Cartouche

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*青い鳥*

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   ***STORY***                2008年  日本
いじめで自殺未遂事件が起こった東ヶ丘中学2年1組。自殺を図った野口の転校後、クラスに臨時の担任として村内が赴任してきた。極度の吃音の村内に生徒たちは苦笑するが、生徒たちに彼は「忘れるなんて、ひきょうだな」と言い放つ。そして片付けられた野口の机をクラスに戻させ、毎朝無人の机に挨拶し続けた。そんな村内に生徒たちが反発する中、事件で深く悩む生徒・園部はその姿を複雑な想いで見つめていた。   gooより


難解というわけではないのですが、地味なので一般ウケはしない作品かもしれません。
でも心の深いところにしっかりと届く・・言葉にするのがむずかしい映画です。

教師ものは今までたくさんありました。
どれも熱血教師で、大感動!〜で終わります。
でもこの教師はまったく違います。
雄弁ではないどころか吃音。つまりどもりが入るので、聞くのが大変。
本当は教師向きではないのかもしれなくて、特に最初、ただ哀しみをたたえて
みんなの前に立っているだけです。

生徒の方も出方に困ってしまって
”この先生ってものすごくダサイのか?いや。もしかしたらものすごく鋭いのか?”
わからないのです。

この悲しみ・・ですが、私は全然情報を入れてかなかったので最初わからなかったのですが
このクラスメートの自殺にありました。
事件後まだ日が経ってないようで、生徒もみんなナイーヴになってます。
しかも元担任の先生はお休みしたままだし、原因はこのクラスメートにあったのです。

大体のことは教師側も把握しているものの事態の真相はわかっていません。
結局問題なのは直接イジメた張本人ではなく、それを傍観してしまった者たちの
心の傷なのでした。
それがある少年の目を通して描かれていき、彼がそれをどう乗り越えていくのか?が
みどころです。

メタバレいなってしまうのでこの辺にしておきますが、こういう場合は
”忘れて出直すこと”が一番と思うかもしれません。
でもそうではなくて
”覚えていること”が大事なのですね。


全編に渡ってものすごい緊張感に満ちています。
教師・村内は偉そうなことを言うでもなく、リーダーシップをとるわけでもありません。
でも上からの目線でなく生徒と同じ気持ちになり、本気で彼らに語りかけた・・
そうするとちゃんと生徒たちの心にも届いたのでした。

終了後ずっとなんとも言えない悲しみに浸ってしまいます。
でもすごい結論もないけれど救いがないわけではなくて、いつまでも心に残る映画だと
いうことは確かです。
最後の村内の言葉。
”教えるなんてことはできない。でも何かを伝えることはできる”というのが印象的でした。


教師・村内を演じるのは阿部寛さん。今まではどちらかというとあの大きな目で
ひょうきんな役柄が多かったと思いますが、この映画では別人。すごいです!!。
最初はなんだか視線が硬くて現実感がありませんでした。
でも段々彼が”本当に生徒のことを思っている・・”ということがわかってきて、後半彼の目に
まさに光が入ってくるところなど本当に素晴らしいです!

また園部役の本郷奏多クンはとっても透明感があって繊細な演技。
まさに14歳の少年心を見事に表現していました。

監督:中西健二
原作:重松清
出演:阿部寛 /本郷奏多 /伊藤歩 /太賀 /鈴木達也

閉じる コメント(22)

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NAOちゃん。これはひそかに話題になってますね。
はい。原作は重松清。そうだ。この方も吃音なのですよね。

2008/12/12(金) 午前 0:42 car*ou*he*ak

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ふあろうさん。こんなに親身になって、生徒の気持ちになってくれる先生なんてなかなかいませんよね。
彼がただ教壇に立っているだけでものすごく説得力がありました。

2008/12/12(金) 午前 0:44 car*ou*he*ak

邦画で一番気になっている作品です。「教えるなんてことはできない。でも何かを伝えることはできる」Cartouche さんの記事のこの言葉にメッチャ反応です。 行けるかなぁ〜。。。。

2008/12/12(金) 午後 1:29 wakuwakuwakappchan

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わかさん。これは静かにブームになっているようですね。
そうなんです!そこがポイント。
頭から何か教えようとしないこの教師の態度にとても共感できます。
でもけっこう単館ですね。

2008/12/12(金) 午後 8:28 car*ou*he*ak

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コメントありがとうございました!!
この作品、阿部寛さんが出てるから絶対観ないと・・!!
ドラマ結婚できない男からの阿部さんファンです笑

2008/12/12(金) 午後 10:07 ナオト

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ナオトさん。私、阿部さんはあまり・・だったのですが、この作品で大いに見直しました。抑えた演技が渋くて迫力あるんです。

2008/12/12(金) 午後 11:09 car*ou*he*ak

この作品と「BOY A」は、映画好きの人たちから
太鼓判を押されてるんですよね〜。
観たいと思ってるんですが、上映館が近くにないのがツライです。(涙)

2008/12/14(日) 午前 2:24 [ エンジェル ]

副長も気になってる作品です.昨日新宿武蔵野館の前で悩んだのですが、連れ(娘デス)が興味なしと却下されてしまいました(苦笑).
近いうちに観ようと思います.

2008/12/14(日) 午前 9:31 チャコティ副長

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阿部さんはすごいですよ・・笑

2008/12/14(日) 午後 9:42 ナオト

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orchestraofangelsさん。あ〜「BOY A」もとても見たいです。
そうですね。どちらも地味ながら評価は高いようです。
単館なので辛いですね。

2008/12/15(月) 午後 9:55 car*ou*he*ak

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副長さん。そうでしたか。お嬢さんには地味かな?
武蔵野館でも上映されているのですね。

2008/12/15(月) 午後 9:56 car*ou*he*ak

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ナオトさん。そうですね。素晴らしい役者さんであると今更ながらわかりました。

2008/12/15(月) 午後 9:57 car*ou*he*ak

気になっている作品です。23日に観に行く予定です。
内容の大枠が分かりました。ありがとうございました。

2008/12/20(土) 午後 11:24 [ 拓海 ]

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takumiさん。もうご覧になりましたか?
記事書かれたらTBくださいね。

2008/12/25(木) 午後 11:11 car*ou*he*ak

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こちらでは今日から公開だったので、早速観てきました。とても心に沁み入るいい作品で、ベストテンに入れたくなってしまいました。実は重松清の原作も読んで泣いてしまったのですが、この映画にも泣かされました。村内先生と園田君が、本気の言葉を交わしているシーンは胸に響きます。
新年最初の劇場鑑賞が、素晴らしい作品で良かったです。
TBいたします。

2009/1/3(土) 午後 9:28 出木杉のびた

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ほんと本気の映画でした。
全体に説明しすぎず、こちら側に解釈の余地を残す映画。
最近のハリウッドものってこれでもか・・とてんこ盛りすぎですから
このくらい引き算の作品が光ってみえますね。

2009/1/4(日) 午後 5:20 car*ou*he*ak

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こういった教師がいいですね。静かにそして不器用に生徒に向き合う。じっと生徒のそばにいるだけでいいんだ。やっぱりこれですよ。

2009/1/18(日) 午後 8:46 mossan

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もっさんさん。そうなんですよね。怒ったり、お説教したりしない。ただ生徒の気持ちになってただ寄り添ってくれるような・・そんな先生が今、最高だと思います。

2009/1/20(火) 午後 10:56 car*ou*he*ak

口数の少ない村内先生の一つ一つの言葉に重みがありましたね。
外側へ向けてマニュアル通りに体裁を繕うような学校側のやり方では、生徒たちの心に思いやりを芽生えさせる事はできないし、事件への責任を取ることは出来ないと思います。優しい眼差しで思いを伝える阿部寛の村内先生が素晴らしかったです。
様々な事を考えさせられた素晴らしい映画でした。
TBありがとうございました。お返しさせてくださいね。

2009/1/30(金) 午前 5:56 つらら

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つららさん。ほんとそうですね。学校ってどうも世間体のことしかいつも考えてないように思います。生徒たちの心をしっかりとつかめるというかただ寄り添ってるというのか?そういう先生が今の時代必要なのでしょうね。
物静かな先生が素敵でした。

2009/1/30(金) 午前 11:46 car*ou*he*ak

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