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光文社より新作『熟れた月』が発売になりました。この長編、着手したのは、もう
内容を詳しく述べるのは、難しいのですが(例により、かなり読者を欺く仕組みになっておりますので)、もうこの世にはいない人の思いが、別の人々にすくいとられ、一種の偶然、巡りあわせにも助けられてつながっていくというストーリーです。
何とももどかしい説明しかできなくて、恐縮です。もうこれは、読んでもらうしかありません。帯に書かれた「人間の業(ごう)と理(ことわり)を超えた縁(えにし)」という文言が、すべてを表してくれている気がします。
それから、このカバーデザインにも注目してください。素敵でしょう? 去年KADOKAWAから刊行した『角の生えた帽子』の装幀もしてくださった坂詰佳苗さんの手によるものです。印刷や紙質まで凝りに凝った渾身の作。
『熟れた月』というタイトルは、運命に翻弄される主人公が、人生の節目節目に見上げた夜空に浮かんでいた熟した果実のような大きな月から付けました。
はからずも、先日の皆既月食の時に、空に赤く熟れたブラッドムーンが現れました。不思議な符合にちょっと震えました。
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