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*ウォッチメン*

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   ***STORY***             2008年  アメリカ
ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機…。かつて世界で起きた数々の事件の陰で、<監視者>たちがいた。彼らは人々を見守ってきたヒーローであり、“ウォッチメン”と呼ばれていた。そして今、一人の男が暗殺されたことからすべては始まった。殺害現場に残された血が付いたスマイル・バッジ。殺されたのはかつてのウォッチメンだった…。その事件を不審に思い、真相をかぎ回りはじめた“顔の無い謎の男”。彼が事件を追いかけていく先々で、かつてのヒーローが次々と殺されていく…。
                                  gooより        

これは難解!
シネコンで上映されているからポップコーン片手にエンタメ性を求めて見た人は??で
終わってしまうことでしょう。

今までヒーローものといえば勧善懲悪が当たり前で、どこからともなくやってきて
悪い敵を倒して帰っていくものでした。
ところが最近これが根本的に違ってきていていいことばかりではなかったり
はたまた悩めるヒーローがいたり・・

それでも今まではヒーローが単数だからまだわかりやすかったのですけれど今度は複数。
それぞれの人柄を把握するだけでも大変なので以下まとめておきます。

コメディアン*
彼は合衆国の諜報部員としてはヒーローだったのですが、ヴェトナム戦争では
とんてもないことしてるし、それからもワルモノ的なことばかり・・
でも人間的には憎めないところもありますし、彼は”迷って”ないですね。

ロールシャッハ*
違法に活動を続けている唯一のヒーロー。
トレンチコートにソフト帽をかぶっていてマスクをかけてますが白地に黒の模様が浮かび
あがってきています。
少女誘拐事件に関わったときに犯人が少女を殺害して犬に喰わせた事を知って人間に絶望し、
狂気に陥りました。彼がワナにはめられて監獄送りになりましたが、そこで待っていたのは
彼に恨みを持ってる人たちばかりでした。

DR.マンハッタン*
核実験に巻き込まれて全身を分解された後、自力で再構成して復活した世界唯一の超人。
ベトナム戦争を勝利に導いた他、ソ連に対する抑止力、国防の要として活動が許可されました。
彼の持つ能力によってアメリカの文明は大きく発展しているのですが徐々に人間性を喪失して
いくところがなんとも示唆的。
全身が水色でツルってしてます。あ・額の模様は水素原子のマークだったのですね。

ナイトオウル2世*
銀行家であった父の遺産で彼の自宅の地下にはとてつもない装備を整えています。
まじめそうで学者肌っぽい感じ。のんんびりと引退生活をしてましたが、再活動する決心をします。
ロールシャッハとの友情関係が続いています。

二代目シルクスペクター*
母である初代との関わりが描かれていてどちらも美人〜
黄色と黒を基調としたコスチュームとロングブーツを履き、長手袋をはめています。

                               一部、Wikipediaより


前半は・・というかほとんどが彼らとその背景の説明とともに物語は少しづつ進んでいきます。
ベトナム戦争に勝利し、ニクソン大統領が政権を守り続けるアメリカという設定。
実際はその逆だけれど・・

平和を維持するには、何らかの犠牲を伴わなって正義を貫かなければなりません。
そのための正義は何か?ということが哲学的の語られているような気がします。
それはベトナム戦争以降のアメリカがしてきたことを考えてみると明らかですね。
きっとほとんどのアメリカ人は善良で、自分たちは正しいと信じてきたのでしょう。
でも引いて考えるとそれは違う・・とこの作品では言いたかったのかもしれません。


・・でラストは核戦争のときのこと。
明らかにこれはキューバ危機のことでこの説はとっても面白いです。
ただ野暮なことをいうと私はこの危機を停めたのは、ソ連陸軍参謀本部中央情報部(GRU)大佐
ペンコフスキーだと思ってます。
その記事はキューバ危機の真実.

そしてこの映画のテーマはwho will watch the watchmen

これは結局今まで政治的にも経済的にも軍事的にも大国だったアメリカが
もう主導権は握れなくなってきてることを意味してるのでしょう。
う〜ん。。まだまだわからないことがたくさんの映画でした。


全体的に近未来っぽくてかなりクールな映像です。
でもどこか70年代後半のフィルムのような感じもするし、80年代のヒット曲
が使われていたりして、なんだかノスタルジックなところもあり、魅力的です。
ただ・・かなりコワイシーンがたくさん!なのでお気をつけくださいませ。


パトリック・ウィルソン・・『リトル・チルドレン』でケイト・ウィンスレットの不倫相手でした。
ジャッキー・アール・ヘイリー・・同じく『リトル・チルドレン』で子供に対する性的いたずらで長年投獄されていたロニー
独特な不気味さでしたがここではあのコワサはありません。



アラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ作画による、12巻のアメリカン・コミックで
カービー賞とアイズナー賞を受賞。
1988年にはヒューゴー賞の特別部門に選ばれ、同賞を受賞した唯一の漫画作品となりました。
2005年には、タイム誌によって1923年以降に発表された長編小説ベスト100に選ばれました。

監督 : ザック・スナイダー
原作 : アラン・ムーア 、 デイヴ・ギボンズ
出演 : ジャッキー・アール・へイリー 、 パトリック・ウィルソン 、 ビリー・クラダップ 、 マリン・アッカーマン 、 マシュー・グード

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YKさん。私も背景を理解するのが大変でしたがこのテイストは好きです。ちょっと難解ではありますが・・

2009/4/2(木) 午後 11:25 car*ou*he*ak

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オネムさん。私も長さは気になりませんでした。
歴史のことなどわかるともっと理解も深まるのでしょうが
なかなかそこまではいきませんでした。

2009/4/2(木) 午後 11:26 car*ou*he*ak

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怖いシーンはどうしましょう。。。でも、とっても観たくなる解説ですねっ♪

2009/4/3(金) 午前 1:15 [ - ]

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カミフロさん。そうなんです。けっこうコワイシーンがあるのですがでも生々しくないので耐えられます。
ちょっとむずかしいですが、なかなかいい作品だと思います。

2009/4/5(日) 午前 10:23 car*ou*he*ak

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コネント&TBありがとうございます。
あまり好印象を持てない作品でしたが、予備知識を持って
観ていれば、評価が違っていたかも?

ロールシャッハのマスクの表情は良いアイデア。

2009/4/5(日) 午後 10:02 [ k&k ]

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kun**hima*303さん。これ登場人物が多いし、わかりにくい
ですよね。そうですね。少し予備知識があると違うかもしれません。
あのマスクは色々変わって面白かったですね。

2009/4/5(日) 午後 11:53 car*ou*he*ak

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この映画は、アメリカの政治、宗教、歴史、このあたりを押さえているとけっこう面白く見られる映画だと思いました。
タイトル・ロールの感じや音楽の使い方は面白かったですね。
個人的にはちょっときれいにまとめすぎた感のある映画ですが、
原作をティストをここまで保持して映画化できたのはうまかったと思います。
TBさせてくださいね。

2009/4/6(月) 午後 10:18 [ miskatonic_mgs_b ]

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ミスカさんには”主旨や形が明快”な作品だったのですね。
私には未だどこが難解かすらわからない作品です。
音楽の使い方はレトロさもあるし好きな曲が多くてよかったです。

2009/4/7(火) 午前 0:14 car*ou*he*ak

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かなり残酷なシーンがありましたね。
原作はコミックでありながら、ヒューゴー賞に選ばれたりと、かなり評価の高い作品なんですね。哲学的な内容が、評価されているのかも知れませんが、娯楽を求めて観に来た方からは、あまり良い評判を聞きません。
僕は結構楽しめました。長さも感じない位でしたよ。
本当の平和のためには、多少の犠牲もやむを得ないのか、そんなことを考えさせられました。ただ、僕は何か他の解決手段がなかったかと思っております。
TBいたします。

2009/4/8(水) 午後 7:50 出木杉のびた

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難解ながらなぜか楽しめた映画でした。^^;
この世界観は面白いです。過去でありながらSFでもう一つの世界というのが興味深いです。
それぞれのヒーローも個性豊かな上人間ぽいところもよかったな〜
ラストも見事な締め方ですね。やはりああ来るかと思いました。
こちらからもTBさせてくださいね♪

2009/4/8(水) 午後 8:43 choro

ヒーロー映画のパロディであると同時に、アメリカ現代史のパロディでもあり、一歩間違えるとレスリー・ニールセンが出ているようなおふざけ映画になりそうなのに、とても真面目で、不思議な味わいの作品でした。

2009/4/20(月) 午後 8:18 [ 鉄砲弥八 ]

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まさしく大国アメリカが、かつては握っていた主導権を失いつつあるというふうにも
見てとれる作品でした。「強いアメリカ」を政治テーマに掲げていた80年代のレーガンが、
皮肉られている会話からも、そんなことが伝わってきました。本国でウケそうです。
日本人には、その映像マジックだけでもそれなりに楽しめましたけど。

2009/4/21(火) 午後 9:42 ffa**77

難解でしたが楽しめましたよ!コミックなんですよね〜わかるような気がします。フルチンのブルー男だけが浮いていたけど後はなかなか良かった!内容はちんぷんかんぷんでも笑えるシーンや迫力や怖いシーンがあればよくできていると思います。

2009/4/27(月) 午後 11:26 [ ゆちね ]

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こんなヒーローあり!?と面食らいました。
奥が深すぎてついていけず・・・残念でした。
アメリカの混迷を象徴しているのでしょうか。。。
TBさせてくださいね。

2009/12/20(日) 午後 11:47 Swan

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のびたさん。そうですね。いい作品だということはわかるのですがちょっと難解でした。
ほんと平和的な他の解決方法はなかったのでしょうか
こうくいう作品が多くなりましたね。

2009/12/21(月) 午後 9:01 car*ou*he*ak

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Choroさん。あ・そうそう過去なのにSFですね。確かに。
映画としてはすごい出来でしたね。
ラストはなるほど。そしてすごいと思いました、

2009/12/21(月) 午後 9:03 car*ou*he*ak

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鉄砲弥八さん。確かにパロディだったりブラックだったり。
不思議な感じの作品でした。

2009/12/21(月) 午後 9:04 car*ou*he*ak

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ふぁろうさん。ここ数年封切られてる作品にみられる傾向ですが
アメリカの持つ力が弱まってきてることがわかりますね。
それをちょっと客観的に描いているところがよかったです。

2009/12/21(月) 午後 9:06 car*ou*he*ak

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[ renonさん。元々コミックなのですよね。
だから映像的にもマンガっぽいところがありました。
確かにシーンとしては楽しめますね。

2009/12/21(月) 午後 9:07 car*ou*he*ak

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Swanさん。これコミックではありますが、奥が深くて
とてもじゃないけれど理解しきれませんね。
やはりアメリカの混沌とした感じとしてとらえるのが
いいのかもしれません。

2009/12/21(月) 午後 9:09 car*ou*he*ak

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