝突を防止するため、国連による平和維持
活動(平和維持軍による治安維持・監視活動)が考えられます。さらに紛争
が大事規模な武力紛争に至った場合は、それを止めるために、国連による経
済制裁・武力制裁が最終手段として考えられます。そして停戦が実現すると
、国連の平和維持軍が武力衝突の再発を防ぐと同時に、和平への道のりが模
索されます。和平合意に達すると、平和構築活動に移行します。紛争の原因
の解決以外に、経済支援や当事者間の信頼醸成などが含まれます。

紛争解決学のポイントとしては、停戦や和平合意の実現は、あくまで平和へ
の通過点でしかないことです。たとえ停戦や和平合意ができたとしても、紛
争の根にある対立が解消されなければ、紛争の再発の可能性はきわめて高く
なります。それゆえ、紛争の根本的原因を取り除く平和構築までおこなって
初めて平和が実現されると、紛争解決学では考えられています。

▼紛争の解決に向けた理論
さて、上記では紛争の各段階に対するアプローチを見てきました。この中で
最も重要なことは、紛争の根本的な原因の解決です。そこで、次に原因の解
決のアプローチを見ていきます。

たとえば、ある土地をめぐって紛争が起きたとします。この場合、紛争当事
者は互いにその土地を自分のものにしようとしています。これはいわゆるゼ
ロサム・ゲーム、すなわちどちらかが得れば、どちらかが失うという状態で
す。しかし実際の紛争では、さらに悪いことに、どちらかが勝利して土地を
得たとしても、紛争で疲弊したことで、両者とも多くのものを「失う」こと
になることが多々あります(Lose-Loseの関係)。

こうした紛争に対する解決策としてまず考えられるのは、「妥協」です。上
記の例で言えば、土地を半分にすることになります。一方、紛争解決学では、
妥協よりも「Win-Winの解決策」、すなわち両者が互いに求めているものを得
られる解決策を探ります。上記の例の場合、もし一方はその土地で羊を飼う
ことを目的とし、もう一方は公園を作ることを目的としているならば、羊の
いる公園、という解決案も存在しえます。これはあくまでたとえですが、重
要なことは、互いに欲しているものそれ自体が共通でも、その利用目的次第
で、互いに利益が得られる共通の解決策(Win-Winの解決策)が得られる可能
性はあるということです。これを見出すためには、当事者間の対話が不可欠
になってきます。


今回ご紹介した考え方は、紛争解決学のごく一部です。しかし、紛争解決学
を通して言えることは、紛争の根本的原因の解決なしには、平和は持続しな
いということです。そして、今回の内容で言えば、妥協よりもWin-Winの解
決策を探り、当事者同士が互いに満足のいく結果を得ることで、紛争の根を
取り除くことができ、持続的な平和を実現できると結論付けられます。

【参考文献】
Ramsbotham, Oliver, Woodhouse Tom and Miall, Hugh 2005: Contemporary
Conflict Resolution Second Edition. Polity Press: Cambridge


(担当:あっきー http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/43125882.html
人間は分からないことに対して恐怖を抱く、だから対話をし、相手を理解す
ることが重要なんだと、この学問を勉強していて改めて思います。

(後半へ続く)

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海底資源
地球の表面積の70.8%は海であり、その海底には石油・天然ガス・メタンハイドレート・マンガン団塊などの資源が眠っている。これらを海底資源という。これまではその水圧などもあって利用が困難であったが、技術の発達により海底に眠る資源を開発する動きがでている。
しかし、公海に眠る資源についてそれが誰のものか、という問題や、どの国の排他的経済水域であるか、どの国が島を領有するかなどの領土問題を抱える地域も多く、しばしば国際的な対立ともなる。尖閣諸島や南沙諸島(スプラトリー諸島)を巡る対立など。

技術上、経済上の問題も多く、現在実際に行われている海底資源の利用では、イギリス・ノルウェーなどの北海油田が代表的であり、イギリスはこの開発によって経済危機を乗り越えた。

2010/9/26(日) 午前 9:56 [ 底質汚染 ]


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