Never Ending Gardens

ブログの更新をしばらくお休みします。せっかく訪ねてきてくれたのにゴメンナサイ…。

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なんと、なんと、デジカメが壊れてしまいました。暑くて庭ネタも乏しい時期なので、春以降しばらく中断していた旅行記の復活です。

アフリカ旅行に関する記事を最初から読む場合はこちらからどうぞ。
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ヒンバ族に別れを告げた後は、途中、底をつきかけていた生鮮食品を買い込むために小さな町に立ち寄り、エトーシャ国立公園に向かった。

ナミビア北西部に位置するこの国立公園は、なんと四国とほぼ同じ大きさの約2万平方キロメートル。設立された1907年には現在の約4倍の広さを誇り、当時、世界最大の動物保護区だったらしい。

公園内には、エトーシャ・パンという広さ約5000平方キロメートル─つまり公園の約1/4を占める─塩原がある。今から約200〜1000万年前に内海が蒸発し、白い広大な平原に姿を変えたとか。

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乾期の間は、このように干からびた真っ白な大地が広がっているが、雨期になると水がたまり、フラミンゴなど水鳥の大群が集まるらしい。しかしエトーシャ・パンにたまる水は海水の2倍ほどの塩分を含んでいるため、野生動物の飲用には向かない。

このため動物たちは、エトーシャ・パンの周辺に散らばる水場から水場をたどりながら移動する。水場には、地下水が自然にわき出た泉もあれば、人工的に設けられた水場もある。

保護区には哺乳類が114種以上、そして鳥類が約340種生息しているが、水場に集まるのは野生動物や鳥だけではない。野生の王国さながらの光景をみるためにニンゲンも集まるのだ。動物を観察するのに一番いい時間帯は早朝と夕方。太陽がガンガン照りつける日中は動物の動きも緩慢で木陰で休んでいることが多い。

この国立公園内には、陸の孤島のように3つのキャンプ場があり、私たちグループはそのうち2つに1泊ずつ滞在した。日の出の開園と同時に、キャンプ場を取り巻く公園へとトラックを走らせ、野生動物との遭遇のチャンスを探すわけだ。

動物を観察できる確率が高いのはもちろん水場。

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わずかに残った水を求めて押しくらまんじゅう状態。一番えらそうにしていたのは象。

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こちらは別の水場にいたキリンの親子。わずか20mほどの距離を10分近くかけてやってきた。「お、向こうからキリンの親子が来るぞ!」と思っても、1歩進んで左右を確認。やっと2歩進んでも、しばらくたたずんで周囲を見回している。実に、実に、用心深いのである。

水辺に着いて、さぁ、水を飲むかと思いきや、あたりの空気をうかがって微動だにしない。もう、じれったいことこの上ない。でもキリンは水を飲んでいる時が一番無防備な格好になるのだとか。水を飲むのも命がけなら仕方あるまい。

他にもクルマが数台集まっている場所は要チェック。車が何台も止まっているので、何事かと思ったら、数日前に仕留めたと思われるキリンを食べているライオンがいた。周りにいるジャッカルに、近づくなよ、と威嚇中。

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動物ならなんでもどすこい!と動物好きを自認する私のこと、アフリカ旅行のハイライトはこのサファリになると確信していたのだが意外や意外、トラックで公園内を回るのはすぐに飽きてしまった。初めこそ、「お、キリン!」とか「あ、ライオンの家族だ!!」などと色めきたっていたが、そのうち「また、象…」「シマウマの群れはもういいワ」とテンションがどんどん下がる。

だいたい野生動物は無用な体力の消耗を避けるために、日中じーっとしていてあまり動かない。トラックの中で望遠鏡を片手にこちらもじーっと待つのだが、つい期待してしまいがちな狩りの様子、縄張りを守るためのオス同士の衝突、微笑ましい親子愛などは、よほど運がよくないとお目にかかることはない。ディスカバリー・チャンネルなどでみる動物関係の番組は、おそらく何時間、何週間、何ヶ月間もねばった末の貴重な映像のオンパレードということがよ〜く分かった。

それでも公園に隣接した水場を観察するのは楽しかった。夕方日が沈む頃、木陰にあるベンチにのんびりと座って、いろんな動物がやってくるのを気長に待つことができるからだ。塀のすぐ外に設けられた水場が投光照明に照らされて闇夜に浮かび上がるさまは、さながらスポットライトを当てられた舞台のようだった。

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たらふく水を飲んで去ってゆく象の親子。いつまでも水の中で遊びたがる子象の尻を叩くようにして帰って行った。

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おっ、旅ネタ再開ですね、嬉しいな。でもcarmahさんのお庭も楽しみなのでカメラ早く直してね。決定的瞬間は見られなかったみたいだけど、短い時間でも興味深い動物の世界を覗けたのね。目の前でこんなに沢山の野生動物が見られたなんて羨ましい。

2006/8/1(火) 午後 5:28 [ BEAR ]

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この場所がフラミンゴの大群が来る場所なんですね。水場は命がけ、確かに、アフリカの動物を写した番組ではそういってますが−−、目の当たりにされたのですね。番組は凝縮しています。でも、生の迫力は、もし出会ったらすさまじいでしょうね。

2006/8/1(火) 午後 5:57 [ kaz*yoo** ]

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旅記事!!久しぶり(o^_^o)乾季と雨季って日本人にとっては、なじみのない季節感覚ですね。こんな風景は、旅をしてこそですね。

2006/8/1(火) 午後 10:58 tmo**k

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ちょっと前のテレビチャンピオンで、野生動物王選手権というのがあって、野生動物をたくさん写真に収めた人がチャンピオンというのをやっていました。まさに、その世界!いいなあ。こういうの行ってみたいなあ。象のお母さんも小象をせかしたりするのね。なんだか、うちみたいで親近感があるなあ。

2006/8/2(水) 午前 5:22 tak*mut*m*62*

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わぁ〜い、先日読破した旅行記の続きが読めるわ!!ノンフィクション小説楽しみたのしみ!!私がcarmahさんの貴重な体験をパソコンでいとも簡単にみる事ができるのもありがたい。何でもそうだけど一つのものを作り上げるには相当な時間と労力とお金と。。。表面には現れないものの方が多いくらいですものね。

2006/8/3(木) 午前 10:54 [ yoko ]

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涼しいお庭、、にみえる、、が見たくて来たら おお カメラが故障かいな、、でもうつくしい野生動物がいっぱいで すてき!carmahさんはたくましい旅行ですね、、わたしは自然大好きですが、、人工の建造物より、、アフリカは パック旅行しか行けないかも、、動物園もこのごろ新しい考え方で よくなりましたが 可哀想で行けませんでした、、自然はすばらしい!!

2006/8/3(木) 午前 11:55 katananke05

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うぅぅ…Bearさん、この時期、見るべくものがないウチの庭が楽しみと言ってくれるなんて、涙が出るほど嬉しいよ〜。カメラの修理どのくらいかかるか連絡待ちなんだ。そうそう、茶々丸はまだツルがほとんど伸びてないのに、昨日1つだけ花をつけたんだよ。写真に撮れずに残念だワ。エトーシャでは、自然の中でありのままの動物が見れたのがよかった。わらわらといろんな動物に遭遇して、ニンゲンがお邪魔させてもらってるという感じだったよ。

2006/8/3(木) 午後 4:17 [ car**h ]

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kazuyoさん、フラミンゴで有名なのはケニアの国立公園と思っていたので、この記事を書く際にエトーシャにもフラミンゴがやってくると知りびっくりしました。雨期だったらフラミンゴの大群をみれたのかと思うとちょっと残念。いろんな動物を間近にみることができたのですが、中には病気でやせ細っているものもおり、ここでは生と死が隣り合わせなんだなと思いました。

2006/8/3(木) 午後 4:18 [ car**h ]

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けんパパさん、カメラが壊れてしまい、写真がない庭の記事というのも面白みに欠けるので(そもそも写真に撮れそうなものもあまりないので)、旅記事を復活させました。旅行中に撮った写真はたくさんありますしネ。四季に慣れている私たちとって、雨期と乾期と、さっくり2つのシーズンに分かれている気候って不思議ですよね。目まぐるしく天気が変わらない分、1年が経つのが遅く感じられるのかなぁ…。

2006/8/3(木) 午後 4:18 [ car**h ]

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Mutuさん、動物の親子を観察するのは面白かったですよ。子キリンにしろ子象にしろ、動き方が頼りなげでとっても可愛いの。お母さんにピッタリとくっついていました。サファリでは“Big 5(ライオン、チーター、ゾウ、サイ、バファロー)”に遭遇できるとラッキーだそうですが、私たちは幸運にも全部見ることができたんですよ。

2006/8/3(木) 午後 4:19 [ car**h ]

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ひゃー、Yokoさん、過去記事を遡って読んでくださったなんて、光栄のいったりきたりです〜。実は私、書くのがすごくノロいうえ、旅行記は昔の日記をひっくり返したり、その地域のことを調べたりするので、えらく時間がかかるんですよ。(だってエトーシャ国立公園の広さなんて、この記事書くまで知らなかった(^^;)。でも「楽しみ」なんて言ってくださると励みになります。デジカメが直るまで、どうぞ気長におつきあいくださいませ〜。

2006/8/3(木) 午後 4:19 [ car**h ]

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カタナンケさん、予兆もなしに突然カメラが壊れちゃったんですよー。参りました。写真なしの記事はつまらないので、旅行記に鞍替えです。動物園、最近はいろいろと改善されているようですが、私も行きたくありません。絶滅の危機に瀕した動物を飼育するため─といった存在意義も多少はあるのかもしれないけど、やっぱりニンゲンの都合を優先させた展示施設のような気がするんですよね…。だから保護区とは言え、本来の生息環境で動物を見ることができてとても嬉しかったです。

2006/8/3(木) 午後 4:20 [ car**h ]

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どの写真も,私にとってはTVの中や,写真集の中のものの様な気がして・・・別世界ですねえ。この世界にcarmahさんはいらっしゃったんですねえ。その場の空気の匂いや温度や,そういうものを実感してみたいなあ。

2006/8/4(金) 午前 9:33 wakorisa

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本物のアフリカの野生動物を肉眼で見ることが出来るなんて!水を飲むのも命がけ…精一杯生きてるんだな〜。アフリカ行きたいよ〜!

2006/8/4(金) 午後 2:52 okc**jp

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サムネイルを見ると青々としたcarmahさんのお庭写真から急に茶色い写真ばかりになっているので、ヨヨヨ、と思いましたよ。旅ネタ再開ですね!これまたうれしいな。それにしてもどれも素晴らしい写真。「野生の王国」のテーマ曲が頭の中で流れるわー。

2006/8/4(金) 午後 9:20 sey**a_blo*

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wakorisaさん、「自分が今、この場所に立っているのが信じられない…」と思うのは最初だけで、すぐにまわりの世界にのみこまれてしまいます(ドイツに行くときもそんな感じじゃない?)。今はどんなに遠い国も飛行機でひとっ飛びだものね。でもいったん日本に戻ると、旅行していた時間はカプセルに閉じこめられた、別の次元の出来事のように感じてしまうのよ。不思議だなー。(なんかうまく説明できないわ。ゴメン)。写真を見て、その時に感じた強烈な感覚や、息をのんだ驚きなどを追体験できればと思うのだけど、手から砂がこぼれ落ちるように、時間の経過とともにどんどん薄れていくの。それが、ちょっと悲しい。

2006/8/5(土) 午後 0:10 [ car**h ]

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脳内庭師さん、アフリカはいつか行ってみたいと常々思っていたので、願いがかなって嬉しかったよ。でもアフリカって言ったって“アフリカ大陸”だものね。私が訪れたのは、駆け足でほんの数カ国。またチャンスがあったらゆっくり旅行したいよ。

2006/8/5(土) 午後 0:10 [ car**h ]

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seyamaさん、連日の暑さでうちの庭も茶色でカラッカラだよ(涙)。写真は誰がどこを撮っても“絵”になる環境なのよねー、ありがたいことに。どれを載せるかさんざん悩みました。「野生の王国」懐かしいねー。かなりの長寿番組だったよね。あれは子供の頃、うちの親が「見てよし」と承認している数少ない番組の1つでした。ハハハ。

2006/8/5(土) 午後 0:12 [ car**h ]

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