***STORY*** 2001年 メキシコ 幼なじみのフリオとテノッチは17歳の高校生。溢れるエネルギーを持て余し気味の二人が考えることといえばセックスのことばかり。ところが、肝心のガールフレンドたちは旅行に出かけてしまい、せっかくの夏を何をするでもなく過ごしていた。そんなある日、親戚の結婚式で二人は年上の女性ルイサと知り合う。彼女をドライブに誘うためダメもとで“天国の口”という在りもしないビーチの名を口にする二人。ところが、数日後、夫の浮気を知ったルイサはテノッチに一緒にドライブ旅行に行くと告げる。慌てる二人だったが、チャンスとばかりルイサを連れアテのない旅に出るのだった……。 allcinemaより ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ主演の青春ロード・ムービー。若さ溢れる二人の青年が美しい人妻とともに、それぞれの思いを胸に幻のビーチ“天国の口”へと向かうひと夏の旅を描いた作品ですが、いいです!。とっても素敵! この人妻は、従姉妹の奥さんで、夫に浮気の告白をされ、苦しんでいるところに持ち上がったこの旅に賛同し、でかけることになります。冒頭の黄色い壁が印象的なレストランから始まり、途中のメキシコの風景が異国情緒たぷりに描かれています。やはりヨーロッパやアメリカと違い、どこをとってみても生命力に満ち、カラフルな色彩が溢れています。そして時々出くわす、道路沿いでのイヴェント?も見どころです。たとえば、結婚式、お葬式、麻薬の取り締まり、交通事故。。。最初に旅立ったメキシコシティ、、特にテノッチのお家は豪邸でしたが、郊外の人々は、テント生活の人までいうような貧困ぶり。南下するほどに多くなる先住民族の人たち。。この国の大きな貧富の差がわかります。 そんな所を行くロードムービーですが、彼らの行動はすごい! かなり際どいシーンが多いですし、麻薬も日常的。そして3人で関係をもってしまうし、どうにもとんじゃっています。・・・がそんなハチャメチャな表面とは違って、出てくるシーンやセリフには重たいものが織り込まれ、胸をつかれるようなことも多いのです。たどり着いたビーチで3人がこちらに背を向けて座りながら人生について語るところなどは、素晴らしいです。 そしてラスト!。たった5日間のこの旅が彼らの人生の中で一瞬だったけれど、少年ふたりにとっては少年時代との決別の凝縮された日々だったし、ルイサにとってはまた全然違う意味での貴重な旅であったのことがわかり呆然としました。それが明かされると、たった2時間弱のこの映画の冒頭部分が遥か前のことでそれに対する郷愁が沸きました。何だか自分も一緒に旅して、今冷静に現実を生きているような気持ちになってしまいました。 ちょっと不思議なのは、 映画に登場しない第三者の人物が語りかけるナレーションと死の描き方です。 登場人物との距離を置いて客観的に語られているのですが、その人が自分の思春期の無軌道さを追想しながらでもクールな視点で語っています。 又、大統領選挙やデモ。海で出会う猟師一家も、開発により土地を追い出される運命をその後にたどる。。など社会的背景もきちんと描かれていました。 アルフォンソ・キュアロン監督は、この後、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)と 『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』の 製作 をしています。 *ディエゴ・ルナ* フリオ役のガエル・ガルシア・ベルナルとは親同士の親交があったことから生まれた時からの友人どうし。『夜になるまえに』(00)でハヴィエル・バルデム、ジョニー・デップと共演。『タイタス』(99)『フリーダ』(02)に出演。 *ガエル・ガルシア・ベルナル* 20歳で出演した『アモーレス・ペロス』(00)で国際的な注目を集め、シカゴ国際映画祭男優賞を受賞。 2001年のヴェネチア国際映画祭で主演の二人、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナが最優秀新人賞をダブル受賞。 監督:アルフォンソ・キュアロン
脚本:アルフォンソ・キュアロン、カルロス・キュアロン 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ、マリベル・ベルドゥー |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー








cartoucheさんのレビューを読んでいたら、もう一度観たくなりました!『モーターサイクル〜』でガエルくんに一目ぼれして、次に見たのがこの映画だったのですが、第一印象は”幼いっ;;;”。なんですが、映画の終わりには2人とも旅に出る前とは別人でしたね!ガエルくん、ディエゴくんの代表作に挙げられる作品ですが、その通りだと思います。なんですが、この映画、某オークションではエッチ系で宣伝してました(^^;;;
2006/6/6(火) 午後 9:16
turaraさん。たまらなくメキシコに行きたくなりました。どのシーンを見ても異国感たっぷり!映画はむずかしくはなくて、ただただ突っ走る若者達の物語です。
2006/6/7(水) 午前 8:50
ラスト別人のようなふたりを見て、とても感動しました。それまではあまりに過激なシーンが多くて。う〜ん。。と思っていたのですが、急に前半が懐かしくなっちゃったんです。でもだからといってエッチ系という宣伝はちょっと違いますね。こういう売り方って困ります。
2006/6/7(水) 午前 8:53
うーん、この映画は私的には微妙です。私は前半のエッチ場面がやたら鮮烈で。でも第三者による説明的なナレーションは心にしみるし、最後の少年時代の決別、というところにははっとしました。こういう体験をへて少年は大人になっていくものかもしれませんね。通過儀礼のような重い旅だったのでしょう。。。。社会背景については見逃していました。あかんわ〜。
2006/6/7(水) 午後 7:33
ぽえこさんにはあんまり・・でしたか。あの漁師一家が美しいビーチを追い出だされ、巨大ホテルが建ってしまい、彼らは廃業。そして清掃員として雇用された・・というのがけっこう悲しかったです。後から思うとそこここにルイサの哀しみが描かれていて、それにも胸を突かれました。
2006/6/7(水) 午後 10:56
なんかいろいろと見落としていたみたいです。もういちどみたほうがいいのかも。。。でもあの若者の狂乱ぶりをみるのはしんどいかな。最後のほうの漁師のくだりだけみたいような。。。ルイサの悲しみはそこにかさなるんですねえ。
2006/6/8(木) 午前 7:16
確かにあまりにキョーレツな騒ぎぶりだったので、疲れてしまったのでしょう。漁師の哀しみに重なるわけではないのですが、ルイサがだんなさんにかける電話なども、後で蘇ってきます。
2006/6/8(木) 午前 8:40
若いこのぐらいの男の子って、どうしようもないな〜って思っちゃいました。でもこの旅によって、彼らは、大人になったんですね〜。むちゃくちゃした後の彼らの変化と、ルイサの人生を考えると、ほろ苦さも感じました。
2006/6/12(月) 午後 0:52
若いって凄いことなんだ・・・と、最初は勢いと刺激万歳のシーンに驚きましたが、見て行くうちにそれも昇華されていくような。なんともいえない作品でした。ガエル・ガルシア・ベルナル目当てで観たのですが、ディエゴ・ルナもよかったです〜♪
2006/6/14(水) 午前 6:47
kuuさん。ほんとメチャクチャな映画かと思いましたが、ラストで引き締まりましたね。そしてそう。ほろ苦さを感じるまでに。。
2006/6/14(水) 午前 8:50
yukiさん。ガエルくんもルナくんも若い!!こうして後から振り返ってみると若い時期って一瞬なんだな〜って思いますね。こういう人生だと悔いがなさそう。
2006/6/14(水) 午前 8:53
やっと見ました♪あぁ青春♪でしたね^^とても好きなタイプの映画でした♪TBさせていただきましたm(_ _)m
2006/8/12(土) 午前 10:06
メルさんんもお好きでいsたか!それは嬉しい!!彼らのあまりのおバカさかげんに、げんなりする人も多いようですが、青春の一こまとしては自然だし、ラストの締めかたで納得、そして好きな映画となりました。
2006/8/12(土) 午後 5:01
あの第三者によるナレーションは面白かったですね。客観的な感じがしてちょっぴり笑わせてくれたり面白かったです。そこに加えてラストのせつなさが印象に残りました。
しかし若いっていいですね〜このような映画を観るといつもそう思ってしまうのはやはりこちらがトシをとったということですね。(笑)
こちらからもTBさせてくださいね♪
2007/7/24(火) 午前 9:40
旅の終わりにルイサが留まることにした宿での風景がとっても印象に残っています。そうそう、デモのシーンや会話のはしばしにメキシコ社会の断片が見える映画でもありましたね。強烈でした(^−^;)TB返しさせて頂きます、ペコリ。
2007/10/3(水) 午前 1:49
裕福な政治家の息子と貧しい庶民の息子、正反対な2人に見えますが、仲のいい悪友…でも大人になると同時に、2人は別々な道に…。
不治の病のルイサも哀しい女の一生でしたね。若い2人に何か残せたのかなぁ〜!?
2010/9/16(木) 午後 9:52
Choroさん。そうですね。あのナレーションは客観的な部分も
あって良かったです。
はは・・同じく若いって無謀でいいな〜と思いました。
2010/9/16(木) 午後 10:35
Mさん。メキシコ社会ってなかなか私たちは知ることがないですが
少し描かれていたのが興味深かったです。
あのラストのシーン良かったですよね。
2010/9/16(木) 午後 10:36
やっくんさん。そうですね。一見正反対の環境ですが
そういうバックは関係ないですね。
ルイサも悲しかったですが、この映画になくてはならない存在でした
2010/9/16(木) 午後 10:38
私には、もうちょっとだけキャラクターの性格がもうちょっと
なにかたりない気が…
TBおねがいします
2010/11/10(水) 午前 9:42