carmencのライオンズに恋をした!

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昨年の秋口だったか、晩秋だったのか
忘れてしまったが
深夜のTVの画面にアーネット・ベニングが映った。

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たまたま見た作品で(これもまた忘れている)アーネット・ベニングが魅力的な女優と感じていた。

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監督・脚本: ロドリゴ・ガルシア  

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製作総指揮: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

邦題は「愛する人」 

熟年の恋愛映画なんだろうと想像して見続けた。
思いがけず重いテーマだった。
ドンドン惹き付けられ、終わりの時間は4時を過ぎていたかもしれないが、眠気などどこかへすっ飛んで行った。

ウマい。キャスト全員がウマい。
中でもアーネットとナオミ・ワッツがスゴい!
それに丁寧に繊細に深く切り込んだロドリゴ・ガルシア監督の腕が素晴らしい。
「バベル」もガエル・ガルシア・ベルナル主演の「アモーレス・ペロス」もそうだったようにアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥのお得意の手法、同時進行で3つの人生の物語が描かれる。
そしてそれは徐々に謎解きのように絡み合ってることに気づかされる。

原題は「Mother and Child」 2009
親子、母子… が確かにテーマではあるが…
その関係が初めからなかったとしたら

「愛する人」  Mother and Child  Trailer(予告編)      




アーネットベニング演じるカレンは仕事をしながら介護を必要とする母と二人きりの生活で、頑な心で人を寄せ付けない。それが何故なのか
心を閉ざし、新しく入った職場の同僚のジミースミッツ演じるパコが彼女に好意を抱いてるが、表情も硬くツンケンな態度で、見てる方は少し腹立たしいくらいに思えて来る。この辺りもウマい演技のアーネットである。

カレンの雇っている家政婦の親子に対しても厳しい。ある日その子供の女の子が母のネックレスをしていたのに気づくと激しくなじるが、母と家政婦親子の親密ぶりを知ることになる。彼女にはそれがショックだった。



母の死をきっかけに彼女の心は少しずつ変化して、とうとうパコの誘いを受ける。



どんな状況であれ、人は皆、自分を受け入れてくれる人と出会う事が幸せに繋がるのだ。
カレンの固く閉ざした心が溶けて、二人は結婚する。

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14才で初恋の相手の子を身籠ったカレンは産んですぐに母の意向で養子に出されてそれっきりになってしまう。
それが悲劇の始まりである。
カレンの頑な心はそこにあった。人と深く関わらない事に依り、自分を守り、過去の傷を心の奥深くに閉っていたのだ。
産んだ子を手放すなんてどんなに辛いだろう…
母を恨む気持ちを抑えなければ、坦々と生き抜く為にも、心を閉ざさざるを得なかったのだろうと、今、こうして書いていても嗚咽が口を突く。
そんなカレンだが子供を手放した頃から、その子宛てに、ひたすら手紙を書き続けていた。

離ればなれになった母子のどちらかが手紙を書いて養子縁組の斡旋をする施設に届けると、もう一方の意志を確かめて逢えるシステムになっているが、、、

一方ナオミ・ワッツ演じるエリザベスはキャリアアップを目指す上昇志向の冷徹そうな弁護士。


ナオミ・ワッツの美しさもだが、こんなにも演技がウマかったかと感動でもある。

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ところが住まいのマンションの隣の夫婦の夫を誘惑し関係を持ち、
また勤務するオフィスのボス(サミュエル・L・ジャクソン)と夜を共にする。

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それは魅力的な女性である。男なら誰でもその誘惑に負けてしまうに違いない。
エリザベスは妊娠がわかると、そのことをボスに告げずにオフィスをやめて、ひっそり転居する。ある日ボスが彼女を捜し出し、家のパーティに彼女を招く。
暖かな家族がエリザベスを迎え入れ、彼女には初めて家庭の温かみを目の当たりにして、心が変化する。また障害を持つ少女と転居先での出会いが加速させた。

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実際に妊娠した時に撮影を希望したナオミ・ワッツ

心を閉ざしていた彼女の心が安定し始めて穏やかになって行く。
ついに彼女は母宛の手紙を書いたのである。



この中のもう一つのストーリー、子供が欲しい夫婦と、産んだら養子に出すと決めている若い女性の面談の場面。我が子を預けていいのか判断する為に妊婦の女性が夫婦に厳しく詰問している。いかにも決意が固く割り切って合理的に見えるのだが…




不思議に絡み合う3つの人生のストーリー
会いたい思いを積み重ねて、心を閉ざして来た母親
初めからいない母を思わないように心を閉ざして生きて来た娘
子供を望んでも出来ない母親

この映画はぜひ見て欲しい
なのでこれ以上は書けない
悲しく、せつなく、、、


その心理状態を深く演じる見事なキャスト、それを引き出した監督、
今まで見た映画の中でこれほど秀逸な作品はあったかどうか、思い浮かばない。

涙が溢れて、ドンと深く心に落ちた。

そうしてその日、眠れぬ朝を迎えたのである。

母とは何か…
答えはあるのだろうか…

無償の愛の筈だが…
他人より酷い場合もあり、それは息苦しさとなり、
それには解決策もありますが、厄介な事でもある。


この作品はそんな現実とは違って、
深い愛が描かれている事を言っておきましょう。




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おはよう御座います

”愛する人”
ヘレンケラー物語かと思いました。
アーネット・ベニング好きな女優さんですね。詳しくは知りませんが印象に残る俳優です。
オムニバス手法!?って混がらかちゃう事ありますけど
同時進行で展開されると”テーマ”がより強調されますね。それが狙いかも知れませんね。
年末年始は、イマジカで映画三昧でしたけどウルウル出来たのは”ひまわり”だけでした。これも”愛”がテーマでどうしょうもない運命の悪戯に泣かされました。
映画って面白いですね

2014/1/5(日) 午前 9:10 [ チョンプー ]

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チョンプーさん、
アハハ…いきなり?ジョーク?それ、奇跡の人でしょ?
アーネット・ベニングって印象的ですよね。
ここまでいい演技をする人とは思ってませんでした。
これはオムニバスではなく、3つのエピソードの関連性が見えないまま進行して行くんです。
それでハッとさせられて、成る程と思うんですね。
ひまわりは劇場で3回見ましたけど号泣です。
これは実は戦争がテーマでしょう…
夫婦愛にしては生活した期間が短過ぎてエピソードが少ないですよね。…と思ってましたが…
オムレツが印象的で、それからあれを真似て作るようになり、オムレツと言えば、大抵あれが主流でした。
映画はオモシロイです

2014/1/5(日) 午前 11:36 [ carmenc ]

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こんにちは!私はケイト・ウィンスレット妖艶名演の「愛を読むひと」かと勘違いしてました。
とても気になるので「愛する人」(Mother & Child)観てみます。この映画教えてもらって有り難うございます!

2017/8/17(木) 午後 4:21 [ mar**ujike*tiku ]

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> mar**ujike*tikuさん
私もケイト・ウィンスレット、大好きです
愛を読むひとは素敵でした
難しい役所をしっかり演じてましたね
美しくセクシーなラブシーン、歴史に翻弄されての最後が悲しい… いい映画ですよね
ジュード・ローとの「ホリデイ」もとっても好きです。

2017/8/17(木) 午後 5:50 [ carmenc ]


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