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〜前回の続き〜 途方に暮れた俺に残された手段はふたつだった。 1、月曜日までバイク屋が開くのを待つか 2、初めての押しがけに挑戦するか バイク屋に頼むとなるとなんだかんだで出費がかさむし、せっかくの日曜日だし是が非でもロングツーリングに出掛けたかったので2を選択した。 しかし、今までオートマのスクーターばかり乗ってきたので、どうやって押しがけをするのかさっぱり把握していなかった。 しかししかし、この飽和的情報化社会に生きる私、24時間営業のインターネットカフェに行き「押しがけの仕方」と入力すれば答えは見つかるんじゃないの!?と閃いた!インターネット時代万歳! さっそくググると、押しがけのオーソドックスな方法が簡単に見つかった。 1、ギアを1または2速に入れ、チョークを引いておく。 2、クラッチをあけ、オートバイとともに前方へ全力疾走!。 3、ある程度加速したらクラッチを戻し、シートに飛び乗る。 4、めでたくエンジンが復活したらギアチェンジして回転数を調整する。 始めは平坦な駐車場でトライしてみた。 が、なにせ約200キログラムもの塊とダッシュしなければならないので、バランスを執るのだけでも一苦労で思うようにスピードがでない! すでに30メートルダッシュを10本ほど繰り返したが、いっこうに回復する気配もなく時折マフラーがゴホンっと咳をするだけ。こんなに走ったのは高校の部活動以来じゃあー(泣) う〜ん、俺は押しがけを甘くみておった! しかも先ほどから、押しがけのことなど全く知らなそうな清掃のおっさん達の「オートバイは押すもんでなく乗るものだろ青年よ」的視線がグサグサ突き刺さって痛いが、己の凡ミスでバッテリーを殺してしまったのだから他人からどう思われようと自業自得か。 熟考の末、押しがけにはもっとスピードが必要じゃ!と悟った俺は、立体駐車場の坂を利用するという名案を思い付いた! さっそく早朝の誰もいないガランとした地下立体駐車場へ場所を移す。 1回目の挑戦、引力で坂道を転がったオートバイは予想通りに理想的なスピードを上げた! 「おお、これならイケるで!」 と思ったのも束の間、オートバイは先ほどの過程とさほど変わらずであっけなく坂道を転げ終わった。 しかも走力を失ったオートバイに飛び乗っていた俺はバランスを崩してしまい無念の転倒! ギャッ!! 1200ドルもしたカーボンマフラーの表面が凹んじまったぁぁぁ! 「まだ走行中にもコケたことなかったのにぃ!」(ア*ロ・レイ?) 結局、坂を下っては登り、この作業をえいえんと20回は繰り返し、捨て身で臨んだ21回目でやっとかかった・・・。 ブロロロローン!と息を吹き返したオートバイに必死に飛び乗り、地下駐車場の1階から5階まで歓喜のビクトリーランをキメた。疲れた体にオートバイの生む向い風が気持ちいいぜ! あとで防犯カメラをチェックした警備員はビックリしたと思う。 「なんじゃこりゃ!?、裸の東洋人がなんでこんな場所でオートバイを乗り回しとんじゃー!?」 てね(苦笑) ちなみに、押しがけで検索したホームページには、真夏の押しがけは死を見る、と書いてあったが、春の押しがけも十分地獄を見るで!と俺は汗で重くなったTシャツを着て、肩で息をしながら痛感し、速攻でコーラを買いに走ったのであった。
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押しがけ成功おめでとうございます!!押しがけは、なかなかエンジンかからないと体力消耗しますよね。私はよく押しがけしてますが、いつも汗だくです。冬でも汗かきます。
2006/5/1(月) 午後 7:16
ai nakayamaさん、ありがとうございます!初めての押しがけにはほんと手こずりましたね。でも苦戦の末かかったときは思わずガッツポーズしたほど達成感がありました!
2006/5/2(火) 午後 0:09
押しがけで友人を思い出しました。ニュートラルで坂道を下りながら自分でキックを入れて始動していました。その友人にとっての押しがけはこれだったのでしょう。キックだから2スト全盛の話でした。
2006/5/2(火) 午後 1:35 [ a_b*y*999 ]
押しがけしている時、なんか青春してるな、って感じました(笑)<a boy1999さん
2006/5/5(金) 午後 4:10