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肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

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      ***STORY***         2002年     アメリカ
アメリカ中西部オマハ。この日、勤め先の保険会社で定年退職の日を迎える66歳のウォーレン・シュミット。彼はこれまで妻ヘレンと今は離れて暮らす娘ジーニーと共に、平凡だが特に不満のない人生を送ってきた。そして次の日から新たな人生を歩むことになる。しかし、翌朝目覚めてみると、シュミットは会社中心の生活リズムが染みついていたせいか手持ち無沙汰になる日々が続いた。そんなある日、妻ヘレンが急死する。そして葬儀の準備に追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールを伴い戻ってくるのだった…。                                   


    定年退職、妻の急死、ひとり娘の結婚

一生に一度の大きな出来事3つが束になってやってきてしまった初老の男性の物語です。
それまで副社長補佐っていう多分ある程度の地位にいたのに、定年退職ということで今までの権限や同僚を失ってしまい、あるのはただ自由な時間ばかり。それまでは自分がいなければ会社が回っていかないだろう。。くらいに思っていたのに、元のポストのところの寄ってみれば30代で、しかも彼がいないことには何の支障もなく、それどころか新しいやり方で一新されていたことにショックを受けます。そうですよね。これは男性い限らず今や働いている女性が定年退職になることもありますが、そういうときに抱える空虚感。きっと辛いものでしょう。

そんな辛い”とき”を察して妻は何かと盛りたててくれていたのに、妻に感謝するどころか、鬱陶しくさえ思っている彼。そのバチが当たったのか、妻は急死してしまいます。それまでは当然のようにされていた家事がとてつもなく大変なことをようやく思い知りますが、ときすでに遅し。多分家庭を顧みずに働いてきたのでしょう。彼は家事どころか自分の身の回りのことすらできません。

トリプルパンチのラストは娘の結婚。彼は仕事にカコつけて娘と向き合うこともなかったのでしょう。娘からは宇宙人扱いされるし、余計な口をはさんで嫌がられます。私の父も似たような感じで、今でもナンだかんだ言ってきますからよくわかるのですが、とても有難いけれどやっぱりちょっと迷惑。。。

でもそんな彼には最後に贈り物が。。

そんなこんなで孤独な定年退職者が人生を見つめなおすドラマですが、しみじみと暗いわけではなく、そこはジャック・ニコルソン。ごくごくフツウのどこにでもいそうな男性を演じているのに皮肉っぽさや勘違いっぷり、そのネガティブ・シンキングさが哀れだけど笑える、愛すべきキャラクターとなっています。おもしろいです。定年退職者のロード・ムービーってアリですね。

ところで彼の乗っているトレーラーハウス、またはもう少し小さいとキャンピング・カーは、アメリカをドライブしているとよく見かけます。それも乗っているのは定年退職者を思われる人が多く、道ですれ違うと愛想よく挨拶してくれます。アメリカにはキャンピングカー・パークというのがたくさんあり、広大な敷地に水道、ガス、電気など完備。昼間走っては夕方入り、自炊しながらクルマで寝る・・いいですね〜。キャンプ好きの私は、旅行としてレンタカーし、これをしてみたいと目論んでいます。




ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞などを受賞。

監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン&ジム・テイラー
原作:ルイス・ビグレー著「アバウト・シュミット」
出演:ジャック・ニコルソン、キャシー・ベイツ、ダーモット・マルロニー、ホープ・デイヴィス他

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サムソンさん。そのとうり。間の取り方が独特でした。色々な要素が詰まっていて楽しめるけれどホロリ。うまいですね〜

2006/10/28(土) 午後 7:32 car*ou*he*ak

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そうそう。”サイドウェイ”もさりげないのにほのぼの。。そして人生の機微を教えてくれました。これもいいです!お奨めします。

2006/10/28(土) 午後 7:34 car*ou*he*ak

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確かに男性からすると身につまされるようなことがたくさんかもしれません。でも私もそろそろ色々とわかります〜。あ。そうでしたね。キャシー・ベイツの・・・。強引でした。あ。その”上海の〜”きょうからですね。早く見たいと思っています。

2006/10/28(土) 午後 7:36 car*ou*he*ak

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FINさん。ほんとジャック・ニコルソンはうまい!ガンコなのにかわいらしい。。というのは他の人ではなかなか表現できませんね。しみじみ。。でも楽しめる作品でした。

2006/10/28(土) 午後 7:38 car*ou*he*ak

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これ、ずっと気になりつつ未見なんです。面白そうですね。そう言えばCSかWOWOWでやってましたね。次の機会にチェックしなくちゃ〜(^^)

2006/10/29(日) 午前 8:58 choro

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ニコルソンが、なんとも虚脱感をあらわしており、ひとごととは思えません。会社を辞めたらただの人・・・(笑)で、世界共通ですね。キャッシー・べーツは、すごいとあらためて。ちょっとしたあのシーンを見て思いました。こういう地味な映画でもニコルソンは、演技がすばらしいですね。

2006/10/30(月) 午前 0:34 fpd

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定年後、妻も亡くなり、気がつくと、娘も気持ちも離れていて、シュミットには、何も残っていない。やってきた仕事も会社から自分の保管資料が捨てられる始末。私は、弱者だ。敗者だと言う。誰の役にも立っていないという絶望感を味わいます。そんときの里子からの心に触れる手紙と自分のために描いてくれた絵。涙を流すニコルソンに、こちらまで涙です。実に良い映画ですね。

2006/11/1(水) 午前 8:20 [ PANA ]

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Choeoさん。そうなんです。これ度々放映されているのですが、私も落としてばかりでした。でも必見ですのでどうぞ次の機会に。。

2006/11/1(水) 午前 10:15 car*ou*he*ak

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これから大量に出る団塊世代のリタイアされた人たち。そんな人たちにも見ていただきたい作品ですね。ハハ。。やはりみなさんキャッシー・べーツのあのシーンが気になってらっしゃるようで。。

2006/11/1(水) 午前 10:16 car*ou*he*ak

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PANAさん。こういう人、たくさんいるでしょうし、これからも身につまされる人が多いでしょう。私もそうですが、なにかひとつでも次の世代のためにしていきたいですね。

2006/11/1(水) 午前 10:18 car*ou*he*ak

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初めまして。こんにちは。 幣ブログへのトラックバック、ありがとうございました。 こちらからも、コメントとトラックバックのお返しを失礼致します。 この作品は、地味ながらもシリアスとユーモアの両面があり、ジャック・ニコルソンさんの自然な演技が味わい深い映画でした。 そして、以前の鑑賞から時間が経っている為、改めてDVDで観直したいと思っております。 また遊びに来させて頂きます。 今後共、よろしくお願い致します。 ではまた。

2006/11/1(水) 午前 10:47 [ たろ ]

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なかなか人生、思うようには行きませんよね。しかしとってもありそうな話なので苦笑しながら観てしまいました。^^;ニコルソンのオチャメな演技も魅力的!こちらからもTBさせてくださいね♪

2007/2/14(水) 午前 6:56 choro

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たろさん。そうですね。地味ながらも深い味わいのある映画でした。最近父も同じようですから余計に彼の気持ちもわかります。これからもよろしくお願いします。

2007/5/8(火) 午後 3:24 car*ou*he*ak

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ほんと。こういう人はけこういそう。リアル感とユーモア感がうまいヴァランスでした。

2007/5/8(火) 午後 3:25 car*ou*he*ak

ジャック・ニコルソンの表情の豊かな事!
流石ですねー☆.。.:*・゜
あれって、トレーラー・ハウスって言うんですね!
映画でよく仮住まいとして出てくるやつ・・・ですか?

2007/8/22(水) 午後 11:34 A☆co

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ほんとニコルソン。うまいですね。
そうなんです。トレーラーハウス。
低所得者ですとお家が持てないので、これに一年中住みます。

2007/8/23(木) 午前 0:04 car*ou*he*ak

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コメントとTBどうもありがとうございます。
世界大不況、失業、倒産、、、というこのご時世に、この映画を観たならば、印象は違っているかもしれませんね。特に職を失って路頭に迷った人や、団塊の世代の方々は、、、
コメディー・タッチの映画でしたが、自分は全く笑えませんでした(笑)
TBします☆

2009/1/23(金) 午後 7:18 [ 8 1/2 ]

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812さん。確かにこれはコメディーなのでしょうが、今このご時世に見るとあまりにも辛いかもしれませんね。
ニコルソンがいい味出してましたね。

2009/2/5(木) 午前 0:07 car*ou*he*ak

こんにちは。スピノザです。

先日この『アバウト・シュミット』を鑑賞したばかりです。

ほんと、妻に対してちゃんと愛情をそそげてなくて、ひどいなあと思って見ました。けど、それも、粗筋で「妻が死ぬ」ということを知って見ているから、余計にそう思ったのですけど。
相手がもうじき死ぬって分かっていたら、もう誰にでも優しくできちゃいそうですが。(苦笑)現実は、死なれてから、後悔するものですね・・。

「私の父も似たような感じで」とのお話。ほほえましく思いました。(笑)
あ、でも、うちのおかんも、似たようなもんかな??

TBしていきます。よろしくお願いします。

2009/2/19(木) 午後 2:46 スピノザ

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スピノザさん。そうなんですよ。ウチの父が似てるから彼の気持ちが理解できました。これってこれから退職者が増えて同じような気持ちを抱える人が多くなるかもしれませんね。
日本人のお父さんっぽいシュミット氏でした。

2009/2/19(木) 午後 10:02 car*ou*he*ak

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