CAREボランティアの徒然日誌

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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■ 今月のPick Up!・・・森林の減少と再生への取り組み
■ コラム・・・日本における在留資格

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■□■ 今月のPick Up! ■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

森林の減少と再生への取り組み

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森林は、古くからさまざまな生き物の住処となり、大地に恵みをもたらすとともに、
複雑な生態系を維持するうえで重要な役割を果たしてきました。近年、地球規模で
の人口増加や工業化が進むにつれ、人々が森林に与える影響は増すばかりです。今
回はこうした森林をとりまく状況について紹介します。

▼失われる森林
国連食糧農業機関(FAO)が発行した『State of the World's Forests 2007』によ
ると、1990年から2005年の間に、アフリカや中南米、東南アジアといった熱帯地域
を中心に世界中で森林の3パーセントが消失しました。2000年から2005年の数値では、
それ以前の10年間に比べると消失のペースが若干鈍化したものの、それでも年間731
万ヘクタール(1日ごとに2万ヘクタール)もの森林が地球上から消えています。

こうした森林減少の直接的な原因としては、農地や放牧地への転用、移住、商業的
な伐採、森林火災、ダムや道路の開発などが挙げられており、その背景には人口の
増加があると指摘されています。特にアフリカや中南米などの森林減少が著しい地
域では、人口の増加率が高く、貧しい生活の中、人々は新たな農地や居住地を求め
て森林の伐採を繰り返しています。世界の人口は今もなお増え続けており、森林の
土地利用をめぐる問題はさらなる困難に直面する可能性があります。

▼森林と気候変動
森林の減少は気候変動とも大きな関係があります。近年、地球温暖化の問題がより
深刻さを増していますが、そうした中、温暖化に歯止めをかける方策のひとつとし
て、森林の役割がさらに重要視されてきています。広く知られているように、森林
は、地球温暖化の原因のひとつである二酸化炭素を取り込むことで、大気中におけ
る二酸化炭素の濃度を下げる作用があります。森林の破壊は、こうした二酸化炭素
の「貯蔵庫」の破壊でもあるのです。今後、温暖化による気候変動が進むと、病害
虫の発生や火災による森林破壊がいっそう進むという悪循環も懸念されています。

▼インドネシアの泥炭地におけるCAREの取り組み
CAREでは、気候変動という大きな視点から森林減少と、森林資源に頼りながら暮ら
す人々の貧困状態の克服といった問題に取り組んできました。そのひとつにインド
ネシアのボルネオ島、中部カリマンタン州で行っているプロジェクトがあります。

この地域では、1990年代に泥炭湿地林を開拓して農地を創出するという、大規模な
国家計画(メガライスプロジェクト)が実施されましたが、泥炭地が農地に適さな
かったため開拓地が放棄されて荒廃していました。また、排水路網が造られて地下
水位が低下したことにより、泥炭地の乾燥が進み、火災が頻発するようになってい
ました。1997年には約200万ヘクタールもの森林が火災によって消失し、経済的損失
や地域住民への健康被害が生じたほか、泥炭湿地林に豊富に含まれる二酸化炭素が
大量に排出されるという地球環境にとって破壊的な被害がもたらされました。

このような事態を受けて、CAREは他の関係機関と協力しながら、泥炭地をとりまく
困難な状況を改善するべく活動を続けています。具体的には、1.火災リスクの軽減
(消防隊の組織)、2.人工的な水路の遮断(地下水位の回復と、木材の運搬に水路
を悪用する違法伐採の回避)、3.貧困対策(環境的に持続可能な新しい収入源の確
保)、4.ゴムの木や果樹の導入による泥炭地の回復、5.自然保護に関する地域住民
への教育などに精力的に取り組んでいます。

【こちらもご覧ください。CARE:中部カリマンタンの泥炭地における取り組み】
https://www.care.dk/files/IndonesiaCaseStudy.pdf


▼持続可能な森林の実現に向けて
世界全体で見た場合、前述のように森林面積は依然として減少し続けていますが、
それでもヨーロッパや北米などの先進国では森林面積は増加傾向にあり、アフリカ
や南米などでの減少部分を相殺するという明るい兆しも見られます。

森林が減少している地域では、政府の財政不足等により森林の効率的な管理が十分
にできていないのが現状です。これまでには、森林の所有権を一方的に定めた政府
と、古くから慣習的に森林資源を利用して暮らしてきた地域住民との間で対立が生
じるといった事態も見られます。森林資源に大きく依存してきた住民にとって、森
林の資源が突然他人に奪われたり、環境的な要因で森林が減少したりすることは死
活問題であり、食べていくためにやむなく違法な伐採を繰り返さざるを得ない人々
もいます。

持続可能な森林を維持するうえで重要なのは、森林と密接に関わりながら暮らす地
域住民の賛同が得られる形で、森林を適切に利用・管理し、地球環境の長期的な保
護を実現していくことと言えます。地球全体の問題として、国際機関や関係各国、
地域住民等が財政面や技術面から協力し合った、持続可能な仕組みづくりが求めら
れています。


【CAREの活動と気候変動】
http://www.careintjp.org/newsreleasedata/newsrelease_080703.html
http://www.careclimatechange.org/

【参考文献】
国連食糧農業機関『State of the World's Forests 2007』
http://www.fao.org/docrep/009/a0773e/a0773e00.htm

大崎 満、岩熊 敏夫 編『ボルネオ 燃える大地から水の森へ』
(岩波書店、2008年)

ドナルド・W・フロイド著『森林の持続可能性』(J-FIC、2004年)

依光 良三 編著『破壊から再生へ アジアの森から』(日本経済評論社、2003年)

(担当:アツシ http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/32957242.html
自ら木を育てることで世界全体から直接的な恩恵が得られるしくみができれば良い
ですね。

(後半へ続く)


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