ここから本文です
ブログ始めました!

書庫日記

記事検索
検索

夜が怖い

イメージ 1 森見登美彦著、「夜行」をオススメします。何年も前に出された「きつねのはなし」もぞくっとするほど大好きなのですが、それに通じる幻妖な物語。「きつねのはなし」は、京都という魔境を魅惑的に描き出しておりましたが、「夜行」では、夜そのものの怖さが軸になっております。
 出発点は、やっぱり京都の夜。
 鞍馬の火祭に出かけた男女のグループから、一人の女性がふっつりと姿を消してしまいます。彼女が見つからないまま、十年後に再び集まった他のメンバーが、「夜行」という名の連作銅版画集に導かれるまま、底知れぬ夜の世界に引き込まれていきます。
「この家は、私の夜の世界に建っているのかも」
「この闇は、どこへでも通じているんだよ」
「世界はつねに夜なんだよ」
 登場人物が呟く言葉が何とも深くてコワイ。けれど、そっちの世界につい一歩を踏み出してしまいそう。全日本暗闇協会会長の私としては、避けて通れない一冊です。
 それにしても、このカバーデザイン、どうにかならんの。
 異界からこっちへ越境してこようとする謎めいた女性は、こんな漫画チックな美少女じゃないと思うよ。

忖度が怖い

 国会では、忖度という言葉がさかんに飛び交い、問題になっています。もしかして、今年の流行語大賞に選ばれるのでは?
 忖度=他人の心中を推し量ること。
 うーん、まさに日本的言葉。外国人記者さんも訳すのに苦労していました。ぴったり当てはまる訳語がないというここは、外国人はあんまり人の心を推し量ったりしないんですね。アメリカ人なんて、その典型かも。自己主張しないと生き抜けない国ですから。トランプさんが人の心を忖度したりしたら、その方が怖いわ。
 そもそも忖度って日本人の美徳を表している言葉だと思うのに、政治がからむと、途端に胡散臭く、怪しい雰囲気をまといます。全くもって、都合よくつかわれるようになったもんです。
 KY(空気読めない人)なんてのが話題になったかと思うと、次はこれ。こっちは、空気読み過ぎて、おかしなことになってるんですから。政治家も官僚も、腹の探り合いなんかやめて真向勝負しなさいよ! 稀勢の里を見習え!
イメージ 1

叫ぶオバサンが怖い

イメージ 1 ちょうど1年前、このブログで書いたエロエロプリンを、ついにゲット!あの時は、売り切れで食べ損ねたのでした。1年分の期待と怨念をこめて、3人のオバサンが、声を揃えてデザートを注文。恥も外聞もかなぐり捨てたオバサンですので、大きな声で「エロエロプリン!!」と。テーブルに運ばれたプリンを見て、また拍手と歓声。レストランでお食事中の皆さん、ご迷惑をおかけしました。写真の通り、なんの変哲もないただの蒸しプディングでしたけど。その普通さに大笑いしながら、完食。
 叫ぶオバサンといえば、森友学園の前で「森友学園、がんばれー!!」と叫んでいた女の人。迫力ありましたねえ。あのかん高さは、オバサンのかがみです。顔、ちょっと見てみたいけど、ちょっと怖い気もする。
 ところで、拙作『愚者の毒』が、日本推理作家協会賞の最終候補になりました。買って読んでくださった皆さん、ありがとうございました! どんな結果がでても、ここまで来られると思っていなかったので、満足です。

無為な年月が怖い

 6年目の3.11が静かに過ぎていきました。「あの日から6年が経ちました」というニュースキャスターの声が流れています。これが「あの日から7年が……」「あの日から8年が……」になってしまうのが怖い。
 年月が流れていくのは、当たり前のことですが、その流れとともに進んでいくはっきりしたものがあるかどうか。数日前、飯館村の原発事故以前の映像が流れ、「この村はかつて日本で一番美しい村と言われていました」という言葉が流れたのには、胸を突かれました。ほんとうにきれいな、日本の原風景ともいえるたたずまいだったから。
 失われたものは、あまりに大きいです。
 私たちに問われていることはたくさんあります。遠く離れていても思いを寄せることイメージ 1はできる、と思います。今この時を生きるために、失われたものを取り戻すために。そのために想像力はあります。
 今日、散歩していたら、ツバキカンザクラが青空に映えて、きれいに咲いていました。こうして花をめでることのできる今に感謝です。
 帰ることのできなくなった故郷にも、こういうふうに花が咲いていて、誰にも見られずそっと散っていくとしたら。その繰り返しがもう6回も続いているとしたら。そういうことを考えて、花を見上げました。

動物の習性が怖い

 イメージ 1今年もお雛様を飾りました。30数年前、娘が生まれた時に買ってもらったものです。古いので、出すたびに小道具がぼろぼろと零れ落ちます。おまけに飾る人(私)も古びているので、今年は足がつりました。「お雛様を飾ってて足がつるとは、どういうことやねん!」と自分に突っ込みを入れました。
 今日は啓蟄。虫も小鳥も活動が活発になってきました。ところで今日、お風呂の足ふきマットを外に干していたら、タオル地の起毛部分が、何かにむしりとられていました。これはカラスの仕業です。二年ほど前、物干し竿と物干し台とを、くくりつけていたビニールロープが同じようにむしりとられていて、何度もくくりなおすのに、すぐにはずれてしまっていました。長い間、それがカラスの仕業とは気が付かず、ロープの朽ち方が早い、とか思っておりました。
 春先は、カラスの営巣が始まる時期です。カラスはなんでもかんでもくちばしでつついて持って行ってしまうのです。それに気づいて、カラスの巣だけを撮り集めた写真集に出会い、感心しました。カラスは本当に頭がいい鳥です。自然から得る材料より、人工物を集めた方が効率がいいと学んだのです。密かに人間が捨てたもの、あるいは保管してあったり、干してあったりするものをかすめ取っていくのです。油断大敵! いつのまにか、大事なものもカラスに盗まれているかも。怖いですね。
 でもこのカラスの習性を知ったことで、拙作「愚か者の毒」のトリックを思いつきました。ハイテクが生活の中に入り込んできた今日、トリックはなかなか成立しにくくなっています。こういった人間の思いではどうにもならない小動物が成す行動を利用すると、おもしろいトリックが出来上がります。「愚者の毒」では、この他にも、昆虫や小動物が活躍しています。興味のある方は是非、手に取ってみてください。
宇佐美まこと
宇佐美まこと
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事