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アフリカ旅行に関する記事を最初から読む場合はこちらからどうぞ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー オカバンゴ・デルタでのキャンプはゆっくりとしたペースながらも、あっという間に過ぎていった。ふたたびモコロに乗り込み、名残を惜しみながらもデルタへの出発地点となったマウンへ戻る。 マウンでは空からデルタを眺めることができる約30分の軽飛行ツアーに参加した。40ドルの追加料金が発生するオプションだったが、空からデルタを眺めたいという誘惑に勝てずに申し込んだ。 そもそも、アフリカをいつかこの目で見たいと思うようになったきっかけは、学生時代にみた映画『愛と哀しみの果て』。映画には、断じて大スクリーンで見るべきものがあると思うのだが、これがその部類に入るのは間違いない。 とりわけ、延々と広がるサバンナの真ん中を、白煙を吐く列車がかたつむりのように横切るシーンや、主役の2人がセスナ機で湿原の上を低空飛行するシーンなどが強烈な印象を残していた。そこで、多少なりともアフリカ行きのきっかけを作ったシーンの追体験をしたいと思ったわけだ。 参加者は私とオットのほか、オーストラリア人のキャロル、イギリス人姉妹の“ラブ・シスターズ”(名字がLoveだったため、道中つけられたニックネーム)の計5人。町中にある極小飛行場に着くと、私たちを待ち受けていたのは20代前半と思われるパイロット。レイバン風のサングラスが嫌みなくさまになっている惚れぼれするようないい男。ラブ・シスターズがキャッキャッとはしゃぐのも無理はない。 私も正直ドキッとしたが、年齢が明らかに射程範囲外と自制心が働いたのは、あぁ、悲しいかな年をとった証拠─。話してみると、自分のルックスの良さをまったく認識していないハニカミ屋。こりゃぁ、女性客からのデートの誘いがひきも切らないだろうなぁ…などとよけいなことを考えてしまった さて、このパイロット君に気を取られていたからか、飛行機の写真を撮るのを失念。雰囲気的にはスカイダイビングをしたときに乗った飛行機よりやや大きいぐらい。もちろん今度はちゃんと座席が各列2つずつ並んでおり、乗客全員が窓から外を眺められるようになっている。 飛行機がデルタの上空までくると、この3日間キャンプしていた場所がどういう地形なのかよく分かる。 こういう風に乾燥したサバンナが広がっている場所があるかと思えば… このように緑したたる眺めも広がっている。 この2週間、メリケン粉のような砂ぼこりが舞い上がる大地をトラックで延々と走ってきたので、上空から眺めるデルタの青さが目にしみ入る。まさに「水=生命」と実感した。 はるか眼下にカバが泳いでいたり、キリンがいるのが見えた。これはバファローの大群。 …と、ここまで読むと、このの遊覧飛行を大空でゆったりと楽しんでいたと思うかもしれない。ところがそれは大きなマ・チ・ガ・イ。 実は何を隠そう、私はすぐに乗り物酔いをするタチなのだ。とりわけバスやタクシーなど、ビニールシート特有の臭いが苦手で、幼少時はしょっちゅう吐いていた。成人してからはそこまでひどくないが、カーブの多い山道は今も苦手。風にあたると気が紛れるので、今でも車に乗るとすぐに窓を開ける。(ちなみにサイレントも車酔いするので、車窓からはいつも私とサイレントの頭が突き出ている。) パイロット君はいろんな角度から眼下の眺めを楽しめるように、右に左にと大きく旋回する。ものの10分もしないうちに顔が青ざめ、冷や汗がにじみ、口の中がねっとりしてくるのが分かった。 もうオカバンゴにくることもないだろう。せっかく高いお金を出して乗ったんだから眺めを楽しまなきゃ─セコイ考えが頭をよぎるのだが、胃がひっくり返りそうでムカムカする。 でもそんな私の受難をよそに、軽飛行機は動物がよく見えるように高度を下げたり、急旋回をしたり…。みんなはもちろんキャーキャー興奮して大喜び。パイロット君は遠客を楽しませるためにやる気満々で、「もしよかったら空中で1回転してあげようか?」と、のたまう。 「キャーーッ!!(やって、やって!)」と、嬉しい悲鳴をあげるラブ・シスターズ。 「ギャーーッ!!(そんなことしたら絶対に吐く…)」と、真顔で訴えるワタシ。 機内で吐かれたからさすがに困ると思ったのだろう。空中回転は免れた。 というわけで、上のショットは「吐きそう…。ビニール袋はどこ〜」と、窓にへばりついて青息吐息で撮った写真なのだ。みんな、心して見るように!
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私も乗り物酔いしますので、はい、お辛かったのがよく分かります。綺麗なお写真は、物見遊山でないということも−。 やっぱり希有壮大ですね〜。
2006/9/7(木) 午後 1:53 [ kaz*yoo** ]
kazuyoさんも乗り物酔いするんですね。よく友人には「車の免許を取ったら治るって!」と自信満々に言われるけど、本当でしょうか?今はやばい…と思ったら窓を開けて風にあたり、寝るようにしています。でも最近は窓が開かないバスも多いので困りもの。私がいつの間にか、どこにでも自転車で移動するようになったのは、乗り物酔いのせいでもあるんです。
2006/9/7(木) 午後 1:58 [ car**h ]
私も酔うのよ〜、判る判るこの気持ち。でもね自分で運転してる時だけは大丈夫なの。carmahさんもパイロットの資格をとってご自分でアフリカの空を飛べば良かったね〜、ハハハ。貴重な画像を有難う〜!アフリカに行きたい。
2006/9/7(木) 午後 4:02
アフリカ、あーこの蒸し暑い残暑厳しい日本から逃げ出して行きたいいい。仕事が煮詰まり、後ろ向きモードにアフリカの画像と、すみません前の記事で、フウチソウ・カンナが私を癒してくれました。私、乗り物酔いしないんです。でも、皆様のお話を聞くと、とてもつらそうですね。ありがたく、画像を拝見しました。
2006/9/7(木) 午後 6:07
アフリカシリーズ、面白くて、面白くて、コレを読んだ後は気分が良くなりすぎて、気を付けないとあらぬコメントを書いてイエローカードもらいそう。こんな滅多に見られない絵、ありがとう! 私も以前、ヘリに乗ってグルグル、アクロバットされたときは口から胃が飛び出る思いだったよ。
2006/9/8(金) 午前 6:24
こんな壮大な写真を見せられると旅行に行きたくなっちゃうね。自分の悩みがちっぽけなものに感じるよ。あー行きたい!私がもしその場にいたならラブ・シスターズと一緒に騒いでたカモ、これでも昔は乗り物酔いするタチで遠足は憂鬱だったんだけどな。
2006/9/9(土) 午前 11:09 [ BEAR ]
脳内庭師さん、乗り物酔いする人から「運転している時は大丈夫」と言われると説得力あるな〜。となると、飛行機も自分で操縦すればたしかに大丈夫なはず。でもパイロットの資格とるより前に車の免許取る方が先だな。ハハハ。(実は、中型二輪しか持ってない…。)
2006/9/9(土) 午後 9:06 [ car**h ]
mutuさん、恩着せがましく写真をアップしちゃってごめんね〜。でも吐き気と戦いながらド根性で撮った写真なのデス。フウチソウとカンナ、きれいでしょ。夏は暑さに強い葉物が頼りになります。
2006/9/9(土) 午後 9:06 [ car**h ]
おぉ〜、Kazさんはヘリコプターに乗ったことがあるんだ!私もヘリに乗るのが夢なんだけど、飛行機よりも敏捷だから、ぐるぐる旋回したらすぐにもどしてしまいそう。遊覧飛行はハンサムなパイロットにすばらしい景観と、夢みたいなセッティングだったのに楽しめなくて残念でした。映画でレッドフォードと一緒に飛んでいてでも、きっと彼の肩にゲロっと吐いていたんだワ。
2006/9/9(土) 午後 9:07 [ car**h ]
Bearさん、日常とカンペキに切り離された場所にいくと、普段の悩み事が本当に些末なことのように思えるよね。でもいったん日本に戻ると、旅先での思い出や感動がどんどん薄れちゃって、また日々のくだらないことに忙殺されてしまう。なんでなの〜。パイロット君にはちょっと胸がときめいたけど、なんせオット同伴ですから…。自動制御でドキドキ感にもブレーキがかかちゃったよ。
2006/9/9(土) 午後 9:07 [ car**h ]
わ〜〜すごいなぁ〜〜こんな自然の中でキャンプしてたんだね!!素敵な写真とわくわくレポート楽しみでしたよ。暫くお休みなさるのは残念だけど、お仕事頑張ってくださ〜い。余談ですが、娘の友達がマリから明日帰ってくるの。どんな体験したのか聞くのがほんと楽しみ!!
2006/9/10(日) 午前 0:26 [ yoko ]
Yokoさん、このキャンプとスカイダイビング、あと後日時間があるときにアップする予定の○○が、私にとってはこの旅行のハイライトでした。マリとはまた珍しい場所に行かれたんですね!そこに住む人々や食べ物のこと、気候、生活など、聞きたいことがてんこ盛りでしょうね〜。多忙につき、落ち着くまでしばらく更新はお休みしますが、みなさんのブログにはお邪魔しますからネ!
2006/9/11(月) 午前 9:24 [ carmah ]
極めつけの一枚ですね。ココロして隅々まで見ることにします。乗り物酔いは、辛い・・・だから自転車が愛車なのね。何度もこちらへお邪魔しながら、楽しませて頂きました。暫くお休みとは、残念。全くの閉店ではなさそうですので、掲示板を見ながらお付き合い続行と言うことで・・・。
2006/9/12(火) 午前 3:28
私もたまに乗り物酔いするんですよ。パイロット君、見てみたいなぁ。
2006/9/12(火) 午前 8:59
ははーっておがんで写真を見なくちゃ(*≧m≦) 私は釣りをしたときに船酔いしたくらいで,滅多に酔わないんだけど・・・でも,これでよく死なない,と思うくらい苦しいですよね。そんな中写真を撮ったcarmahさん,すごい根性の持ち主ですね。スポ根ドラマも真っ青?! そこまでしてでも撮りたくなるのがわかるような雄大な自然ですね!
2006/9/12(火) 午後 11:35
紫葉色さん、写真をしかと見てくれたのね〜。ありがと!大人になって乗り物酔いはだいぶん軽くなったけど、今でも雨の日のこもった空気は苦手だな。それにボーッとバス停なんかで待つぐらいなら、身体動かしている方が性に合ってるの。せっかちなのよね、きっと。ブログを休むのは諸々の雑用が一段落つくまで。みなさんのブログはこれまで通り訪ねるつもりだよ。記事更新したら、また遊びにきてね〜。(アフリカ旅行に関しては、もう1件面白いエピソードがあるから…。)
2006/9/13(水) 午後 4:26 [ carmah ]
しょうこさん、私ったら“見栄張るクン”なのでした。仮に憧れの大スターと空港でバッタリ会っても、「フン、その他大勢のファンと一緒にひとくくりにされたくないワ」なぁんて思って、カメラを取り出さないタイプなのよ。このパイロット君、万人受けするハンサムで、性格は◎。ラブ・シスターズは記念写真なんか撮ってたけど、私は影でドキドキしてるだけでした(←バカだよね〜)。
2006/9/13(水) 午後 4:27 [ carmah ]
wakorisaさん、吐き気って辛いよねぇ。だから私は同じように乗り物酔いするサイレントにはすごく同情的です。彼は気分が悪くなってくると、両耳の間隔がどんどん広がってきて、よだれが出てくるの(笑)。「あぁ、おまえも気分悪いのね」と窓を全開にしてあげます。上空からの写真はウッときながら撮りました。だから残念なことにピンぼけが一杯。本当はもっといいショットが撮れたはずなんだけどねぇ。
2006/9/13(水) 午後 4:27 [ carmah ]
台風13号かなり酷かったようですが、被害はなかったでしょうか? 不安な一夜を過ごされたのではと心配します。姉はマンション暮らしだけど、風の強さに驚いていましたし、前の公園の木が倒れるのじゃないかと心配してましたから〜
2006/9/18(月) 午前 6:24 [ yoko ]
Yokoさん、心配して下さってありがとう!13号は久々に大きな台風でした。前回(10号)も大きかったらしいのですが、私が住むエリアではほとんど被害がなかったんですよネ。今朝起きると、近所の住民がみな掃き掃除や後かたづけをしていて、「人間ってアリみたいにたくましいなぁ」なんて思っちゃいましたよ。アリは巣を何度壊されても、ちまちまと地道に巣を作り直しますものねー。私もしばらくアリにならなければ…。お姉様、マンションで被害がなかったようでヨカッタですね!
2006/9/18(月) 午後 2:15 [ car**h ]