楽譜de散歩〜CARSメンバーだより

CARSメンバーの日ごろの雑感をリレー形式で紹介します

全体表示

[ リスト ]

APMA東京総会について

以前このブログでも案内しましたが、APMA(アジア・太平洋音楽創作者連盟)設立後、初めての総会が、2017116日に、アジア・太平洋地域から多くの音楽創作者出席のもと、東京で盛大に開催されました。
総会では、著作権管理団体のない国のカンボジア、ラオス、またミャンマーの創作者から各国の現状、課題についての報告や、同時に開催された記念講演では、急速に進んだインターネットでの音楽利用、それに伴う課題や、各国の私的録音録画補償金制度、中国の最近の著作権事情等多岐にわたる報告が行われ、これまでAPMAの取組むべき課題として掲げたバイアウト問題の解決、著作権保護期間延長の必要性、セーフハーバー法制の乱用防止に加え、アジア地域への私的録音録画補償金制度導入と適正な映画上映使用料を求める「東京宣言」が全会一致で採択されました。
とりわけ印象に残ったのは、著作権管理団体のない国の音楽創作者の話で、著作権を管理する団体が存在しないということは、著作権が保護されることはなく、作品を発表しても対価を回収することは不可能であることから、創作することだけで生活できる創作者は皆無であること、ミャンマーについては著作権管理団体の存在はあるものの、他国との相互管理契約はなく、他国の音楽が利用されても管理対象には至っていないとの、アジア地域における著作権保護の厳しい現状についての話でした。
音楽の著作権を保護・管理するには、各国の著作権制度の確立はもちろんのこと、著作権の集中管理団体の存在・発展が、著作権の対価回収を具現化するために、不可欠であると改めて認識しました。
私が所属するFCAからも役員をはじめ、会員団体の音楽創作者が多数、総会に出席しました。たとえ創作者一人ひとりの力は小さくとも、アジア・太平洋地域、そして世界各国の創作者が一つになり声を上げ、継続して強く訴えていくことが、創作者の権利である著作権を守っていくためには大切なことです。
FCAは日本の音楽創作者団体の代表として、APMAの活動に積極的に参加し、海外の創作者とも連携しながら、国内だけではなく、アジア・太平洋地域各国における著作権の保護、音楽文化の発展に向け、できる限り貢献していきたいと思います。
 
2018.2.26
関 孝一(CARS監査役/FCA事務局長
CARS(楽譜コピー問題協議会)のホームページ http://www.cars-music-copyright.jp/

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事