Cartouche

肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

全体表示

[ リスト ]

*ゾディアック*

イメージ 1

   ***STORY***            
1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“ゾディアック”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。曰く、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリーや風刺漫画家のグレイスミスは“ゾディアック”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていくのだった…。       gooより


これもまた事件そのものとか犯人が誰かをミステリー仕立てで追う部分はあるものの
メインは事件を追うことにハマってしまって人生を狂わしていく4人の物語でした。

その4人とは・・
新聞社でトップを走る花形記者ポール・エイブリー、
暗号の解読に取り憑かれた風刺漫画家ロバート・グレイスミス、
サンフランシスコ市警の刑事デイブ・トースキーとビル・アームストロング。


手口はアナログだし、犯行もひとりのようなので、みんなはあっさり捕まると思って
臨んだ事件でした。
でも・・
迷宮入り。
しかも答えがもうすぐそこにありそうなのに、届かないからみんなもどかしくって
焦るほどに又、違う新たな迷路に・・
刑事さんたちは本当に辛いでしょうね。
公私混同でのめりこんでいってしまうのもうなずけます。
ある人はアル中に、又はキャリアを捨てたり、家庭を捨てたり・・

そもそも殺人事件の多いアメリカでこの事件はどうしてこうも有名になったのか?
・・と考えてみると、

犯行声明と暗号文。
しかも手書きですから筆跡を公開しているようなもの。
これは完全に犯人の挑発ですね。
しかも新聞の一面に載せろ・・などと、自己顕示欲が強いようです。

・・でまたそれにマスコミが乗ったことで、見えない怪物のようにその姿を
隠しながらもチラリチラリと見せ、みんなをかく乱させていきました。

あ。大体この筆跡鑑定ですが、本当に犯人のものだったのでしょうか?
また鑑識の権威メルビン・ベリーがもっと柔軟に別の解釈を許していたら
犯人は捕まっていたかもしれないですよね。
大体いくら権威とはいえ、ひとりの人の鑑定に委ねるのも危険です。

捜査というのは理詰めです。
でもラスト近くでグレイスミスが言っていたように何か大きく見落としたもの
それは”心で捜査すること”だったようにも思います。

やっぱり不条理なものや
論理では決して割り切れない人間の不可解な心理と行動
というものが存在するのですね。


**オマケ
私の好きな画家、ミューシャの絵にこのゾディアックという名前のものがあります。
黄道十二宮という太陽の見かけの通り道である黄道を、白羊宮から双魚宮までの12の領域に
等分したもの。獣帯(じゅうたい)と訳されています。




監督: デヴィッド・フィンチャー
出演: ジェイク・ギレンホール/マーク・ラファロ/ロバート・ダウニー・Jr/アンソニー・エドワーズ/ブライアン・コック/イライアス・コティーズ/クロエ・セヴィニー/ドナル・ローグ/ジョン・キャロル・リンチ

閉じる コメント(58)

顔アイコン

この事件は、フィンチャー監督自身が子供も頃に起きた事件で、思いいれが強かったようです。
その影響で「セブン」などが作られたようです。ですがこれは実話なので、事件を取材していくうちに、その捜査をした人達の話を綿密に描きたくなったようです。事件自体は当時は一斉風靡したものの、他のもっと凄い事件におされ忘れ去られていきました。
事件捜査映画としては、リアリティのある、よくできた映画だと思いますが、ただ長い。後半が良かっただけに残念です。TBさせてください。

2007/7/5(木) 午前 0:17 [ nomad ] 返信する

この事件に関する執着心が感じられる映画でした。私自身は、全く知らない事件でしたが、もし私が当時遭遇していたら、やはり、興味を持ったかもしれないなぁと思いながら見ていました。

2007/7/8(日) 午前 7:59 kuu 返信する

顔アイコン

catpurrさん。そうなのですか。監督さんご自身の体験に基づいた部分もあるのですね。連続殺人事件は多いものの、マスコミを逆手にとったようなやり方はやはり独特だったのでしょうね。
でも・・そうなんですか。すぐ忘れ去れてしまったのですか。
ほんとちょっと長かったですね〜

2007/7/14(土) 午後 0:19 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

kuuさん。この事件に関わった人たちは仕事というよりも人生の目標になっていったのでしょう。
抜けられない・・という気持ちもわかりますよね。

2007/7/14(土) 午後 0:20 car*ou*he*ak 返信する

中盤事件にまつわる警察内のごちゃごちゃなどが詳しく描かれていく展開にちょっと飽きてしまったのですが、後半は俄然面白くなりました。
緊張感ただようシーンの数々は見応えありおもしろかったです。TBさせてくださいね。

2007/7/30(月) 午後 10:54 pu-ko 返信する

顔アイコン

私も同じく中盤ちょっとダレ気味でした。
事件に関わって人生狂っていく男性たち。
彼らの心理がおもしろかったですね。

2007/7/30(月) 午後 11:47 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

中盤ダレますよね(苦笑)。J・ギレンホールは全く老けずに10年以上経過しましたね(笑)。

2007/12/14(金) 午後 2:25 sha**owgra*e197* 返信する

時代の雰囲気も感じられた映画でした・・・。遅ればせながらTBさせていただきます!

2007/12/23(日) 午後 10:52 takutaku! 返信する

顔アイコン

ちょっと長すぎましたけど、後半ジェイク・ギレンホールが中心になってくる展開には引き込まれました。
鑑識のベテランとはいえ、一人の人間に委ねるのは怖いことですよね。
犯人に近づいても、あと一歩のところで逮捕に至ることができない無念さは相当なものでしょうね〜

2008/1/11(金) 午後 11:48 Swan 返信する

顔アイコン

ぐれいぷさん。ほんとギレンホールは全然変わってませんね。
すごいことです。

2009/7/10(金) 午前 0:18 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

たくたくさん。そうですね。当時の雰囲気に浸ることが
できました。

2009/7/10(金) 午前 0:20 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

Swanさん。そうですね。あともう少し、もう少し・・と思っているとハマってしまう。
もうそうなると仕事の枠を超えてしまって、人生狂わせてしまうのでしょうね。

2009/7/10(金) 午前 0:22 car*ou*he*ak 返信する

放送してくれたので再見しました〜
初見の時は謎解きを期待してしまったために長さ感じちゃったのですけど、今回はそれも感じず、見応えのある人間ドラマだったというのを改めて感じました。
そうですね、謎解きに取り憑かれて「心で捜査すること」を落としていたのでしょうね。
「するりシリーズ」(爆)との、まとめてレビューですが、こちらからもトラバさせてくださいね♪

2009/7/10(金) 午後 10:26 じゅり 返信する

顔アイコン

じゅりさん。ちゃんと再見なさったのですね。
再見すると初見のときとは違う感想を持つことがありますから
すべきですよね。
はは。”するりシリーズ”が名詞化されようとしています(笑)

2009/7/10(金) 午後 10:51 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

丁寧でしかも、鬱々としてでも重く
でも、おもしろかったっす〜

TBおねがします

2010/12/23(木) 午後 2:56 る〜 返信する

顔アイコン

る〜さん。そうですね。丁寧に描かれていたし雰囲気がありました
なぞ解きを考えない方がいいですね。

2010/12/29(水) 午後 5:45 car*ou*he*ak 返信する

昔の捜査は、管轄違いや、縄張り意識などもあり、また今ほど科学捜査もなく、それなりに大変だったのでしょうが、“何で解決できなかったの?”という感は否めませんね^^;
まあ、日本でも3億円事件や世田谷一家殺人事件など未解決事件は後を絶ちませんけどね〜!

2011/1/26(水) 午後 11:03 やっくん 返信する

顔アイコン

やっくんさん。そうそうなんかもどかしい捜査でしたよね。
そう言われてみれば・・世田谷一家など最近のことなのに
未だ手掛かりもないようだし、けっこうありますね。

2011/1/26(水) 午後 11:07 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

事件が解決しなかったのには警察の連係ミスも結構大きいですね。
アメリカは州を越えたらもう治外法権、みたいな国ですし、科学捜査が今ほど進んでいたら解決したかもしれないですね。
事件の事は丁寧でしたが、本筋は追う側の3人のある意味転落?人生ですよね。
おっしゃるように不条理性も感じる作品ですね。
TBさせてくださいね。

2011/5/26(木) 午前 0:30 [ miskatonic_mgs_b ] 返信する

顔アイコン

miskatonic_mgs_bさん。そうですね。初歩的なミスがけっこう
あったようです。なるほど、州の独立性が強いのですね。
そうですね。転落人生とも言えますね。

2011/5/26(木) 午前 9:47 car*ou*he*ak 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(34)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事