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出発点は、やっぱり京都の夜。
鞍馬の火祭に出かけた男女のグループから、一人の女性がふっつりと姿を消してしまいます。彼女が見つからないまま、十年後に再び集まった他のメンバーが、「夜行」という名の連作銅版画集に導かれるまま、底知れぬ夜の世界に引き込まれていきます。
「この家は、私の夜の世界に建っているのかも」
「この闇は、どこへでも通じているんだよ」
「世界はつねに夜なんだよ」
登場人物が呟く言葉が何とも深くてコワイ。けれど、そっちの世界につい一歩を踏み出してしまいそう。全日本暗闇協会会長の私としては、避けて通れない一冊です。
それにしても、このカバーデザイン、どうにかならんの。
異界からこっちへ越境してこようとする謎めいた女性は、こんな漫画チックな美少女じゃないと思うよ。
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