Cartouche

肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

   ***STORY***              2004年  中国
1930年代の上海。写真館の娘、茉は、スカウトされて華やかな女優の世界へ飛び込むが、これからという時に妊娠。父親である孟社長は、日本軍の侵攻とともに香港へ逃げてしまう。1950年代、成長した茉の娘、莉は、労働者階級の青年と結婚するが、子供ができないことに悩み、妄想に陥っていく。1980年代、莉の養女として育てられた花は、地方の大学に通う夫を待ち続け、やがて、自分が妊娠していることに気付くが……。   gooより



それぞれに、茉莉花=ジャスミンの名前の一部を付けられた3世代の女性たちが、
愛に生きる姿を描いた壮大なラブ・ストーリー。

まずは茉。写真館で店番をしているときに木枯らし?と共に入ってきた男性の出現によって
この三代の女性の波乱万丈な人生が始まりました。
この頃、1930年代の上海はとてもノスタルジックで優雅なダンスホールみたいなのもあり
映画の撮影も盛んでした。
でもそこに突然の上海事変。軍艦マーチと共に行進する日本兵がちょっとだけ出てきますが
後は音だけです。もしかしたら政治的に日本に配慮したのかもしれません。
でもその後の日中戦争のこともまったくなくて、いきなりいきなり莉の時代へと飛びます。
3代を描くのですから時間的にムリもあったのでしょうが、もう少しこの辺りの歴史に
翻弄されるシーンがあってもいいかもしれませんね。
予期せぬ妊娠により生まれた莉に引き継がれます。

さて莉の時代は中華人民共和国成立直後。
彼女が恋に落ちた相手は党員でした。それまで気づいていなかったのですが、お母さん茉の家は
けっこう窮してしたもののやはり写真館という持ち家があるからか裕福な人の分類なのですね。
ベッドの天蓋やレースも美しいものでした。
でも本当の庶民の暮らしというのはまだまだかなりのもので、ここで莉の嫁ぎ先の様子が
描かれています。
まず違うのは食べ物や食器。
実家では薄手できれいな模様が入った陶器の食器でしたが、労働者階級ではプラスチックっぽい
安手なものでした。
食べているものもかなり違うようですね。室内に置く簡易トイレ?みたいなものも普通に使われていたようです。この章ではふたつの家庭の様子の違いが見られておもしろかったです。
不妊症に悩んだ莉は・・

三代目は実子ではないですが花の時代。結婚したものの大学に行き、日本に留学してしまって
心が離れてしまったふたりの物語で、これまた辛い恋でした。


三人に共通しているのは、親の反対を押し切って実行してしまったことがすべて裏目に出て
しまったことです。
そんなことはよくあることですし、とやかく言うつまもりはありませんが(笑)
やはり若いとそのことしか目に入らないし、冷静になることができないのですね。

でもこの作品はダメダメな三代の女性物語では決してありません。
男性には恵まれず、裏切られっぱなしだけれども確実に”生”は営んでいるのです。
茉がもし女優として成功していたなら、それはそれはお金にも名声にも
恵まれた人生を送れたかもしれません。
でも莉という娘を得ることはできなかったかもしれないのです。
そういう意味でラストは感動しました。
ただ・・なんていくのかどこか散漫なところがあり、秀作に至ってないのがとても残念です。


チャン・ツィーが三代に渡って娘を演じています。
最初の女優志願のときのまあ美しかったこと!
でも次の莉の時には無表情でお世辞にもきれいとは言えない感じ。
そして花はもう少しはかわいいけれど、といって最初の茉とは比べ物になりません。
それをひとりで的確に表現していましたが素晴らしいです。
美しいより、冴えない役の方が大変だったでしょうね。





監督・脚本: ホウ・ヨン
原作: スー・トン
音楽: スー・ツォン、イン・チン
出演: チャン・ツィイー、ジョアン・チェン、チアン・ウェン、リィウ・イエ、ルー・イー

閉じる コメント(19)

なんだか、ゾラの居酒屋みたいですね(笑)
チャン・ツィーは、
きれいな役に徹すると、
ほれぼれしますね。

2008/7/14(月) 午後 7:39 eureka

顔アイコン

eurekaさん。今そちらに伺って知りました。
書くところが全然ないのでこちらに・・
どうぞ中断にしてくださいますよう。
気長に待っています。
ところではい。チャン・ツィー。最初の女優さんの役は
とーってもきれいでした。
そういえばゾラの居酒屋。そうでした。

2008/7/14(月) 午後 7:49 car*ou*he*ak

記事にはしてませんが、東京に来てはじめての試写会で観ました!
ホント、女優志望の時の彼女はすばらしく美しいですよね!
私は、お母さんの恋人?を誘惑してしまうシーンがエロティックで記憶に残ってます。きれいですよね〜。

2008/7/14(月) 午後 9:35 + kuroneko +

顔アイコン

くろねこさん。当時試写会でご覧になったのですか。
そうそう。お母さんの恋人と・・あれはドロドロでしたね〜
本当に色々ある女性たちでした。

2008/7/14(月) 午後 11:42 car*ou*he*ak

記事を読んで映画が観たくなりました〜♪こういうのに弱いんですよね〜(笑)

2008/7/15(火) 午前 5:31 [ - ]

面白そうな映画ですね。
チャン・ツィイーの三役(?)にも興味があります。

2008/7/15(火) 午前 6:10 つらら

顔アイコン

yaskazさん。歴史がからむ女性の生き方。お好きですか。
けっこういいです。

2008/7/15(火) 午前 8:16 car*ou*he*ak

顔アイコン

つららさんはけっこうお好きだと思います。
チャン・ツィイーが冴えない役をするのも見所です。

2008/7/15(火) 午前 8:18 car*ou*he*ak

顔アイコン

公開時↑の美しいポスターが気になっていた作品です。
チャン・ツィイーの美しさと演技力が見られそうですね。
あ、彼女、来年あたり結婚するんでしたっけ?

2008/7/15(火) 午前 9:53 M

ちょっと面白い企画でした。
歴史は繰り返すじゃないけれど、3人が3人とも生き方が下手ですよね。思いこみの激しい血筋なんですね。
雨の中の出産シーンは壮絶でした。

2008/7/15(火) 午後 0:50 ちいず

顔アイコン

すてきなブログですね。
ご迷惑なら、すみません。
削除してくださいね。

2008/7/15(火) 午後 0:53 [ esther ]

顔アイコン

Mさん。私もポスターが気になっていたのに見逃してしまいました。
チャン・ツィイー。かわいくない役柄も見所です。
そうなんです。ご結婚なのですね。

2008/7/16(水) 午前 9:22 car*ou*he*ak

顔アイコン

ちぃずさん。ほんと3人とも正直すぐるというか男性運が悪いと言うか・・でもラスト。清々しさが残りました。
そう。あの出産シーン。すごかったですね。

2008/7/16(水) 午前 9:23 car*ou*he*ak

チャン・ツィイー大好きなんです!!日本に帰ったら邦画やアジア系の映画を沢山見ようかな?
ブログで色々参考にさせてください!

2008/7/17(木) 午前 8:34 [ - ]

顔アイコン

3代の女性を同じ女優が演じたとは興味深いですね。
女3代の物語というと、昔読んだ「ワイルドスワン」を思い浮かべます。

2008/7/17(木) 午前 9:33 megmynおまけ

顔アイコン

BICHETTEさん。どうしてもロードショーだとアメリカやヨーロッパ映画を追いがちですが、邦画やアジア映画にも秀作がたくさん!
私もこの分野には弱いので勉強中ですが、少しでもお役に立てれば・・

2008/7/17(木) 午前 10:48 car*ou*he*ak

顔アイコン

おまけさん。チャン・ツィイーが3人を演じ分けているのですが、ちょっとダサい感じとか上手〜。すごいです。
あ。私もワイルドスワン読みました。
全然ストーリーが思い出せないですが・・

2008/7/17(木) 午前 10:50 car*ou*he*ak

チャン・ツィイーはカンフーよりこういう役の方がむいているのではないかと思いました。TBつけさせてください。

2008/7/19(土) 午前 11:00 nobuko

顔アイコン

ほんとそうですよね。チャン・ツィイーはアクションものよりしっとりとした役が似合いです。ラストのシーンは壮絶でしたね。

2008/7/19(土) 午後 0:04 car*ou*he*ak

開く トラックバック(3)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事