Cartouche

肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

   ***STORY***
25歳でイングランド女王に即位したエリザベス。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを占領すべく狙っており、スペイン国王フェリペ2世はことあるごとに圧力をかけてきた。さらにカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在も火種となっていた。
                                    gooより

98年に公開された『エリザベス』では、イングランド国王の娘として生まれながら、
私生児の烙印を押されたエリザベスが運命を切り開いていく姿が描かれていました。
劇場で見ていますが、記事がないのが残念。
その続編となる作品です。
前作よりも、イングランド海軍とスペイン無敵艦隊との壮絶バトルはよりスペクタクル性を増し
エンタメ性は高くなっています。
私はこれはこれで楽しく見られましたが、イギリス好き、渋い映画が好みの方からは
辛口の評が出てくるかもしれません。

これ歴史的背景を知らなくても大丈夫ですが、でもね。知っていたら3倍くらい楽しめます。
いきます。

*以下の記事は『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮』と見たとき、私が書いたものです。イギリスのチャンネル4で2005年に放送された前後編のテレビドラマでヘレン・ミレンが主役で、見ごたえのあるものでした。

**エリザベス1世**
母は、父ヘンリ8世の2番目の妃となったアン・ブーリン。
男子を生まなかったためと次に好きになった女性と結婚したいがために王によって処刑されて
しまいます。
このヘンリ8世と言う人についてはたくさんの本が出ていて、私も読みましたが彼について
書くとこの記事が終わらなくなってしまうので割愛しますが、とにかくスゴイ!!

2歳で母を失ったエリザベスは、私生児とされ、父の死後11年間を統治した異母弟エドワード6世と
姉によりロンドン塔に幽閉されます。姉メアリ1世が病死すると、彼女がイングランド女王に即位。
この頃って身内内で簡単に幽閉されたり処刑されたり・・恐ろしい〜

このとき25歳。美人ではないけれど、とても魅力的だったそう。
ラテン語、ギリシャ語、フランス語、イタリア語を流暢 に話せ、また音楽の才能は父親ゆずりで
リュートやバージナルを弾きこなしました。

このような女王に当然”結婚”という問題が起こり、キラ星のような求婚者が現われます。
義兄のスペイン国王フェリペ、神聖ローマ皇帝、フランス王子。

でも・・彼女が国王級の人と結婚すれば、イングランド女王を捨てて、相手国の女王に
ならなければいけません。
また国内の貴族と結婚すればその相手が国王になってしまいます。
しかもこの頃は宗教問題がありましたし、政略的な意図もありましたからとっても
むずかしかったのです。

・・で結局、彼女は、24年間に渡ってそんな人たちの求婚を逆手にとって翻弄しました。
といってもドラマの中にあったように折角気に入ったフランス王の弟は急死してしまったし、
男性嫌いでもありませんでした。

そして登場するのが愛人。
ロバート・ダッドリーと今回のメインであるウォーター・ローリーなのです。

・・でそのウォーター・ローリーです。
今回、女王の行幸のとき、ぬかるみに差しかかった時に、着ていたマントをさっと女王の足元に
敷いて登場しました。
しかしこの人もなんとも魅力的。
探検家として新大陸=アメリカに渡り、植民地化を推進し、イギリスにジャガイモと
葉タバコをもたらした人物です。
因みに映画の中でパタータ(じゃがいも)が女王に献上されていますが、今やフィッシュ&
チップスに欠かせないじゃがいもがやってきたのは案外遅かったのですね。

そのとき、独身の女王にちなんで「ヴァージニア」と命名した事でも知られています。
その後のことはこの映画の中にあるようにエリザベス1世に重用され、女王の護衛隊長を務めました。

でも女官との愛人関係のことでこの映画の後、ロンドン塔に幽閉されてしまいますが
女官エリザベスと正式に結婚します。
でもその後即位したジェームズ1世国王により、反逆罪に問われ、ロンドン塔に13年間幽閉され、
亡くなりました。

ところでこの映画にはもうひとり重要人物が・・
それはヨーロッパ全域をカトリック化しようとするスペイン王フェリペ2世です。
彼はカトリック以外の信仰を徹底排除し、それ以外の邪教はこの世から滅ぼすべきだと考えてました。
これに対してエリザベスは、カトリックとプロテスタントに二分されるイングランド。
どちらも排除することなく守り、個人の信仰や信条を保障しようとしました。

これってつまり政教分離主義者ですね。
後半の海戦=アルマダ海戦でイングランドが勝ち、その後ヨーロッパ中に君臨したということは
ほかの宗教も認めた・・ということでも大きな意味があったのです。

・・で長くなってしまいましたがこの映画で描きたかったのは、女王の孤独でしょう。
最初書いた理由で結婚せず、好きになったウォーター・ローリーのこともあきらめ、
メアリー女王のことを殺さなければならない・・
なんという立場。
でも!!彼女は充分苦しみながらも毅然とスペイン艦隊に立ち向かっていきます。
ラスト近くの騎馬シーンでのりりしさ。
今まで結い上げていた髪を長くたらし、甲冑に見を包んだ姿は神々しいものでした。
全編に渡って衣装と美術が素晴らしいです!!
最初のころ、謁見のときには黄色が多く、プライヴェートでは水色を好んで着ていました。
それが”女王”としての自分の立場を認めざるをえなくなったときには、紫色。
これは最高に高貴な色ですから、彼女の決心がうかがえました。





監督 シェカール・カプール
脚本 ウィリアム・ニコルソンマイケル・ハースト
音楽 クレイグ・アームストロング/アル・ラーマン
出演 ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ クライヴ・オーウェン、サマンサ・モートン、アビー・コーニッシュ

閉じる コメント(56)

顔アイコン

esupai123さん。特に衣装がすごいです。アカデミーもとりましたね。

2008/3/1(土) 午前 10:00 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

ねねぴーさん。ありがとうございます。
ある程度背景を知っておくとより一層楽しめるかと思います。
まあもし歴史とかわからなくても彼女の孤独、気持ちが味わえれば
それでいいのですけどね。

2008/3/1(土) 午前 10:02 car*ou*he*ak 返信する

威厳ある女王の苦悩と葛藤を描いた見応えのある作品でしたね。一人の女性が国を治めることの難しさと決意のようなものが伝わって来て、切なく思うことが何度もありました。ケイト・ブランシェットが素晴らしかったですね。オスカーを逃したのは残念でしたが、十分に彼女の演技を堪能させてもらいました。
TBさせてくださいね。

2008/3/1(土) 午後 2:33 つらら 返信する

これ、まだ観れてないんですが、是非観たい作品です!
それにしてもケイトのアカデミーは惜しかったなぁ〜
1作目ですが^^;TBしていきます…

2008/3/6(木) 午後 2:24 やっくん 返信する

顔アイコン

つららさん。女王というのはいつの時代も孤独でその地位を保つため毎日努力しなければいけなくて、ほんと大変なことですね。
ケイト。ブランシェットは益々女王の貫禄が備わってきました。

2008/3/10(月) 午後 11:12 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

やっくんさん。ケイトは残念でしたね。でもまた次の機会があるから・・ということでもあるのかもしれませんね。
1作目は劇場で見ているのですが、記事がないのが残念です。
TBありがとうございます。

2008/3/10(月) 午後 11:14 car*ou*he*ak 返信する

アバター

そうか、女王の孤独ですか。
確かにその通りですね。
国を平和に治めるために、いかに女王が犠牲を払っているか…。
TBさせて下さい。

2008/3/12(水) 午後 9:37 出木杉のびた 返信する

顔アイコン

一昨日観劇行ってきました、衣装のカラーには
気が付きませんでした、その当時の歴史には興味が湧いてきました、複雑な宗教のことは難しいですねぇ、で、すぐにELIZABETHのビデオ借りてきて一気にみてしまいました、〜愛と陰謀の王宮近、いうちみてみます。

2008/3/16(日) 午後 6:58 yasssun 返信する

顔アイコン

のびたさん。どこの国で上にたつひとは孤独で大変なことでしょう。
一見すると豪華で羨ましい生活ですが・・

2008/3/16(日) 午後 11:40 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

yassunさん。衣装は豪華で見ごたえありましたね。
当時の歴史を調べてみるとともてもおもしろいです。
BBCのドラマも是非!

2008/3/16(日) 午後 11:41 car*ou*he*ak 返信する

ケイトのエリザベスには圧倒的な存在感がありました☆
歴史的にもいろいろと興味深いですね。ジャカイモとタバコなんかもそうでした。
このエリザベスの母アン王女とその妹の映画'ブーリン家の姉妹'これも楽しみです。こちらは歴史的というよりは、愛憎劇でしょうか^^:
ところで・・Cartoucheさんの記事でヘンリー8世にも興味が沸きました!'ブーリン〜'を見る頃にでもあわせて、本読んでおこうかな!!
TB,させてください!

2008/8/18(月) 午後 3:46 A☆co 返信する

顔アイコン

A★coさん。ほんとケイトってその役をしてもぴったりで
その存在感に驚かされます。
あ・そうですね。ジャガイモとタバコなんかもそうでした。
私も『ブーリン家の姉妹'』楽しみです。
ヘンリー8世って超お騒がせな人ですから、本読むとおもしろいです。

2008/8/19(火) 午後 0:40 car*ou*he*ak 返信する

今晩は!TBコメントありがとうございました。早速エコーさせていただきます
この作品を見るために「エリザベス」も見たんだけどなんか違うという
思いがありました。
この作品を見ても思ったのだけど結局歴史的背景を描写するよりも
エリザベス個人を描いている、女王の孤独さとそれに耐える女王
と言う感じでラストにスペインとの戦争を選び無敵艦隊との戦闘シーンも
入れはしたけどもっと具体的にって思いでした。
それでもエリザベスを通してその時代が見えてくる内容だったのは
流石だと思ったしケイトさんの円熟味を増した演技に脱帽の思いで
すよ

2008/8/21(木) 午後 9:43 [ せつら ] 返信する

顔アイコン

せつらさん。そうですね。これはいい意味でも宋でない意味でもエンタメ性を優先したような気がします。
歴史モノってどうしてもむずかしくなっちゃいますから、こういうにもいいな〜と思いつつ、同じくもう少し、深く・・とも。
そうそう。なんといってもケイト・ブランシェットの威厳ですね。

2008/8/21(木) 午後 10:34 car*ou*he*ak 返信する

「愛と王宮の陰謀」とはまた趣の異なった感じでしたね・・・。衣装に関してはなるほど、そうでした!!TBさせていただきます!!

2008/9/2(火) 午後 11:00 takutaku! 返信する

顔アイコン

たくたくさん。そうですね。ヘレンミレンの作品とは違う雰囲気でした、でもこうして色々な角度から映画にしてもらうと理解が深まりますね。

2008/9/3(水) 午後 0:49 car*ou*he*ak 返信する

ケイト・ブランシェット本当に最高の女優です♪ でも、監督の腕はそれ程でもなかったかな…?
しかし、演技は申し分無いのだから、こういう人にオスカーあげたいんだけどねぇ〜!?
1と時はグイネス・パルトロウ、2の時はマリオン・コティヤール…なんか納得できないんだけど^^;

2010/8/15(日) 午前 0:01 やっくん 返信する

顔アイコン

こういう時代物 も〜彼女の十八番ってかんじですよね〜

TBねがいします

2011/1/26(水) 午後 2:37 る〜 返信する

顔アイコン

やっくんさん。ほんとこういう焼くやらせたらケイト以上の人は
いませんよね。あはは・・監督さんは?ですか

2011/1/26(水) 午後 9:44 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

る〜さん。ケイトほどこういう役の似合う人はいませんよね。

2011/1/26(水) 午後 9:45 car*ou*he*ak 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(45)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事