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世捨て人の呟き

私的歳時記

花観て暮らす

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同
(年々歳々花あい似たり 歳々年々人同じからず)

光陰矢の如し
一瞬に時が過ぎてゆく
そう感じるのはときめきがないからとか

茅屋の主は
書物を耽読し
無益な思索に耽り
音楽を聴き流し
花に語りかける

睦月

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(オンシジュウム)

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(カランコエ)

寒中の室内を彩り続けた花々
雪のない冬
気付けば立春間際だった

如月

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(ラッパ水仙)

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(ガーデンシクラメン)

三寒四温の寒暖の差が際立った
冬眠まがいの主も
薔薇の剪定に動いた

弥生

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(ムスカリ)


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(チュウリップ)

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(ブルーベリー)

庭の花々は
順次散り順次散る
散る花と咲き初める花の共存期日は短い
花に見入る時間が長くなる

春雨の降り止んだ枝に
雨滴が留まる
ブルーベリーの木はまだ芽吹かない


卯月

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(オダマキ)


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(サクラ)

この路も ひと時の宿り 桜舞う


昨日なにわいばらが五輪開花した
牡丹は満開

言葉を閉じて4ヵ月になった
一瞬に過ぎたような気もする
長い年月を経たような気もする

淡々と平成の御世を見送ろうと思う。

陳謝無音



呟き三話

霜月小話

独話三話

第一話  雨中の秋薔薇

秋の薔薇にざっと雨が降りかかり
すっと通り過ぎて行く
雨滴の放つ地味な輝きに
春薔薇の華やぎとは異なる静寂を感じる

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秋時雨滴(しずく)したたり薔薇寡黙(かもく)

(こうべ)垂れ過ぎし日の禍根(かこん)秋の薔薇


第ニ話 仁王像感懐

春の雨は若き生命をはぐくむ
秋の雨は生命の熟成をうながす

青春の日々に眺めた仁王像は
猛々しく憤怒の表情を向けていた
自意識過剰の青年は全身を強張らせ
仁王像を見据えてた
そして
仁王の眼光に打ち砕かれた

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(遠野常堅寺仁王像)

幾星霜の後仁王像の前に立った
仁王の眼光は悔恨の心を射抜かなかった
敬虔な仏教徒でもないのに
仁王の憤怒の眼に慈愛を観じた

秋日和仁王の眼(まなこ)に慈悲宿り

野分去り仁王の像に茜(あかね)射す


第三話 水車と紅葉

なぜか水車が好きだった
田の畔で水車の回るのを
いつまでもいつまでも見ていた

水車は回るけれど移動はしない
水は尽きることなく汲み上げられるが
いつも同じ水が回帰するように思えた


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回らぬ水車が紅葉の本にある
それでも水車は懐かしい
じっと見ていると水車を眺めていた往年に戻るようだ

現在の経済発展を見ない中国に住んで
中国人から必ず日本に追いつくとよく言われた
確かに日本は世界に抜きんでる経済発展をした

籠の中で踏み車を回し続けるハツカネズミを連想した
回る車を止めれられないのだ
そのためには全力で踏み車を回さなければならい

世界第二位の経済大国になった中国に
止まれないハツカネズミを連想するのだが

回る水車は美しい
でも
紅葉の本に佇む回らぬ水車も美しい








南信の秋を訪ねて

霜月独話

立冬

里山から紅葉の便りが届きました。
今年もRoot153 の秋を訪ねました。


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秋には華やかさの裏に一抹の哀愁が漂います。

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(古今集)

古来季節に哀愁を感じるのは秋です。
古今集の歌で「悲し」と表現するのは
「秋」と「恋」です。


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標高1000mの高地の南信州では
10月末の最低気温が6℃になります。
この日の正午過ぎの気温は10℃でした。


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毎年この季節にはこのRootを訪れています。
毎年紅葉は見事に色づきます。
でも
それを褒める者の感じは折々に異なります。


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南信州の季節が好きです。
風の気配が好きです。
木々の囁きが好きです。


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開店来通い続けている蕎麦屋も
菊の花と紅葉の彩りに包まれています。
秋の鴨汁蕎麦の味が舌に沁みます。


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年輪を重ねるとともに
感情の起伏が穏やかになってくるようです。
秋の哀愁は決して悲嘆ではない。
恩讐のかなたに静かな命の息吹を感じ取る。

もう暫く山里の秋に身を置きたいと思っています。































世捨て人の食道楽

神無月余話

高原のレストラン

秋も少しずつ深まってきました。
朝夕は肌寒さを感じます。
銀杏が色づき
紅葉の葉に紅が見え始めます。

高原の風に誘われ
馴染みのレストランを訪れました。
かれこれ20年来のお付き合いでしょうか。


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カントリー風の雰囲気の建物と店内が
くつろいだ雰囲気を醸し出しています。

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(イラッシャイ)

壁のインテリアは古いスポーツ用具は
クリケット
テニス
ゴルフ
いずれも初期のものばかりです。

クリケットは滅多に見ることのないスポーツです。
イギリス発祥で野球の原型といわれています。
現在のバット ラケット クラブと
比べてみてください。


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   (クリケット)



              (テニス)

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                   (ゴルフ)
                 
                 窓の外に眼をやると
木々の緑が爽やかです。

食材はすべてオーガニックで
特に有機野菜のサラダはお気に入りです。
有機野菜のサラダと有機野菜たっぷりのカレー
これがここのところの常食です。



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                (アリガトウゴザイマス)


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一家での家族経営でペンション 貸別荘の宿泊施設があり
レストランは土日のみの営業です。
厳冬期は閉店しています。


いつの頃からか
ジャンルにかかわらず
店主のコンセプトと人間性に惹かれる店に
通い続けるようになりました。

世捨て人のささやかな贅沢です。



自然からの贈物

神無月雑話

自然からの贈物

秋の味覚

颱風一過の小さな菜園での収穫
ゴーヤ ピーマン 秋茄子
剪定した茄子には秋茄子がなっている。
ささやかな自然の恵み
まだしばらくは収穫が期待できる。

有機肥料 無農薬の栽培だ。

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近くの公園では銀杏が色づいている。


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その銀杏からの秋の贈物
小粒だけど立派な銀杏(ギンナン)
毎年地面に落ちた物を頂いている。


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先日鮎やなを訪れた。
雨が続いたせいで水流が激しい。
この地方では鮎の稚魚を川に放流する。
いわば半天然鮎だ。

鰻は天然の稚魚を養殖池で生育する。
養殖鰻と表示される。
鮎と鰻では生育の仕方が逆なのが面白い。


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九月の末から十月にかけて
鮎は産卵期になる。
卵を抱えた鮎は子持ち鮎と呼ぶ。

やなの鮎は野趣に富む。
串刺しの塩焼きと背開きのから揚げ

鮎は姿も味も繊細な魚だ。
串刺しや背開きは似合わない。

秋の味覚
ゴーヤ ピーマン
銀杏
苦みがあり香りが立つ。
自然からの贈物に感謝


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