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***STORY*** 2002年 フランス 1950年代のフランス。雪に閉ざされた大邸宅に、クリスマスを祝うため家族が集まってきた。 メイドのルイーズ(エマニュエル・ベアール)が一家の主マルセルの部屋に朝食を持っていくと、 背中をナイフで刺されて殺されている主人を発見する。 すぐに犯人探しが始まったが、電話線は切断され、車も配線を切られて動かない。 それに番犬が吠えたような形跡も一切ない。つまり犯人は、外からの侵入者ではなく、内部の人間 なのだろうか? 容疑者は邸宅に集まった8人の女たち。 クリスマス気分で和気あいあいだった家族が、一転してお互いを詮索し始める。 その結果、殺された主人をめぐって、それぞれの思惑や事情、秘密が次第に明らかになっていく。 *祖母のマミー(ダニエル・ダリュー)は株券を持ち、実は相当に欲が深い。 *妻のギャビー(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夫の共同経営者と浮気をしているらしい。 *妹のピレット(ファニー・アルダン)も元キャバレーのダンサーで、お金のトラブルを抱えている。 *ギャビーの妹のオーギュスティーヌ(イザベル・ユペール)は欲求不満のオ−ルドミス。 *英国に留学中の清楚な長女スゾン(ヴィルジニー・ルドワイヤン)もワケあり。、 *勝ち気な次女カトリーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ)も、悩みがあるようだ。 *美貌のメイド、ルイーズは主人を誘惑した気配がある *マダム・シャネル(フィルミ−ヌ・リシャール)は長年、忠実に仕えてきた黒人の家政婦 そして長い捜査の一日が始まった。。。。 大邸宅を入ってすぐ、階段脇の大広間?だけで繰り広げられる、シットコム(三谷さんお得意の)で そのうえ、女優さんたちが突然歌いだし、ちょっと奇妙。 最初、劇場で見たときには楽しかったけれど、あまりピンとはきませんでした。 でも今回再見してみると、それぞれの女性たちの性格や思惑、力関係などがそれはそれは細やかに 描かれていて、なかなか奥深く、ラストもシャレていて、うまくできてるな〜と再認識しました。 ストーリーが展開していくと共に、8人の女優さんたちが唄う歌は、いずれも50年代のシャンソンで、映画のオリジナル曲というのはひとつもありません。 シャンソンにお詳しい方だと3倍くらい楽しめるのではないでしょうか 主な登場人物だけちょっと例にします。 母ギャビー(カトリーヌ・ドヌーヴ) 本編の主人公です。 8人はそれぞれテーマカラーがあって違う色のドレスを着ていますが、ギャビーはエメラルドグリーン。 後半に歌う曲はシルビー・バルタンの「あなたは決して」。 この役は女主人役、最高の美貌とそれに見合う贅沢なドレスとコートで貫禄で見せています。 長女スゾン(ヴィルジニー・ドワイヨン) 「麗しのサブリナ」ヘップバーンの衣装そっくりのいでたちで現れて67年「モナムール、モナミ」と いう曲を歌って踊ります。 私が一番印象深いのが、父の妹である叔母オーギュスティーヌ(イザベル・ユペール) このイサベル・ユベールという人は、”ピアニスト””いつか、きっと”などでかなり個性的な役を 演じていているのですが、ここではオールドミス。一番性格が悪いように当初思われますが、 結局一番可愛げがあって、チャーミング。 73年のワーズ・アルディの「告白」を唄っているのですが、とってもしっとりとアンニュイな感じを 醸し出していて、最高にステキです。 その他、ファニーアルダンとカトリーヌ・ドヌーヴの意外な展開と絡みもおもしろいし、 ”風と共に去りぬ ”のイメージで出てくる黒人家政婦のシャネル(フィルミーヌ・リシャール)や ブルニュエルの「小間使いの日記」のルイーズ(マニュエル・ベアール)は、召使いという身分ながら 人間的に女主人たちと対等。そんな偏見のない描き方が好きです。 ・・・という訳で、なかなか楽しめる一本です。 ”まぼろし””スイミングプール”が高い評価を集め注目されているフランソワ・オゾン監督の作品。
因みに女優さんたち8人全員、ベルリン国債映画祭で銀熊賞を受賞しました。 |

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あら。kinoさんのところで、そういえばフランス映画はあまりお見かけしてないですね。これは表面的にはミュージカルだけど、なかなか中身の詰まった作品でした。え〜そんな展示会があったのですか。見たかったわ。
2006/1/5(木) 午後 10:09
展示といっても、ブティックでディスプレイっぽく、ケースに入って確か4人分(東京のお店と半々で交代だったのね)飾られてただけなのでした。そういえば、アンリ・シャルパンティエでもタイアップしてて、ミニ焼き菓子の詰め合わせの箱が、この映画のデザインで売られてましたよ。
2006/1/6(金) 午前 1:35
そうなのですか。この間などヴェニスの商人の衣装展示がほんの数メートル先であったのに、それでも見逃してしまったの。気をつけないと〜〜あ。アンリのお菓子の詰めあわせ!あらオシャレ
2006/1/6(金) 午前 9:39
最後まで、展開が読めない映画でとっても楽しめました♪8人の女優さんたちが唄っていた歌は、50年代のシャンソンだったのですね☆ もう一度見てみたくなりました。
2006/1/10(火) 午後 2:32
そうですね。最後までナゾが残るので楽しいですよね。2回目の方が歌と踊りがじっくり楽しめていいかもしれません。しかし、女優さんたちってすごくうまいわけではないけれど、とっても雰囲気があって”聞かせて”しまうところがスゴイな〜
2006/1/10(火) 午後 8:27
あの唄はオリジナルじゃなかったんですね。何曲かは聴いた事があったので、どうなのかな〜と思ってました。歌詞もそれぞれ意味があったりするんですかね。そこまで凝ってたら凄いけど。ウチのブログによく来てくれるミステリー好きな方は「ある場面」で犯人が分かったらしいです。僕は???でしたけど。
2006/9/13(水) 午後 10:52 [ - ]
ペップさん。そうなんですよ。歌詞の意味まで全部検証したらおもしろいのでしょうが、そこまではなかなか。。ですね。私も最後まで全然わかりませんでした。
2006/9/13(水) 午後 10:58
やっと観る事ができました。面白かったです〜♪そうそう、おっしゃるように三谷幸喜の舞台を思い出しました。(^^)豪華キャストも見応えあるし、サスペンスと言ってもやっぱりフランス風。まるで舞台をそのまま観ているような華やかさが満足させてくれますね。TBさせてください。
2007/1/18(木) 午前 8:53
最初からいきなり歌いだすので、馴染めないのですが、慣れてくると実はみんながそれぞれ思っていた心中が暴露されて俄然おもしろくなってきますね。さすがオゾン監督です。
2007/1/18(木) 午後 2:12
この映画、劇場で観たんだけど殆ど眠ってたので DVDを買いました。だけど歌のシーンがつまらくて(?)しばらくお蔵入り。久しぶりにこれをプレーヤーにかけて監督のインタビューを見たら再び興味が出てきて最後まで見ましたよ。監督の説明のお蔭でなかなか面白い !彼は女優に歌を歌わせるのがお好きな様で…。歌唱力云々より表現が素晴らしいのだそうです。当たり前だけどね。ドヌーブは歌って踊るを楽しんでいたそうな。シルビーバルタンの曲を歌ってました。フランスワーズ。アルディの『告白』を歌ったイサベル・ユベールが一番良かったですね。アンニュイな感じも…。エマニュエル・ベアールとファニー・アルダンが共演した『恍惚』はご覧になりました?これも面白いですよ。
2007/5/31(木) 午後 2:03 [ rue*de_*a*c_de_*rio*p*e ]
Triompheさん。わかります。私も最初劇場で見たときには歌に面食らってしまってこの映画の良さがわからなかったのです。
でも再見してみたらなんておもしろんでしょう!
そうなんですよね。歌の良し悪しではなくて、演技同様彼女たちの演技力が素晴らしいのです。そうそう。私もイサベル・ユベールが一番だと思います。『恍惚』は見ておりませんので今度探してみます。シネフィルでやりそう。
2007/5/31(木) 午後 10:48
面白かったですね〜今までみたオゾン監督と違った雰囲気でした。
いきなり歌をうたいだした時は驚きましたが、楽しかったです。
ミステリーとしても楽しめたし、キャストがいいですよね〜
TBお返ししますね
2007/7/5(木) 午後 11:19
らぐなさん。そうですね。他のオゾン作品とは違って登場人物も
多いし、歌の場面などは明るめでした。
なかなかワザの利いたミステリーでもありましたよね。
キャスト。最高〜
2007/7/5(木) 午後 11:26
わ〜やっぱカルちゃんの記事は解りやすく説明してありますね〜
誰が誰の叔母さんで誰がお母さん??なんて観ながらちょっと混乱したり・・てのもあったんで先にこれを読ませてもらってたら良かったです^^いつものオゾンとはちょっとティストが異なってましたがこれはこれで楽しめましたね〜
2008/12/3(水) 午前 8:55
SHIGEさん。ありがとうございます。
これ人間関係がちょっとこんぐらかるんですよね。
オゾンっぽくはないですが、これはこれで楽しい作品でした。
2008/12/3(水) 午後 9:55
知らない女優さんの方が多かったんですが・・
貫禄は十分に感じられる作品でした!
特に、イサベル・ユベール、『ピアニスト』みたいと思います♪
TB,させて下さい☆
2009/6/7(日) 午後 10:12
全員受賞ってすごいですね〜
TBおねがいします
2010/10/21(木) 午前 9:44
この作品も楽しかった!何やら訳ありばかりでタヌキと狐の化かし合い・・・。女優さんたち、楽しそうだった。
TBさせてくださいね。
2011/5/28(土) 午後 6:12
A☆COさん。これは豪華キャスト!
でも出演者の方々がみなさん楽しんでるような素敵な作品ですね。
る〜さん全員受賞、すごいです。
アンダンテさん。あはは・・ばかしあいでもありますね
2011/5/29(日) 午前 11:33
私は、50才までマーベロン21を飲んで東京🗼で仕事して50才近くなったらベリーダンサー&馬🐴専門の画家&📸マン&馬🐴&象🐘のowner&女優としてdebutしてピレットさんの様な愛に生きる女になって馬🐴を恋人にして深い胸の谷間&背中が大胆に👀える服&ドレスを着ようって決めたのよ❤️
2018/12/23(日) 午後 5:20 [ 恭子 ]